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永井裕子(キングレコード)  大阪で新曲「郡上八幡おんな町」発表ライブ  これからも永井裕子の道を作っていくと決意 [ライブ]

永井裕子1.jpg◆デビュー15周年記念第二弾の「郡上八幡おんな町」を8月に出した永井裕子が、2014年9月26日、大阪市浪速区のライブレストラン、フラミンゴ ジ アルージャで、新曲発表ライブを兼ねたランチパーティーを開いた。永井は熱烈なファンを前に、新曲をはじめ前作で15周年記念第一弾の「勝負坂」など全8曲を歌った。










永井裕子2.jpg 裕子ちゃ~んの掛け声が飛ぶ中、オープニングは新曲「郡上八幡おんな町」。会場は友だちか親戚ばかりかと思うほどに和やかな雰囲気に包まれていた。
 15周年イヤーにあたる今年は例年以上にイベント開催が多いという永井。前作「勝負坂」の発表ライブに続いてバースデーバスツアー、デビュー記念日の東京タワーと東京スカイツリーツアー、そして今回の発表ライブ&ランチパーティーである。



 それらを祝うかのように、永井がふる里とも言ってはばからない島根・石見銀山の地からやって来たという男性ファンなど、この日を楽しみにしていたというたくさんの人たちからプレゼントも贈られていた。

 その石見を歌って、初めてのご当地ソングとなった「石見路ひとり」も歌って、発売した07年当時を振り返ると、客席からは大きな声援も。

 「郡上八幡おんな町」は、郡上踊りの熱気に包まれた八幡の町を訪れた旅の男性と恋に落ちた1人の女性が主人公。女性は母と故郷を捨ててついて行くこともできないことに悩む。そんな切ない女心を歌っている。

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 しっとりと歌う艶っぽい新曲だが、永井と言えばやはりパンチの利いた演歌のイメージも強い。こうしたステージでは北島三郎の「漁歌」も歌うことも少なくない。この日も力強くこの男唄を披露して永井演歌の真骨頂を見せた。

 ラストは「勝負坂」「郡上八幡おんな町」、そして新曲のカップリング「祭り女の渡り鳥」を歌って幕を閉じた。

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 楽しめたライブだったと感慨深げな永井は「前だけを見て、自分が売れることだけを考えて走って来た15年間でした。気が付くとたくさんの後輩もできましたが、まだ目指す所への通過点でしかありません。これからも永井裕子の道を作っていこうと思います」と、強い決意を語っていた。


[永井裕子 オフィシャルサイト]
http://www.yuko-nagai.jp/
[永井裕子 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=13787



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パク・ジュニョン(キングレコード)  関西でもインストアライブ大盛況 デビュー5回目のインストアツアー [ライブ]

ジュニー1.jpg◆「嘆きの雨にまみれて」と銘打って全国各地でインストアツアーを展開しているパク・ジュニョンは、2014年6月6、7の両日、大阪、兵庫の4カ所でライブを行い元気な姿を見せ「ヒットに向けて皆さんの力がもっとほしいです」と呼びかけていた。

 ジュニーの愛称で知られるパク・ジュニョンの関西でのインストアライブは、6月6日が、兵庫県尼崎市の塚口さんさんタウンと大阪府堺市のイオンモール北花田、7日が大阪・阿倍野のあべのHOOP、大阪府茨木市のイオン茨木の4カ所。
 いずれもミニライブとCD購入者には1人ひとりとハグをしてのツーショット撮影、サイン会が行われていた。





 会場のひとつイオンモール北花田をのぞいてみた。
デビュー曲の「愛・ケセラセラ」から歌い始めると、どこからともなく買い物客が集まってきて会場は満員。
 この日散髪をしたばかりのデビュー2年目のパク・ジュニョンに客席から「ジュニー」の声援も飛んでいた。続いて歌ったのは「チャラ」。去年リリースとしたデビュー2枚目のシングル曲である。これも客席からは「ジュニー大好き~」などとひと際大きい声援が聞かれた。

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 声援を送っているのはジュニーのいる所、必ずいるというジュニョン応援隊である。ジュニーが名付けたという彼の親衛隊である。女性ばかりで全国に点在している。この日は関西のメンバーを中心に、横断幕を広げたりLED表示器を振ったりして会場ではひと際目立っていた。


ジュニー3.jpg 今回で5回目というインストアツアーも、こうした大声援に支えられて各会場とも大成功を収めている。
ジュニーは今年3月に初のアルバム「嘆きの雨」を出している。デビュー曲からのオリジナル曲と新作を含む12曲が収録されている。

 このアルバムから「黄昏のバラード」「離さない」の2曲を披露した。「黄昏 ―― 」は、来ない彼女をあと5分だけ待つよという男の心のうちを歌った、シングルカットへの期待も高い人気のバラード。




 最後は最新曲のでツアーのタイトルにもなっている「嘆きの雨」を歌った。

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 ジュニーは集まった人たちに「日本での生活も3年目を迎えました。皆さんの応援の力がもっともっとほしいです」と話しかけ、慣れない関西弁で「メッチャ、(関西が)大好きやねん」というと、客席からは「ジュニー大好き~ 最高!」と声がかかっていた。


[パク・ジュニョン オフィシャルサイト]
http://www.go-go-juny.com/index.html
[パク・ジュニョン キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=43971


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成底ゆう子(キングレコード) 大阪でも「結歌(ゆんた)ツアーライブ ~生まり島~ 」 新曲「ごめんねお父さん」も披露 [ライブ]

◆シンガーソングライターの成底ゆう子が、2014年5月17日、大阪・南堀江のライブハウスKnaveでライブ「結歌(ゆんた) ツアー2014 ~ 生まり島 ~ 」を開いた。アンコール曲と大阪会場限定で披露した新曲「ごめんねお父さん」を含めて全18曲を歌った。

