SSブログ

藤原浩(キングレコード) 新曲「骨まで凍える女です」  ブルース歌謡で新しい藤原をアピール [インタビュー]

藤原浩が2015年3月に出した新曲「骨まで凍える女です」は、今まで藤原が歌ってきたものと少々毛色が違う。キングレコードのディレクターをはじめ制作スタッフは新しい藤原浩を求めて、このところ3作続けて試行錯誤を続けているのである。ブルース歌謡と呼ぶ今作はムードたっぷりな新たな藤原を見せてくれている。ディレクターの「真面目に歌う藤原もいいが、少し遊んでみろよ」のアドバイス通りに、歌い方を変えた。自宅にいても車の中でも繰り返し聴いているという新曲は彼自身にとっても、それだけ新鮮に映っているようだ。

藤原浩.jpg
藤原浩

 「骨まで凍える女です」とカップリングの「星空のパラダイス」ともに、作曲は藤原のソロ楽曲では初めて担当した樋口義高である。
 実は樋口はSteve Mirkin の名前で、藤原、北川裕之、岩出和也の3人のユニット、ザ・キングボーイズの楽曲を作曲しているその人なのである。Steveは俳優のスティーブ・マックイーンが好きな樋口が洒落で付けたものだ。

 「サンタナの『ブラック・マジック・ウーマン』のような楽曲でやってみたい、というディレクターに樋口さんの起用を提案したんです」


骨まで凍える女です.jpg そのように話す藤原は「いい作品になったと思う」と、自分のイメージを打ち破るきっかけになったことに満足気だ。
 新曲は藤原の担当ディレクターに中田信也が就いてから3作品目だ。中田は毎回新しい物に挑戦してきたが、これで再び大きな大きな冒険に踏み出した。今までの藤原浩の真面目で少しかた苦しい歌のイメージを変えることをねらったのだ。
 タイトルも「骨まで凍える女です」に落ち着くまでは、レコーディング直前まで二転三転した。


 「城卓矢さんの『骨まで愛して』がモチーフになっていたようです。骨まで凍える女です 〜 と歌うと、パンチが効いてとてもいいんです」

 ♫ からだ からだ全部が 〜 今までの演歌やムード歌謡と違って、粘っこくなく、軽く歌うのは新しい試みだ。

 カップリングも力を抜かなかった。最初は「宗右衛門町ブルース」のような楽曲を考えていたようだ。出来上がってみると、それよりもずっとおしゃれなムード歌謡曲になっていた。前作のカップリング「とりあえずビール」と同様に大冒険であったし、新たなファン層の獲得をねらったような歌って踊れる作品になった。

 こうした<藤原浩大躍進作戦>も3年目に入っている。
 その切り札とも言える今作「骨まで凍える女です」は、客の反響は良く、カラオケ愛好家からは歌いいいと喜ばれている。彼の周りからも「藤原のいいところが出ている」と好評だ。
 そうした声に押されるように藤原も「背伸びをしないで、伸び伸びと歌える。歌っていて心地いい」と話す。

 歌う本人が歌って気持ち良くなくて、聴き手が気持ち良いはずがない。
 「いい成果を上げないと。これをステップに次につなげていきたい」と藤原。
 全国をキャンペーンで飛び回って、歌を届けている。

 移動のお供はかつては、ミステリー小説だったが、好きな作家が寡作なこともあって今は愛用のタブレットが友だちだという。





[藤原浩 オフィシャルサイト]
http://members2.jcom.home.ne.jp/hiroshi-fujiwara/
[藤原浩 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=17853




nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 4

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。