坂井一郎（徳間ジャパンコミュニケーションズ）、通天閣劇場で新曲「オカンおかんのしおむすび」の発表会 吉本新喜劇の桑原和男もサプライズ応援 [新曲発表]
◆「第43回日本作詞大賞」最優秀新人賞受賞作品の「オカンのしおむすび」を昨年12月にリリースした坂井一郎 ＝ 写真・左 ＝ が、2011年１月18日、大阪市浪速区の通天閣劇場で新曲発表会を開いた。会場では、坂井が”オカン”を演じる新曲のプロモーションビオにファンが大爆笑したり、吉本新喜劇の桑原和男が飛び入りゲスト出演し、お馴染みのオカン役の演技を披露して坂井の新曲を応援した。坂井はまた、82歳の自分の母親と重ね合わせて涙を浮かべながら歌を披露。「今は背中が曲がり小さくなった母ですが、大好きです」と話していた。＜オカン＞や＜しおむすび＞のイメージにピッタリで「昭和のにおいが漂うレトロな雰囲気がある」（坂井）ことから、会場には通天閣が選ばれた。
その地下にある劇場の入り口には、朝から整理券を求めるファンがたくさん詰めかけ、開場前には300人近い人たちが列を作っていた。中には千葉県館山市や沖縄県から来たという人たちもいた。大阪府豊中市の演歌好きな女性は「坂井一郎だけは欠かせない」と、朝早くから駆け付けてステージ近くの席に陣取っていた。
坂井は「オカンのしおむすび」、カップリングの「さよなら草の育て方」、代表曲の「しみるね～」「夢つなぎ」などアンコールを含めて14曲を歌った。
「オカンのしおむすび」は、作詞が織田まり、作曲は叶弦大、編曲が若草恵。
その織田さんは入院先の病院から「母親が広島での被爆後に、祖父の家へ逃げ帰った時に食べたおにぎりがおいしかったといった話を思い出して書きました。坂井さんに歌っていただき、詞を生かしてもらい幸せです。良縁を得られた思いです」といったメッセージを寄せた。
また坂井は、武田鉄矢の「母に捧げるバラード」、杉良太郎の「お袋の涙」、二葉百合子の「岸壁の母」といった＜母シリーズ＞３曲を、ギタリストの古川忠義さんの伴奏で歌った ＝ 写真・上左 ＝ 。
いずれもテーマが＜母＞だけに、母親と重なるのか、歌の合間には涙を浮かべていた。
貧乏だった子どもの頃を想い浮かべ「生活に困った母は僕を３歳で養子に出しました。その時の母は体重が70Kgもある大きな身体で、よくどつかれました。そんな頃、しおむすびはよく食べたものです」とも。
それでも「当時は金持ちは大嫌いやった。でも今は金は”超”好きです」と、会場に詰めかけたファンを笑わせていた。
吉本の桑原和男（左）がオカン役で出演
◆途中、吉本新喜劇で浪花のオカン役として定評ある桑原和男がサプライズ出演。
「おにぎりが演歌になるなんてびっくりです。私は10歳の時に母を亡くしており、この歌には共感するところがあります。ぜひヒットさせてください」と、坂井の母親役を演じていた。
会場には、作曲を担当した叶弦大、作詞家で日本作詞家協会事務局長のさとう大三も姿を見せ、ステージに上がって「オカンのしおむすび」への応援を呼び掛けた。
また、この曲のディレクターである徳間ジャパンコミュニケーションズの藤田武浩さんは「坂井一郎の勝負曲にしたい」と意気込みをみせていた。
坂井も「これからも全国へしみるように歌っていきます。がむしゃらに頑張ります」と、話した。
◆会場ではまた、後援会のメンバーによるしおむすびが全員に配られたほか、大阪府松原市の幸南食糧がＣＤ「オカンのしおむすび」を同梱した山形米「金賞米 オカンのしおむすび」を販売するなど、話題を振りまいていた。
［坂井一郎＜しみるねー＞の公式サイト］
http://www.sakaiichirou.com/
［坂井 一郎 徳間ジャパンアーティストページ］
http://c.tkma.co.jp/tjc/enka/sakai/index.html
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こんばんは＾＾！☆
by りりー (2011-01-19 18:54)