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生駒尚子、ひな祭りライブ 原田ヒロシとひな祭りダンスも [ライブ]

◆河内音頭の音頭取りで歌手の生駒尚子(徳間ジャパンコミュニケーションズ)が桃の節句の2023年3月3日、東大阪市のライブホールMu's in 705でホリデージャパンの歌手、原田ヒロシらをゲストに招いて「ひな祭りライブ」を開いた。

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写真・盛り上がった「ひな祭りライブ」

 オープニングで生駒は、白ぬりした原田ヒロシと歌ったカバー曲「桃色吐息」(髙橋真梨子)では桃の花をイメージしたという、大きなつけまつ毛と桃色で統一したコスチュームで観客を楽しませた。

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写真・生駒尚子

 奇抜で面白い事が大好きな生駒と原田、バックのまるで3人官女のような女性応援団のダンスも交えて、オープニングから大盛り上がり。
 1部ではこの日のために生駒が練習を重ねてきた三味線を初披露してみせた。大先輩の原田のアシスト演奏もあって、緊張しながらの演奏を終えた彼女は、原田から花マルをもらって大感激。

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写真・生駒尚子

 また河内音頭の生駒会の生駒竜也会主の太鼓に合わせて「河内音頭」を披露。応援に来ていたカラオケレインボーの琴平能弘会長はステージで「今後も尚ちゃんを応援していきます」と、激励のコメントを送っていた。

 2部では生駒は新曲「天雅の海へ」から「父娘のれん」「ウミネコ情歌」などオリジナル曲5曲を歌って、「これからも一生懸命に頑張って歌っていきます」と話した。

 ゲストの原田は今夏にも新曲を発売する予定だが、この日は等身大の歌として人気の高い「秋時雨」を切々と聴かせた。
 また2年後の4月から7ヶ月間に渡って大阪 夢洲(ゆめしま)で開かれる大阪・関西万博を盛り上げる楽曲に相応しい「大大阪城(だいはんじょう)」も歌ってみせた。

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写真・原田ヒロシ
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南条敏若
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写真・生駒竜也

 また生駒会主も長渕剛の「巡恋歌」などをカバー、浪曲師の南条敏若はオリジナル曲の浪曲演歌「俺ら浪曲渡り鳥」を歌った。

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まつ毛を強調したメイクアップで桃の花をイメージした生駒


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青木美香子、日本語で歌うジャズライブ ジャズアレンジで歌った歌謡曲から演歌など [ライブ]

◆歌手の青木美香子が2023年2月23日、創業52年のジャズライブレストラン、ニューサントリー5で「昼下がりの日本語ジャズライブ」を開き、オリジナル曲からジャズアレンジした歌謡曲・演歌・映画音楽など全14曲を歌った。

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写真・毎回人気のジャズライブで歌う青木美香子


 青木美香子が開く、ちんどん通信社の林幸治郎がプロデュースする「日本語で歌うジャズライブ」は、2019年6月から毎月第4木曜日に開催してきた。「こうして毎月歌う機会があると、寿命も伸びると思います」と、青木は笑ってみせる。
 その彼女がオープニングで歌ったのは「想い出のサンフランシスコ」。
 1年前のライブでは「リモートで皆さんにお届けしました」(青木)といい、今回はコロナも吹き飛ばす想いを込めての1曲であった。

 1部では青木が大好きだという歌手で70年代のアイドル天地真理の「ひとりじゃないの」を聴かせた。「天地さんの歌は今聴いても新鮮に感じます」といい、毎回のライブで歌い続けている。
 また「ルパン三世」「大阪しぐれ」などアニメソングから演歌など自身のアルバム収録曲中心に多種多様なレパートリーを披露した。

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写真・天地真理の歌は欠かさない

 2部ではアレンジした菅原洋一の「知りたくないの」を林幸治郎のトランペット演奏を交えて歌ったほか、去年9月にリリースしたカバーアルバム「私のスイートメモリーズ〜愛と哀しみの昭和歌謡〜」に収録している「津軽海峡冬景色」も。
 オリジナル曲からは「優しい風」を ♫ 優しい風になりたい〜と、優しい笑顔で聴かせた。

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写真・歌う喜びを笑顔いっぱいに表す

 アンコールには「ラストダンスは私に」を用意して、最後まで会場を沸かせていた。
 次回は3月23日に同じニューサントリー5で午後7時から3部構成で行われる。

※写真・記事の無断使用はお断りします。


[青木美香子 オフィシャルサイト]
http://aokimikako.com/prof








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沖田真早美、新曲「雪枕」「恋の扉」大好きな大阪で歌う [ライブ]

◆大阪・八尾のJOKホールで2023年2月12日に開かれたキャンペーンイベント、「歌謡フェスタ」に出演した歌手沖田真早美(徳間ジャパンコミュニケーションズ)。デビュー28年目である。会場では前作の「残雪平野」をパワフルに歌い、去年11月に出した初めての小田純平作品である新曲「雪枕」では、愛する人を想う女性を切なく表現した。主人公の心中は雪が溶けるように情熱的。そんな歌謡バラードの評判は上々だと話していた。

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写真・切なく耐える女を歌う沖田真早美


 「(イベント会場の隣りの)東大阪は祖父の出身地なのです」
 神奈川県茅ヶ崎市で生まれた沖田真早美にも大阪人の血が流れているという。それだからか、「大阪は好きなんです。食べ物が美味しいでしょ。イカ焼きには1番感動しました。関東ではイカ焼きと言えば姿焼きのようなもの。大阪は違うでしょう」
 自らの性格を「太陽のようなあかるさ」とアピールするように、屈託なく大阪の魅力を話す彼女の表情は明るい。

 その沖田が歌う「雪枕」は、全く逆の耐える切ない女性が主人公なのである。伊藤美和が作詞し、小田純平が作曲した。
 イントロに小田のコーラスが入っている。これでも分かるように、演歌ではなく、切々と心情を吐露する情熱的なバラード仕立てなのである。
 真っ赤な髪飾りを付けたのもそのため。初めてオリコンチャート6位でスタートしたというのも、今作品の評価の高さを裏付けている。

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アイドル歌手のように「恋の扉」を歌う

 カップリングの「恋の扉」も評判が高い。同じ伊藤・小田の作品だが、こちらは打って変わって、アイドルのように恋の予感をアップテンポなメロディーで歌う。
 「気持ちだけはアイドル歌手になったつもりで歌っています。暗い世の中なので、心を明るくしてもらえるのでいいのかな」と沖田。

 高齢者に受け入れられるのか、と当初は心配したが、表題曲と共に「年配者からも人気で、皆さん歌ってもらっています」と胸を撫で下ろしている。
 「雪枕」は着物で歌うが、ディナーショーなどでは「恋の扉」はロングドレスを着る。髪型もオードリー・ヘップバーンに似せて、オールドファンの関心を引く。心憎いサービスである。

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写真・歌謡フェスタの出演者たち
左からみちごえゆう、沖田真早美、松山ひろし、岡田由美

 歌謡フェスタでは沖田のほか岡田由美(徳間ジャパン)みちごえゆう(テイチク)松山ひろしも出演。それぞれ新曲・最新曲などを歌った。

※写真の無断使用はお断りします。


[沖田真早美 オフィシャルサイト]
http://www.okitamasami.com/
[沖田真早美 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
https://www.tkma.co.jp/enka_top/okitamasami.html








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第304回大阪発流行歌ライブ、水城なつみ・六本木ヒロシ・高橋樺子・藤井香愛・音葉潤・伊東さちこが出演 [ライブ]

第304回大阪発流行歌ライブが2023年2月15日、大阪・心斎橋のライブハウス、BIG CATで開かれ水城なつみ・六本木ヒロシ・高橋樺子・藤井香愛・音葉潤・伊東さちこが出演した。18歳でデビューして、今年5月で10年目に突入する水城なつみがトリを務め、「少しずつ大人の階段を昇っています。普段は家でお酒を呑むのが好きです」と話して、会場を沸かしていた。

