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木下結子(日本クラウン) 2018年最後のChuーChuライブ 第51回日本作詩大賞ノミネート作品「おはじき」からカバー曲までを熱唱 [ライブ]

◆日本クラウンの歌手、木下結子が毎月、大阪・千日前のカラオケ夢想歌で開き、今年最後となる「ChuーChuライブ」が2018年11月29日に開かれた。第51回日本作詩大賞にノミネートされた高畠じゅん子作詞の「おはじき」やデビュー曲の「放されて」などオリジナル曲からカバー曲までを歌って客席を沸かせた。

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今年最後のChu-Chuライブをファンと一緒に楽しんだ木下結子


 12月8日、第51回日本作詩大賞が発表されるが、それに先駆けて17作品がノミネートされている。その1曲に木下結子が歌う「おはじき」(作詞・高畠じゅん子、作曲・杉本眞人、編曲・矢田部正)が選ばれている。
演歌・歌謡曲の育成を目的にした同大賞発表の模様はテレビで放映されるが、席には木下は作詞家の高畠と一緒に臨むという。

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ドラムは大樋稔(左)
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井上のギター伴奏でカバー曲も

 昨夜のライブでは、その「おはじき」からデビュー曲の「放されて」、日本クラウン移籍第1弾で、高畠が木下に初めて書いた作品「ウヰスキー」、そして今日の木下を確立することになった「ノラ」も歌った。木下は「数々のオリジナル曲の中でも、『ノラ』があったればこそ、今まで途切れずに可愛がってもらった」と話した。

 ChuーChuライブの楽しみは、木下のカバー曲の歌唱にもある。この日も久しぶりに歌ったという石原裕次郎の「北の旅人」や神野美伽の「雪簾」吉幾三の「雪國」などを、ギタリストの井上善日居のギター伴奏で、オリジナルの世界観をそままに木下ならではの表現で聴かせると、客席からは大きな拍手が送られていた。

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ギタリストの井上善日居

 井上のギター独奏もライブでは恒例のコーナーで、今回は渡辺はま子・霧島昇の歌唱で知られる「蘇州夜曲」を聴かせた。

 かつてテレビのモノマネ番組の常連だったという木下は、今年最後のライブということもあって、浅田美代子の「赤い風船」伊藤咲子の「ひまわり娘」などを真似て、サワリを披露して会場を沸かせていた。

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 会場には京都在住の歌手、西小路一葉の姿も見られた。次回のChuーChuライブは、2019年1月16日、同じカラオケ夢想歌で午後7時30分から行われる。


[木下結子 オフィシャルサイト]
http://nora-yuiko.jugem.jp/
[木下結子 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/kinoshita/whats.html








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浅田あつこ(徳間ジャパンコミュニケーションズ) 関西にこだわり続けて25年 新曲「いさりび鉄道」 舞台は 「霧多布岬」(‘05年) 以来の北の大地 [インタビュー]

浅田あつこ2.jpg◆徳間ジャパンコミュニケーションズの歌手、浅田あつこがデビュー25周年記念シングル「いさりび鉄道」を2018年12月5日にリリースする。舞台は北海道の旧JR江差線の函館から木古内間を走る第3セクター、道南いさりび鉄道。作詞家の鈴木紀代が実際に乗車して着想したという。すでに函館観光大使就任が決定しており、来春には現地で任命式も。デビューから一貫して大阪を拠点に活動してきた彼女、これからも関西にこだわり続けて歌って行くという。


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 この歌が、先の地震で落ち込んでいる北海道の元気を押し上げてくれればうれしいー。浅田あつこはこのように、新曲「いさりび鉄道」に期待を寄せる。
 この楽曲を書いた作曲家の杉尾聖二、編曲家の伊戸のりおはいずれも北海道・札幌市の出身である。さらに歌詞を書いた鈴木紀代は今年、北海道で骨折し、現地で入院生活を送っていたという。そこで生まれたのが、かつて乗車したことがあるいさりび鉄道を題材にした、この恋歌だったのである。

 なんとも稀な3人の北海道繋がりで出来上がった「いさりび鉄道」である。浅田は北海道を舞台に歌うのは、2005年に出した「霧多布岬」以来だという。
 「北海道旅行で行ってみたい所のナンバーワンは函館なんですって。新曲はきっと、漁火を見ながら走るロマンチックないさりび鉄道との架け橋になってくれるでしょうね」

 そんな新曲はすでにファンの前で披露されている。反応は上々だという。
 「まるで私が掃除機にでもなったかのように、聴く人たちを次々と吸い込んでいくようで、気持ち良く歌えますね。イントロが流れると、北海道の景色が浮かんでくる壮大さを感じます」

■大阪のあっちゃんやで、オッチャンと違うで

浅田あつこ1.jpg カップリングは「河内のおとこ」
 お得意の河内ものである。前作の「河内のからくち」など、彼女には地元の河内を歌った楽曲は多い。河内もののオリジナル楽曲を集めた、たとえば「ザ・河内」のようなアルバムも出してみたいという。

 浅田あつこと言えば関西。関西と言えば浅田、というように、25年間、脇目も振らずに活動拠点は関西に置いてきた。東京へ来ないか、といった誘いもあったが「一度も関西を離れたことがありません。自分らしくいられる、居心地の良さが一番の理由ですね」と、関西でのポジションを作り上げてきた。

 大阪で形になるものを追い求め、関西から演歌・歌謡曲を盛り上げて行きたい、と頑張り続けてきた。ステージを降りると大阪のあっちゃんだが。一度、ステージに上がると全国区のあっちゃんの顔になる。


 もちろん大阪にいるハンディもあった。
 「ラジオ番組も少ないし、全国ネットのテレビにもなかなか出演できなかった」
 遠回りしたものの関西の顔になった今は、東京からも声がかかるようになった。
 これからも関西に居続けるのに変わりはない。
 「東京に住み家を持てるように頑張ります」

 25周年を記念したイベントも企画中である。コンサートも演りたいという。
 「これを機に自分を見つめ直してステップアップさせたいですね。今までもそうであったように、後は振り返らずに、前だけを見て行きたいです」
 浅田あつこはこれかもぶれることなく、大阪のあっちゃんとして愛くるしい笑顔を振りまいてくれることだろう。





[浅田あつこ オフィシャルサイト]
http://www.anchi.tv/top.html
[浅田あつこ 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
http://www.tkma.co.jp/enka_top/asada.html






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渚月あかり(ホリデージャパン) 男性ファンを惹きつける「済州島」 魅せて聴かせるライブショーを [インタビュー]

渚月あかり2.jpg◆歌手でモデルの渚月あかり、才色兼備な女性に付けられるという〈美魔女〉の異名も持つ。2018年7月に、ホリデージャパン移籍第4弾の「済州島(チェジュド)」を出した。情熱的でダイナミックな歌詞とメロディーが男性から支持されている。「もっともっと女性力を高めたい」と、自らの磨きをかける。



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 「済州島」作詞が坂本晃歌と下村耕史、作曲が下村耕史、編曲は牧野三朗である。下村の作品は渚月がまだ、田中みきを名乗っていたフリーボード時代に歌った「かもめが泣いた」(2004年)の作曲を手がけた人である。

 「かもめー」を出す際に、すでに「済州島」は完成しており、渚月の新曲候補として上がっていたという。その後も彼女は「歌わせてほしい」と、何度もリクエストを出していたのだが、それが今回、ようやく叶ったのである。

 「自分の持ち味を初めて出すことができた」というほど、「済州島」は彼女にピタリとハマった。それに合わせるかのように、衣装も今までの着物から和服へと替えた。
 そんなことも影響しているのだろうか「圧倒的に男性に歌ってもらえるケースが多いんですよ」と、渚月は話す。

