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福島はじめ、今年デビュー25周年 デビューコンサートを振り返る [インタビュー]

◆日本クラウンの歌手、福島はじめが今年5月22日で、デビュー25年目を迎える。四半世紀を区切りにして、今までを振り返るとと共に、将来への飛躍を期した内容のデビュー25周年記念コンサートの開催を考えている。しかし新型コロナウイルスの影響で、先は見通せないなど、実施はまだ不透明だという。そうした中、福島にデビュー当時を振り返ってもらった。

福島はじめ・デビュー曲女のかさね夢.jpg
福島はじめのデビュー曲「女のかさね夢」


 福島は25年前、高田まさひろの芸名で歌手デビューした。それを記念したコンサートは、地元の福島県南相馬市のホールで開かれた。
 デビュー曲は「女のかさね夢」(日本クラウン)。作詞は師匠と呼ぶ清水峰湧。作曲は伊藤雪彦、編曲が京建輔であった。
 この日のゲストは、黄金の指を持つと言われた伝説のギタリスト木村好夫(1996年7月5日没)であった。福島は「新人の特別ゲストとしては全くの異例だった」と話す。

 コンサートに先立って師匠の清水は福島に「歌いたいものを書き出してみろ」と指示している。
 その時、まだ21歳だった福島は、木村の代表曲「おまえとふたり」を入れたという。すると清水は「木村好夫の歌を本人がいる前で歌うなんて、お前には10年早い!」と一喝され、渋々、別の楽曲に差し替えている。

 福島にとって初舞台であったデビュー記念コンサートでの衣装は、初々しくシンプルな紺のスーツで臨んだ。
 いざコンサートが始まってみると、「歌よりも最初の挨拶をしっかり話せるかが不安でした。師匠の挨拶に続いて僕が話す番でした。師匠が横で見ており、何を話したのかは全く覚えていません。それほどに、初舞台は最初から最後まで緊張の連続でした」と福島。

 地元という地の利もあって、450席ある会場は昼夜2回公演のどちらも立見が出るほどの満席であった。「素晴らしい第一歩を踏み出せましたが、このコンサートで経験したことは、今も大切にしています」

 コンサートの半年後、特別ゲストとして出演した木村好夫が亡くなった、という報せを福島は受け取った。
 これが福島の歌手生活のスタートの1年目であった。


[福島はじめ 北国終列車特設ページ]
https://fukushima-hajime.com/










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