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写真・第304回大阪発流行歌ライブの出演者たち


 水城なつみは去年6月に発売した「玄海みれん」や自己紹介を兼ねた作品という「なつみの数え歌」など5曲を歌った。ステージではデビュー当時の事を振り返って、「初めて地方でキャンペーンをしたのは関西でした。その頃は毎日の仕事をどう乗り切るかに必死でした。弟はデビュー間もない力士で、10年前の私と同じように頑張っています。来月は三月場所で大阪にやって来ます。応援をしてやって下さい」と、弟思いの一面を見せていた。

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写真・水城なつみ

 新曲「玄海みれん」は、未練を断ち切る強い女性を歌ったドラマティックな演歌。勇壮に歌うそれは「13枚出した今までのシングルの中でも、1番馬力を使う作品ですが、楽しく歌っています」という。
 カップリングの「艶花いちりん」は、彼女にとって初めての夫婦演歌である。


 六本木ヒロシは両親が共に高校教師という厳格な家庭に育った。母親に後押しされて上京。「男道」でデビューして、東京・六本木のクラブで歌っていたという。
 この日はデビュー曲のほか、最新曲「切札」そのカップリング曲「拍手(てばたき=群馬県の方言)」などを歌った。

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写真・六本木ヒロシ

 「切札」は歌手和田青児が星つかさの名前で作曲をしている。「男は切札を出したらお終いだよ、という男の意地の大切さを歌っています」と、歌手としての大成を目指す彼自身を表現したかのような楽曲でもある。


 高橋樺子は5年ぶりの出演であった。師匠で作詞家のもず唱平か沖縄で立ち上げた音楽レーベン会社、UTADAMA MUSICの第1号歌手でもあり、自らも沖縄に移住して歌手活動を続けている。その最初の楽曲が「さっちゃんの聴診器」。先ごろ大阪市内のライブハウスで新曲の発表ライブを開いたばかりで、この日も自分のコーナーの最後に披露した。

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写真・高橋樺子

 デビューは2011年。東日本大震災に見舞われた東北地方の人たちを元気付けようと作られた「がんばれ援歌」がデビュー曲であった。当時から平和をテーマに歌い続ける彼女は、もずが体験した実話に基づいて書かれた「母さん生きて」も歌った。


 藤井香愛はデビュー5年目。去年はレコード大賞作曲家協会選奨を受賞している。この日ステージでは「これからも責任を持って頑張りたい」と、抱負を表した。
 前作で4枚目のシングル「一夜桃色」やカバー曲と共に、新曲「夢告鳥」は今年1月の発売。自立する女性を歌っており、今の女性の生き方を表現したもの。

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写真・藤井香愛

 大阪に来るたびにオリジナルの「関西語帳」を作るのが楽しみだという。今回も会場のファンから教えられた「儲かりまっか」を早速追加した。関西で1人でも多くのファンを作ろうという藤井ならではの工夫のようで、いく先々で大阪弁などに耳を傾けている。


 推薦曲コーナーに出演したのは音葉潤伊東さちこの2人。音葉はポップスの男性ユニット、ザ・ルーツでも活動する。高知県出身の彼が大阪で活動を始めて約15年になる。去年からは歌謡曲も歌い始めている。この日は「ど阿呆」「歌うよ」の2曲を披露した。

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写真・音葉潤
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写真・伊東さちこ

 伊東は演歌が好きな大阪出身。すでに9枚のCDをリリースしており、1月に発売したばかりの新曲「月下美人」と、カップリング曲「好きや」を歌った。「月下ー」は「儚い禁断の愛を歌っています」という。

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[大阪発流行歌ライブ]
http://hayariutalive.com/








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第207回KOBE流行歌ライブ、西方裕之・塩乃華織・可愛ゆみ・みちごえゆう・舞乃空が出演 [ライブ]

「第207回KOBE流行歌ライブ」が2023年2月9日、神戸市中央区の神戸ハーバーホールで開かれた。デビュー36年のベテランからデビュー2日目の新人まで5人が出演。新曲やそれぞれの思い出の歌を聴かせた。

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写真・第207回KOBE流行歌ライブの出演者たち


 1989年発売のデビュー3枚目のシングルで、新曲のカップリングに再収録した新録盤「遠花火」から歌った西方裕之(キングレコード)は、「今、こうしてステージに立っていられるのは、この歌があったからです」と感謝の気持ちを表した。

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写真・西方裕之

 また「36年前のデビューに際して故星野哲郎先生に7曲を書いてもらいました。そのひとつがデビュー曲となった『北海酔虎伝』でしたが、前々作の『出世灘』もまたその1曲でした」と、デビュー当時のエピソードも披露するとともに、その「出世灘」を歌った。

 新曲「おまえひとりさ」は1年前の2月9日に発売された。時期は新型コロナ騒動の真っ只中。西方は「実際に生歌を聴いてもらえる機会がなかった。キャンペーンもやっていません」と話し、このコーナー最後に新曲を披露した。


 一方、2月8日にデビューしたばかりの、ほやほやの新人舞乃空(まのあ、日本クラウン)は、目下、高校3年生。ジャケット写真のセーラー服姿にはまだ、あどけなさが感じられる。

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写真・舞乃空

 急きょ決まった今回の出演で、デビュー曲で初恋をテーマにした「うたかた」と、カップリング曲の旅立ちと送り出す人たちを歌った「春凪」の2曲を披露した。
 舞乃空は「皆さんの温かい応援を嬉しく思っています」と、頭を下げていた。


 出演が予定されていた川野夏美が体調不良で休演したのに伴い、こちらも急きょの出演となった塩乃華織(日本クラウン)は、今、ノリに乗っている歌手のひとり。4月5日には新曲「白夜行」を発売予定で、ワンコーラスながらもいち早く聴かせた。
 「女性の情念を歌ったドラマチック演歌」(塩乃)で、作詞は朝日奈京仔、作曲は西つよし。CDの予約販売では予想外の枚数が確保できるなど、期待の新曲となりそうである。

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写真・塩乃華織

 この日は最新曲の「命さらしても」前作の「きのくに線」も歌い、3月28日に大阪・堂山で開催する定期ワンマンライブの来場も呼びかけていた。


 去年10月にテイチクからデビューしたみちごえゆうは、このライブ初出演。まずは17年のインディーズ時代に出した5枚目のシングル、父娘の絆を歌った歌謡曲「きづなみち」から聴かせた。

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写真・みちごえゆう

 ポップスから演歌・歌謡曲まで幅広いジャンルをこなす。23歳で上京するが、7年前に大阪に戻り、地元門真市から全国へ発信する活動に切り替えている.
 4月23日には門真市民文化会館ルミエールホールで、山本譲二・木下結子らをゲストに迎えてコンサートを開く。

 「40歳でのメジャーデビューを果たしました。夢を諦めないで頑張ってきたからこそ、今があります」と、そんな想いがこもったテイチクデビュー曲「花は花」を歌った。


 可愛ゆみ(テイチクレコード)は、3年前に「下北ひとり」でデビューしている。これを歌うと共に、去年10月発売の新曲「垂雪〜しずりゆき〜」とカップリング曲の「花の路・花の時」などを歌った。新曲は内藤綾子作詞、西つよし作曲。

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写真・可愛ゆみ

 「垂雪ー」は道ならぬ恋に苦しむ女性を歌い、「花のー」は山辺の道をはじめ地元奈良の名所が散りばめられている「心温まる」(可愛)内容の作品である。

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成世昌平ら6人が新曲などを歌唱  第230回関西発歌謡曲応援の会 [ライブ]

成世昌平(日本クラウン)はじめ6人の歌手が出演した第230回関西発歌謡曲応援の会が2023年1月30日、大阪・梅田のライフハウス、ロイヤルホースで開かれた。

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写真・出演者たち


 成世昌平は〈極上の4曲〉を聴かせた。1曲目は50万枚とも言われる自身1番のヒット曲の「はぐれコキリコ」。これによって「ほぼ紅白への出場が決まり、一応東京へと声がかかりましたが、結果は落選でした」(成世)というエピソードがあるほど。
 この日のライブでは、彼を目当てに集まる観客も少なくない中、続いて「鶴の舞橋〜津軽山唄入り〜」「三十石船哀歌」新曲「雪折れ竹」を歌った。