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 1番の ♪ この震えを止めて い激しく抱いて 〜 や、3番の ♪ 掻き乱れたこころ ああ崩れてしまう 〜 など「ダイナミックで情熱的な歌詞が、男性から受け入れられている」(渚月)理由のようでもある。

 そこからまた、ラジオ番組のパーソナリティなどのオファーが舞い込むなど、活動の場は広がりつつあるというから、待ち望んでいた「済州島」は渚月にとってまさに天恵のようでもある。

 演歌でも歌謡曲でもない、しかも「聞いていてオシャレな感じさえ与えてくれる今作は、声、歌唱法のどれもが私にピタリとハマっています」と渚月。

 歌手デビュー25年になる。
 「自分がやりたいこと、好きなことを仕事に出来ている私は、幸せな人生だと思います。これからはさらに女性としての魅力に磨きをかけていきたい」

 来て、見て良かったと思ってもらえる魅せて聴かせる、そんなショーを演りたいー渚月の夢は広がる。






[渚月あかり オフィシャルサイト]
https://ameblo.jp/nazukiakari
[渚月あかり ホリデージャパン]
http://www.holiday-japan.co.jp/artist_na5_na.html







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ファン・カヒ(日本クラウン)  新曲「泣かせてトーキョー」発表会パーティー   大阪・心斎橋 [イベント]

◆日本クラウンの歌手、ファン・カヒが、2018年11月26日、大阪・東心斎橋の結婚式場、オ・セリュウで、同7日にリリースした新曲「泣かせてトーキョー」の発表会パーティーを開いた。作曲家で同曲の作曲もしている西つよしも姿を見せて「ぜひヒットさせてもらいたい」とエールを送っていた。

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軽快なメロディーがカラオケ好きの人たちには堪らないという


 日本の演歌が大好きで2012年に韓国から来日。西つよしに師事して、2年前に「ジェラシー」で念願の歌手デビューを果たした。18年には日本クラウンに移籍して「真昼の白い月」を出している。

 「泣かせてトーキョー」はクラウン第2弾で、軽快なテンポな歌謡ポップス。作曲した西は「彼女の声、歌唱、ビジュアルなどすべてを折り込んでイメージした作品です」と話し、作詞を担当した内藤綾子は「曲のサビの部分を壊さないように、オシャレな詞を書きました」と、いずれも全力投球。
 オリコン演歌・歌謡曲チャートでも初登場13位(11月26日付けは35位 )にランキングされておろ、好調な売れ行きをみせる。

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たくさんのファンと師匠に囲まれて熱唱

 発表会でカヒは「泣かせてトーキョー」とカップリングの「大阪レイン」、前作の「真昼の白い月」同カップリング曲「キスより優しく」、さらには日本デビュー曲の「ジェラシー」なども披露した。
西も18年前、53歳で歌手デビューしており、この日は自らのギターでオリジナル曲の「詫びるようにブルース」などを聴かせた。

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韓国の民族衣装をデザインした衣装も披露

 日本クラウンのカヒ担当ディレクター、大喜田一人氏は「タイトルにあるトーキョーは最初は東京と漢字でしたが、私が飲みに行く店の名前から頂いて、オシャレ感を出しました」と、舞台裏を明かすとともに「カヒが<歌姫(カヒ)>と大きくなるように」と期待を込めた。

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 カヒはアンコールに三たび「泣かせてトーキョー」を歌って、「日本に来て苦しいこともたくさんありましたが、皆さんの優しい応援でここまで来ることができました。もっともっと頑張ります」と、まだたどたどしさがある日本語で想いを話していた。

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左から大喜田一人ディレクター、ファン・カヒ、作曲家西つよし、作詞家内藤綾子


[ファン・カヒ オフィシャルサイト]
http://hwangkahee.com/
[ファン・カヒ 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/hwangkahee/whats.html







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成世昌平(日本クラウン) 今年もコンサート「昌平のおもろい唄の世界」 民謡から「はぐれコキリコ」「鈴鹿峠」まで サンケイブリーゼ [コンサート]

◆民謡歌手で演歌歌手の成世昌平が2018年11月25日、3時間余に渡るコンサート「昌平のおもろい唄の世界」を大阪・梅田のサンケイブリーゼで開いた。民謡から演歌まで全20曲を歌い、作詞家生活50年になるもず唱平が手がけた作品もカバーした。歌唱曲の多くでは立ち方による舞踊を伴うなど、例年のコンサート以上に多くの見せ場を作った。

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 赤い毛せんの上に三味線や鼓、笛などの奏者21人が揃った。中央には成世昌平が座る。演奏するのは「民謡風花見踊り」である。毎回趣向を凝らすコンサートのオープニングであるが、一段と華やかさを演出してみせた。

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 続いて成世の三味線と歌、笛奏者による「正調博多節」。踊りが華を添える。「博多節」(1985年)と言えば、彼のデビュー曲でもある。さらに今も人気があるという10万枚を超えるヒット曲の「寿」(1987年)を舞いをまじえて歌った。

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 歌に合わせて舞い踊る立ち方をふんだんに起用しての今回のステージは、コンサートをより雅やかにしてくれていた。

■和の雰囲気いっぱいに

 休憩を挟んでの2部では、成世のオリジナル曲・ヒット曲を並べた。
 新曲「鈴鹿峠」は、成世が滋賀県甲賀市の小中学校で続けている民謡「鈴鹿馬子唄」の伝承・指導の活動の中から生まれている。この日は、馬子のセリフを盛り込みながら、客席を回って歌った。
 成世は「6月に出しましたが、ここに来てテレビやラジオでの露出が増えています」と笑顔を見せ、アンコールに応えて2度歌った。

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 作詞家のもず唱平は、成世のデビュー前から二人三脚で彼の歌手人生に絡んできた。成世は言うに及ばず、多くの歌手に詞を提供している。その中には「以前から歌いたかったものもたくさんあります」と、成世が話す楽曲も少なくない。

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 コンサートでは、もずの作詞家デビュー作の「釜ヶ崎人情」(三音英次、1967年)とキダ・タロウと組んで作った「虫けらの唄」(バーブ佐竹、1979年)デビュー6年目で書いたヒット曲「花街の母」(金田たつえ、1973年)の3曲を聴かせた。

■ラストは「はぐれコキリコ」

 ゲストには成世とは同じ広島県出身の竹川美子と、彼の民謡の弟子になって5年になる大川ゆり、そしてGreen2の女性4人のグループ。竹川はデビュー曲の「江釣子の女」から、デビュー15周年記念第2弾で新曲の「片恋おぼろ月」まで4曲と、長保有紀の「酒場うぐいす」を成世とデュエットした。大川は成世が堀慈のペンネームで作曲した「雨まち酒場」を歌った。

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 コンサートのラストソングはやはり「はぐれコキリコ」。販売枚数50万枚以上とも言われるロングセラーである。そのタイトルが告げられると、客席からは<待ってました>の掛け声がかかった。成世も「この歌がなければ、今日のこの日はなかったでしょうね」と感慨深そうに、歌った。

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[成世昌平 オフィシャルサイト]
http://www.havmercy.co.jp/Naruse/pg90.html
[成世昌平 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/naruse/whats.html







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第267回大阪流行歌ライブ、たくみ稜・坂井一郎・水城なつみ・大下香奈・ あそう純が出演 [ライブ]