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ふる里石垣島や父母への想いを歌う成底ゆう子

 この日歌ったのは4月23日に出したサードアルバム「生まり島」の収録曲から、BEGINの上地等がプロデュース、アレンジや演奏を手がけたタイトル曲になった「生まり島」のほか、「ダイナミック琉球」「ファムレウター」など。、

 大阪会場に先駆けて10日には東京・澁谷で開催している。この日は沖縄県石垣市の石垣島から母親が初めて、彼女のライブを身にやって来た。翌日は母の日ということもあって、成底は大阪会場でも歌った「ありがとうお母さん」をプレゼントしたという。

 そして来月、6月15日の父の日に合わせるかのように、未発表の新曲「ごめんねお父さん」を公開した。大阪会場限定の披露で「心配をかけてきた父への想いを込めて作りました」と成底。

 18歳で上京、武蔵野音楽大学へ進学し歌手を目指した。2010年にキングレコードからシンガーソングライターとしてデビューしている。上京時に不安に襲われたり、声が出なくなって歌手への道を断念しそうになった時に、いつも彼女を励まし、支えになってきたのは父母であり、石垣島の家族たちであった。

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 そうした家族への強い想いが彼女の歌の根底には流れている。
 サードアルバムの「生まり島」は、いつでも帰っておいでと言っている「あなたの生まれたふる里」で、そこには昔と何も変わらない景色が待ってくれている、と美しいふる里を歌う。

 「石垣島では18歳になると多くの人たちが島を出ます。私のメイやオイたちもやはりそうなるのだろうし、その時、両親たちの想いや覚悟を『生まり島』では書きました」と成底。

 大阪でのライブはこれで4回目。毎回、熱心なファンを集めているが「大阪には人の暖かさが残っています。そんな土地でツアーライブが開けるのはうれしいです。次回もぜひ開催したい」と話していた。


[成底ゆう子 オフィシャルサイト]
http://narisokoyuko.com/
[成底ゆう子 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=40060



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市川たかし(徳間ジャパンコミュニケーションズ) 大阪で初の単独イベント 最新曲「一の糸」など披露 [ライブ]

市川7.jpg市川たかしが、2014年5月12日、大阪・阿倍野のライブハウス、あべのROCK TOWNで新曲披露を兼ねたファン感謝ライブを開いた。大阪で開く初の単独イベントで、カムバック2作目の今作「一の糸」などを歌い、市川は「皆さんの心に残るステージをつとめ、新しくなった市川たかしの姿を見てもらいたい」と話していた。


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 デビュー6年目の市川は、「だからさよなら言わないで」で2007年にデビューして、しっとりとした<和>の世界を表現する若手男性歌手として注目されていた。ところが2010年に休業。その後アルバイトをしながら事務所探しをし、現在の事務所に落ち着いた。

 この日はデビューから歩んできた一歩一歩の道のりを見せるかのように、カムバック第一弾の「夕霧草」、「金曜日の人」「走り雨」などのほかデビュー曲から最新曲までとカバー曲を含む全13曲を歌った。

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 1部は和服で踊りを組み合わせて和の雰囲気を出し、2部はノリのいい楽曲を揃えて洋服で躍動感ある姿を見せた。
 切ない女心を歌うかと思えば情熱的な愛も歌う彼は、男女の恋心を表現する期待の新進である。

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 ライブの締めくくりは、自ら大切な曲というデビュー曲と「真っ赤な慕情」の2曲を歌って、集まったファンから大きな拍手をもらっていた。


市川5.jpg[市川たかし オフィシャルブログ]
http://ameblo.jp/ichikawatakashi/
[市川たかし 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
http://www.tkma.co.jp/enka_top/ichikawa.html







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ザ・キングボーイズ(キングレコード) 大阪と神戸でライブ「ザ・キングボーイズ 輝石のmen”s ライブ」  [ライブ]

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ザ・キングボーイズ

北川裕二、藤原浩、岩出和也のキングレコードの男性歌手3人で作るトリオ、ザ・キンクボーイズが、2014年4月23、24の両日、神戸市垂水区の垂水レバンテホールと大阪市中央区のBIG CATでライブ「ザ・キングボーイズ 輝石のmen”s ライブ」を開き、60年代のオールディーズなサウンドのオリジナル曲を歌い、客席からは大きな拍手が送られていた。いずれも同じキングレコードの新人歌手、水城なつみが友情出演して花を添えた。

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 ザ・キンクボーイズは、去年7月に誕生した懐かしのサウンド、オールディーズの風に乗せ「渚のムーンライト」を歌うキングレコードの男性トリオ。この日は「渚のムーンライト」とカップリング曲「悲しき瞳」のオリジナル2極のほか、「色つきの女でいてくれよ」「長い髪の少女」「スワンの涙」など懐かしいグループサンズ(GS)の名曲をメドレーして、女性を中心に集まったGS世代の人たちは歌に合わせて身体を動かすなど、いずれも満足しきった表情でいっぱいだった。

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岩出和也
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藤原浩

 ザ・キンクボーイズのメンバーは、一番年下の岩出和也が五木ひろしの「夜明けのブルース」、藤原浩が小林旭の「北へ」、リーダー役の北川裕二が鳥羽一郎の「兄弟船」などを、それぞれカバーして聴かせた。
 また最新曲や来月以降に発売予定の新曲などオリジナル曲も披露。岩出が5月14日発売予定の「くすり指 / 遊び上手」を歌うと、藤原も同21日発売の「みちづれの花」などを歌い、北川は今年1月発売の新曲「恋雨(こいさめ)みれん / 泣いて長崎」を歌った。