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写真・成世昌平

 「鶴の舞橋」は、津軽富士見湖に架かる全長300メートルの木造橋としては日本一の長さの三連太鼓橋である鶴の舞橋を舞台に歌ったもので、「はぐれコキリコ」に次ぐヒット曲。「湖面に映る橋の姿が美しいことでも知られ、一見の価値ありです」と解説。

 「雪折れ竹」は成世が子供の頃、出身地の広島・三次で実際に耳にした、重たい雪に耐えかねてポーンと音を立てて折れる竹をモチーフに歌った作品。
 観客はいずれもドラマ性たっぷりの楽曲に聴き入っていた。


 また3度目の出演の大川勝義(キングレコード)は2枚目のシングル「初恋御堂筋」を、小芝陽子(メロディーレコーズ)は「夢白夜」を歌った。

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写真・大川勝義(左)と小芝陽子

 元女優で小学校教師の長山悦子(キングレコード)は「城崎ふたり」を、山名眞はかつて大阪のキャバレー歌手として鳴らした頃のカバー曲「暗い港のブルース」(ザ・キング・トーンズ)などを聴かせた。

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写真・長山悦子(左)と山名眞

 南さちこ(ミファソラシド ミュージック)は今年1月発売の新曲「道行き恋」などを歌った。

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写真・南さちこ

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高橋樺子、西成のマザー・テレサを歌う「さっちゃんの聴診器」 新曲発売記念ライブ開く 大阪・十三 GABU [ライブ]

◆大阪から沖縄に活動拠点を移している歌手高橋樺子(UTADAMA MUSIC)が新曲「さっちゃんの聴診器」(作詞・もず唱平、作曲・矢島敏)の発売日の2023年1月26日、大阪・十三のライブハウス、246LIVEHOUSE GABUで新曲発売記念ライブを開いた。新曲は沖縄の島唄と本土のやまとうたの〈混血〉ソングを目指す沖縄発新レーベルのUTADAMA MUSICの第1弾で、西成のマザー・テレサと呼ばれ34歳の若さで亡くなった女医の矢島祥子さんへの哀悼歌である。

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大阪・十三のGABUで歌う高橋樺子


 オープニングで高橋樺子は「さっちゃんの聴診器」を披露。♫ もっと生きたかった この町で 〜 で始まるこの歌は、高橋らを伴って沖縄に移住した作詞家もず唱平が22年に立ち上げた沖縄発の新レーベル、UTADAMA MUSICが初めて世に問うニューシングルである。
 高橋にとっては「四丁目のスナック」以来、5年ぶりのシングルになる。

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「さっちゃん」の想いが届けと歌う高橋樺子

 「さっちゃんの聴診器」の主人公のさっちゃん(矢島祥子さん)は、大阪・西成でホームレスや日雇い労務者など地域の人たちを診療し続けたが、若くして死ななければならなかった。その無念を歌ったのが「さっちゃんの聴診器」である。

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歌の主人公の実兄がリーダーの夜明けのさっちゃんズ

 作曲をした矢島敏はさっちゃんの実兄。彼女が生きた町が舞台となる「釜ヶ崎人情」を、かつて彼がライブで歌った時のこと。そこで偶然にも、歌の詞を書いたもず唱平と出会ったのてあるが、それがきっかけで今作の制作につながったという。
 この日のライブでも矢島は、バンドグループ夜明けのさっちゃんズのリーダーとして参加。演奏などで高橋の歌をを盛り上げた。

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夜明けのさっちゃんズのメンバーと
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震災被災地など行っている健康体操も披露

 さっちゃんは研修医時代に沖縄で働いている。これも不思議な因縁であるのだが、彼女はその後、大阪の病院に就職して、西成のあいりん地区でホームレスの医療などを行うボランティア活動にも従事することになる。
 その献身的な活動から〈西成のマザー・テレサ〉とまで呼ばれるが、09年に亡くなっている。

 彼女の志を広く世に伝えようと、「さっちゃんの聴診器」を歌う高橋は、11年に東日本大震災の被災地の人々を元気づける歌として作られた「がんばれ援歌」で歌手デビューしている。
 以来〈平和〉をテーマに歌い続けており、「さっちゃんー」も新たな形の平和を考えさせる作品として注目されている。

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やっぱり「がんばれ援歌」

 ライブで高橋は「がんばれ援歌」「四丁目のスナック」などのオリジナル曲や、もず作品の中から「花街の母」「釜ヶ崎人情」「はぐれコキリコ」などのヒット曲、さらにはUTADAMAレーベルの未発表オリジナル作品の「うりずんの二人」など3曲も披露した。

 自らは新レーベル会社の社長には就かず、顧問であるというもずは、拠点を沖縄に置いたことについて、この日、次のように話した。
 「歌作りの根本には、ワールドミュージックとの混血(異文化の融合)によって生まれているという現実があります。沖縄は同じ国内でありながら、全く違う音楽が存在する土地であることが、その大きな理由です」

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沖縄での音楽作りの持論わ語るもず唱平

 また高橋は久々の大きな会場でのライブを終えて、「今は沖縄をベースに一生懸命突っ走っている状況です。これからも頑張っている私を見ていてほしいです」と、集まったファンに呼びかけていた。

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沖縄から世界へ
 
 高橋は今後、2月15日には大阪・心斎橋のBIG CATでの大阪発流行歌ライブに出演するほか、同19日には沖縄県那覇市のメインストリート国際通りで路上ライブを予定。「さっちゃんの聴診器」を聴かせる事になっている。

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[高橋樺子 オフィシャルサイト]
https://utadama-music.com
[高橋樺子 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
https://www.tkma.co.jp/enka_top/takahashi_hanako.html








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塩乃華織、umeda TRADで34回目のワンマンライブ オリコン演歌・歌謡スペシャル2022 年間TOP100で初の70位を70位を報告 [ライブ]

◆新曲「命さらしても」が昨年のオリコン年間TOP100で初めて70位にランキングされた事を報告しますー。歌手塩乃華織は2023年1月24日、大阪・堂山のライブハウス、umeda TRADで開いた第34回ワンマンライブでこう話した。そして「今までの中で最高のランキングです。さらにパワーアップしていきたい」というと、ファンからは「もっともっと頑張れ〜」と声援も。ライブでは、この「命ー」からメジャーデビュー曲「陽だまりの花」やカバー曲など15曲を歌った。

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写真・昨年のオリコン年間チャートで70位を報告して歌う塩乃華織


 「命さらしても」は22年4月に発売され、各地でのキャンペーンや歌謡ショーへの出演を繰り返してCD販売を積み上げてきた。昨年末にはBS日テレ・ニッポン放送などが生放送し、インターネットテレビABEMAも生配信する「第6回ももいろ歌合戦」への6回連続出場を果たし、日本武道館で歌唱している。

 塩乃は「この楽曲で(歌手として)1歩前進出来たと思っています」と初の100位内を確保出来た事の喜びを語った。
 本来ならライブ最後でこの歌を聴かせるところであるが、オープニングの2曲の後のMCに続けて歌って、ファンと感動を共有した。

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写真・塩乃華織

 「命さらしても」同様に評判が高いのが、続けて歌ったカップリング曲の「Rain」である。〈両A面〉的な今回の作品で「歌っていても(胸が)キュンとなる切ない作品です」と、女性らしい感想も。
 両作品とも「愛してはいけない人を愛してしまった大人の世界を歌った作品です。たくさんの皆さんに受け入れてもらって嬉しいです」と塩乃。

 この日のライブでは普段はあまり歌わない「しあわせ招き猫」「じんわり酒」と、いずれもカップリング曲を歌って、会場から解禁されたという客席のラウンドも行い、写真撮影に応えていた。

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写真・久々に客席をラウンドする

 毎回、ひとつのテーマに沿って選曲したカバー曲の歌唱では、朝ドラから選んだ注目曲を聴かせた。「春よ、来い」「長崎の鐘」「夫婦みち」「365日の紙飛行機」の4曲で、とりわけ「365日ー」は「メッセージ性があって、自分を鼓舞してくれたものであった」という事から選んだという。