たくみ稜(日本クラウン)坂井一郎(徳間ジャパンコミュニケーションズ)水城なつみ(キングレコード)大下香奈(ホリデージャパン)あそう純(アスタエンタテインメント)の5人が出演した第267回大阪流行歌ライブが、2018年11月21日、大阪・心斎橋のライブハウス、BIG CATで開かれた。2年ぶりの新曲を披露した坂井は病気から復活した元気な姿を見せていたし、大下も2年ぶりのソロによる新曲を聴かせた。

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第267回大阪流行歌ライブの出演者たち


 デビュー26年になるたくみ稜は新曲の「夢でいいから」が好調で、忙しい日々を過ごすが「望んでいた忙しさ。これからも一歩一歩積み重ねて歌い続けます」と、カップリングの「恋物語 Part2」と共に、体に響くような低音で歌った。内山田洋とクールファイブのボーカルとして2003年まで活動したこともあり、新曲はまさにクールファイブ調。当時の「噂の女」「長崎は今日も雨だった」も聴かせた。

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たくみ稜


 一度は死も覚悟した病気から生還した坂井一郎は、今年、約2年ぶりに新曲を出した。その「男の日記帳」を、 ♪ あわてずあせらず あきらめず ありのまんまの 姿でいたい 〜 と、闘病時の想いを重ねて歌った。カップリングの「灯り」は、2年前に大病を患った時に体験した話を元に書いてもらったという楽曲。ライブではこの2曲のほか、「お前と水割り」「京都のトンボ」などを歌った。

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坂井一郎


 このところ映画館で映画を見るのにハマっているという水城なつみは、3年前に出した「曽々木海岸」で、このほど<曽々木海岸観光大使>任命されたばかり。新曲「江差恋しぐれ」のカップリング「湯平雨情」で湯平温泉観光大使にも就任しており「これからは地元茨城県の観光大使もやりたい」と意欲を見せる。この日は新曲・カップリングのほか、アルバム収録曲「納豆音頭」なども披露した。

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水城なつみ


 大下香奈は、毎週月曜日午前8時30分からKBS京都で放送されている「歌う!セールスマン」(同曲など6局で放送)に出演していることもあって、関西での知名度も高まっている。歌手でありフリーアナ、タレントと色んな顔を持つ。新曲「君のためにできること」は2年ぶりのソロ楽曲。<新しい大下を表現したい>とチーム大下が、作詞・作曲をしたシンガーソングライターの堀江淳と共に作り上げた。

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大下香奈


 関西を中心に活動するあそう純は、来年で歌手生活30年というベテラン。「年齢よりも歌手人生のほうが長いのよ」と冗談を言うのは大阪人ならでは。この日は3年前に出した初の夫婦演歌「みょうと夢」を披露した。「夫婦の味が出るように明るく、前向きに歌ってます」と笑顔で歌っていた。

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あそう純


[大阪流行歌ライブ]
http://hayariutalive.com/







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幸田和也(ホリデージャパン)  デビュー10周年ライブ   新曲「女のひざこぞう」予約受付も   大阪・上六スターライブU6 [ライブ]

◆ホリデージャパンの歌手、幸田和也が2018年11月18日、 大阪・上六のライブハウス、スターライブU6でデビュー10周年ライブを開いた。11月21日にリリースする新曲「女のひざこぞう」を披露して、そのCDの予約を受け付けていた。今年2月にはファーストアルバムも出しており、ライブではその収録曲の中から母親への感謝の気持ちを込めた「初めて聴いたバースデイソング」も歌った。

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11月21日にデビュー10周年記念曲「女ひざこぞう」を出す幸田和也

 幸田和也は2000年から7年間、歌手の中村美律子が大阪・東心斎橋で経営していたカラオケラウンジ・人生乾杯でスタッフとして働きながら、時おり歌も披露していた。2008年に「和創人(わそうびと)」で歌手デビュー。14年には「愛しい女よ」でホリデージャパンからメジャーデビューを果たし、その年に活動拠点を東京に移している。

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生バンドで熱唱

 ライブでは、その記念すべき1曲である「愛しい女よ」でオープニング。最新曲の「哀色の街」前作「たった一日・・・昔に戻れたら」と続け、全16曲を歌った。

 会場では父親も見守る中「親父の漁場」とカップリングの「山かげろう」を熱唱。幸田のトレードマークとしてすっかり定着した、観客の<カズヤ〜> の掛け声とともにハンカチを振って歌う「恋おんな」では、ファンも一緒にハンカチやペンライトを回して楽しんでいた。

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 新曲「女のひざこぞう」は、ホリデージャパン移籍5枚目のシングル。シンガーソングライターの小田純平が作曲、かず翼が詞を書いた演歌である。
 会場に顔を見せたホリデージャパンの亜樹広俊社長は「会社も一生懸命売っていきますが、それでも売れなければ幸田君は引退ですね」とファンを笑わせると、幸田は「引退覚悟でこの曲で頑張ります」と、ひと足早く発売前の「女のひざこぞう」とカップリング曲の「男の祭り」を披露して予約を呼び掛けていた。

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幸田のライブでは定番のハンカチ振り

 幸田は10周年を記念するかのように、来春公開予定の映画「やどり」(監督・奥本はじめ)で映画初出演している。映画は奈良県出身者中心に出演キャストは関西人ばかりで、しかも奈良を舞台にしている。幸田は恋人にあっさりと振られる役で登場する。

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応援にやって来た木下結子とツーショット

 この日はまた、最新曲の「おはじき」が、日本作詩家協会の第51回日本作詩大賞にノミネートされた木下結子(日本クラウン)が応援に駆けつけ、彼の10周年を祝った。


[幸田和也 ホリデージャパン]
http://www.holiday-japan.co.jp/artist_ka8_kk.html







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第170回KOBE流行歌ライブ、瀬口侑希・チョン・テフ・藤井香愛が出演 [ライブ]

第170回KOBE流行歌ライブが2018年11月15日、神戸・新開地のKAVCホールで開かれた。出演したのは日本クラウンの瀬口侑希と徳間ジャパンコミニュケーションズのチョン・テフ、同藤井香愛の3人。来年4月でデビュー20年目を迎える神戸出身の瀬口は「地元神戸からヒット曲を」の願いを込めて、新曲「女のゆりかご」を歌った。

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第170回KOBE流行歌ライブの出演者たち


 瀬口侑希がKOBE流行歌ライブに出演するのは今年2回目。「神戸生まれで神戸育ちですので、ほとんど雪も見たことがないのに、私の歌には何故か北国を舞台にしたものが多いんですよ」と、「津軽の春」「三春の桜」「雪舞い岬」などを歌うと、客席からは大きな歓声が飛んでいた。8月29日に出した新曲「女のゆりかご」は、オリコン演歌チャート1位でスタートするなど「いい船出を切っています」と、ヒットへの意欲を示した。

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瀬口侑希

 チョン・テフは「人の心に残る歌、心に響く歌を歌い続けたい」と、新曲で6枚目のシングルになる「合鍵迷子」などを歌った。去年12月にはカバーアルバムを出しているが、その中から江利チエミの「酒場にて」を聴かせた。テフは「韓国でアイドルとしてデビューして、日本では歌謡曲を歌ってきましたが、演歌などいろんなテイストの歌を味わってもらいたい」と、自ら精一杯という日本語で話していた。

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チョン・テフ

 藤井香愛は今年7月にデビューしたばかりの30歳。去年の今頃はアルバイトとオーディションに明け暮れていた彼女。「こうしてステージで歌っているのが夢のよう」と、デビュー曲の「東京ルージュ」などを聴かせた。「(これからも)1曲1曲を大切に歌っていきます」と、新人らしく抱負を話していた。東京生まれの東京育ち。「神戸ではかつてルミナリエを見たことがあります。美しい街ですね」と藤井。

