SSブログ

道頓堀SUPER歌謡劇場 三波春夫の「元禄名槍譜 俵星玄蕃」を再現! 昭和歌謡曲と浪曲の初コラボの名作 [ライブ]

◆三波春夫のあの名曲「元禄名槍譜 俵星玄蕃」が道頓堀で蘇った。2016年7月19日、大阪・道頓堀のライブハウス道頓堀ZAZAで開かれた「第18回道頓堀SUPER歌謡劇場」に、浪曲師で脚本はじめ多数の浪曲関連の執筆を手がける芦川淳平が初出演。三波春夫の代表曲「元禄名槍譜 俵星玄蕃」を披露した。今年2月に開腹手術をしたおおい大輔は、11月に予定しているZeep Namba(大阪)で恒例の単独ライブに師匠の天童よしみがヘルプ出演することと10月にはど演歌の新曲を出すことを満員の観客に報告した。

第18回道頓堀SUPER歌謡劇場.jpg
出演者が勢ぞろいして「大阪ヒューマンランド ~ やんか!~ 」を歌う

 今回で18回目になる道頓堀SUPER歌謡劇場は芦川淳平が三波春夫の「チャンチキおけさ」を歌って幕を開けた。三波春夫と言えば数々の歌謡浪曲で知られるが、1964(昭和39)年の東京オリンピックの際に歌われた「東京五輪音頭」でも知られる。

芦川淳平2.jpg
芦川淳平

 2020年には2回目の東京オリンピックが開かれるが、会場に詰めかけた昭和歌謡世代の観客にとって東京オリンピックと言えば、やはり「素晴らしい秋日和」のもとで開幕した昭和39年当時のものであることに違いない。

芦川淳平1.jpg
芦川淳平

 笑顔は三波春夫、悪口は広沢瓢右衛門の影響を受けたという芦川は「昭和39年と言えば2代目広沢虎造が亡くなっています。また三波春夫によって歌謡曲と浪曲がひとつになった歌謡浪曲が初めて誕生しています。それが長編歌謡浪曲『元禄名槍譜 俵星玄蕃』でした」と解説。
 早速ステージで「元禄名槍譜 俵星玄蕃」を歌ったほか、広沢虎造の浪曲「清水の次郎長」も演じた。

おおい大輔2.jpg
おおい大輔

 「男の愚痴と幸せ探し」「昭和時代の忘れ物」などを歌ったおおい大輔は、10月に新曲を出すことを報告した。「最新曲の『男の愚痴と-』はムード歌謡曲ですが、今度はど演歌です」。

おおい大輔1.jpg
おおい大輔

 さらに11月14日に大阪・なんばのライブハウス・Zeep Namba(大阪)で開く「まあええかライブ 2016」は、師匠でもある天童よしみが彼の術後の体調を気遣って出演する。おおいは「ライブの半分は天童さんが歌ってくれるというです」と、思わぬ好意に感謝の表情。


生駒尚子2.jpg生駒尚子1.jpg

















生駒尚子

 初出演の生駒尚子はオープニングで坂本冬美の「祝い酒」カバーしたほか、最新曲「浪花の女房」を披露した。彼女は河内音頭の音頭取りで知られる生駒一の娘で、小さい頃から河内音頭に親しみ、今では夏場ともなれば各地の盆踊りで自ら櫓に立つ忙しさ。
 その「河内音頭」をステージで歌うと、客席からは手拍子が沸き上がって祭りムードに変わってしまったほど。

塩乃華織2.jpg塩乃華織1.jpg

















塩乃華織

 塩乃華織は、松崎しげるの「愛のメモリー」と中村美律子の「河内おとこ節」をカバーするとともに、新曲「イエスタディにつつまれて」を歌った。「数多く道頓堀SUPER歌謡劇場に出演させていただいていますが、出演者・スタッフはみなファミリームードいっぱいです。客席のみなさんともファミリーになって行きたいです」と塩乃。

エンジュ2.jpgエンジュ1.jpg

















エンジュ

 デビューを控えている日系ブラジル3世のエンジュは<関西語>にもようやく慣れて、しゃべることも出来るようになってきたところ。道頓堀SUPER歌謡劇場をプロデュースしている中村泰士が、デビュー曲として作曲・作詞した「京みやび唄」「満月」を歌った。
 吉本興業の大道芸人・夫婦円満はキラキラ衣装で18番のバルーンアート芸をみせていた。

 次回、第19回昭和歌謡 道頓堀SUPER歌謡劇場は2016年8月16日、道頓堀ZAZAで開かれる。出演はオール巨人、浅田あつこ、松山ひろし、井上実香、エンジュ、大阪☆歌謡女子団。午後1時と同4時30分の2回公演。入場料は2500円。




nice!(13)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 13

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。