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写真・ステージに立つのが楽しいと塩乃

 ライブの最後は前作の「きのくに線」に続いて前々作の「七尾線」。「今でも『七尾線』は聴きたい歌としてリクエストが多い」という。「(『命さらしても』につながる)転機を作ってくれた1曲です」と、塩乃は感慨深げであった。
 アンコール曲は「ほっといてんか あんな阿保」で、賑やかにステージを閉め、「ライブで歌えるのは嬉しくて嬉しくて、少しでも多くのステージに立てるように頑張ります」と話していた。

※写真・記事の無断使用はお断りします。


[塩乃華織 オフィシャルサイト]
https://ameblo.jp/shionokaori/
[塩乃華織 日本クラウン]
https://www.crownrecord.co.jp/s/c01/artist/shiono/news?ima=3316








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第303回大阪発流行歌ライブ、浅田あつこ・花咲ゆき美・男石宜隆・友貴一彰・池上園美が出演 [ライブ]

第303回大阪発流行歌ライブが2023年1月18日、大阪・心斎橋のライブハウス、BIG CATで行われた。浅田あつこ(徳間ジャパンコミュニケーションズ)が約3年ぶりの新曲を歌い、花咲ゆき美(日本クラウン)は6年ぶりの出演を楽しむ表情。男石宜隆(テイチクレコード)は3年ぶりの出演で、金沢出身の友貴一彰(徳間ジャパンコミュニケーションズ)は初出演。それに池上園美も久々に出演した。

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第303回大阪発流行歌ライブの出演者たち


 浅田あつこの新曲の「海峡雪しぐれ」、それに前作の「米原の雪」18年前のデビュー10周年記念曲「紅い川」など5曲を歌った。
 「新曲は1番2番と歌い進めていくに従って、切ない想いが高まっていきます」
 と、前作に次いでの〈雪シリーズ〉の作品をアピールした。

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浅田あつこ

 新曲のカップリング曲「西成の櫻(はな)」は彼女にとって珍しい男歌。「女性が歌っても歌い易くて、気持ちを発散するのにもいい、と評判」だという。
 「デビュー当時から新曲のたびに歌わせてもらっている流行歌ライブだけに、今回はめっちゃ嬉しいです」と、出演出来た事を喜んでいた。


 花咲ゆき美はデビュー16年目。まずは2020年の「雪窓」から歌い、道ならぬ恋を歌った新曲「冬岬」へと続けた。大気と海水の温度差が大きい日に見ることが出来る、2つの円が上下に重なる<だるま夕陽>をテーマに曲を作りたい、というディレクターの熱い想いが、この作品を作り上げたという。

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花咲ゆき美

 「だるま夕陽を見ると幸せになる、と言われています。私はまだ見たことがないのです」と花咲。
 しかしこれを見たであろう歌の女主人公からは、この恋を自分の手に奪い取ってみせる、と強い意志を感じさせる歌である。
 花咲にとっては初めての浜圭介(作曲)による作品である。


 男石宜隆は3年ぶり5度目の出演であった。2019年発売の「閨(ねや)の月影」から新曲「那智の恋滝」(22年)まで5曲を歌った。
 この日も歌った「大阪泣かせ雨」(16年)が彼のテイチクメジャーデビュー曲である。ところが実際にはそれ以前に、歌手デビュー曲「貴船川恋歌」をテイチクから発売しているから、今年でテイチクデビュー12年ということになる。

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男石宜隆

 久々のこのライブでは新曲「那智の恋滝」のカップリング曲「浜のれん」も歌った。
 メイン曲の「那智のー」は、和歌山・龍神村に伝わる平維盛と村娘お万の恋を題材にした作品。維盛は宮廷では光源氏の再来とまで言われた美貌の貴公子。悲恋に終わる2人の仲を切なく歌った。


 友貴一彰は初出演。金沢市出身で、山形県でデビューしたという。今年2月でデビュー13年目を迎える。その記念曲とも言えるのが、2月にリリースする「金沢の夜」。出身地の城下町金沢を歌った作品でひと足早く、カップリング曲でムード歌謡の「花言葉」と共に披露した。

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友貴一彰

 「いつかは出演したかった」という大阪発流行歌ライブだけに、声も張り上げて大張り切りの歌唱。この日はデビュー第2弾の「虹を抱きしめて」20年発売の切ない女心を歌った「悲しみの雨」。そのカップリングでムード歌謡の雰囲気を感じさせる「アデュー横浜」も歌った。


 推薦曲コーナーの池上園美は、大阪市内でカラオケ喫茶店を経営しており、17年に「YUME NO RAN -夢魁-」で歌手デビュー。三味線、小唄、日舞もこなす。
 2度目の出演で、デビュー曲と去年発売した2枚目シングル「心の・・・ともしび」を披露した。

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池上園美

※写真・記事の無断使用はお断りします。


[大阪発流行歌ライブ]
http://hayariutalive.com/index.html








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チョン・テフ、元気に49歳のバースデーライブ ピンクの頭髪で新曲披露 [ライブ]

◆徳間ジャパンコミュニケーションズの歌手、チョン・テフが、49歳の誕生日の2023年1月13日、大阪・京橋のライブレストラン、ベロニカでバースデーライブを開いた。4年前から体調がすぐれない状態が続いていたが、元気な姿で新曲を歌い、プレゼントされたバースデーケーキを披露していた。

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ピンクに染めた頭髪で歌うチョン・テフ


 ライブでは23年1月4日発売の新曲「止まない雨」と前作の「銀のロザリオ」をはじめとしたオリジナル曲や、カバーアルバムの中から「酒場にて」など全14曲を歌った。
 去年は「銀のロザリオ」をリリースしたものの、体調を壊して休養することもあって、満足な活動も出来なかった。しかしそのような中で、今年の新曲に向けての準備に意欲を燃やすなど頑張りを見せ、この日のライブにこぎつけた。

 そんな彼を応援しようと遠くは北海道からや東京、名古屋、岡山などからも駆けつけた熱いファンもいて、この日の誕生日を祝った。
 「3年ほど皆さんに会えなくて辛い思いをしましたが、こうして目の前で歌えることは大切な事で、1曲1曲を真心込めて届けます」と、まずオープニングは新曲のカップリング曲「一秒の薔薇」。続けて前々作の「冷たい雨」前作のカップリング曲「甘い束縛」を歌った。

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新曲「止まない雨」は好調なスタートを切っている

 この日のチョン・テフは頭髪から衣装までピンク色という〈ド派手系〉のいで立ち。去年は「銀のロザリオ」に合わせてシルバーで統一していたが、今回は新曲発売の企画段階では、「一秒の薔薇」が表題曲になるはずであった。それに合わせてピンクの薔薇をイメージして髪の毛を染めた。
 ところがよくある事ではあるが、カップリング候補が突然にメイン曲になってしまった。発売まで日数もなく、もう元に戻せなくなったという訳なのである。

 「髪の毛は伸びますから、こまめなメンテナンスも必要で大変なんですよ」
 なのだが、少なくとも1年は続けたいという。

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49の歳誕生日をたくさんのファンから祝ってもらった

 チョン・テフが日本でデビューしたのは2013年であった。今年で10年になる。韓国出身の彼は元々、歌って踊るアイドル歌手として16歳の時に韓国の芸能界でデビューしている。歌手歴は日韓合わせると33年になるというから、押しも押されぬベテラン歌手の域に達している。

 「この間、思うようにならなくて辛いこともありましたが、日本でデビュー出来て幸せでした。これもファンの皆さんの温かい応援があったからです」とチョン・テフ。

 ライブのクライマックスでは「銀のロザリオ」、そして新曲の「止まない雨」を歌った。「『止まない雨』はオリコンランキングが7位でスタートしました。聴きやすく、歌い易い楽曲です」と、アピールしていた。

 最後はアンコールに応えて、チョン・テフが作曲した「ステージ」と、カバーアルバムにも収録している「駅」を歌った。

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アンコールにも応える

 2月17日には大阪・心斎橋の心斎橋パルコ スペース14で、3月1日には東京・築地のブルームードで、日本デビュー10周年を記念した、生バンドによるライブ「ジョイフル ワールド 2023」を開くことを報告。「今までたくさんの愛を頂き、ありがとうございました。これからも温かく見守って下さい」と呼びかけていた。

