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塩乃華織(日本クラウン) 好評「きのくに線」 7月には大阪で新曲発売記念ライブ [インタビュー]

◆日本クラウンの歌手、塩乃華織が三連の心地いいリズムに乗って歌う新曲「きのくに線」(作詞・内藤綾子、作曲・西つよし)が好評だ。西の作品は前作「七尾線」に次いで2作続く。「塩乃の声は西が書くメロディによく合う」といった声も聞かれるほどである。7月には大阪で新曲発売ライブも開く。このところ1作1作と存在感を高めている彼女にとって、「きのくに線」は大きなチャンスであることに間違いなさそうである。

塩乃華織・FB.jpg
塩乃華織


 前作「七尾線」では、石川県の能登半島を縦断するJR七尾線を走る観光列車・花嫁のれん号を登場させるなど、今までの塩乃華織を大きく変えた歌唱は多くの演歌ファンを惹きつけた。その旅情演歌第2弾となる、今年5月に発売した「きのくに線」は舞台を和歌山に変え、軽快なリズムで前作にも増して多くの支持を得ている。

塩乃華織・きのくに線.jpg 前作から続く2作は<ソフト演歌>とも呼ばれている。今の演歌ファンに好まれているという。今まで声を張る傾向が強かった塩乃にとっては、新たな歌唱でもある。これがファンから思わぬ高い評価を得たようである。
 「練習量を含めて無理をし過ぎずに、自分にできる範囲でこなしています」と塩乃。

 新曲が発売される前の3月、よく晴れた暖かな日に塩乃は急に思い立ち、1人でJRきのくに線の電車に乗っている。曲の1番に出てくる無人駅の、古びた椅子があるだけの和深(わぶか)駅で降りてみたという。
 「次の列車まで2時間半もあったので、近辺を歩いてみたのですが、出会った地元の人からは何もない所だよ、と教えられ、ただボーッと海を眺めていました」

 「きのくに線」を含めて今まで歌ってきた作品は「自分が経験していないものばかり」(塩乃)なので、歌の舞台を訪ねるのは「主人公に近づける」のだという。


 塩乃華織としての歌手デビューは2009年の「失恋美人」(日本クラウン)からであるが、メジャーデビューは11年の「陽だまりの花」(日本クラウン)であった。
 歌を始めたのは。3歳の頃だという。祖母の影響が大きかった。歌手活動は大学生になってから、インディーズでスタートさせている。
 「メジャーになるまでには遠回りしたかもしれませんが、今につながっている多くの物を学べたと思います」

 今年3月で38歳になった彼女であるが、ひとつの悩みがある。
 これでいいのだろうか、どのように見られているのだろうか。ステージで笑顔を振りまく塩乃華織だが、いまひとつ自信が持てないでいるようである。
 「私って結構、心配性なんです。それはショーを楽しんでくれている人に伝わるので、これはこれからの塩乃華織が改善するところ なのです」
 存在感を高めつつある彼女がこれから大きくステップアップしていく課題なのかもしれない。

 7月12日には新曲「きのくに線」の発売記念ライブを大阪・堂山のライブハウス、umedaTRADで開く。当初は5月に予定していたが、新型コロナの影響を受けて延期になっていた。
 塩乃は2015年からワンマンライブを続けている。新曲発売記念ライブは番外編になるが、今までに25開催している。「自分のモチベーションを高めるのに繋がっており、チャレンジと勉強の場になっています」





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[塩乃華織 オフィシャルサイト]
https://ameblo.jp/shionokaori/
[塩乃華織 日本クラウン]
https://www.crownrecord.co.jp/s/c01/artist/shiono/news?ima=0033








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