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北川裕二

 ザ・キンクボーイズとしても7月9日に新曲「涙のロンリーボーイ(仮)」を発売を予定している。甘いセンチメンタルな歌声が魅力な作品に仕上がっているという。3人は第二弾の発売を告知した際、「まさか第二弾の作品を出せるとは思ってもいなかったので、大変にうれしい。期待していて下さい」と、呼びかけていた。

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水城なつみ

 神戸、大阪の両会場ともに友情出演した水城なつみは、来月でデビュー2年目に入る。6月には20歳を迎えるというキングレコード期待の新人演歌歌手である。デビュー曲の「泣いてひとり旅」とカップリングの「夕焼け桟橋」のほか、大阪会場では「大阪ラプソディー」など大阪をテーマにした楽曲4曲をメドレーで歌うなど地元客へのサービスも見せていた。





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北沢麻衣(テイチクエンタテインメント)   杉本眞人を唄うライブ Vol.3 フラミンゴ ジ アルーシャで全13曲を歌う   「歌物語り」 わたしはあきらめない [ライブ]

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◆3月だというのに小雪が舞う寒い月曜日、歌手の北沢麻衣は大阪市浪速区のライブハウス、フラミンゴ ジ アルーシャで「北沢麻衣  杉本眞人を唄うライブ Vol.3」を開いた。2013年5月22日に新曲「御堂筋線で・・・」を出してから3度目の定期ライブだった。最初はリリース直後に心斎橋のライブハウス・ルイード、そして2度目は梅田のumedaAKASOで、それに次ぐもの。今回が最も充実した内容に感じたのは記者だけであったのたろうか。会場は満員の約100人の人たちで埋め尽くされていた。全13曲を歌って、いずれの客も満足し切った表情で会場を後にしていた。





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 2014年3月10日、ライブの1部はギターにパーカッションを交えてのアコースティックなステージ。最新曲の「御堂筋線で・・・」に続いて、20代の時にもらった楽曲だが最近になってようやく歌詞を理解できるようになったという「新宿銀次」、そして新曲のカップリング「道頓堀リバーサイドブルース」「紅い花」「ベサムーチョ」、初めて歌ったという「あなたの背中に」は八代亜紀の歌で、全6曲を歌った。

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 2部は北沢が居酒屋の女主人になったつもりで「小島の女」(西山ひとみ)、ジャズシンガーになって「バーホンをダブルで」(KANA)、謎の未亡人の雰囲気で「冬隣」(ちあきなお)と、それぞれのキャラクターに成り切って杉本眞人作品をカバーした。
 続いて杉本の「銀座のトンビ」を歌い、「御堂筋線で・・・」「道頓堀リバーサイドブルース」のオリジナル曲で締めた。

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 ランチを食べながらのライブは北沢が歌うバラードやブルース調の歌謡曲にピッタリで、観客も満足気。1部2部合わせて13曲、約2時間のライブはあっという間に終わってしまった。今回初めて北沢が歌う杉本作品も数多く含まれたなど、今まで以上に楽しませてくれた内容だった。


― 「北沢麻衣 歌物語り 私はあきらめない」 ―


 歌手北沢麻衣は昨年、メジャー復帰を果たした。
 長い間持ち続けてきた、歌いたいという想いを実現させた彼女は、今、歌の師匠でもある杉本眞人を唄うライブを大阪で続けている。
 きのう難波で行ったもので3回目だ。ステージの彼女は終始、歌うことが楽しくて仕方がない、といった表情である。
 第4回目の次回はどんな内容になるのだろうか。第3回目が終わったばかりなのに、もう今から楽しみである。

 そんな彼女を去年から数度にわたって取材した。昼ご飯を食べながら。OSK時代によく通ったという甘党喫茶のもぐらやでぜんざいをたべながら、話を聞いた。

歌大好き少女がOSKへ


北沢麻衣2.jpg 北沢麻衣は16歳で奈良の高校を中退して、奈良・あやめ池にあった大阪松竹歌劇団・OSK(現・OSK日本歌劇団)の養成学校に入校した。歌を認められて入校したが、2年生からは授業の傍らにステージに上がって給料ももらえたという。
 この頃、学校が終わった後、大阪・難波の甘党喫茶に通っていたが、今の姿からは想像もできない70Kgもあって、ひどく肥えていたという。

 歌好きな両親の影響を受けたのだろう。小学生の頃には歌謡曲が詰まった8トラックテープを聴いていたという。中でもヒデとロザンナ、吉田拓郎、弘田三枝子、ちあきなおみらの歌は「杉本眞人先生にめぐり会うためのステップだったのかもしれません」と北沢は振り返る。



デビュー当時の北沢麻衣

 「小学の時には全日本歌謡選手権に出場したほど、歌には自信がありましたが、歌を認められて入校しました。リンゴダイエットで2年間で20Kgを落としました。踊りも習い、タップダンスは楽しかった。後に歌手デビューしてから佳山明生さんのコンサートでバニーガールの衣装でタップを踏んだことがあります」

 OSKを卒業した年に、父親の口利きでテイチクのディレクターに会い、「恋人よ」を唄ったテープを持って東京へ出た。アルバイトで生計を立てボイストレーニングに励むという1人暮らしを始めた。演歌番組などにも出たが、当時の仲間が今はキングレコードで活躍している青木美保たちであった。

19歳でデビュー


北沢麻衣1.jpg 19歳でポリドールと契約した北沢は「私の胸をかじる人」(作詞・浅木しゅん、作曲・杉本眞人)でデビューする。翌年「銀次—GINJI」(浅木しゅん作詞・杉本眞人作曲)を、1年おいて88年には「かんにんね」(作詞・及川眠子、作曲・堀江童子)を出している、
 順調に歩み始めた。「銀次—GINJI」を再リリースし、「港のセレナーデ」(作詞・星川裕二、作曲・杉本眞人)を出した。小林旭が監督した松竹映画「春来る鬼」にも出演するなど、映画にも2本出演しているほどだ。

