真木柚布子(キングレコード) 「雨の思案橋」売れ行き好調 ひとり芝居「思案橋悲恋」交えた特別公演 全国縦断中 目指すは演歌ミュージカルの女王 [インタビュー]
◆真木柚布子が全国縦断特別公演を行っている。2012年11月17日には富山県高岡市のふくおか総合文化センターUホールでも開く。第一部がひとり芝居「思案橋悲恋」。この劇の中で歌われているのが、今、売れ行き好調な9月発売の新曲「雨の思案橋」である。第2部は真木の歌謡ショーで、最新曲をはじめ代表曲などを披露している。歌手デビューしてすぐに始めたひとり芝居を「演歌ミュージカル」といった新たなジャンルとして確立したいという。
公演は、ひとり芝居が約45分、歌謡ショーが1時間余りの計2時間程度である。10月4、5の両日、東京・ヤクルトホールで行った東京公演では、3回公演に集まった1000余人の観客は、これぞ真木柚布子と言わんばかりの歌と踊り、芝居に堪能した。
16歳から始めたという日舞、劇団四季仕込みの演技、そしてデビュー24年のキャリアを持つ演歌。この3つをミックスさせたのが目指す演歌ミュージカルである。
「歌手は歌が上手いのは当たり前ですし、上手い人はたくさんいらっしゃいます。そのような中で、ほかの歌手とは違うカラーを出すには、自分の得意分野を総動員させて、ほかの人がやらないことをしようと思ったわけです」
東京・ヤクルトホールでの公演のもよう
歌と芝居という組み合わせならば、ほかにも取り組んでいる歌手はいる。デビュー24年目という真木柚布子ならではの演歌ミュージカルとは、どういうものなのか。
昔は1ヵ月公演で座長を張って、ということも考えていという。
しかし長年、観客と接してきた今、彼女の思いは変わってきた。
「大セットでは伝えきらない、大・小道具は何もなくても私の目の動き、汗や涙までも見てもらえるライブのようなものを考えています」と、より観客に近づけた歌と芝居を目指す。
「1人芝居と言っても照明や音響は必要ですが、公民館やお寺など小さな会場でも演じてみたい」
その劇中歌でもある新曲「雨の思案橋」は、9月26日に発売されたが、出足好調で「実売枚数は伸び続けています」といい、ここ数年では記録的な数字になっている。
多くの人はこの楽曲のどこに魅力を感じているのだろうか。それは真木のこの言葉の中にヒントがあるようだ。
「歌っていて実に心地が良いのです。無理なく歌え、全編に渡って歌い甲斐があります。最初に作品を頂いた時に、詞も曲も素晴らしいと感じていました」
歌う者だけではなく、聴く者にとっても心地いい。
劇中歌に採用したことでもわかるように「この歌は語らせてくれます。ひとつひとつのフレーズは切れているけれども、どれも切れ目がない、いい間があることを感じます」という。
その間が、歌全体の流れを滑らかにして、聴く者を気持ち良くしてくれているようなのだ。
芝居の香りを滲ませた楽曲作りの成果だろう。
ジャケットの写真では時代劇を感じさせる縞模様の衣装を用いた。演歌歌手の衣装としては珍しい。これも真木の個性へのこだわりである。帯は大好きな紫色を合わせた。
CDショップでは「ジャケットを見ただけで買っていくお客さんもいます」というほどで、歌って踊るひとり芝居の真木柚布子は、演歌界でひときわ異彩を放っている。
[真木柚布子 オフィシャルウェブサイト]
http://www.yukomaki.com/index.html
[真木柚布子 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=12453
公演は、ひとり芝居が約45分、歌謡ショーが1時間余りの計2時間程度である。10月4、5の両日、東京・ヤクルトホールで行った東京公演では、3回公演に集まった1000余人の観客は、これぞ真木柚布子と言わんばかりの歌と踊り、芝居に堪能した。
16歳から始めたという日舞、劇団四季仕込みの演技、そしてデビュー24年のキャリアを持つ演歌。この3つをミックスさせたのが目指す演歌ミュージカルである。
「歌手は歌が上手いのは当たり前ですし、上手い人はたくさんいらっしゃいます。そのような中で、ほかの歌手とは違うカラーを出すには、自分の得意分野を総動員させて、ほかの人がやらないことをしようと思ったわけです」
東京・ヤクルトホールでの公演のもよう
歌と芝居という組み合わせならば、ほかにも取り組んでいる歌手はいる。デビュー24年目という真木柚布子ならではの演歌ミュージカルとは、どういうものなのか。
昔は1ヵ月公演で座長を張って、ということも考えていという。
しかし長年、観客と接してきた今、彼女の思いは変わってきた。
「大セットでは伝えきらない、大・小道具は何もなくても私の目の動き、汗や涙までも見てもらえるライブのようなものを考えています」と、より観客に近づけた歌と芝居を目指す。
「1人芝居と言っても照明や音響は必要ですが、公民館やお寺など小さな会場でも演じてみたい」
その劇中歌でもある新曲「雨の思案橋」は、9月26日に発売されたが、出足好調で「実売枚数は伸び続けています」といい、ここ数年では記録的な数字になっている。
多くの人はこの楽曲のどこに魅力を感じているのだろうか。それは真木のこの言葉の中にヒントがあるようだ。
「歌っていて実に心地が良いのです。無理なく歌え、全編に渡って歌い甲斐があります。最初に作品を頂いた時に、詞も曲も素晴らしいと感じていました」
歌う者だけではなく、聴く者にとっても心地いい。
劇中歌に採用したことでもわかるように「この歌は語らせてくれます。ひとつひとつのフレーズは切れているけれども、どれも切れ目がない、いい間があることを感じます」という。
その間が、歌全体の流れを滑らかにして、聴く者を気持ち良くしてくれているようなのだ。
芝居の香りを滲ませた楽曲作りの成果だろう。
ジャケットの写真では時代劇を感じさせる縞模様の衣装を用いた。演歌歌手の衣装としては珍しい。これも真木の個性へのこだわりである。帯は大好きな紫色を合わせた。
CDショップでは「ジャケットを見ただけで買っていくお客さんもいます」というほどで、歌って踊るひとり芝居の真木柚布子は、演歌界でひときわ異彩を放っている。
[真木柚布子 オフィシャルウェブサイト]
http://www.yukomaki.com/index.html
[真木柚布子 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=12453
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