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藤井香愛






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原田悠里(キングレコード) 挑戦し続けます 恒例のコンサートで紅白復帰へも意欲 NHK大阪ホール [コンサート]

◆デビュー36年のキングレコードの歌手、原田悠里が2018年11月15日、NHK大阪ホールで「原田悠里コンサート2018」を開いた。同9月に発売した「恋女房」やミリオンセラーの「木曽路の女」(1985年)夢がかなったNHK紅白歌合戦で歌った「津軽の花」(1999年)など全16曲を歌った。40年ぶりという「ノクターン」のピアノ演奏も聴かせた。前日のNHK紅白歌合戦出場者決定のニュースに触れ「また紅白の舞台に戻ってみたい」と、新たな挑戦への意欲をみせていた。

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新たな夢への挑戦意欲を感じさせた原田悠里


 今回で13回目になる原田悠里コンサート。NHK大阪ホールを会場にするのは3度目になる。そのステージに真っ白なドレスで登場した原田は、2010年の平城遷都1300年を記念して作られた大作とも言える「古都旅情」で幕を開けた。そこには百合に花を描いたパネルも。

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 コンサート1部では演歌歌手としての顔だけではなく、彼女の多才ぶりをたっぷりと味あわせてくれた。そのひとつがピアノ演奏。原田は約40年前、鹿児島大学教育学部音楽科を卒業後、横浜にある小学校に勤めたが、そこで弾いて以来という「ノクターン」を聴かせた。客席からは<ガンバレー! ファイト!>といった声援も飛んで、それに押されるように去年のコンサートでも披露した「愛の讃歌」も再びー演奏した。

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 二葉百合子伝授の歌謡浪曲もまた、原田のもうひとつの顔である。譲り受けたのが、太平洋戦争末期に多くの特攻飛行兵を見送って、鹿児島・知覧の母とも言われてきた鳥濱とめさんをモデルにした「特攻の母 〜ホタル〜 」。オリジナルは約15分にもなる、その楽曲を涙ながらに歌い上げた。

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河内屋菊水丸

 ゲストには河内音頭の河内家菊水丸が出演。本邦初公開の音頭「原田悠里物語」を和太鼓とエレキギターも伴奏で歌って、会場を沸かせた。

■来年には台湾でコンサート

 後半は「木曽路の女」「安曇野」など代表曲をまじえたオリジナル曲を揃えた。
 デビューして36年の原田にとって思い出の歌は数々あるが、この日選んだのは「身の上話」(1992年)と「人生夢桜」(2016年)の2曲。
 「身の上ーは、選ばれるのを期待していた紅白の落選を知らせる電話を受けたときの心境とダブル作品。また人生ーは、余命を宣告されていた故・下地亜紀子先生が書かれた遺言のような歌です」と原田。

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 原田はデビュー18年目の時、紅白歌合戦に初出場しており、以来、3年連続で年末の華やかな舞台を踏んでいる。
 期待されながら何度も落選しての出場だったから喜びもひとしおだったわけで、それだけに「また紅白の舞台に戻ってみたい」と、紅白出場者決定のニュースを見て再び意欲を燃やしたことを告白した。

 このところ5年ほど連続して原田は、台湾に通っている。この日も披露した「我愛妳」は約100年前に台湾にダムを作った技術者の夫人をモデルに、吉幾三が作詞作曲した壮大な楽曲。これが縁となり台湾との関係はさらに強まり、来年1月20日には台湾の台北でコンサートを開くことが決まっている。

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ラストはやはり「津軽の花」

 j原田は「来年11月、ここNHK大阪ホールで会えるように」と再会を誓い、新曲「恋女房」に続いてラストソングには「津軽の花」を歌って、賑やかにステージを締めくくった。


[原田悠里 オフィシャルサイト]
http://www.kitajima-music.co.jp/yuri/
[原田悠里 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=10099








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演歌ジャックス、12月放送分を収録  坂井一郎・瀬口侑希がゲスト出演 [テレビ]

◆毎月、色んなゲスト歌手を招いて奈良テレビ放送やJ-COM関西などで放送されている歌番組「演歌ジャックス」の12月放送分の収録が、2018年11月14日、大阪市内で行われた。今回のゲストは坂井一郎(徳間ジャパンコミュニケーションズ)と瀬口侑希(日本クラウン)。2年前の大病時を経験したことをモチーフに書かれた楽曲を格好良く歌った坂井。心の中が温まるようなゆったりとした優しいメロディーをアピールした瀬口。レギュラー陣も多彩なメンバーがオリジナル曲などを披露した。

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坂井一郎・瀬口侑希を迎えての12月放送分の収録


 大病から生還して元気な姿を見せた坂井一郎は、相変わらず冗談を連発して、周囲を笑わせていた。復帰第一弾の「男の日記帳」は「2年前に大病を患った時に経験した想いを歌にしてもらいました。取り分け1番と3番のラストのフレーズは、僕自身にも頑張ろうという勇気を与えてくれます」といった楽曲である。

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坂井一郎

 「この歌はリズムに合わせて格好良く歌うのがコツ」という坂井は、病で休んだ2年間のブランクを埋めるかのように「2019年はこの作品でもっともっと飛躍したい」と、意気込みを語っていた。



 瀬口侑希は来年がデビュー20年目。すっかり衣装の着物も板に付いて、歌う「女のゆりかご」も、ゆったりとしていて「心の中まで温かくなるような歌」である。初めての作曲家岡千秋作品で「愛おしい人への想いを抑えるように歌う」のは、どこか懐かしい気分に浸らせてくれるメロディーになっている。

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瀬口侑希

 「皆さんのゆりかごになれるように歌っています」という瀬口、メリハリを付けた歌い方で強弱をつけて、自分ならではの<ゆりかご>を作り出している。
 この歌を「布団の中で聴きたい歌です」というファンもいるほどに、多くの人をゆりかごへと誘っているようである。

■話題豊富なレギュラー出演者

 レギュラー陣の1人、山田壽一(ホリデージャパン)は今、西へ東へと駆け回る。この日も新曲「日向恋しや」を歌った。2019年9月1日にオープンする1500席のホール、東大阪市文化創造館(東大阪市・八戸ノ里)の杮落とし公演として、同11月10日にデビュー5周年記念リサイタルを開く。

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山田壽一

 ハリセン演歌歌手で知られた小川リエ(夢レコード)は「浪花の一番星」を歌い、得意のハリセンで相手の肩をポンポンと叩くと、幸せをもたらせる。最近ではその行為を「リエってる」といい、話題が高まっているという。

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小川リエ

 橋幸夫とのデュエット曲「君の手を」で、やはり話題を作っている林よしこ(ビクターエンタテインメント)は2ヶ月ぶりの出演で、カップリング曲の「さよならだけが言えない」を歌った。

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林よしこ

 歌番組の司会をするのは小池史子だが、歌うのは大の苦手だという。出演者全員で歌う童謡コーナーでは「意外と難しい」という口パクで参加する。その彼女がハマっているのはカップうどんの「どん兵衛」を小鍋に移して、煮込んで食べること。「スープの素は半分を入れて、平らな麺が膨らむまで煮込むのがコツ」だとか。味が一段と良くなるそうである。

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小池史子(左)とファンキー・コバ

 同じ司会のファンキー・コバは、白内障の手術をしたばかりで、いつも愛用しているメガネは外しての出演。それでも来年は「バイクの免許を取りに行こうかなぁ-」と計画中だとか。