 しかし2002年、34歳で郷里の奈良に帰ることを決心してしまった。
 北沢は若い頃、緊張すると顔がはれるほどのじんましんが出るといった慢性病に悩まされていた。芸能人にとっては致命的なものであったが、それはすでに治っていたのだが、「もともと身体が弱かったことなど個人的な事情も重なって、東京での歌手活動をやめることにしました」。


ポリドールから「私の胸をかじる人」でデビュー


 奈良に戻ってからは全日空ホテルでジャズを歌うレギュラーの仕事を得たが、結局は奈良の地元で歌謡教室を引き継ぐことにした。完全に歌手から身を引いた形だった。
 でもやはり大好きな歌を歌うことで、たくさんの人の心を響かせたい、そんな想いは歳を経るとともに高まってきた。

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デビュー曲の「私の胸をかじる人」(左)など、当時出した北沢オリジナルのレコード

 抑えきれない気持ちを形にしたのが、11年10月、新曲「夜を越えて」(作詞・Masumi X、作曲・中西大介、編曲・竜崎孝路)をウェブクウからのリリースしたことだった。デビュー曲の「私の胸をかじる人」から数えて6枚目のCDである。かつて同じポリドールに在籍していた、現ウェブクウ社長の山口光昭氏との縁もあって全国発売が決まった。

 その新曲のお披露目コンサートを奈良県大和郡山市の大和郡山城ホールで開き、集まった600人をはじめ、広く業界へ向けて歌手北沢麻衣の再出発をアピールした。

北沢の背中を押したチェウニの「港のセレナーデ」


 去年、北沢はデビュー当時から交流のある杉本眞人が滞在している名古屋を訪ねている。
杉本の作曲による作品で再びメジャーなステージに立つ準備は進められていたが、打合せと礼を述べるためであった。
 北沢に杉本は言っている。
 「もう辞めるなよ。売れる売れないは時の運で、じっくりやっていけ。急にはこないかもしれないが、歌い続けろ」

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 ポリドール時代からのディレクターで、今はテイチクエンタテインメントでディレクターを務める松下章一は「簡単にはいかないかもしれないよ」と、再デビューが決して生易しいものではないことを指摘した。

 北沢を再びメジャーへと突き動かしたのは、12年にテイチクエンタテインメントのチェウニが北沢の「港のセレナーデ」をカバーしたことであった。冷静を装っていた北沢だが、自分の歌を歌われてしまったことで、何とも言えない寂しさが襲ってきたのだ。

 「デビュー当初から13曲もの歌を作ってもらったけれど、そのうち11曲は杉本先生というほど親しくさせてもらっていた先生に、もっと早く図々しく復帰したい、と言っていればよかったかもしれません。何度も考えたことはありましたが、結局、オリジナル曲をほかの人に歌われるまで動けなかったんです」

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 復帰第1弾「御堂筋線で・・・」は、カップリングに「道頓堀リバーサイドブルース」を収録している。歌手への1歩を歩み出したOSKのステージがあった道頓堀、その場所が舞台である。ステップを踏みながら、♪ ぶんぶんぶんぶん ~ と歌っているそれは、まさに北沢の再スタートへの力強い決意を表すようでもある。
 コンサートではアンコールに応えてkラストソングに、この「道頓堀リバーサイドブルース」を歌った。


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[北沢麻衣 オフィシャルサイト]
http://uta-utai.com/
[北沢麻衣 テイチクエンタテインメント]
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/kitazawa/




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こゆり(徳間ジャパンコミュニケーションズ)  大盛況 大阪初のワンマンライブに130人 デビュー曲から最新曲「貴船路」までを披露  [ライブ]

◆歌手こゆりのデビュー10周年を記念した大阪初のワンマンライブ「ほのぼの こゆりライブ in OSAKA」が、2014年3月6日、大阪・堂山のライブハウス・umedaAKASOで開かれた。鹿児島や東京、北陸など遠方から駆け付けたファンなど約130人の人たちが、最新曲の「貴船路」などに耳を傾けた。全15曲を歌い、ラストは会場の全員と「上を向いて歩こう」を歌って終わった。


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 3月23日が誕生日というこゆりのデビュー記念日は同24日。その日にデビュー10周年を迎える。それに先駆けて開かれた大阪で初めて開いたワンマンライブには、熱心なこゆりファンが各地から応援にやって来た。
 オープンにングでデビュー曲「眠れない」を歌い終わると、早速にそうしたファンからは10周年に合わせ、10本のバラの花束などのプレゼントが相次いだ。

 最新曲の「貴船路」は2曲目に披露した。貴船神社で行われる白紙の紙を水に浮かべると文字が現れる「水占(みずうら)」などを取り入れた悲しい恋の行方を歌った。

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 デビュー2年目で「雨のエレジー」を出したが、この年、日本作曲家協会新人奨励賞を受賞しているが、この日はそのカップリング曲の「秋のセレナーデ」を歌った。同賞の授賞式で激励の言葉をかけてくれた作曲家遠藤実の作品で、こまどり姉妹が歌った「ソーラン渡り鳥」も聴かせた。

 大阪でのライブとあって、懐かしいご当地ソングも「雨の御堂筋」「大阪しぐれ」など4曲をメドレーでカバーした。

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 歌謡曲、ポップス、そして演歌などジャンルにこだわらずに歌い続けている彼女、コンサートなどではジャズも盛り込むが、この日は残念ながら聴くことは出来なかった。

