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千葉一夫、川をタイトルに歌った44年 [インタビュー]

◆歌手千葉一夫(73歳)がデビュー44年を迎えている。彼には人生の例えにもされる「川」をタイトルにした楽曲が幾つかある。「カラオケでもたくさん歌われている」という人気曲も多い。

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写真・デビュー44年を迎えている千葉一夫


 千葉のオリジナル曲でタイトルに「川」が付く楽曲は5曲ある。
 「吉野川」(徳島県)「笛吹川」(山梨県)「白雪川」(秋田・山形県)「紀ノ川旅情」(和歌山県)「霧雨川」(架空の川)がそれである。
 実在する川はこのうち4曲だが、いずれも誰もが知る、名のある美しい川である。

 24年2月7日に発売したシングル「山吹の駅」は列車ものの演歌である。このカップリングとして収録されている「男新三流れ旅」は千葉が得意とする股旅もので、川の名前は出て来ないものの、歌詞には ♪ 明日は寝覚床(ねざめ)か 木曽桟(きそかけはし)か 〜 と、ちゃんと川(木曽川)を連想させている。

 流れ者の新三と木曽の急流を掛けたような歌詞は、渡世人の流転の人生そのものを表しているようで、心憎いばかりである。

 一方、表題曲のタイトルにある駅はそこを行き交う様々な人々のドラマの舞台ともなる場所である。川もまた人々の人生そのものに例えられる。やはり人生の舞台なのである。
 いずれも人の生き様を温かく表現するのが人気につながっている。

 1950(昭和25)年8月に千葉県銚子市で生まれた千葉の歌手デビューは80(同55)年である。
 この間のレコーディングは100回近くになるそうだから、そのキャリアの長さが分かる。

 新曲のいずれの楽曲も、キャリア44年の千葉だからこそ歌える、しみじみと人生を感じさせる作品になってるのであろう。

※写真・記事の無断使用はお断りします。


[千葉一夫 オフィシャルサイト]
https://bluesky1982.co.jp/talent/153153.html
[千葉一夫 キングレコード]
https://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=10093








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