その他のレギュラー出演者と歌唱曲

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TAIKI(グッバイマイロード)
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MARI(男と女の第2章、ダンスDEムーチョ)
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新星民(百歳時代、夢の街 大阪)
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岩井都美子(酔いどれて、川の流れのように)
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林田夏美(白い海峡)
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岩本やすし(保護犬パフィ)
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Monet(笑顔の季節)
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中村さおり(お酒と一緒に)
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白鳥まゆ(うたかたの〜love me tonight〜)



演歌ジャックスの放送日

奈良テレビ放送 毎週水曜日 午後2時放送
J:COM 11Ch 毎週火曜日 午前10時放送
九州宮崎 12Ch 毎週月曜日 午前8時放送(再放送・月曜日~日曜日計10回)
天草ケーブルネットワーク 毎週月曜日~金曜日 午後4時放送
兵庫養父市CATV 毎日午後5時(再放送・同6時)


[メディアジャックス]
http://www.mediajacks.jp/







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みやま健二(徳間ジャパンコミュニケーションズ) CDショップなどで3ヶ所で京都キャンペーン [キャンペーン]

◆新曲「能登の灯祭り」が好調な徳間ジャパンコミュニケーションズの歌手、みやま健二が2018年11月13日、京都市内と京都府亀岡市内のCDショップなど3ヶ所で歌唱キャンペーンを行った。

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京都キャンペーンのスタートは今年も洛西・ラクセーヌから


 京都・西京区の洛西ショッピングセンター、ラクセーヌにあるCDショップ・ディスクハウスオズと亀岡市の内藤レコードの2店舗と、同市のカラオケ喫茶店・カラオケスタジオつどい。京都府内のCDショップでのキャンペーンは約10ヶ月ぶり。

■大枝柿の産地、京都・洛西で

 「能登の灯祭り」は、石川県・能登のキリコ祭りをモチーフにした、威勢のいい祭り歌。歌詞にあるイヤサカ ヨッセ サカヨッセ 〜 に続いて、観客に求める<サカセ〜 >の掛け声は「これを3回言うことで、幸せを持って帰ってもらえます。朝からの嫌なことも吹き飛ばせます。幸せを持って帰ってください」とみやま。

 行く先々でこれを話すと、最初は恥ずかしがっていた人たちも、大きな声で「サカセ 〜 」と大合唱。

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みやま健二

 ラクセーヌ1階のセンターコートにやって来ていた79歳の女性は「能登の灯祭りを聴いて、ピタリとハマりました」と言ってCDを買い求めていた。
 この日は「能登の灯祭り」のCD購入客限定で、洛西・大枝で採れるの富有柿<大枝の柿>がプレゼントされていた。

■地元亀岡で熱唱

 洛西・沓掛から亀岡へと続く田舎道を通称・柿街道と呼ばれている。その亀岡にある内藤レコードのある西友亀岡店では、みやまの出身地ということもあって、中学時代などの同級生知人がたくさん集まった会場で 「能登の灯祭り」とカップリングの「あとの祭りの一人酒」などを歌った。「あとの ー 」は、みやまにとっては初めての女歌。しっとりとした、メイン曲とは正反対の楽曲。

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亀岡・内藤レコードで歌うみやま

 客席を回って歌のメドレーでは、いつもならカバー曲中心のみやまだが、この日デビュー曲の「おれの道」から「京都恋めぐり」「俺のいい女」「ふたりの明日」といったオリジナル曲を揃えた。

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同級生も見守る中ね歌う

 みやまは「ディレクターから女歌を歌うようにと言われて『無理です』と答えたところ、なよとして歌ったらOKをもらえた」とエピソードも披露していた。

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夜はカラオケスタジオつどいで

 この日最後は亀岡市内のカラオケ喫茶店・カラオケスタジオつどい。14年前にメイン曲として出し、今も歌い続ける「泪橋」を歌い上げた。自身にも上は19歳になる孫が4人もいるというみやまは、大泉逸郎の「孫」をカバーして聴かせた。


[みやま健二 オフィシャルサイト]
https://warakasu.jimdofree.com/
[みやま健二 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
http://www.tkma.co.jp/enka_top/id=7733







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真田ナオキ(夢レコード) 人気急上昇 ファンと楽しい時間を共有したい! 3rdシングル「酔いのブルース」も好スタート [インタビュー]

真田ナオキ2.jpg◆その歌唱で歌手になるには厳しいよー。師事していた民謡の師匠から、そう指摘されてスポーツで鍛えた負けじ魂に火が着いた。吉幾三に弟子入りして1年後の2016年、念願の歌手デビューを果たした。夢レコードの歌手、真田ナオキである。それから8ヶ月後にはNHK・BSテレビに出演するが、40代50代の女性の間で本格的に人気が出始めるのは、昨年末あたりから。18年9月には3枚目のシングル「酔いのブルース」を出し、売れ良きも急上昇中。「やはり紅白を狙いたいけれど、それよりも今はファンと楽しい時間を共有したい」と、謙虚である。


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 2018年11月12日、京都市伏見区のカラオケ喫茶店、味楽には店内いっぱいの真田ナオキファンが集まっていた。店が始まって以来の熱気ようであった。大阪や神戸からやって来たという女性たちもいる。中には「次の奈良県内でのキャンペーン会場へも行きます」という熱烈なファンも。

 師匠の吉幾三が作詞作曲した新曲「酔いのブルース」を歌い始めると、客席のファンはナオキ、ナオキ〜と連呼。さらにはペンライトが揺れて、ヘェイ- ヘェイ- の掛け声。1曲目から早くもオーバーヒート気味である。
 今年4月に出したカバーアルバム「メイド イン ナオキ」に収録された、やはり吉幾三書き下ろし作品の「HAMAでダンス」を歌うと、ノリは最高潮に達していた。

真田ナオキ4.jpg 「デビュー3年でパパ(吉幾三)からもらった楽曲は7曲ありますが、書き下ろしてもらったのは2曲だけ。新曲の『酔いの ー』はパパが自分で歌うために書いたもので『お前にはやらないよ』と言われていました。でも素敵な曲だったので勝手にレコード会社に持ち込んで、僕のために書いてもらいました、と言ってレコーディングしたんです。先生からはバカヤローと怒られましたが、今では喜んでもらってます」

 真田は師匠の吉幾三をパパと呼ぶ。そのパパが作詞作曲した「れいこ」で2016年4月にデビューしている。ヒット曲「雪國」などで知られた吉の元に、彼が転がり込んだのは、その1年前だった。

 一度は「厳しい」と歌手としての可能性を否定されていたのだが、空手や野球をしていたスポーツマンだっただけに、持ち前の「何クソ」の精神で歌手デビューを果たす。21歳で歌手になりたい、と思ってから5年かかっていた。

女性ファンの心をつかむ真田


 「歌では身を立てるのは難しいと、民謡の先生から言われていましたが、その言葉が逆にバネになりました。デビューするには中途半端な自分のハスキーボイスに特徴を持たせたほうがいい、と考えて海辺で無理に声を出すなどして、今のようなしゃがれた声にしました」

 デビューしてからは「最初はポスターケースを背負って、飛び込みキャンペーンの連続でした」と、地道なキャンペーンを続ける毎日だった。ところがデビューして8ヶ月たった頃、NHK・BSテレビに出演するチャンスをつかんだ。


 女性を中心に彼の人気は日増しに高まっている。
 京都・伏見でのキャンペーンの前日、大阪・箕面温泉スパーガーデンで「天空歌のコンサート」に出演している。若手の人気歌手がたくさん出演している歌謡イベントである。ここではCDショップが用意したCDが全部売り切れてしまう、といったほどだった。
 販売を担当したショップも「1人で2、3枚とまとめて買っていく人がたくさんいました」と驚くほどの人気ぶり。