 こゆりは歌のほかにも絵が得意。子どもの頃から絵を描くのが好きで美術学校へ進み、商業デザイナーの仕事を目指した時期もあったほど。今も自分カレンダーは自ら描いたイラストで飾っている。
ライブでは、大阪城をパックにこゆりの姿を描いた額入りイラストが、会場の全員が参加したジャンケン大会で勝った大阪府内の女性にプレゼントされた。

 この日またフリーアナウンサーの牛尾淳も応援に駆け付けて、かつてラジオ番組で共演した思い出などを話し、再び一緒に仕事をと約束していた。

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イラストをプレゼントされた女性と記念撮影するこゆり(左)
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牛尾淳もじゃんけん大会を盛り上げるのに一役買っていた

 ライブを終えてこゆりは「デビューから応援し続けてくれている人など、たくさんの人たちにに支えられて10年を歩んできました。これからもたくさんの人たちの思いを重ねる<重念>の年として歌っていきたい」と、迎えた節目の年への想いを話していた。、





[こゆり オフィシャルサイト]
http://www.koyuri.com/index.html
[こゆり 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
http://www.tkma.co.jp/enka/koyuri/




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第8回ジェイコム「歌う王冠ライブ」 真木ことみ、ハン・ジナ、五条哲也、松尾雄史が出演して新会場で開催 [ライブ]

日本クラウンの歌手が出演するケーブルテレビ・ジェイコムの歌番組「歌う王冠」の公開収録「歌う王冠ライブ」が、2014年2月8日、大阪市西区のライブハウス・ビレボアで開かれた。出演した真木ことみ、ハン・ジナ、五条哲也、松尾雄史はそれぞれ最新曲などを歌い、客席からは熱い声援と拍手が送られていた。


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第8回歌う王冠ライブの出演者たち

 一昨年4月からスタートしたこのライブ、3ヶ月に一度の割で行われている。毎回、4人の日本クラウンの歌手が出演して、最新曲などを披露している。8回目の今回は会場を大阪・南堀江の家具屋街の一角にあるライブハウスに移して行われた。

 1人約30分のライブは、松尾、五条、ハン、真木の順に歌唱。サイン・CD即売会や写真撮影会も行われた。
 2年前にデビューしたばかりの松尾は、デビュー曲の「くちなし慕情」や2作目の「純子の泪」、最新曲の「北斗岬」とそのカップリング曲「こんな女でよかったら」などを歌った。また、同じレコード会社の美川憲一のもの真似をして「柳ヶ瀬ブルース」も披露した。
 最新曲の北斗岬は架空のオホーツク海に近い土地。松尾は「この歌をヒットさせて、歌碑を建てる所が北斗岬になります」と話していた。


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松尾雄史

 五条は、30年前に大相撲の朝潮太郎が歌った「ほたる川」や「昭和最後の秋のこと」などのほか、デビュー第2弾の「旅路の花」、昨年リリースした最新曲「ゴンドラの唄」の計6曲を披露。
 彼は京都市出演出身で、10年間は付き人や運転手などアルバイトを繰り返して歌手デビューを果たした。4畳半一間のアパート住まいだったという思い出と重なるのが「昭和最後の秋のこと」。昨年だした「ゴンドラの唄」は1915(大正4)年にリリースされたもののカバー。「高めのキーで張り上げる感じでうたっている」


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五条哲也

 韓国・ソウル生まれのハン・ジナは、インディーズ時代に出したのが人気曲の「窓」。この日はその曲と、それのエピローグになる最新曲「愛は水平線」、カップリングの「臆病者」など5曲を歌った。
 「愛は水平線」は愛を失った悲しい女の心の内を描いたバラード。
 日本クラウンでデビューして16年目になる。流暢な日本語でジョークを交えての話は観客を喜ばせていた。客席と近いライブが大好きという彼女は大阪も好きだという。「値切ったり、オマケを付けてくれるのは韓国も大阪も同じ」とハン・ジナ。


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ハン・ジナ

 この日のトリを務めた真木は6曲を披露した。
 「橋」でデビューして今年3月でデビュー22年目になるという彼女に客席からは<ことみちゃ〜ん>や<寒いけど来たよ〜>といった声援が飛ぶ中、代表曲の「いのち川」に続いて前作の「海峡の女」「紅つばき」と歌った。カバー曲では大好きな男歌の中から鳥羽一郎の「北の鷗唄」と神野美伽の「あんたの大阪」を聴かせた。
 目下好調な売行きを見せる 最新曲の「石蕗の花」は、女性の一途な恋心を表現した歌で、情感たっぷりに歌って会場を沸かしていた。

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真木ことみ

 この日のライブは昼、夜の2部構成で行われ、雪や雨が降る中、奈良県など遠方からも熱心なファンが詰めかけた。



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こゆり(徳間ジャパンコミュニケーションズ) 3月6日 初の大阪ワンマンライブ umedaAKASO [ライブ]

◆京都・洛北の貴船神社などを歌った「貴船路」を昨年2月に出したこゆりが、2014年3月6日、大阪市北区堂山のライブハウスumedaAKASO http://www.akaso.jp/ で、初の大阪ワンマンライブ「ebisodo presents ほのぼの こゆりライブ in OSAKA」を開く。

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 当日は「貴船路」などオリジナル曲とともにジャズ、ポップスなども歌唱する。楽しいトークなどを交えた約2時間のライブ。


 開場は午後4時30分、開演は同5時。
 料金は3500円(ワンドリンク付き)。

 チケットの申し込みは次の通り。
 株式会社ベスト・フレンド
 〒111-0053
 東京都台東区浅草橋1-2-8 マルイチビル6F
 TEL:03-3865-3586 FAX:03-3865-5028
 Email:wanokai@r3.dion.ne.jp 





[こゆり オフィシャルサイト]
http://www.koyuri.com/




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恵比須堂 大阪・堂山のライブハウスで徳間の若手女性4歌手でライブ [ライブ]

