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野中彩央里(徳間ジャパンコミュニケーションズ)と谷龍介(同)、京都で初ライブ  艶やかに、力強いステージに観客は満足 [ライブ]

◆京都でのライブ・コンサートは15年ぶりという野中彩央里と同じレコード会社で京都で繰り返しキャンペーンを行っている谷龍介のふたりが、2014年11月25日、京都市南区の京都テルサホールで初のジョイントライブを開いた。京都では馴染みが薄かった野中だが、迫力たっぷりに歌い上げる姿はどれも絵になり、彼女の特徴でもあるファルセットが聴く人の多くを魅了した。観客からは「いいわぁ~」「値打ちあるわぁ~」などといった声がしきりに飛び出していた。後輩の谷もそれに負けじと汗を滲ませて全力で歌う。最新曲「つづれ川」をヒットさせて「京都に錦を飾りたい」と、観客にアピールしていた。

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野中、谷のデュエットで幕開け
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野中彩央里と谷龍介、その歌仲間たちが出演したジョイントライブ

 歌好きが参加したカラオケ発表会と京都、神戸の歌手の歌仲間たちが盛り立てた「野中彩央里&谷龍介ジョイントライブ」は、野中と谷の初めてのジョイントとあって、それをひと目見ようと地元京都のほか中部、関東などからもファンが詰めかけた。

 野中、谷はそれぞれ約50分を歌うという聴き応えたっぷりの内容。
 「恋路」でスタートした野中は最新曲の「夜汽車は北へ」まで全9曲を、谷もデビュー曲の「女の子守唄」から最新曲の「つづれ川」まで、やはり全9曲を披露。オープニングでは「京都の恋」「青春時代」をデュエットするという、日頃のキャンペーンでは味わえない構成で楽しませた。

艶やかな歌いっぷり


 野中は演歌好きの母親の影響もあって、早くから演歌に親しみ、16歳の時に歌手デビュー。今年25年目を迎えている。声を張る男唄から艶やかな女唄まで、幅広いジャンルをカバーしている。最近は同じ女性もうっとりさせる仕草が、ファンを喜ばせている。
 「こけし美人」とも呼ばれる野中の顔立ちから生まれたという恋人形シリーズは、彼女の代表のひとつになった。この日歌った「雪国恋人形」はそのシリーズのひとつで、15万枚の販売を記録したヒットになった。

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 今は艶っぽくてしっとりと、しかも時として激しい表現も見せる野中は、デビュー当時は袴姿で男唄を歌っていた。その代表曲が高知・四万十川を舞台にした「火振り酒」。今とは正反対のそれをステージでも歌い上げた。

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 男唄のほか今は、日本舞踊がよく似合う純和風な歌から浪曲調のもまで、歌う範囲は広く、ステージでは「瞼の母」も台詞を交えて歌い聴かせた。野中は「私たちにはこうした名曲を歌継いでいく使命があります」と話していた。

歌のホームラン王に


 野球のバットをマイクに持ち替えてプロ歌手になって10年の谷は、まるで野球のボールを投げるかのような振り付けで、元気のいい「あなた時雨」が大好きだという。1曲目にこの歌を選び客席に向けて全力投球した。

 最初の曲を歌い終わると、すでに汗だくの谷は「ピッチャーマウンドに立ってキャッチボールをしているようです」と言った。
さらに灰田勝彦の代表曲「野球小僧」をカバーして、「歌のホームランバッターを目指します」と宣言した。

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 三船和子の事務所に所属する谷は、歌の師匠でもある彼女の秘蔵っ子と言ってやまない。三船の付き人を経て、五木ひろしの「おはん」を作曲家の岡千秋の前で歌う機会を得たが、これがプロへのきっかけを掴むことになった。その岡が手がけた京都を舞台にした「清滝川」は五木演歌を彷彿させるかのようで、京都でも人気の高い一曲だ。
 この日、しっとりと流れるメロディに合わせて歌ったそれは、評判の良さを裏付けるかのように大きな拍手が起こっていた。

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 野中と谷は同じ徳間ジャパンコミュニケーションズに所属し、制作ディレクターも同じという間柄。初めてのふたりの京都ライブには、どちらも興奮気味で、エンディングは「花は咲く」に続いて「上を向いて歩こう」を加えた2曲を、この日の出演者全員で歌った。

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五条哲也
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好美

 ライブには五条哲也(日本クラウン)好美(エイフォースエンタテイメント)北洋子(日本クラウン)内藤清美の歌仲間たちもオリジナル曲を歌って会場をわかせた。

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北洋子
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内藤清美





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