※写真・記事の無断使用はお断りします。

[チョン・テフ オフィシャルサイト]
http://jungtaehu.com/
[チョン・テフ 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
https://www.tkma.co.jp/enka_top/jung-taehu.html









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道頓堀歌謡ONステージ、満員の新春公演  声出し応援もOK 賑やかに盛り上がり [ライブ]

◆1回目と2回目の公演を合わせて延べ17人の歌手・舞踊家が出演した道頓堀歌謡ONステージの新春公演は、いずれの公演回ともに満員で、声を出しての応援も認められたこともあり、会場は久々の盛り上がりを見せていた。

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道頓堀歌謡ONステージの2023年新春公演


 出演したのは1回目公演がむつみせい(舞踊)遥ゆき、吉野悦世、長山悦子、宮本静、弥栄真里子、奈美京子、林健二で、2回目公演はむつみせい(舞踊)松山陽子、中峰美由、あずみ万里子、北川紀恵、新和永梨、七海りか、藤みえこ、林健二の延べ17人。

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遥ゆき
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吉野悦世
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長山悦子

 遥ゆきは去年7月に出した「津軽・おんな流れ旅」などを、ミヤコ蝶々の最後の弟子である吉野悦世は「大好きやねん通天閣」などを、女優・小学校教師といった経歴の後に歌手デビューした長山悦子は「城崎ふたり」などを歌った。

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宮本静
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弥栄真里子
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奈美京子
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林健二

 地元和歌山の歌を歌い続け将来は〈華岡青洲の語り部〉を目指すという宮本静は「樫野崎の絆~カイロスの星~ 」などを、弥栄真里子は「惚れたんやろか」などを、奈美京子は「母娘夢舞台」などを、座長の林健二は1、2回通しの出演で「通天閣の三度笠」などを歌った。

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松山陽子
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中峰美由
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あずみ万里子
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北川紀恵

 北海道・苫小牧からやって来た松山陽子は「幻のタンゴ」などを、中峰美由は「湯村湯の街おんな街」などを、横浜から来演のあずみ万里子は「愛が消えないように」などを、北川紀恵は「北の桟橋」などを歌った。

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林健二・宮本静(左)
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林健二・藤みえこ(左)

 恒例の林とのデュエットコーナーでは1回目は宮本静と「浪花恋しぐれ」を、2回では藤みえことも歌った。

※写真の無断使用はお断りします。








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入山アキ子、大阪で2回目のアコースティック・オトコウタライブ ピアノに合わせての5曲など全15曲歌う [ライブ]

◆歌手入山アキ子(テイチクレコード)が2022年12月18日、大阪・心斎橋のニューオーサカホテル心斎橋で、大阪で2回目となるアコースティック・オトコウタライブ in 大阪を開いた。10月に発売したデビュー15周年記念曲「一泊二日」を披露したほか、ピアノに合わせてのコーナーではオリジナル曲「紀淡海峡」など5曲も聴かせた。新曲には「ヒットするまで歌い続けます」と強い想いを示した。

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ピアノ伴奏で男歌を歌う入山アキ子


 オトコウタライブはアコースティックピアノで入山アキ子の声に合った男歌を選曲して聴いてもらおう、と全国で展開している彼女の新たな挑戦イベント。大阪では今年8月に次いで2度目の開催である。

 1部と2部に分かれて、1部ではオリジナル曲を中心に、新曲の「一泊二日」や前作「人生七曲り」15年前のデビュー曲「ザンザ岬」など8曲を歌った。
 10周年記念曲の「知床岬」は北海道を舞台にしているが、ライブにはその北海道から、はるばるやって来た女性ファンが友人を伴って応援。入山も「そのパワーをもらって」歌っていた。

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 入山は作曲家の故鈴木淳、元ワクイ音楽事務所元社長の故和久井保、芸能事務所アミューズ元社長で音楽プロデューサーの松崎澄夫らをはじめ音楽業界を代表する人たちや、全国に散らばる数多くの熱心なファンに支えられて15周年を迎えている。
 とりわけこのアコースティック・オトコウタライブでは、松崎が歌唱曲を選曲してプロデュースしている。

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 ピアニスト木谷悦也のピアノ演奏「あわてんぼうのサンタクロース」で始まった2部は、その木谷のピアノで松崎が選曲した男歌「時の過ぎゆくままに」(沢田研二)「嫁に来ないか」(新沼謙治)「北の旅人」(石原裕次郎)「見上げてごらん夜の星を」(坂本九)の4曲を入山がたっぷりと聴かせた。

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 2部のラストソングは「一泊二日」。道ならぬ恋を歌った歌で、「ドラマを感じてもらえる内容で、常に前向きにヒットするまで歌い続けていきたい」と、この楽曲への意気込みを見せた。

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次回のアコースティク・オトコウタライブ in 大阪は来年3月26日と報告

 またアンコールに応えて「For you・・・」を、この日集まってくれた人たちに感謝を込めて歌い、「皆さんと巡り会えなかったら今日という日はありませんでした。もうひと回り大きな歌手へと成長していきます」と、語りかけた。

 入山は来年3月26日には同じ会場で、大阪における第3回目のアコースティック・オトコウタライブを開催することも報告してファンを喜ばせた。

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熱い応援を寄せるファン囲まれる入山アキ子

※写真・記事の無断使用はお断りします。

[入山アキ子 オフィシャルサイト]
https://xn--cckwa042wikihmb.jp/
[入山アキ子 テイチクエンタテインメント]
https://teichiku.co.jp/teichiku/artist/iriyama/








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道頓堀歌謡ONステージ  11月公演 林健二・初出演の高山竜一ら8人が出演 [ライブ]

◆歌手の林健二が座長を務める「道頓堀歌謡ONステージ」の11月公演には長山悦子・弥栄真里子・中峰美由・京香・高山竜一・むつみせいらが出演。1回目の公演に出演した中峰はトリを務め、初出演の高山は2回目の公演で歌い、「大阪から全国へ羽ばたいていきたい」と抱負を語っていた。

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「演歌兄弟」をデュエットする林健二(右)と高山竜一


 2回目公演に出演した高山竜一は広島市出身のデビュー6年目である。今春から拠点を関西に移したが、今は広島と関西で活動している。
 元サラリーマンで口数は少なく、「大阪の人はよく喋るので、口下手な僕が上手くやっていけるか心配しましたが、皆さん温かい人が多くて助けられています」と話していた。
 この日は最新曲の「螢炎(ほたるび)」と前作「愛の終焉」などを聴かせた。

 会場からは早くも〈リュウちゃん〉コールが飛び出して、5年前からSNSで交流があったという座長の林健二も「高山君をよろしく」と応援を求め、2人で「演歌兄弟」をデュエットしていた。

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写真・高山竜一

 このほか、お馴染みの歌で全国を旅するメドレーを、1回目の公演で歌った長山悦子は、悦っちゃんコールの中、ファンからお米をプレゼントされて大喜び。オリジナル曲「城崎ふたり」も披露した。

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写真・長山悦子

 弥栄真里子「よさこい女節」「惚れたんやろか」のオリジナル曲を。
 トリの中峰美由は15周年記念アルバムの収録曲の中から「歌に感謝」「海鳴り日本海」といった新曲を披露した。林健二と「旅路川」(真木ことみ)をデュエットも。

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写真・弥栄真里子
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写真・中峰美由

 金沢からの出演の京香は、「悪女になって」「道頓堀えれじい」のオリジナル曲を歌うと共に、サプライズゲストの光岡洋と「都会の天使たち」をカバーした。

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写真・京香
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写真 光岡洋・京香

 座長の林健二「通天閣の三度笠」カップリングの「あの日の君に」といったオリジナル曲と共に、「俺でいいのか」「王将」などのカバー曲も披露した。

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写真・林健二
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写真・むつみせい