◆大阪・十三のCDショップ、恵比須堂が、2013年12月17日、大阪・堂山のライブハウスumedaAKASOに徳間ジャパンコミュニケーションズの若手女性歌手4人を集めた「ニュースター レボリューション Vol.1」を開いた。

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出演者のいわなみ、みやさと、丘、瀬生の4人

 出演したのは丘みどり、いわなみりえ、みやさと湊、瀬生ひろ菜の4人。いずれもこの日が初めての顔合わせのメンバー。

瀬生ひろ菜.jpg 着物ドレスで演歌「味恋酒」で今年7月にデビューした瀬生ひろ菜がこの日のトップバッター。作曲家聖川湧が提唱する鼻歌で口ずさむことが出来る<軽演歌>と呼ぶデビュー曲は、ほのぼのとした「温かな気持ちになることができる演歌」(瀬生)。
 ライブでは同曲とカップリングで静岡県伊東市のご当地ソングとして軽快なリズムが評判な「伊東で逢いましょう」を歌うとともに、デビュー前にはストリートライブもしていた当時に歌っていたポップスや、英語で「恋人たちのクリスマス」も披露した。










みやさと湊.jpg デビュー2年目のみやさと湊は今年6月に出したシングル2枚目の「かもめ町一丁目」、デビュー曲「風港」とそれぞれのカップリング曲を歌った。
 中学、高校の6年間地元の歌謡教室に通って歌を学んだという。宮古水産高校(岩手県)の出身で男の同級生たちに交じってイカ釣り漁船で実習経験があるからだろうか、デビュー曲のドレス姿から一転してボーイッシュな革ジャンスタイルで歌う今作。
 「大人の恋の歌ですが、21歳の私は想像して歌っています」とみやさと。











いわなみりえ.jpg 前作「こころ こわれそう」で昨年メジャーデビューしたいわなみりえは、今年7月に出した新曲「流星エアポート」など4曲を歌った。
 高校卒業後にキャビンアテンダントとして全日空に勤務。国内線に乗務したが、2年間で退職して歌手になったというキャリアの持ち主。
 今回の出演者の中では一番の年長者ということもあって、ライブの司会も担当した。
 メジャーデビュー2年目の今年を振り返って「愛のある1年でした。ロングフライトできる歌手を目指して来年も頑張ります」と話していた。







丘みどり.jpg ラストを担当したのは兵庫県姫路市出身のの丘みどり。05年のデビュー曲「おけさ渡り鳥」(バップ)ではへそ出しミニスカートのアイドル演歌歌手として話題を振りました。
 デビューして8年、30歳になった今年は、昨年リリースした「木曽恋がらす」とカップリングで森昌子のカバー曲「越冬つばめ」を歌い続けている。
 デビュー曲と同じ股旅演歌に再び戻ったそれは「5歳から民謡を習っていた」というだけあって、説得力ある歌いっぷりを見せていた。








 ライブでは出演者が次の歌唱者とデュエットしてみせ、ステージ最後は全員で「北国の春」を歌った。


[恵比須堂]
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[徳間ジャパンコミュニケーションズ]
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恵比須堂 多岐川舞子ら5人が出演 umedaAKASOで第3回コロムビア演歌まつり [ライブ]

◆大阪・十三のCDショップ恵比須堂本店が、2013年11月25日、大阪・堂山のライブハウスumedaAKASOに、多岐川舞子、西尾夕紀、走裕介、出光仁美、山﨑悌史の日本コロムビアの歌手5人を招いて、第3回コロムビア演歌まつりを開いた。出演者それぞれのファンなど約130人が集まり、熱い声援を送っていた。

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「第3回コロムビア演歌まつり」の出演者たち


 先日亡くなったコロムビアの大先輩で日本歌謡界の偉大な歌手、島倉千代子さんを偲んで、多岐川が「すみだ川」(昭和44年)を、西尾は「東京だヨ おっかさん」(同32年)、出光が「りんどう峠」(同30年)を歌い、山﨑と走は多岐川とデュエットで島倉さんが守屋浩と歌った「星空に両手を」(同年)を1コーラスずつ披露した。

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デビュー25年目を迎えている多岐川舞子

 多岐川はまた、デビュー間もない頃に島倉さんのステージに出演させてもらって歌うチャンスをもらっていたことを披露。「新人にも歌う機会を、と言って勉強させてもらいました」などと、思い出を語っていた。
 告別式で棺を持つ姿がテレビ中継に映った走は、その時の様子を報告していた。

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西尾夕紀(左)と走裕介

 オリジナル曲の歌唱では、デビュー25周年の多岐川が新曲の「出雲雨情」やカップリング曲の「明石海峡」のほか、これの直前に出したデュエット曲「恋のダブルブッキング」を、自分のマネージャーで歌手志望の三好勝之さんと一緒に歌った。
 低音が魅力の三好さんが地元大阪で歌うのは初めてで、「デビューも間近ですね」といったこえも聞かれたほど。
 西尾は同郷の吉幾三プロデュースの新曲「龍飛埼灯台」と津軽弁の号令が好評な「津軽弁 ラジオ体操第一」、代表曲の「ヤンザラエ」を歌った。

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出光仁美(左)と山﨑悌史

 デビュー5年の走は「呼人駅」「北国街道・日本海」を、同4年目の出光は虎柄に着物で登場しデビュー曲の「おんな七厘・神楽坂」と、六甲おろしが挿入された「六甲の女 スペシャルバージョン」を披露。走が島倉さの思い出話をすると、出光はペットの亀やタニシの話題を持ち出して会場を和ませていた。
 山崎は「男と女 ー東京25時ー 」と「サンセット浜田」を歌い、島根県浜田市のPR大使らしく浜田を大アピールした。