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京都・伏見のカラオケ喫茶、味楽で歌う真田ナオキ

 真田はこれからどのような歌手を目指すのか。
 「やはり紅白が最大の目標ですが、いきなりそんなことを望むのではなく、支えてくれているファンの皆さんと楽しい時間を共有できればいいかな、と思っています。結果は自然とついてくると思います」

 自信とも余裕とも思える言葉である。真田ナオキ、28歳。ファンの大きな期待を背負った新人であることに違いない。


[真田ナオキ オフィシャルサイト]
https://sanadanaoki.com/
[真田ナオキ 夢レコード]
http://www.yume-gr.jp/yumerecords/YZYM-15073.htm
http://www.yume-gr.jp/yumerecords/YZYM-15030.htm







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星まさる、今年も神戸・北野でディナーショー 友情出演の安倍里葎子が星とデュエット ホテル北野プラザ六甲荘 [イベント]

◆神戸を中心に関西で活動している歌手、星まさるが2018年11月11日、神戸・北野のホテル北野プラザ六甲荘でディナーショーを開いた。最新曲の「神戸の女(ひと)」などを歌った星は、来春には新曲を予定しているほか、ラジオの新番組もスタートさせる。友情出演の今夏デビュー48年を迎えた安倍里葎子(テイチクエンタテインメント)は新曲「恋人気分で」を披露した。

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星まさるの歌やカラオケなどで楽しんだ星まさるディナーショー

 星まさるは歌手デビュー26年目で、最近は自ら作詞作曲した作品を歌っている。この日歌った最新曲「神戸の女」「ありがとう、愛する貴方へ」もそうした楽曲。来年4月には「ルンバ調の新曲も予定しています」と、ファンを喜ばせていた。

 現役50年目のプロボーラーで、1971(昭和46)年には3ゲームで899得点という世界記録を樹立した山田光輝さんが、乾杯の音頭で始まったディナーショーではまた、「晩秋の恋」「小さな合鍵」などオリジナル曲をはじめ全14曲を歌って、会場を盛り上げていた。

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星まさる

 星は来年1月7日から神戸市中央区のコミュニティーFM局、エフエム・ムーブで新番組を始める。番組は「星と牛尾の演歌大キライ(演キラ)」。同局初の演歌番組で、最新の演歌情報などを放送する。放送時間は毎週月曜日の午後8時30分からの30分間。

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来年1月放送スタートの「演歌大キライ」のステッカー

 ディナーショーには今年8月1日でデビュー48年目を迎えた歌手、安倍里葎子が飛び入り出演した。彼女は「7、8年前にこのディナーショーに出演したのがきっかけ」で、この日の友情出演となった。
 自らが司会するテレビ番組「あなたの町へ〜宅配便 夢・元気人」をPRするとともに、デビュー曲の「愛のきずな」をはじめ新曲「恋人気分で」を歌った。カップリング曲の「狸小路の夜は更けて」を星とデュエットして、まるで星が<18番目の恋人>になったかのようだった。

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友情出演の安倍里津子

 先ごろ、20年ぶりにテレビ番組「徹子の部屋」に出演した安倍は 、「番組の中で徹子三ら3度も繰り返し実年齢を言われてしまいました」と、万年38歳の彼女は照れ笑いしていた。

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星とデュエットする安倍
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観客とも一緒に歌う安倍

 ディナーショーでは星が務めるカラオケ教室の生徒など13人が参加したカラオケも行われ、参加した男性のひとりは「毎年、このディナーショーで歌うことを楽しみにしています」と話していた。








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カラオケスタジオ歌呼、みやま健二を迎えて「能登の灯祭り」の歌唱キャンペーン [カラオケ]

◆2018年10月24日、大阪府和泉市にあるカラオケ喫茶店、カラオケスタジオ歌呼(かよ)を訪ねた。そこでは徳間ジャパンコミュニケーションズの歌手、みやま健二が、8月に出した「能登の灯祭り」の歌唱キャンペーンをしていた。店主の田中かよさんは出身が彼と同じ京都府亀岡市ということもあって「ここ数年、みやまさんを応援しています」というファンのひとりである。

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カラオケスタジオ歌呼の田中かよさん(右)とみやま健二


 同業店がたくさん入居するビルの2階にあるカラオケスタジオ歌呼。歌好き田中かよさんは2年前、出身地の亀岡にある湯の花温泉を舞台にしたCD「京都湯の花~ひとり旅」を、歌世(かよ)の名前でリリースしている。同店が毎年開いているカラオケ発表会でも披露するほどである。

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田中さんが2016年に出したCDのポスター

 ここを訪ねのは、新曲「能登の灯祭り」を出して間もないみやま健二がキャンペーンするというからであった。ビルの前の広い駐車場はすでに、たくさんの車で埋まっていた。
 みやまは「能登-」とカップリング曲で初めての挑戦という女歌「あとの祭りの一人酒」のほか、前作の「浜撫子」などを歌った。

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「能登の灯祭り」を歌うみやま健二

 歌自慢の客とみやまは「能登の灯祭り」を一緒に、♪ イヤサカヨッセ ~ <サカセ~>と掛け声を交えて歌うなど、ファンサービスにも努めていた。


[カラオケスタジオ歌呼]
https://youtu.be/MC7Kjz80jk4
[みやま健二 オフィシャルサイト]
https://warakasu.jimdofree.com/







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勝本歌謡教室25周年記念発表会、90人が得意曲を歌う 五条哲也・みやま健二がゲスト歌唱 [カラオケ]

◆日本クラウンの歌手、塩乃華織の父で歌謡教室を主宰する勝本泰博さんが、2018年11月4日、教室開設25周年を記念したカラオケ発表会を大阪・上六のホテルアウィーナ大阪で開いた。生徒など約90人が歌唱し、ゲストに五条哲也(日本クラウン)みやま健二(徳間ジャパンコミュニケーションズ)も出演して新曲などを披露した。

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教室代表の勝本泰博さん(前列中央)と生徒たち


 発表会は全員で「青い山脈」を合唱してスタート。出場者はカラオケでの歌唱と、大樋稔さんによる生ドラム演奏による歌唱の部に別れて、自慢の歌を披露した。

 ゲストコーナーでは五条哲也が、10月24日にリリースしたばかりの「別離・・・愛の嘘」と、そのカップリング曲の「隠れ酒」などを歌った。いずれも五条が、かとう洋のペンネームで作曲した作品。もうひとりのゲストみやま健二は、8月に出した「能登の灯祭り」とカップリング曲「あとの祭りの一人酒」などを歌って、会場を盛り上げた。

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ゲスト歌手の五条哲也(写真上)とみやま健二

 同歌謡教室の勝本泰博さんは、塩乃華織の「赤い橋」などを歌ってみせ「これで25年の区切りを付けることが出来ました。生徒の皆さんは去年よりも(歌が)上手くなったと思います。歌う回数が多くなると、それが自身につながっていきます」と、参加した生徒を励ましていた。

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模範歌唱をする勝本泰博さん

 またこの日、山口県での仕事のため出演出来なかった塩乃華織は、12月2日、毎年恒例のクリスマスディナーショーを大阪・上六のシェラトン都ホテル大阪で開くことになっている。







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はやぶさ(ビクターエンタテインメント) 箕面温泉スパーガーデンで今年3度目のステージ  若い女性ファンたちが詰めかけた [ライブ]

