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ハン・ジナ(日本クラウン) 美味しく歌う「ガラスの部屋」 女心を耳元でつかむ [インタビュー]

ハン・ジナ.jpg◆このところ人気急上昇中のハン・ジナが去年11月に出した新曲「ガラスの部屋」が、オリコン誌の演歌・歌謡曲チャートで初登場2位でスタートした。それ以降も好調を持続している。7年前に出したインディーズ盤アルバムに収録した「窓」を2012年に日本クラウンでシングルカット。それが日本でのハン・ジナブームに火を付けた。今作では、壊れていく恋を肩の力を抜いて、ため息かと思えるような吐息で歌の主人公の心の内を表現する。まるで映画が終わる時のように、聴く人はもちろん歌う本人さえも余韻を持たせて歌い終わる。










 ハン・ジナは決して歌い上げることなく、鼻歌のように揺れる女心を耳元で掴んで歌う。
 「誰もが『ガラスの部屋』の主人公が好きなのでしょうね。少し歯がゆいけれど、こういう主人公に一度はなってみたい、と憧れるのだと思います」

 オリコンの2015年1月12日付け演歌・歌謡曲チャートでは23位にランキングされるなど、好調さを維持しているのも、そうした女心を掴んだからだ。
 それにハン・ジナ本人も言うように、「この『ガラスの』は歌いやすい」のがCDの売れ行きを上向かせている。


ハン・ジナ ガラスの部屋.jpg 日本でデビューして18年になる。
 生まれ育った韓国では大学時代に音楽サークルでボーカルを担当し、歌謡祭ではグランプリも取った。第二外国語で日本語を専攻し、アルバイト先のレストランでは「ブルーライト・ヨコハマ」など日本の歌を歌っていた。
 以来ずっと「日本で歌手になりたい」と、夢を追いかけてきた。

 インディーズ時代から彼女は、悲しい愛の歌を歌ってきた。
 ちょっとハスキーな声が魅力を増す。
 「現実の私とはまったく違うんですが」と笑って見せるが、日本で歌う夢を実現させた今、彼女は「上手い歌い手よりも味のある歌い手」を目指し「自分らしく、美味しく歌う歌手になりたい」と、次の夢を見る。

 韓国・ソウルに80歳になる母親を置いて東京で暮らす。
 「もっと頑張ってテレビを通じてファンやお母さんにあいさつができるようになりたい」
 彼女の夢は次々とふくらんで行く。

 大阪をはじめ関西での仕事も多くなった。
 「大阪は第二のふる里のような気もする」ほどで、コリアンタウン鶴橋が活気と人情があって好きな町だという。すっかり日本に溶け込んで、好きな日本語も「一期一会」と、日本の諺にも通じている。

 1月25日には大阪市都島区の太閤園でディナーショーも開く予定だ。





[ハン・ジナ オフィシャルサイト]
http://www.b-han.jp
[ハン・ジナ 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/han-jina/whats.html
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