 ラストは島倉さんの「人生いろいろ」を全員で、会場の人たちと一緒に歌った。

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多岐川とマネージャーの三好さんによるデュエット


[恵比須堂]
http://www.ebisudo.net/
[日本コロムビア]
http://columbia.jp/


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北山たけし(テイチクエンタテインメント) 大阪で10周年記念シングル第2弾「白夜の狼」発売イベント<トーク&ミニライブ> [ライブ]

北山1.jpg◆デビュー10周年を迎えている北山たけしが、2013年11月22日、大阪市阿倍野区のライブハウス・あべのROCKTOWNで10周年記念シングル第2弾「白夜の狼」の発売を記念したCD購入者特典イベントを開いた。CDを購入して応募した1万人から抽選で選ばれた100人が招待され、9月18日に東京・中野サンプラザで行った10周年記念コンサートの舞台裏や「白夜の狼」のプロモーションビデオ(PV)の制作秘話などを披露するとともに、ライブでは「白夜の狼」と10周年記念シングル第1弾の「路地あかり」、デビュー曲の「片道切符」などを歌った。

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 購入者特典イベントは、コンサートとは違って、より近くで歌って語ることでファンとのふれあいを強めよう、と11月10日には東京で多摩動物公園を訪ねたミステリーバスツアーを行い、大阪会場はきのうの名古屋会場に次ぐトーク&ライブショーとなった。

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 群馬県の蓼科の近くで撮影したというPVは、吹き替えや合成は用いずに高い岩山に頂きに立って、凛々しく遠くを見つめる姿などを撮った。表情は冷静に見えるが「足はブルブルと震えていました」と北山。
この映像は11月20日に発売されるDVD付きシングルに収録されている。

 黒のベストに白いシャツといった姿で現れた北山は、中野サンプラザでのコンサートで披露した津軽三味線について「青森の先生について1年半で、人前で演奏したのは初めてでした。本番直前まで指導を受けていました」と明かし、鏡の前でポーズを取った「見ればみるほどにいい男」(北山)の姿や会場の模様などの写真を見ながら、コンサートを振り返っていた。

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 今年は10周年の記念ロゴを制作した。10の0の中には猫のイラストをあしらっている。18年前から飼っているペットの「天」である。北山は「付き人時代の自分が出会った猫で、18年も一緒に楽しいことや辛いことを共にしてくれた、天からの授かり物です」と、話していた。

 北山は福岡県柳川市の出身。父親の影響を受けて⒋歳から演歌を聴いて育ち、8歳で北島三郎の歌を歌っていたという。その北島に18年間師事してきた。

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 ライブでは、デビュー曲の「片道切符」に次いで「男の出船」、前作の哀愁演歌と言われる「路地あかり」、そして9月18日に出した雄大な新曲「白夜の狼」を歌った。キャリア5年という尺八も聴かせた。

 北山はライブを終えて「今までにない構成ということもあり、とても楽しかったです。ようやく演歌の深みと味わいを出せる歳になってきました。これからが本当の演歌を歌っていく第一歩です」と、次のステップへ向けての抱負を語っていた。


[北山たけし オフィシャルサイト]
http://www.kitajima-music.co.jp/takeshi/
[北山たけし テイチクエンタテインメント]
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/kitayama/



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北沢麻衣(テイチクエンターテインメント) ライブ杉本眞人を唄う 全13曲熱唱 [ライブ]

北沢4.jpg「御堂筋線で・・・」でメジャー復活を果たしたテイチクエンターテインメントの北沢麻衣 = 写真・左 = が、2013年10月15日、大阪・堂山のライブハウスUmedaAKASOでライブ「北沢麻衣 杉本眞人を唄う」を開いた。熱烈なファンなど150人が集まった会場に、特別ゲストとして杉本眞人も出演し、ヒット曲の「吾亦紅」など4曲を歌うサービスぶり。




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 北沢はメジャー復活を契機に定期的にライブを開いている。そのきっかけとなった「御堂筋線で・・・」は、大阪を離れていく愛しい男性への切ない想いを御堂筋の情景を重ねて歌っている。
 「10数年前に東京からふる里の大阪に帰ってきましたが、かつて同じ時期に歌手かつどうをしていた人たちが活躍している姿を見ると切なくなってきて、もう一度檜舞台で歌いたいという思いがメラメラとわいてきました」と北沢。



 そんな想いをデビュー曲の「私の胸をかじる人」からずっと北沢の作曲を手がけてきた杉本眞人にぶつけて出来上がったのが「御堂筋線で・・・」だった。
 人生も半ばを過ぎると夢よりも思い出が大事になるのが一般的だが、北沢は再び歌うことでもう一度、夢に賭けた。

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 そうした想いを胸に秘めて、かつてのメジャー曲「銀次」「港のセレナーデ」などのほか、最新曲の「御堂筋線で・・・」「道頓堀リバーサイドブルース」を歌った。ギタリストの前田太郎さんのギター演奏で「今さらジロー」「トウキョウ・トワイライト」「赤い花」なども披露。
 歌うたびに亡くなった母のことを思い出しているという「冬隣」を歌うと、これからも「悔いのないように精一杯歌っていきます」と、しんみりとした表情を見せた。

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 この日のゲスト、杉本は軽妙な語りを交えて「吾亦紅」のほか「ハートブレイクダンディー」「黄昏シネマ」など歌い、北沢とのエピソードなどを披露して会場をわかせた。

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杉本眞人

 最後は「銀座のトンビ」を杉本がギターを弾き、北沢が歌うと、会場からは大きな手拍子。全員で「ワッショイ」と掛け声をかけた。
 北沢は「まだ人生半ばです。これからも頑張って歌っていきます」と話していた。

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最後はお手製の団扇を振って、ワッショイ!



