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北川裕二(キングレコード) 大好きな関西弁のように優しく歌う「みなかみの宿」 水上温泉を舞台に報われない恋物語 [インタビュー]

◆関西弁って活力を貰えるんですー。2019年10月9日に出した新曲「みなかみの宿」のキャンペーンで来阪したングレコードの歌手、北川裕二は、このように話している。福島県郡山市出身の彼が関西弁と頻繁に接するようになったのは、2013年の「女のみれん」あたりから。この時からディレクターが大阪出身に変わった。物腰柔らかな言葉は「やる気を与えてくれる」という。事実、今作に至るまで、このところの数々の楽曲は多くの歌好きの人たちの心をとらえている。

北川裕二.jpg


 関西弁が今の北川裕二を作った、と言っても良いくらいである。
 「関西の言葉は温かみがあるんです。聞いていてもスーッと入り込めます」
 レコーディングで何時も同席する関西弁の担当ディレクターが話す言葉にも、それを感じるという。それが彼を前向きにしている。

 そのディレクターの元で「大衆演歌」と呼ぶ、聴く者にとっても耳あたりが良く、心地よく入り込んでくる作品でジワジワとファンを拡大してきた。
 新曲の「みなかみの宿」は、それをベースにしながらも、新たなご当地色を取り入れた宿ものシリーズである。

北川裕二 みなかみの宿.jpg この「みなかみの宿」は前作「伊豆しぐれ」同様に、温泉宿を舞台にしている。タイトルにある「みなかみ」とは群馬県みなかみ町のことで、全国的に知られた温泉町である。
 「報われない女性が主人公の女歌ですが、決して暗くならないように歌っています」

 北川裕二らしさあふれる女歌である。
 ♪ 女は深みで 溺れるの 〜 3番に出てくる歌詞は、主人公の男性への想いの強さを表しているが「こんなに惚れられると心苦しいですね」と北川。
 演歌に登場する女性の多くを代表しているかのようであるが、それに反して男はこの楽曲では ♪ いつでも 浅瀬を歩く 〜 と、何時もずるいのである。

 静かな落ち着いた温泉町は歌のイメージにピッタリな、絵になる演歌である。
 プロモーションビデオは、みなかみ町のホテルの庭園や、歌にも出てくる吊り橋「笹笛橋」などで撮影をした。

 カップリングの「相馬の辰五郎」は、福島県相馬の野馬追祭りをモチーフに、酒好きで暴れ者だが妻と子供には人一倍優しい辰五郎という架空の人物を主人公に、威勢よく歌う。
 福島県出身の北川が地元を元気付ける1曲である。

 このところ健康第一な生活を続けている。病院での毎月1回の定期検査も欠かさないほど。そのせいか、体形も心なしかスリムになったようである。
 そんな絶好調ぶりが、新曲「みなかみの宿」にも現れている。





[北川裕二 オフィシャルサイト]
http://www.kitagawa-yuji.com/
[北川裕二 キングレコード]
https://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=10436







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