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市川由紀乃(キングレコード)「決定版 戦国絵巻」 波乱万丈の戦国の女6人を歌う 6月17日からはビューティー・スルーで全国ツアー [インタビュー]

市川由紀乃.jpg◆戦国時代を生きた悲劇の女性6人を歌ったアルバム「決定版 戦国絵巻」市川由紀乃が、NHK大河ドラマ「お江」人気と相まって、話題になっている。収録されている6曲は、いずれも故木下龍太郎氏の作品で、波乱万丈な人生が描かれている。台詞入りが5曲もある。まるで歴史ドラマの主人公を演じるかのように「楽しんで歌っている」という市川は、メンバーであるユニット「Beauty SRWs (ビューティー・スルー)」の水田竜子、小村美貴らとともに、茶々、初、江の浅井三姉妹の芝居もやってみたいと話していた。








 2011年3月9日に出したアルバム「決定版 戦国絵巻」には、「濃姫」「お市の方」「ねね太閤記」「細川ガラシャ」「淀君」「千姫」。それぞれカラオケを入れて全12曲が収録されている。
 この木下作品のうち4曲は、キングレコード前のデイチク時代のものだという。「ねね太閤記」と「淀君」は、デビュー5周年記念アルバムに収録された楽曲だし、「お市の方」と「千姫」は、企画シングルとして発売されている。
 市川の木下作品には、このアルバムには収録されていないが、「娘道成寺」(1994年、作詞・木下龍太郞、作曲・弦哲也)という歴史物もある。

 どれもほかの歌手があまり歌わない女性のようだ。
 それだからこそ、と木下が市川に歌わせたのだという。
 市川が「歌うとつい入り込んでしまう」というほどに大好きな「横笛物語」(2008年、作詞・木下龍太郎、作曲・弦哲也)も、そうした楽曲のひとつだ。
 平安時代の武士・斉藤時頼と健礼門院の雑仕女・横笛の悲恋を描いたものだ。今も市川は、コンサートやキャンペーンなどでは必ず歌っている。


戦国女絵巻.jpg 歴史に題材を求めた楽曲の多くは、どうしても歌手を熱くさせてしまいがちだ。
 「横笛物語」では、一途な女性の究極の愛を描いており、それが本人の心を動かすようだ。
 だから自然と、悲壮感たっぷりに歌い込んでしまいがちだ。しかし木下からは「涼しいか顔をして歌うのがいい」とアドバイスを受けたという。
 そのほうが聴く者に悲壮感を伝えられるからだ。




 市川は「自分が主人公になったつもりで歌っています」という。
 しかも自分の人生とダブらせがちで、「唯一恋愛結婚をした<ねね>は、女性として憧れる生き方ですね」と、チラッと女性としての本音を語ってくれた。

 ただ細川ガラシャは「これを歌うまでどのような人物なのか詳しく知らなかった」という。
 「名前からして大変な人生を歩んできた人だと思いましたが、男性のような潔さで、こういう女性が戦国時代の男性を支え、時代を築いたのだろうと想像しています」




ビューティー・スルーとして6月17日から全国ツアー


 ところで市川は、同じキングレコードの美人歌手、水田竜子、小村美貴のとともに作るユニット「Beauty SRWs (ビューティー・スルー)」で、5月25日にデビューシングル「恋のシャンソン人形」を出している。
 戦国時代の勇ましさと悲惨さを感じさせる楽曲と違って、1960、70年代に流行った歌謡曲をイメージしたポップス調の楽曲だ。

 中尾ミエ、園まり、伊東ゆかりの三人娘の歌を青春時代に聴いた人たちにとっては、懐かしいメロディーだ。純白の衣装や髪型も、それを意識しているという。
 「いい作品に仕上がったので3人ならではの 歌える楽曲です」と市川。

 3人ともに個性がはっきりと出せるアーティストであり、それだけに「互いに教わるところは多いですね」

 6月17日を皮切りに全国ツアーを始める。女性先輩歌手がゲスト出演するという。
 小村美貴の体調不安が伝えられる中、全国ツアーは水田との2人だけでのスタートになるもようだが、大阪は10月に新歌舞伎座で予定されているという。

 去年も全国ツアーを行っているが、今年はオリジナル曲のお披露目でもあるから、身の入れ方も異なってくる。



[市川由紀乃 ぶろぐ]
http://ichikawayukino.seesaa.net/
[KING RECORDS OFFICIAL SITE 市川由紀乃]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=13522





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