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真奈尚子(ビクターエンタテインメント) ひとあし早くクリスマスライブ ゲストに古谷充 ジャズのムードたっぷりに聴かせた1時間半 [ライブ]

◆ムード歌謡の真奈尚子が2016年12月8日、大阪・梅田のライブレストラン・ロイヤルフォースで、オリジナル曲からジャジーな楽曲まで幅広く全15曲を揃えて、ひと足早いクリスマスライブを開いた。ゲストにはアルトサックスの奏者でジャズシンガーとしても知られる古谷充を招いて、会場はジャズの雰囲気で満ちあふれていた。

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 真奈尚子による年末恒例のライブ「クリスマスナイト」。会場はいっぱいの客にあいさつを交わしながらステージに上がった。この日は、ムード歌謡の女王とも呼ばれる彼女だが、この日はジャズの色と匂いをふんだんに感じさせる選曲を見せた。

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 真奈が「1度、一緒にライブをさせてほしかった」とラブコールを送った古谷は、軽妙な大阪弁で客の笑いを誘いながらアルトサックスの演奏を聴かせた。その彼の演奏で「珍しい楽曲を選んでみた」と、彼女が用意したのは「色彩のブルース」「風の盆恋歌」の2曲だった。

 石川さゆりが歌った「風の盆恋歌」は、哀調漂う切ない恋の歌。それを古谷のアルトサックスを交えて、ジャジーな真奈オリジナルのムード歌謡に仕上げて聴かせた。同じように女性の情念をたっぷりと感じさせたのが、壮大なドラマを想わせる「離さないで」。竹久夢二生誕120周年記念松竹映画「およう」の主題歌として2002年に制作された楽曲である。

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 ライブでは「アモール・モナムール・マイラブ」「慕情」といった外国映画の主題曲も盛り込んだ。英・米合作映画「旅情」の主題歌で、日本では岸洋子や倍賞千恵子などが歌っている「アモール - 」と、「慕情」はジャズのスタイルで古谷とデュエットして見せた。

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古谷充
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 オリジナル曲の「愛の背中」は、2011年に出した「小さな酒場」のカップリング。<歌謡曲がジャズ色になった>をキャッチフレーズに話題を呼んだ1曲である。
 デビュー曲の「あなたのタンゴ」(1989年)は、発表して27年目で初めて通信カラオケ(第一興商・DAM)で16年12月26日から配信されることが決定している。

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中村泰士(中央)と歌う真奈尚子

 真奈は2017年1月17日には、作詞家で作曲家の中村泰士がプロデュースする昭和歌謡 道頓堀SUPER歌謡劇場への出演が決まっている。この日は中村も姿を見せ、真奈の歌に聴き入っていたが、中村が飛び入りで、自らが作曲して1970年にザ・ピーナッツが歌ってヒットした「大阪の女」を聴かせた。
 80歳の古谷とは3歳違いの77歳の中村が「今度はふたりで一緒にライブをしたいですね」と持ちかけると、古谷も「ぜひやりましょう」と来春にも実現しそうだ。

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 アンコールでは「ホワイトクリスマス」を古谷の演奏を入れて歌った。

 真奈は「ジャズが生まれてまだ100余年。これからは本格的にジャズの勉強もしていきます。まだまだ勉強しなければならないことばかりですが、1歩1歩前へ進んでいきます」と、2017年へ向けての抱負を話していた。


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[真奈尚子 オフィシャルサイト]
http://manamusic.net/index.html
[真奈尚子 ビクターエンタテインメント]
https://www.jvcmusic.co.jp/-/Artist/A000169.html





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