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大好きさムード歌謡 去年ソロデビューした駿河ヤマト(はやぶさ) [インタビュー]

◆ 昭和歌謡の人気の高まりとともに、昭和30年代に流行ったムード歌謡曲への関心も高まっている。ところが、かつてムード歌謡曲を歌ってきた歌手たちにも高齢化が目立つ。そんな中で〈全身ムード歌謡曲〉といった若手がいる。新世代歌謡グループはやぶさのメンバーで、ソロ活動もする駿河ヤマト(日本クラウン)がその人。世は空前の昭和歌謡ブームで、彼への注目は高まるばかりである。

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写真・石原裕次郎の「夜霧よ今夜も有難う」が1番好きだと話す駿河ヤマト


 関西では今、ムード歌謡曲のライブを開催しようーといった動きがある。ムード歌謡曲の良さを往年のファンに味わってもらうというものである。

 「ムード歌謡曲のライブが開かれのならば客で行きますよ」
 歌手としての参加よりも、観客として楽しみたいーそう言って笑わせる駿河ヤマトは、石原裕次郎に憧れて歌手になった、と言ってもいいくらいのムード歌謡曲の大ファンである。

 裕次郎などが出演した30年?40代の映画は百本以上は見ているという。
 「もちろん裕次郎さんの歌はどれも好きで、もしイントロ当てクイズがあれば百点満点ですね」と笑うほど。

 しかも幼い頃の初恋の相手は浅丘ルリ子だというから徹底している。最大のライバルは「男はつらいよ」の寅さんだったようであったが。

■持ち前の低音を生かしたムード歌謡

 去年7月に30歳になった。はやぶさでデビューして12年になるが、その低音を生かしてムード歌謡〈風〉の楽曲を得意としてきた。

 2023年8月にはソロデビュー曲として出した「ズルい男に乾杯 ?」とカップリング曲の「純情25時」は、いずれも〈風〉が取れた正真正銘のムード歌謡曲になっている。

 発売当初はオリコンチャートでも1位を獲得するなど話題になったなど、期待が高まる。


動画・ムード歌謡の灯をもう1度

 ムード歌謡曲の黄金期は昭和30年?40年代であった。平成生まれの彼にとっては遠い昔の話である。
 石原裕次郎の代表曲のひとつ「銀座の恋の物語」が発表されたのも昭和36年であり、大好きな「夜霧よ今夜も有難う」でも昭和42年である。

 昭和30年代にはレコードデビューするバンドや歌手も増加して一大ジャンルを形成したが、今は発売される新曲も少ない。全盛期を知らない若い駿河だが「ムード歌謡曲のファンは多くいます。再びかつてのようなパワフルな時代を」と、期待を寄せている。

※写真・記事の無断使用はお断りします。


[駿河ヤマト オフィシャルサイト]
https://www.nagarapro.co.jp/top/artist/artist.php?id=166
[駿河ヤマト 日本クラウン]
https://www.crownrecord.co.jp/s/c01/artist/suruga-yamato/news?ima=0535&ct=ryuko








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