※写真・記事の無断使用はお断りします。








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青木美香子、ソロライブ「麗しき歌のメリーゴーランド」開く  あべのハルカス・スペース9 [ライブ]

◆歌手の青木美香子が2022年12月10日、大阪市阿倍野区のあべのハルカスにあるイベントスペース、SPACE9で毎年恒例のクリスマスイベント「青木美香子の麗しき歌のメリーゴーランド」を開いた。自身のカバーアルバム収録曲やオリジナル曲など19曲を歌った。

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写真・3年連続のスペース9でのソロライブを開いた青木美香子


 2部構成のライブイベント。どちらもチケットは完売の満員で、3年連続しての開催。ちんどん屋で知られたちんどん通信社(大阪市)の林幸治郎が今回もプロデュースした。
 キーボード、ベース、ドラムスの3人構成の生バンドは、毎月実施している「昼下がりの日本語ジャズライブ」でもお馴染みのメンバーたちである。

 1部では映画「アニーよ銃を取れ」の挿入歌として有名な「ショウほど素敵な商売はない」でオープニング。
 さらにどれも懐かしい「いとしのエリー」(サザンオールスターズ)「ルビーの指輪」(寺尾聰)「夜霧よ今夜も有難う」(石原裕次郎)をジャズ調のオリジナルアレンジで聴かせると、会場からは拍手が送られていた。

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 また青木が尊敬する歌手天地真理の「想い出のセレナーデ」「水色の恋」も歌った。この日は天地のファンクラブからも、数人が会場に姿を見せていたが、「来年はファンクラブのイベントに参加が出来そうです。いつか天地さんの隣りで歌ってみたい」と青木。

 休憩を挟んで2部は松田聖子の「SWEET MEMORIES」でスタート。1部同様に映画音楽も。さらには「サウンドオブミュージック」の挿入歌「私のお気に入り」をカバー。
 この映画が公開された当時わずか3歳だったという司会とトランペット演奏を兼ねた林幸治郎が、「親に連れられて映画を見た記憶があり、家にはサウンドトラック盤のレコードがありました」と懐かしんでいた。

 ラテンナンバーの「キサス キサス キサス」やカバーアルバムの中でも評判が極めて高いという「津軽海峡・冬景色」(石川さゆり)を絶妙のアレンジで聴かせた。

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 オリジナル曲も聴かせ、1部では青木が作詞して小田純平が作曲した「優しい風」2部では大阪市中央区民の南大江地域の愛唱歌として青木が地域の素晴らしさを詞に書いた「心のふるさと〜南大江〜」を、それぞれ歌った。

 2部が終わったところで、観客からプレゼントされた花束が林から手渡された。アンコールは、ペンライトが揺れる中で1部で「好きやねん大阪」(浪花こゆき=平岡チカ)2部で「また逢う日まで」(尾崎紀世彦)を歌った。

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 年末でもあることから今年1年を総括すると共に、来年に向けての抱負も語って、来る2023年への意気込みを示した。
 「今年はコロナ騒動の中にも関わらず、歌う機会が増えました。6月には近鉄アート館でコンサートを開く事もでき、毎週水曜日には林幸治郎さんの『ちんどん演芸館』に歌のゲストで出演させてもらっています」と、2022年を振り返った。

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来年も頑張って歌を届けます!

 来年は「7月15日には近鉄アート館でのソロコンサートが決定しています。企業のCMソングの制作にも着手します。健康に気をつけて声を届けていきます」など、今年以上に忙しい1年になりそうな気配を感じさせていた。

※写真・記事の無断使用はお断りします。


[青木美香子 オフィシャルサイト]
http://aokimikako.com








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二代目鳥羽一郎・木村徹二が初出演 38年の貫禄見せた北川裕二も 第206回KOBE流行歌ライブ [ライブ]

第206回KOBE流行歌ライブが2022年12月1日、神戸市中央区の神戸ハーバーホールで開かれ、北川裕二(キングレコード)男石宜隆(テイチクレコード)山本和恵(ウイングジャパン)木村徹二(日本クラウン)の4人が出演した。新曲などを披露し、それぞれの想い出の歌も聴かせた。

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勢ぞろい第206回KOBE流行歌ライブの出演者たち


 トップバッターは木村徹二。11月16日に「二代目」(作詞・作曲 木村竜蔵)でデビューしたばかり。タイトルの通りに、二代目歌手である。父親は「兄弟船」など数々のヒット曲を持つデビュー40年のベテラン鳥羽一郎。子供の頃から「父が歌っていたような力強くて男っぽい演歌を聴いてきた」と、鳥羽演歌の継承を目指す31歳である。

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木村徹二

 この日は「二代目」とカップリング曲の「つむじ風」(作詞・麻こよみ、作曲・木村竜蔵)と共に、父親のデビュー曲「兄弟船」「カサブランカグッバイ」と叔父で歌手の山川豊のヒット曲「アメリカ橋」も歌った。
 兄の作曲家木村竜蔵とは16年から竜徹日記の名前でユニット活動をしている。「男っぽく見せながらもユーモアも交えて新しいスタイルの演歌歌手を」と、抱負を語っていた。


 2人目は山本和恵。カラオケ大会優勝の常連を経てプロ歌手になった。還暦記念曲として出した「三つの宝石」がヒットして、その実力ぶりが全国のカラオケ好きに知られることになった。ライブではその作品から「ピリオド」、昨年の作品である「邪恋」を続けて歌った。
 現在72歳。張りのある声は全く衰えていない。体重コントロールなど健康にも気をつけて「夜の8時以降には何も食べない」ことを心がけ、最近1年で6キロも減量しているほど。

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山本和恵

 新曲の「桜〜愛しい人へ〜」(作詞・舞鶴たかみ、作曲・井上慎之助)は、♬ 車椅子を押すたびに あなたの背中に感謝 〜 と愛しい夫を介護する妻の気持ちを歌う。「父親を介護した時のことを思って歌っています」と山本。


 男石宜隆はカラオケ大会では山本のライバルであったという、デビュー11年目の実力派。KOBE流行歌ライブは2年ぶりの出演である。まず「閨の月影」から。そして2年前にリリースした「竹の花」へと続けた。
 母親との日常生活の話を交えたトークで笑わせるなど、集まったたくさんのファンをはじめ会場を和ませていた。

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男石宜隆

 新曲は9月14日に出した「那智の恋歌」(作詞・円香乃、作曲・岡千秋)は、和歌山・龍神村の伝承を題材に、平清盛の孫、維盛と村の娘お万の壮絶な恋物語を歌にしている。
 発売直後からカラオケでの反応も良いことから、この2年ぶりの新曲に本人も大いに期待を寄せている。


 トリはデビュー38年で、作曲家弦哲也の2番弟子の北川裕二。テレビのオーディション番組「新スター誕生」で7週勝ち抜き、弦哲也の弟子となってデビューをつかんだ話しも改めて紹介。
 関西にちなんで「大阪なさけ川」(20年)を披露。前作で、弦の音楽生活55周年のセルフプロデュース・セルフカバー作品集「旅のあとさき」に収録された書下ろし楽曲「湯涌恋灯り」も歌った。

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北川裕二

 11月23日発売の新曲「なみだの純情」(作詞・下地亜紀子、作曲・弦哲也)は、演歌/歌謡曲ヒットチャート(グッドウェーブ)で1位、オリコンの演歌・歌謡曲チャートでも2位と好スタートを切っている。
 「♬ 灰になるまで 枯れるまで 〜 と一途に思う気持ちを歌う平成演歌です。ニコニコとして歌って下さい」と北川、

 毎回テーマを変えての特集コーナーでは今回、出演者の想い出の歌をそれぞれが歌った。木村は「そして神戸」(前川清)山本は「岸壁の妻 〜母は白寿になりました〜」(オリジナル)男石宜隆さんは「櫻の花の散るごとく」(細川たかし)北川裕二さんは「潮来笠」(橋幸夫)「高校三年生」(舟木一夫)「美しい十代」(三田明)をメドレーで聴かせた。

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吉幾三と自身のトリュビュートアルバム「幾三フェスティバル」を歌う4人が大阪発流行歌ライブにやって来た [ライブ]