箕面天空歌のコンサート。箕面温泉スパーガーデンに併設された箕面劇場で開かれている歌謡ショーである。ここでビクターエンタテインメントの歌謡グループ、はやぶさが2018年11月3日、今年3度目の公演を行った。昼夜2回のステージは、若い女性ファンたちなどでいっぱい。新曲「ジョー☆デッキー!!!」などオリジナル曲から、リーダーのヒカルが日本舞踊を舞ってヤマトが歌い、ヒカルが歌謡浪曲を披露するなどして幅広い年齢層のファンを楽しませていた。

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ファンや温泉客に楽しいステージを見せてくれたはやぶさの2人


 3人で歌っていたはやぶさが2人になって、新しいステージを見せているというので、大阪・箕面市にある箕面温泉スパーガーデンまで足を運んだ。ここは同じ歌謡グループの純烈(日本クラウン)が、しばしばライブを行い客席を沸かせていることで知られている。そこへはやぶさが今年7月、新たに加わって、今回で3度目の出演だった。

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リーダーのヒカル(右)とヤマト

 オープニングはヒカルが得意とする三味線を弾きながら「望郷じょんから」で始まった。続いて「酒よ」「津軽恋女」と演歌が2曲。
 極め付けは衣装を着物に着替えたヒカルが、ヤマトが歌う「王将・夫婦駒」に合わせて踊る。さらにヒカルのソロで「名月赤城山」をセリフ入りで聴かせ、「美律子の河内音頭」まで。

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演歌歌手に変身するなど七変化のはやぶさ

 こうなるともう、はやぶさは<演歌歌手になっちゃった!>と叫びたくなる。「蜘蛛男のダンス」「ジョー☆デッキー」などオリジナル曲も歌ったが、箕面温泉でのステージでは、こうしたいつもならば見ることが出来ない、演歌歌手のはやぶさを披露するのが狙いなのである。

 リーダーのヒカルは31歳、ヤマトは25歳。CD購入客の特典である彼らとの写真撮影の順番を待つファンも同年代の女性が多い。まるで恋人とでも一緒にいるかのように目を輝かせて話しかけている。

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ファンを楽しませるはやぶさの歌謡ショー

 はやぶさの2人は「今度は本格的に河内音頭をやりたいね。ゆっくりと温泉にも入ってみたい」と、笑顔で話していた。


[はやぶさ オフィシャルサイト]
http://8823.click/
[はやぶさ ビクターエンタテインメント]
https://www.jvcmusic.co.jp/-/Profile/A023877.html







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大月みやこ(キングレコード) 55周年記念シングル第2弾「海鳴りの駅」 大月演歌の真骨頂 生まれ故郷・八尾で店頭キャンペーン ヒットへ意欲 [インタビュー]

大月みやこ1.jpg◆デビュー55周年記念シングル第2弾「海鳴りの駅」を2018年9月に出したキングレコードの歌手、大月みやこが同11月1日、自らの出身地でもある大阪府八尾市にあるショッピングセンター、アリオ八尾で歌唱キャンペーンを行った。1階のイベントスペースは、一目、郷土が産んだ大歌手を見よという人たちで満員。「こんな立派な施設が出来ているとは知らなかった」という大月。CD購入客1人ひとりと握手して、言葉を交わすなど記念曲第2弾のヒットへ向けての意気込みの強さをみせた。


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 記念曲第2弾はファルセットを生かした、これぞ大月みやこといった王道演歌である。
 同4月に出した第1弾の「母なる海よ」は、望郷歌であり、今までの大月演歌とは大きく違った。ところが今作は「女の港」「女の駅」「白い海峡」といった彼女が今まで築いてきた、女の歌世界そのものなのである。

 ファルセットは大月の歌の大きな魅力のひとつである。デビュー当時は若さを生かした「金属的な声だった」というが、年齢に重ねるに従って「それに合うように、一生懸命に歌ってきた結果」が、今のファルセットを作り出してきた。

 大月の歌は、時には哀しさに耐え、また切なさに堪える女の世界を表現する。「大阪ふたりずれ」(1982年)以降あたりから、その傾向が強くなってきたという。

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アリオ八尾で歌う大月みやこ

 今、我々が持つ大月のイメージの多くは、周りの制作スタッフが作り上げてきたものである。新曲のたびに与えられるテーマを彼女は研究し、今までなかった自分を作り出してきた結果なのである。
 「さぁどうだ、と工夫を凝らして作り上げた新たな歌世界で、毎回、スタッフたちと立ち向かいます」と大月。

 スタッフからの新たな提案は、決して大月自身が気持ち良く歌えるものばかりではないこともある。
 「自分が満足するだけでは、決して聴く人たちに届かないことも今までの経験で知っていますから、スタッフの提案は信じるようにしています」

■きょうよりは明日と進化を続ける

 今年4月で72歳を迎えた。
 それでも歯は1本も抜けていないという。そんな健康の秘訣を訊くと「歌っていられるからかな。有難いことです」と、さり気ない。

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両親が眠る墓に手を合わせてからキャンペーン会場入りした

 先の東京オリンピックの開会式の日、新しくなったキングレコードの本社6階の窓から見た、真っ青な空に自衛隊ブルーインパルスのジェット機がきれいな五輪を描いたのが、大月には昨日のことのように眼に浮かぶ。
 17歳で大阪・八尾から上京した彼女は、この年の6月に「母恋三味線」でデビューしたばかりだった。

 2年後には2度目の東京五輪が開かれる。その頃大月は「いい出会いを信じて、スタッフと一緒に新しい空気を作り出していることでしょう。今よりは明日、ずっと素敵になっていることと思います」と、60周年へ向けて明るく意欲を語った。





[大月みやこ オフィシャルサイト]
http://www.otsukimiyako.com/
[大月みやこ キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=10066






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坂本冬美(ユニバーサルミュージックジャパン) 4年ぶり新歌舞伎座座長公演 友情出演の泉ピン子は10年ぶり舞台復活 オンステージではデビュー曲から新曲「熊野路へ」までを歌う 二葉直伝の「岸壁の母」も [舞台公演]

◆ユニバーサルミュージックジャパの歌手、坂本冬美が座長を務める特別公演が2018年11月2日、大阪・上六の新歌舞伎座で初日の幕を開けた。1部の人情芝居「恋桜 〜いま花明かり 〜」(作 ・宮川一郎、脚色・菊村禮、演出・石井ふく子)には、テレビドラマ「渡る世間は鬼ばかり」の演出家で、今作でも演出を担当した石井のファミリーである、友情出演の泉ピン子をはじめ数多くのメンバーが出演している。2部は坂本のオンステージ「艶歌(うた)の桜道(はなみち)」。デビュー曲「あばれ太鼓」から新曲「熊野路へ」までのオリジナル曲、さらには12月5日発売のカバーアルバム「ENKA 〜偲歌〜 」の収録曲から代表曲でセルフカバーした「夜桜お七」も。師匠の二葉百合子から受け継いだ歌謡浪曲「岸壁の母 」も歌う。25日まで。

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桜の花の下に立つ坂本冬美と泉ピン子(左)


 石井ファミリーの1人、三田村邦彦は坂本演じる売れっ子芸者梅竜(坂本冬美)に想いを寄せる株屋の谷川役として、梅竜の幼馴染太吉役にも大川橋蔵の次男の丹羽貞仁と、ドラマでお馴染みの顔が揃っている。舞台は東京オリンピック直前の1963(昭和38)年の東京・下谷の花柳界。
 一度は舞台を引退した泉ピン子が、友情出演で10年ぶりに舞台を踏み、置屋の女将で売れない芸者の八重次役を演じている。華やかな花柳界の中で、梅竜と姉妹のように仲のいいところを見せている。

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売れない芸者役の泉ピン子(右)と売れっ子梅竜を演じる坂本冬美
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三田村邦彦(左)とは初共演

