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レーモンド松屋(ユニバーサル・ミュージック)  大阪・心斎橋のミューズホールでライブ 会場は新曲「Kissしてハグして大阪」などレーモンドワールド充満 [ライブ]

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◆大阪の新しいシンボル、あべのハルカスを素材に取り込んだ新しい大阪のスタンダードソング「Kissしてハグして大阪」。それを5月に発表したレーモンド松屋が2016年7月22日、大阪・心斎橋のライブハウス・ミューズホールで「レーモンド松屋ライブ ~ 大阪パラダイス ~ 」開いた。彼の原点である瀬戸内の海と島々を歌った楽曲をはじめ演歌などの提供楽曲、そして最新曲までを盛り込んで全15曲を歌った約1時間半。最後はスタンディングオべーションまで誘う楽しく魅力たっぷりの内容だった。

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 コンサートホールや店頭ライブでは取材したことはあるものの、ライブハウスでレーモンド松屋のライブを見るのは初めての体験だった。彼が「安芸灘の風」でメジャーデビューしたのは2010年。59歳になっていた。それ以前のレーモンドは、インディーで発表していた「安芸灘の風」「来島海峡」を女性キーボード奏者で、今も彼の楽曲作りやライブには欠かせない存在である野嶋久仁子と一緒に、四国各地で歌っていた。
 デビュー前の、まさか五木ひろしから楽曲制作の依頼を受けるなんて当時、本人も想像もしていなかったし、それでもシンガーソングライターとして高いアーティスト性を持っていた姿を、記者はひとり、ファンが撮影したであろうYouTubeの動画を楽しんでいたのである。

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 昨夜はパソコン画面から飛び出した生レーモンドだった。会場の半分は熱狂的なファンが陣取っていた。ペンライトが揺れる。オープニングは演歌色の強い「望郷屋台酒」。続いて今治沖の海峡をデッサンしたような「来島海峡」
 この「来島海峡」とともに、この日ライブで歌った「燧灘」「安芸灘の風」「朝やけの二人」は、いずれもおだやかな瀬戸内の様子を切り取った楽曲で、パステル画でも見ているような気持ちにさせてくれる。「朝やけの二人」では、レーモンドが自身のグッズのタオルハンカチを客席のファンと一緒に振っての盛り上がりぶり。

 地元の瀬戸内沿いの愛媛県西条市に住み続けている彼は、そんな風景を見ながら楽曲作りの想を練っている。

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 その彼が今年、大阪の歌を作った。日本一の高さを誇るあべのハルカスを見て、その新しい大阪の歌を想いついたというのだ。それが「Kissしてハグして大阪」。「洋楽・ロックでしばしば使われるというリズムを歌謡曲に取り入れ、好きなポップ系のアレンジをして作った」(レーモンド松屋)という小気味良さは、中高年の多くを魅了する。
 CDは「星空のエレベーター」と両A面を構成するが、ボーナストラックとして「面影」を収録している。

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 ライブではもちろんその3曲ともに披露した。レーモンドは「あべのハルカスを見て、ぜひとも大阪の歌を作りたいといった衝動に駆られた。『夜明けのブルース』が松山のスタンダードになっているように、『Kissしてハグして大阪』が大阪のスタンダードナンバーになってほしい」と、これにかける強い想いを話していた。

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 アンコールでは、それまでの白いジャケットを脱いで、黒の半そでTシャツ姿で「東京パラダイス」と再度「安芸灘の風」を歌って、幕を閉じた。





[レーモンド松屋 オフィシャルサイト]
http://raymondm.com/
[レーモンド松屋 ユニバーサル・ミュージック]
http://www.universal-music.co.jp/raymond-matsuya/




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