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原田悠里(キングレコード)  大阪・NHKホールでデビュー35周年記念コンサート 感謝の全15曲 [コンサート]

◆北島三郎ファミリーの長姉でデビュー35周年を迎えている原田悠里が2016年11月25日、大阪市中央区のNHK大阪ホールで「原田悠里35周年記念コンサート」を開き、35周年記念曲第2弾で10月に出したばかりの新曲「人生夢桜」など全15曲を歌った。ステージには、同じ事務所でデビュー15周年になる山口ひろみ(テイチクエンタテインメント)が祝福に駆け付けた。山口は記念曲「女の幸せ」を披露した。

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華やかに歌手人生35周年を歌う原田悠里

 オープニングのデビュー曲「俺に咲いた花」に次いで原田悠里は「歌手になって35歳を迎えました。みなさんの支えのお陰です。その35年を精一杯歌います」と、あいさつしたのに続いて歌ったのは、やっぱり「木曽路の女」だった。
 彼女の代表曲であるが、関西でのコンサートでは欠かせない、そして忘れることが出来ない1曲である。1985(昭和60)年に出したそれは、連日連夜に及ぶ関西でのキャンペーンの成果もあってヒットにつながったからだ。原田は「この歌がなければ、きょうここで立っていなかったかもしれません。(私は)関西で育ててもらった」と感謝の言葉を続けた。

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 原田悠里の関西でのコンサートと言えば、例年であれば夏に開催されている。それが今年は晩秋である。それだけ念入りに企画が練られたのだという。
 そのテーマは歌手・原田悠里の半生を振り返ることだった。旅情演歌のメドレーがあれば、シャンソンから歌謡浪曲までと幅広い、彼女の歌人生を披露した。

 そんな中でも原田の真骨頂は、ありったけの幸せを振りまいて歌っているという「津軽の花」。舞台を飛び跳ねて歌うのは、変わりない。しかも初の紅白歌合戦出場を勝ち取った想い出深い1曲だけに、会場も一緒になって手拍子を打っていた。

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 歌謡浪曲は32年前から二葉百合子の指導を受けているが、この日は二葉も歌った「九段の母」を、戦争の犠牲となった多くの人たちを悼むんで歌っていた。
 この二葉とともに、歌の師匠であり原田が先生とも呼ぶ北島三郎からも、本人の音声による35周年を祝うメッセージが届けられた。北島は「歌い手にはこれでいいということはないが、あまり上手くなり過ぎないで、それ以上に皆さんに愛される存在でいてほしい」と激励していた。

 それに応えて原田は「私は事務所の長姉ですが、一番の稼ぎ頭はキタサンブラック(北島三郎がオーナーの競走馬)です。私にとっては打倒キタサンブラックなんです」と会場を沸かせていた。11月27日、東京競馬場で行われた第36回GIジャパンカップにも出場して、当初の予想通りにGI・3勝目を勝ち取って、北島は勝利の歌を高らかに場内に響かせていた。

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花束を持って祝福に駆け付けた山口ひろみ

 歌手も馬も大活躍の北島ファミリーであるが、コンサートのステージに花束を持って原田に駆け寄ったのは山口ひろみだった。先輩の35周年を祝うとともに、自らも15周年であることから、北島が作詞したその記念曲「女の幸せ」を歌って華を添えた。

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 原田は終盤、35周年記念曲第1弾の「女・・みぞれ雨」、そして最新曲の第2弾「人生夢桜」を歌った。人生夢桜は11月17日に亡くなった作詞家、下地亜記子の作品。レコーディングの際には「いい歌を歌ってくれた」が、最後の言葉だったという。
 それに応えるかのように原田は「私を代表する1曲にしたい」と話し、また会場に集まったファンに向けて「感謝でいっぱいです。仲間と思って末永く可愛がって下さい」と呼びかけていた。

 「原田悠里35周年記念コンサート」は、12月1日には東京・大田区民ホール・アプリコ大ホールでも開く。


[原田悠里 オフィシャルサイト]
http://www.kitajima-music.co.jp/yuri/
[原田悠里 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=10099





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