レーモンド松屋 神戸で初のチャリティーコンサートに出演 「安芸灘の風」など歌う 「垂水ふれあいコンサート」 [コンサート]

レーモンド松屋
コンサートの収益金の一部は、同区の地域自立支援協議会へ寄付し、ハンディキャップを持つ人たちが自立をめざしている管内の作業所の活動資金として役立てられている。
この日も開催に先立って主催者の1人、イベントサポートわかばの亀井秀子さんから同社会福祉協議会へ売上金の一部が手渡された。
レーモンド松屋は、五木ひろしに提供した楽曲「夜明けのブルース」「博多ア・ラ・モード」が大ヒットしたことでも知られるが、それ以前から愛媛県を中心にインディーズとして音楽活動を展開し、「来島海峡」「安芸灘の風」など名曲を自作、自演してきた。
2010年にユニバーサルミュージックから「安芸灘の風」を再リリースしてメジャーデビューしてから、全国的に注目を集めるようになった。
とりわけ五木との出会いが、彼の音楽人生を大きく変えたが、そうした彼の歌を聴こうと会場には、地元はもちろん遠くは長崎や仙台、名古屋などからもファンが詰めかけるなど、1曲1曲に拍手や手拍子を送っていた。
メジャーデビューするきっかけとなった「安芸灘の風」や「来島海峡」などオリジナルを歌うと、客席からは手拍子が。南かな子に楽曲提供した「しのび駒」「雨のミッドナイトステーション」も披露。

彼の音楽の原点は、ベンチャーズや日本のグループサウンズに代表されるエレキ音楽である。さらに子どものの頃から耳にしていた懐かしの昭和の名曲は、音楽作りに大きな影響を与えている。
この日のコンサートでも松山恵子の「お別れ公衆電話」やも美空ひばりの「みだれ髪」、三橋美智也の「おんな船頭唄」などをレーモンド風にアレンジして歌った。
エレキギターは中学時代から始めている。ベンチャーズの「ダイヤモンド・ヘッド~パイプライン」に影響されものだった。会場には高校時代に一緒にバンドを組み、現在は兵庫県明石市に住む男性も顔を見せ、「彼はリードギターを担当し、僕が音楽で身を立てる最初のきっかけを作った人でした」と紹介する一幕も見られた。
これに先駆けて門倉有希はヒット曲は「ノラ」や東日本大震災復興支援曲で自身のアルバムにも収録している「花は咲く」、元気なばあちゃになろうよと歌う応援歌「満月」などを披露。

門倉有希
自身はペットの猫7匹と同居するが、ペットと寂しくひとり暮らす女性を歌った杉本眞人作曲の「哀愁の扉」や、デビュー3咲く目の「どん底」、そのカップリング曲「ひまわり」なども歌った。
今年はデビュー20周年という門倉は「ライブを開きたいです」と話していた。

愛田幾也
愛田幾也は地元、神戸・垂水在住の歌手だけにたくさんのファンから声援を受け、「京都雨慕情」「ボサノバ」「男どうし」といった人気のオリジナル曲を歌うとともに、懐かしいアリスの「遠くで汽笛を聞きながら」などをカバーしていた。
次回の「垂水ふれあいコンサート」は、6月28日、メインゲストにキム・ヨンジャを招いて、同ホールで開かれる。
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