「酒よ」「雪國」などのヒット曲で知られ、今年デビュー50周年を迎えている歌手吉幾三(徳間ジャパンコミュニケーションズ)が出演した301回目の大阪発流行歌ライブが、2022年11月16日、大阪・心斎橋のライブハウス、BIGCATで開かれた。今年7月に発売された「吉幾三トリュビュートアルバム 幾三フェスティバル」の収録曲を歌っている、同じレコード会社の後輩歌手4人も出演するという超豪華なスペシャルバージョンだけに、用意された200の客席はほぼ満席。吉は「家に帰って寝る時間もないほどに、一生懸命に仕事をしてきました」と、50年を振り返った。

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エンディングで出演者全員で「泪・・・止めて」を歌う
中央が吉幾三


 開催28年目で301回目を迎えた大阪発流行歌ライブ吉幾三、同じレコード会社の後輩歌手たちとのコラボライブ

 50周年を迎えた吉が今年出した4枚目のアルバム「幾三フェスティバル」は、ヒット曲11曲が収録されており、いずれも後輩歌手の9人がカバーしている。この日、ライブにやって来たのは吉のほか、9人のうち野中さおり、黒川真一朗、こおり健太、吉永加世子の4人。

 吉は4人の後輩歌手からの質問に答えるトークコーナーで、芸名の由来を聞かれると「デビュー当時の山岡英二の名前は、ヤンマーディーゼルのCMソングを歌っていたことから、社長の名字とロータリーエンジンのエンジンから取った」もの。今の吉幾三はレッツゴー(よし、行くぞー)が語源であることを明かし「当初半年は覆面歌手で通していました」と笑わせていた。

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トークコーナーでは後輩歌手から矢継ぎ早に質問が

 また先ごろ今年の出場歌手が発表されたばかりのNHK紅白歌合戦については、「出たい歌手が集まって抽選にしたらいいと思う」と、妙案をブチ上げた。

 1973年にデビューしている吉は、これまでに400曲強にもなる作品をリリースしてきている。自身の歌唱コーナーではその中から「酒よ」と新曲「頼り頼られ・・・」の2曲を聴かせた。
 新曲は、人はひとりでは生きていけないし、いつも誰かに守られているという自らの想いを唄ったもので、50周年を記念した楽曲である。

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新曲「頼り頼られ・・・」を歌う吉幾三

 ライブではまた、後輩歌手の4人がトリュビュートアルバムに収録している作品を歌唱。アルバムで「情炎」をカバーした野中は「先輩の作品の中でも大好きな歌のひとつですが、今回、アレンジも変えて自分の歌として唄いました」と話して、それを聴かせた。

 また黒川は「かあさんへ」を、こおりは「哀のブルース」吉永は「海峡」を、それぞれ収録曲を唄った。

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野中さおり

 最新曲コーナーでは、来年がデビュー35周年の野中が今年3月に発売した「雪すみれ」を唄うと、来年デビュー20周年を迎える黒川は2月にリリースした「東京演歌」を唄って「来年1月には新曲『大阪演歌』を出します」と報告していた。

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黒川真一朗

 こおりは、故木下龍太郎の詞を預かっていたという作曲家の大谷明裕が曲を書いた9月発売の新曲「忘れ針」を唄った。
 吉永は34年前にテレサ・テンのために書かれていたが、メロディーとアレンジをそのままに、歌詞をすべて書き直して6月に出した「サヨナラTOKYO」を披露した。

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こおり健太
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吉永加世子

 ライブの最後に吉は「若い連中(歌手)に力を貸して下さい」と、この日共演した野中さおり・黒川真一朗・こおり健太・吉永加世子の4人の歌手への応援を求めていた。

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[大阪発流行歌ライブ]
http://hayariutalive.com/index.html
[徳間ジャパンコミュニケーションズ]
https://www.tkma.co.jp/








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第205回KOBE流行歌ライブ ホリデージャパンスペシャル ニック・ニューサ、木下、朱夏、氷室の熱唱ライブ [ライブ]

ニック・ニューサ、木下結子、朱夏洋子、氷室一哉のホリデージャパン所属の実力派歌手4人によるライブ「ホリデージャパンスペシャル」が、2022年11月11日、神戸市中央区の神戸ハーバーホールでの第205回KOBE流行歌ライブで行われた。出演者それぞれの歌唱に観客は大満足な様子だった。

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第205回KOBE流行歌ライブでのポリージャパンスペシャル


 オープニングではデビュー42年目のニック・ニューサと移籍第2弾が絶好調の木下結子、ジャズをはじめあらゆる楽曲をこなす朱夏洋子、そして身長183センチの新人氷室一哉の4人がステージに勢揃いして、KANAの「時間よ止まれ」を歌って、それぞれ自己紹介。

 歌のトップバッターは朱夏洋子。迫力ある歌唱は他を寄せ付けない。それもそのはず、元はアロージャスオーケストラのボーカルを務めた実力をもつ。にも関わらず、出身中学校から要請があれば講堂で歌うし、温泉でもステージに立つ気さくさ。

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朱夏洋子

 この日は「Swanee(スワニー)」から「買い物ブギ」など4曲と、ニック・ニューサとのデュエット「Be mine again」も披露した。

 2番手は氷室一哉。2年前の3月に亡くなった加門亮の歌を継承する歌手として、今年5月にデビューした。甘く低音を響かせた声で聴かせるデビュー曲「アカシア物語」は、石原裕次郎、加門亮を彷彿させる。カップリングの「霧情のブルース」も歌ったが、これは加門のカバー曲。

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氷室一哉

 氷室は「大切に歌っていきます」といい、ムード歌謡の代表曲「小樽の女よ」も歌い、「アカシアー」は2度聴かせてくれた。

 本家「ノラ」木下結子はホリデージャパン移籍第2弾の「百滝桜」を9月にリリースしている。

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木下結子

 東京から大阪に戻ってくすぶっていた彼女を作詞家髙畠じゅん子が「ウヰスキー」(日本クラウン)で生き返らせたように、新曲では「華やかに花を咲かせているのは、多くの人たちの助けがあってのこと」と、大阪に実存する百滝桜と自らを重ね合わせて髙畠が書いた歌詞が評判。
 カップリングの「東京」(やしきたかじんの楽曲をアレンジ)などと共に5曲を歌った。

 グリーンのスーツ姿で登場したニック・ニューサは72歳。この日の出演者の中では1番の年長者であった。珍しくネクタイも締めて、自らダミ声という独特な声で「大阪ボレロ」「サチコ」など6曲を歌った。

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ニック・ニューサ

 観客からのリクエストコーナーでは、朝比奈京仔作詞、杉本眞人作曲の「なんや知らんけど」をアカペラで披露してみせるなど、その実力ぶりを遺憾なく発揮した。


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木下結子とニック・ニューサ
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朱夏洋子とニック・ニューサ


 ライブのラストは4人が1曲ずつ、最新曲を歌うコーナー。氷室が再度「アカシア物語」を歌い、木下は「百滝桜」を、朱夏は「えらいこっちゃで」。ニック・ニューサは「そんなんじゃない」を歌った。
 再び4人が勢揃いして、ニックの「お祭りださわぎ」を歌って賑やかに締めくくった。

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賑やかに全員でエンディング

 来年、KOBE流行歌ライブは第1回開催から20周年であることから、それを記念したスペシャルプログラムを3月と4月の2回に分けて行うことになっている。

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田浦高志(フリーボード) アルバム「魂情演歌 〜涙の酒〜 」発売記念ライブ開く 大阪・ロイヤルホース [ライブ]

◆かつて大阪・西成の飲み屋を流して歩いていた、今は浪花の演歌師と呼ばれる田浦高志が、初のアルバムCD「魂情演歌 〜涙の酒〜 」の発売記念ライブを2022年11月10日、大阪・梅田のライブハウス、ロイヤルホースで関西発歌謡曲応援の会の特別バージョンとして開き、収録曲の中から、ちんどん芸を極める大阪・ちんどん通信社の創業者林幸治郎さんを歌ったオリジナル曲「浪花ちんどん物語」など17曲を歌った。

