松原のぶえ(徳間ジャパンコミュニケーションズ)と坂井一郎(同) 初デュエット曲「相惚れ仁義」 発売日に大衆演劇の劇中で初披露 徳間ジャパン50周年企画 大阪・新世界の大衆演劇の「浪速クラブ」で [新曲発表]
初のデュエットに大満足の松原のぶえと(右)坂井一郎
◆松原のぶえと坂井一郎のふたりが初めてデュエットした新曲「相惚れ仁義」(作詞・もず唱平、作曲・聖川湧、編曲・伊戸のりお)を、発売日の2015年11月4日、大阪・新世界の大衆演劇専門劇場「浪速クラブ」で公演中の劇団KAZUMA(座長・藤美一馬)による「千鳥の曲」の劇中に飛び入り出演して初披露した。共に初めてという大衆演劇では駆け落ちをするふたりの役どころを演じた。座長の藤美一馬も「完璧な芝居」と、ふたりの初演技に文句なしの表情。劇場はふたりのファンも交じって大入り。
大衆演劇の劇中で「相惚れ仁義」を披露する松原と坂井
大衆演劇への出演から坂井とのデュエットもセリフ入り歌詞も、全部がぜんぶが初めてという松原はデビュー36年目のベテランにもかかわらず「いつになく緊張してお客さんの反応も分からないほどでした。でもこのステージ、癖になります。チョー楽しかったです」と興奮気味。
一方の坂井も初めてのステージに「素晴らしかったです。ハマりました。個人的にまた見に来ると思います」と、こちらも「チョー最高」な気分に浸っていた。
その新曲のデュエット曲「相惚れ仁義」は徳間創立50周年企画のデュエット曲シリーズの4作目。商人のせがれ役の坂井が渡世人の姐御(松原)に惚れてしまうという内容。もず得意の浪花任侠ものである。やんちゃなイメージの坂井としっかり者の松原といった取り合わせが楽曲にぴったりとハマる。
歌謡ショーで歌う松原のぶえ(左)と坂井一郎
ふたり揃ってのレコーディングの際に、もずや聖川からは「いいんじゃない」と言われたものの松原にとって初めての自分のセリフは「学芸会のよう」で納得がいかない様子。「これから歌い込んでレベルを上げていきます」という。
昭和の香りがする懐かしいメロディーの楽曲だけに「事あるごとに2人で歌っていきたいし、たくさんの皆さんにも歌ってもらいたい」と、新曲に期待を寄せていた。
劇団KAZUMAの藤美一馬座長(右)と若手人気役者
こっそりもずにセリフの指導を受けていたという坂井は「音符が付いていないだけにセリフは難しいですが、自信を持って堂々と歌うことが大切」と話し、「松原さんとのいい縁をいただきました。これから全国の皆さんに広めていきます」と、話していた。
■芝居は媚薬
「芝居は媚薬ですね」というふたり。
ステージでは別人になったようで高揚気味だったという松原は「歌の声が出なくなったら、おばちゃんの役でもいいので演ってみたい」と、大衆演劇にぞっこん惚れこんだ様子。
さらに「手先のきれいさや姿が大きく見える所作は歌のステージにも勉強になりました」とも。
「完璧」と太鼓判を押された松原・坂井の芝居
普段から松原の歌で踊っているという藤美座長は「これからは『相惚れ仁義』もレパートリーに加えます」と言って、松原と坂井を喜ばせていた。
幕間には座員たちもCD販売に協力
ふたりが出演した芝居「千鳥の曲」は、盲目の弟を三味線弾きとして育てるために涙をのんで別れるという人情劇。この劇中で渡世人から足を洗おうとする女を連れて逃げる男を、松原と坂井が演じている。その劇中で「相惚れ仁義」が披露された。芝居と歌、時間にしてわずか10数分。幕間には新曲のCDも販売されていた。
華やかな舞踊ショーをはさんで、松原が10月7日に出した「能登みれん」を、坂井が今年1月に出したフォーク調演歌「京都のとんぼ」を歌ったふたりの歌謡ショー。「相惚れ仁義」のカップリング「新宿そだち」もデュエットで披露した。
[松原のぶえ オフィシャルサイト]
http://www.nobue-matsubara.jp/
[坂井一郎 オフィシャルサイト]
http://www.sakaiichirou.com/
[徳間ジャパンコミュニケーションズ]
http://www.tkma.co.jp/
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