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高橋樺子(徳間ジャパンコミュニケーションズ)   戦争を検証する歌を披露   新曲「サラエボのバラ」も歌う   ピース大おおさか [イベント]

樺子2.jpg◆ブラジルで日系人たちによる紅白歌合戦にゲスト出演して帰国したばかりの高橋樺子が、2012年12月9日、大阪市中央区の大阪国際平和センター(ピース大おおさか)で開かれた平和祈念事業のイベントに出演。フィリピンで戦犯として囚われの身にある元日本兵を救い出すきっかけを作った「モンテンルパの夜は更けて」(渡辺はま子&宇都美清)や、オリジナルの新曲「サラエボのバラ」など5曲を、作曲家でピアニストの田中裕子さんの伴奏で歌唱した。


 この日、高橋はブラジルで好評を博したという紅花柄の帯地を正面縦に配した真っ黒のドレスで登場した。






 戦争を検証するのを目的に選曲したという「モンテンルパの夜は更けて」は、昭和27年に大ヒットした。この歌はフィリピン、マニラ郊外のモンテンルパ刑務所の日本人死刑囚が、作詞作曲した歌とされている。
 戦時中の戦地慰問で自分も戦意を煽った責任があると感じた渡辺はま子は、同年、モンテンルパで着物姿で歌ぅたという。これがきっかけとなって、当時のフィリピン国大統領は「戦争は憎いが、こんなに優しく悲しい歌を作る人たちも日本人だ」として、戦犯を減刑などの特赦を与えたという。

 高橋は、そうしたエピソードを説明するとともに歌った。

 このほかにも作曲家吉田正のデビュー作で、彼が捕虜収容所で披露したのが最初という「異国の丘」も歌った。復員兵がNHKのど自慢で歌って世に出たとされている。


樺子1.jpg オリジナル曲は東日本大震災復興支援歌「がんばれ援歌」と、平和を脅かす戦争を2度と起こしてはいけないと歌った「ドリナの橋」とともに、ドリナの橋の姉妹曲となる「サラエボのバラ」(作詞・高林こうこ、作曲・田中裕子)も初披露した。
 この歌は、サラエボを舞台に、戦争で失った家族の幸せを取り戻そう、という内容。高橋の新たな代表曲として期待されている。


 イベントではまた、宝塚大学の朝野富三教授が「三畳小屋の伝言 陸軍大将今村均の戦後」と題して、今村氏が1968(昭和43)年に82歳で亡くなるまで、戦後の日本と日本人を見届けようとした姿を語り「戦争を伝承して行く必要がある」などと話した。








[高橋樺子 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
http://www.tkma.co.jp/new_release_detail/id=1427




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