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福田こうへい、大阪・新歌舞伎座で2度目の時代劇に挑戦 特別公演「鯉名の銀平 雪の渡り鳥 / コンサート」 [舞台公演]

◆歌手福田こうへい(キングレコード)が大阪・新歌舞伎座で2度目の時代劇を熱演している。2024年2月9日から始まった新歌舞伎座開場65周年を記念した「福田こうへい特別公演」での芝居「鯉名の銀平 雪の渡り鳥」である。2部のコンサートでは1月1日発売の新曲「庄内しぐれ酒」などを歌っている。23日まで。 

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写真・福田こうへい特別公演のチラシ


 「鯉名の銀平 雪の渡り鳥」は長谷川伸の戯曲「雪の渡り鳥」が原作で、今回、池田政之が脚色・演出した。
 長谷川一夫や市川雷蔵、大川橋蔵といった往年のスターが銀平を演じて映画化もされているが、それを時代劇は22年11月の新歌舞伎座での「望郷 風の流れ旅」以来2度目という福田こうへいが挑んでいる。

 前回に次いでの股旅物。舞台は幕末の伊豆・下田。ラストの雪の中での乱闘シーンの殺陣は圧巻で、大好きだという時代劇を演じた福田は、殺陣をはじめ2週間の稽古で体重が3キロ落ちたという。

 そして臨んだ本番。「皆さんに助けてもらいましたが、初日ということもあって緊張しました」と話していた。
 また「足が短いので、刀を振り下ろすのが早くなるんです」と、笑わせる場面も。


 初日、2部のコンサートは約1時間半。自ら構成・演出したという。オープニングの「女舟」から新曲「庄内しぐれ酒」まで、オリジナル曲・民謡・昭和歌謡カバー曲を織り交ぜながら全21曲を歌った。

 前半に「沓掛時次郎」や「殺陣師一代」と時代劇に関した楽曲を選び、デビュー曲「南部蝉しぐれ」前作「天空の城」や得意な民謡も盛り込んだ。

 中盤は女性の心情を歌った「花街の母」「夫婦舟」など昭和歌謡曲6曲をカバー。エンディングではオリジナル曲を「天竜流し」「男川」「一番マグロの謳」「北の出世船」などを一気に聴かせた。

 初日の公演を終えた福田は「少し飛ばし過ぎた感じですが、芝居はこれからどんどん良くなると思います」と、来場を呼びかけていた。

 この特別公演は3月8日からは東京・明治座で上演される。


[福田こうへい特別公演 大阪新歌舞伎座]









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