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福島はじめ、ワンマンライブ オープニングではじめちゃんバージョンの長編歌謡浪曲も披露 大阪・朝日生命ホール [ライブ]

◆女歌「女の時雨」を歌う福島はじめ(日本クラウン)が、2019年5月19日、大阪・高麗橋の朝日生命ホールで「春の祭典 ワンマンライブ」を開いた。オープニングでは彼自身のためにアレンジされた長編歌謡浪曲「桂春団治」をフルバージョンで披露した。デビュー曲の「女のかさね夢」も聴かせ、最新曲の「女の時雨」まで全14曲を歌った。

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オープニングで聴かせた長編歌謡浪曲(左)


 いきなりの長編歌謡浪曲。しかも曲目は、約15分にもなるフルバージョンの「桂春団治」。歌に語りの演技といった熱演ぶりに、ファンは食い入るようにステージに目をやっていた。
 この楽曲、15年ほど前に中村美律子(キングレコード)から福島はじめのために音源を作ってもらった、というもの。しかも今回歌ったのは「初めてノーカットの15分超えのフルサイズ」(福島)という熱の入れよう。

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口笛奏者のもくまさあき氏とのコラボも見せた

 ライブではいくつかの初披露を含む楽曲を用意して臨んだ。
 それは三味線を取り入れての初音ミクバージョンの「千本桜」や「赤いランプの終列車」など鉄道もの、デビュー曲の「女のかさね夢」などと豊富。
 福島は、この日も歌った最新曲「女の時雨」を<初の女歌>とアピールしてきた。ところがデビュー曲は紛れもなく女歌であったのである。23年経って再び歌ったのだが、彼にとっては「改めてレコーディングしてみたい」(同)というほど思い入れの強い作品でもある。

 ライブではまた前作の「津軽恋ふぶき」やカバー曲の「星降る街角」(敏いとうとハッピー&ブルー)なども聴かせた。

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しっとりと歌う「女の時雨」。今秋には新曲も予定

 福島は8年前の東日本大震災では福島県南相馬市で被災し、津波で実家を流されている。そうした体験を経て「人の優しさが分かるようになりました。今度はその優しさを歌を通して、皆さんに届けられるようにしたい」と語りかけていた。

■2部は立樹みか・光岡洋などの歌謡ショー

 春の祭典は2部構成で、2 部では立樹みか(日本クラウン)光岡洋(同)松本恵美子(メロディーレコーズ)吉田秋(ジャパンエンタテインメント)による歌謡ショーが行われた。
 立樹みかは18年11月に出した「恋の龍」そのカップリング曲「熱海でブルースを・・・」などを披露。11年前に東京都内から熱海に移住した彼女は、その街と自ら営むカラオケラウンジもアピールしていた。

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立樹みか(右)と光岡洋

 鹿児島県出身の光岡洋はデビュー34年。鹿児島を舞台にした「島立ちの春」「よかにせ節」などを聴かせた。

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松本恵美子(右)と吉田秋

 松本恵美子「瀬田川の宿」「女の日本海」などを歌った。」


[福島はじめ オフィシャルサイト]
https://warakasu.jimdofree.com/福島はじめ/
[福島はじめ 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/fukushima/whats.html








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