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浪花の演歌師・田浦高志 決して歌手ではありませんが信条


 アルバムは10月26日にフリーボードから発売。サブタイトルにもなっている「涙の酒」(大木伸夫)から「ああ上野駅」(井沢八郎)「カラオケ流し」(三ツ橋けんじ)など10曲のカバー曲と、「北で逢った女」「浪花ちんどん物語」のオリジナル曲2曲、同カラオケの全17曲を収録している。

 田浦は3曲千円で客のリクエストなどに応えて、大阪市西成区の釜ヶ崎や飛田新地界隈を流して歩いていた。
それだけに「僕は歌手ではありません。店に儲けてもらわないと歌わせてもらえないので、客が1杯を飲むのであれば、2杯を飲まなければいけなかった。そこで声をぶつけるように歌ってきました」と、自らの歌をそう説明している。

17曲を熱唱

 この日のライブでは17曲をまさに〈ぶつける〉ように歌った。まずはアルバムには未収録ではあるが、美空ひばりの「悲しい酒」「ひばりの佐渡情話」「波止場だよお父っあん」の3曲から始めた。

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釜ヶ崎・飛田新地で歌ってきた元は流し


 ライブ後半では収録曲の中から、カバー曲10曲を1コーラスずつメドレーで披露した。いずれも酒場でも人気の懐かしい懐メロばかり。観客からも大きな拍手が送られていた。

 ラストソングは自ら作詞・作曲をしたオリジナル収録曲の中から「浪花ちんどん物語」を聴かせた。

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アルバムにはオリジナル曲2曲も

 これはちんどん屋のちんどん通信社(東西屋)の創業者で、現在も歌とちんどんのリーダーとしてライブ活動などを展開している林幸治郎さんを主人公にした作品。イントロには林の ♫ とざい とうざい 〜 の掛け声が入っている。

GSザ・ジェノバの山本吉明らゲスト歌唱も

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お祝いに駆け付けた共演者に囲まれた田浦高志(中央)

 ライブではまた、蘭花・生駒尚子・前田ひろみ・西村ナオミ・山本吉明のゲスト5人も出演。それぞれ最新曲など歌った。

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蘭花
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生駒尚子
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前田ひろみ

 蘭花は田浦が楽曲提供した「大阪港で待ってる女」生駒は父親で河内音頭の音頭取りだった故・生駒一作詞の「天雅の海へ」前田は小椋佳作詞・作曲の「母を想う そして私がいる」などを披露。

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山本吉明
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西村ナオミ

 また懐かしいグループサウンズのザ・ジェノバのボーカルとして活躍した山本吉明は、デビュー曲「サハリンの灯は消えず」(1968年)など、西村ナオミは病明けながらも迫力あるカバー曲を聴かせた。

※記事・写真の無断使用は固くお断りします。








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瀬戸つよし(日本コロムビア) ライブツアー最終公演 デビュー30周年記念歌謡フェス開く DAIHATSU 心斎橋角座 [ライブ]

◆歌手の瀬戸つよしが東京、大阪で開いてきたデビュー30周年を記念したライブツアーのラスト公演「瀬戸つよし30th歌謡フェスティバル」を2022年10月6日、大阪・心斎橋のDAIHATSU 心斎橋角座で開き、これから「ロック、ポップス、歌謡曲さらにはMCと幅広い活動で、エンタメ業界を盛り上げていきたい」と抱負を語った。

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エンディングの「YOUNG MAN」


 瀬戸が歌手デビューしたのは1992年。この年の正月にテレビ朝日系で放映された新春大型時代劇スペシャル「徳川家康」の主題歌になった「夢の雫」がデビュー曲であった。
 ライブはそのデビュー曲から最新曲の「愛の巣」までオリジナル曲の数々から「ガキの頃のように」(堀内孝雄)「つぐない」(テレサ・テン)「安芸灘の風」(レーモンド松屋)といったカバー曲まで全10曲を歌った。

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歌謡曲からロック、ポップスと幅広くこなす瀬戸つよし

 オープニングで披露した「女は海」はテレビドラマ「必殺仕事人 激闘編」の主題歌になった作品で、俳優の京本政樹が作詞・作曲している。京本は瀬戸つよしの芸名を命名している。

 瀬戸は20歳で広島から単身上京。弁当店でアルバイトをしながら歌手を目指した。レコード会社へ歌唱テープを持ち込む日々を過ごしていたが、ある日、古着屋で目にした1枚のポスターが縁でオーディションを受ける事になり、グランプリを受賞したのがデビューのきっかけとなった。

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瀬戸つよし
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息の合ったトークで楽しませる瀬戸・美山・山下の3人

 ライブのステージ1ではデビュー第2弾シングルの「月夜のうさぎ」(作詞・荒木とよひさ、作曲・堀内孝雄)と、カップリングの「羊の子守歌」と共に歌った。

 ポップスを得意とする瀬戸は西城秀樹の大のファンでもある。今話題のショート動画サービス、TikTokでは彼が演じる「西城秀樹 降臨動画」が人気を博しているという。
 ライブのエンディングも西城秀樹の「YOUNG MAN」を歌い、出演者全員でステージを盛り上げた。

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美山京子
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山下たか子

 ゲストの美山京子(日本クラウン)は出演するテレビ番組「プレミアム歌謡ショー」(サンテレビ)で、MCを務める瀬戸と共演する間柄。この日は9月に発売した新曲「あした絆坂」そのカップリング曲「面影酒よ」などを歌い、「35年40年と頑張ってください」と、瀬戸にエールを送った。
 もう1人のゲスト、山下たか子はオリジナル曲「母の駅」を歌った。

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ハプニング、遅れて歌唱した野村さん(左)

 歌謡フェスティバルでは、瀬戸のライブでは初めてカラオケ発表会を併催。事前に申し込みがあった56人がそれぞれ得意曲を披露した。
 瀬戸のオリジナル曲も10人が歌唱するなどの盛況ぶりであったが、その1人の野村勝男さんは車の故障で来場が遅れて、瀬戸のライブが始まりオープニング曲の歌唱後に、「愛の巣」を歌うというハプニングも。

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瀬戸つよし

 瀬戸は「30周年を記念するこの場を与えてくれた皆さんに感謝します。中味の詰まった30年でした。これからも頑張ります」と話した。

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エンタメ業界を盛り上げたいと意欲を見せる



※記事・写真の無断使用はお断りします。


[瀬戸つよし オフィシャルサイト]
https://www.yoursmile.land/
[瀬戸つよし 日本コロムビア]
https://columbia.jp/artist-info/setotsuyoshi/prof.html








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第227回歌謡曲応援の会 坂本ひろしはじめ7人が歌唱 [ライブ]

◆関西在住の歌手を応援しようと2000年にスタートした「歌謡曲応援の会」の227回目の公演が、2022年10月26日、大阪・梅田のジャズライブハウス、ロイヤルホースで開かれた。

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第227回歌謡曲応援の会の出演者たち


 デビュー55年というベテランの坂本ひろしをはじめ若手シンガーソングライターの舞ゆうじ、今年3月にリリースした「時の轍」でポップスから歌謡曲へ転向した妃月洋子など7人が出演した。

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坂本ひろし
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舞ゆうじ

 坂本ひろしは大阪・ミナミのナイトクラブで長年歌ってきた歌手で、当時を思い起こさせるムード歌謡「夜霧に消えた恋」や「曽根崎夜雨」などを歌った。
 舞ゆうじは作詞・作曲・編曲家であるシンガーソングライター。浅田あつこが今冬リリースする新曲の作曲も担当。この日は自身の最新曲「こころの故郷」などを披露した。

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妃月洋子
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大原富士子

 妃月洋子は2005年にポップスてデビューしたが、今年3月リリースの「時の轍 / door」で歌謡曲に転向している。この2曲のほか、同じ事務所の歌手音葉潤の三線で「童神」もカバーした。
 キングレコードの歌手西方裕之の従兄妹、大原富士子「佐渡の恋唄」などを歌った。

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吉田秋
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中野有希乃
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田代ゆう

 このほか吉田秋、中野有希乃、田代ゆうも出演した。








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