 久しぶりの新歌舞伎座座長公演の初日を終えた坂本は「セリフを復習する時間もないくらいにバタバタで、ドキドキしている間にお芝居が終わった感じでした」と、舞台の緊張感から疲れた様子だった。
 舞台は後進に道を譲って10年もブランクがあった泉に、坂本は出演のラブコールを送った。「舞台にぜひ立ってほしかったし、わたし1人で舞台に立つのは、ものすごい重圧がありました。心強いお姉さんに登場していただくことで、それを和らげたいとお願いしました。最初は『嫌よ』なんておっしゃっていましたけれど」

 その泉は「冬美ちゃんが背中を押して勇気をくれました。10年空いていると思えず、久しぶりに舞台に戻ったという感じで楽しいですね」と冷静。しかもテレビ番組へのPRも自ら行う<広報部長>役も担当したほどだという。
 でも「もう何度も出ないわよ」と、今後の舞台への未練はきっぱりと否定していた。

■心を届ける「岸壁の母」

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 2部のオンステージでは、17年前から浪曲の師匠である二葉百合子から受け継ぐ歌謡浪曲「岸壁の母」も披露している。これは10月31日に発売する全曲集「道 ~デラックス盤~ 」に収録されている「岸壁の母 ~歌謡浪曲入り~ 」を約半分に短縮したもの。レコーディングでは「上手く歌おうとか聴かせてやろうとか、そんな気持ちは一切持たずに心を届けてくれればいい」とアドバイスを送った二葉が、この日も会場に姿を見せ、客席から立ち上がって手を振って観客に応えていた。

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 これの初日の歌唱については「この歌は出来がどうのこうの、と言えるものではなく、心に届いたかどうかは、聴いた皆さんが判断してくれればいいし、モデルとなった端野いせさんや二葉先生の想いを、私が代わりに伝えているものです」にとどめた。

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ファンに応える二葉百合子

 泉ピン子もかつては歌手だった。1977年に出した「哀恋蝶」が10万枚を超すヒット(オリコンチャート最高位37位)を記録したこともある。この日も「当時は角川博さんよりも売れたんだから。狙っていたNHK紅白歌合戦への出場は叶わなかったけれどね」と振り返るとともに、坂本の歌については「上手いですね。楽屋でも1時間ぐらい声を出して喉を温めているんですから、さすがプロですよ」と称えた。

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「夜桜お七」を歌う坂本冬美
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ラストは「火の国女」で盛り上げた

 オンステージで坂本は、オープニングの「また君に恋をしている」から、和歌山・熊野古道をテーマに吉幾三が書き下ろした新曲「熊野路へ」まで全10曲を披露している。カバーアルバム収録曲からは懐かしい「空港」(テレサ・テン)などをアレンジを加えて披露している。

 また同じレコード会社の森山愛子が、芝居で芸者役で出演しているほか、オンステージではゲストとして最新曲「会津追分」などを聴かせている。

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ゲスト歌唱の森山愛子


[坂本冬美 オフィシャルサイト]
http://fuyumi-fc.com/
[新歌舞伎座 坂本冬美特別公演]
https://www.shinkabukiza.co.jp/perf_info/20181102.html







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市川由紀乃(キングレコード)  19年7月5日から大阪・新歌舞伎座で初の座長公演 [舞台公演]

◆紅白3年連続出場に向けて意欲を見せるキングレコードの歌手、市川由紀乃が、2019年7月5日初日の大阪・新歌舞伎座での特別公演で初の座長を務める。

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 新歌舞伎座開場60周年記念と銘打った、この公演は芝居と歌謡ショーのオンステージの2部構成。同19日までの2週間の公演になる。

 「芝居の内容やオンステージの構成など詳細は未定」(新歌舞伎座)だが、デビュー25年を迎えている市川は「今年を歌に芝居に、演じられる1年にしたい」と話しており、初の座長公演には並々ならぬ意欲を示している。

 これに先駆けて18年12月3日には、同劇場で「市川由紀乃スペシャルコンサート2018」を、昼夜2回公演で行う予定である。


[市川由紀乃 オフィシャルサイト]
http://www.primecorp.co.jp/yukino-ichikawa/index.html
[市川由紀乃 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=13522







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おおい大輔(テイチクエンタテインメント)  今年もZEEPなんば大阪は超満員  「まあええかLIVE」  みんなで楽しんだ熱唱ステージ [ライブ]

◆テイチクエンタテインメントの歌手、おおい大輔が2018年10月31日、大阪市浪速区のライブハウス、ZEEPなんば大阪で毎年恒例のライブ「ZEEP de おおい大輔 まあええかLIVE」を開いた。新曲「おとこ人生夢芝居」のほか、10月17日に出したばかりのアルバム「おおい大輔 2019年全曲集」の中から「男ごころよ」などを披露した。今年もゲストにおおいの師匠、天童よしみが出演して、満員の会場は大喜び。新曲「きずな橋」などを聴かせた。

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今年も全身で楽しんだ「ZEEP de おおい大輔 まあええかLIVE」

 おっしゃ-いくで! おおい大輔の大きな掛け声で威勢よく始まった今年の「まあええかLIVE」。
1部はアルバム「おおい大輔 2019年全曲集」収録曲の中から8曲を選んだ。休憩をはさんでの2部では、すっかりこのライブでは馴染みとなった天童よしみのゲスト出演で会場は盛り上がった。天童とおおいによる「ロンリー・チャップリン」のデュエットも、このライブならでである。

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天童とおおいのデュエットもライブの楽しみのひとつ

 この後もおおいは、アンコールの「男は演歌だね」を含む全22曲を歌い上げた。
 1部で聴かせた全曲集のオリジナル曲の中には、タイトルに<男>の文字が入る4曲が収録されている。その中から「男の愚痴と幸せ探し」など3曲を続けて歌った。

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 おおいのライブではジョーク満載の愉快なトークがうり。いつもそれが観客を和ませてくれる。この日も、カラオケ喫茶店の採点機付きカラオケで歌った際の話を披露した。
 「何年も僕が歌い続けている楽曲の歌唱点数よりも、ファンのほうが点数が高く、しかもサビに感情を入れると良くなるーなどと機械がアドバイスしてくるんです」と、客席を笑わせていた。

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 毎年、ドラム演奏やダンスなど新しい挑戦も見せてくれている。今年は三線の演奏を聴かせてくれた。三線を弾きながら、沖縄の楽曲「十九の春」を歌った。挑戦コーナーもそろそろネタが作りてきたのか、おおいは「来年何をやろうかな」と、笑わせる。
 今回で3回目というギターの弾き語りでは「GOOD-BY MORNING」を披露した。

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今年は三線とギターの弾き語りを披露した

 カバーコーナーでは、おおいが「なめとんか」(やしきたかじん)を歌うと、天童よしみは同じやしきの「やっぱ好きやねん」を返した。
 天童はまた、代表曲中の代表曲「道頓堀人情」を聴かせて、さらに2018年2月に出した新曲「きずな橋」も歌い、会場を沸かせた。

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ゲスト出演した天童よしみ

 天童が最初で最後の弟子というおおいを「最高の性格の人です」と言うように、彼の歌唱中にはどれだけ続くのかと追わせるほど、祝儀袋を渡すファンの長い列が出来るなど人気の高さを感じさせていた。

 終演後おおいは「皆んな楽しんでいてくれたようですね。僕もいっぱい楽しみました」と、話していた。

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[おおい大輔 オフィシャルサイト]
http://www.daisuke-ohi.com/
[おおい大輔 テイチクエンタテインメント]
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/ohi/






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