[北沢麻衣 オフィシャルサイト]
http://uta-utai.com/
[北沢麻衣 テイチクエンタテインメント]
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/kitazawa/



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パク・ジュニョン(キングレコード) 初の岡山サマーライブ 熱狂ファンホテル会場に300人 最新曲「チャラ」など歌う [ライブ]

ジュニー3.jpg◆キングレコード若手人気歌手、パク・ジュニョンが、2013年8月10日、JR岡山駅駅近くにある岡山全日空ホテルで、岡山で初めての「サマーライブ 2013」を開いた。岡山県内のほか九州、関西、関東からも熱烈応援団の<ジュニョンガールズ>など、約300人が詰めかけて会場は満員になった。ほとんどが女性で、客席からはジュニーの名前が連呼されたり、カッコいい~、日本一・世界一~、ステキ~などと声援も飛び交い、熱気がいっぱいのライブだった。





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 パク・ジュニョンの来年の誕生日、3月12日まで続けられる全国47都道府県ライブツアーは、岡山県で27カ所目。岡山での開催は初めてだが、開場前からたくさんの人たちが会場となる全日空ホテルに詰めかけていた。
ペンライトの光が揺れる中、オープニング曲「愛・ケセラセラ」のイントロが流れると、客席からは<ジュニー~>の大コールが沸き起こった。♪ ケセラセラ ~ では観客が大合唱し、<カッコウいい~><素敵~>の声援も重なった。
 1曲目を歌い終わって、たどたどしい岡山弁で「元気じゃった~」と呼びかけると、客席からは歓声が沸き起こった。




 約70分のライブでは、ジュニーはデビュー曲の「愛・ケセラセラ」から最新曲「チャラ」まで、アンコール曲の「無条件」まで全14曲を歌った。1曲歌うごとに、ジュニーがトークを挟む。
 客席のファンたちは、彼が「ジュニョンと涼しくすごしてもらおうというのが、このライブです」と話すなど、一言ひとことに笑顔でうなづき、歓声をあげる。

 母が住む韓国・釜山を離れて2年5ヶ月というジュニー。「ふる里を離れて寂しく思うこともありまが、日本の格である皆さんの声援がぼくを元気にしてくれます。そんな幸せな生活に、韓国の母も喜んでくれています」
とあいさつ。
 最新曲「チャラ」では、客席からの<ゴーゴー、ジュニー!>の掛け声と手拍子が、歌を盛り上げた。

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 各地から駆けつけた熱烈応援隊の<ジュニョン・ガールズ>など、彼のファンは圧倒的に女性が多い。しかも小学生の小さな子どもたちから年配層まで、年齢も幅広い。そうした人たち1人ひとりの要望に応えようと、用意した14曲には、エンディングで歌った「また逢う日まで」や「石狩挽歌」「街の灯り」など懐かしい日本の歌謡曲から、韓国ドラマ「天国の階段」主題歌「会いたい」などKPOPといった歌も揃えた。

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 同じキングレコードの山本あきの「金沢わすれ雨」も歌った。2月に九州でのライブでリクエストに応えて歌ったのが好評だったといい、以来、続けて歌っている。師匠の山本譲二が作詞・作曲した「願い」も歌い、「将来、カバーアルバムを出す時にはこうした楽曲もぜひ収録したい」と、アルバム発売への意欲を見せるほどだった。

 9月25日には待望のデビュー第3弾のシング「嘆きの雨」を出す。この日は、その一節をアカペラで披露した。ジュニーが「必ず買って下さ~い」と呼びかけると、全員が「は~い」と返事するなど、300枚の予約が完了したようだった。

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 歌い終わって会場出口でファン1人ひとりと握手したジュニーは「熱狂的に笑顔で応援してもらって、とても幸せです。最高のライブでした」と話し、女性の観客は「初めてライブに来ましたが、ファンになりました」と、熱いまなざしを送っていた。




[パク・ジュニョン オフィシャルサイト]
http://www.go-go-juny.com/index.html
[パク・ジュニョン キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=43971



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成底ゆう子(キングレコード) ツアーライブ最終の大阪会場は満員の150人 新曲の「サンタおばあのサーターアンダギー」など17曲歌う [ライブ]

成底3.jpg◆東京、名古屋と行ってきたシンガーソングライターの成底ゆう子の今年のツアーライブ「結歌(ゆんた)ツアー 2013 島そばとカレーライスと青い海」は、2013年6月22日、最終地の大阪・心斎橋のライブハウス・クラブジャングルで開かれた。アルバムからシングルカットされ、5月22日にリリーしたばかりの「伝え歌」や、ツアーに合わせて作った新曲「サンタおばあのサーターアンダギー」など全17曲を歌い、昨年のライブを上回る充実した内容に、会場いっぱいの150人の聴衆は満足し切っていた。



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 ライブのラストソングはやはり「伝え歌」であった。
 ボーカリストでシンガーソングライターでもある宮沢和史のプロデュースで作られ、昨年出したセカンドアルバム「ポークたまご」に収録した楽曲のひとつである。今回は新たに八重山民謡「月ぬ美しゃ(つきぬかいしゃ)」を間奏に挿入し、アカペラで歌った。



 成底の祖父(おじい)が三線をつまびき、歌った姿を幼い頃から見ていた彼女にとって、その存在は音楽への道を歩むきっかけになっている。
 そのおじいに「『伝え歌』が生まれたままの姿で聴かせたい」といった想いで書き、ピアノ一本で届ける。

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 アルバム収録曲との歌唱法を変えている。いろんな歌手のライブを聴いて、想いが伝わる歌い方を試行錯誤した。
 「中でも小田和正さんのライブは衝撃的でした。ためない歌い方による余韻が聴く人の想像を膨らまし、歌がより届くことがわかりました」

 昨年、ライブで初めて歌った時よりも、はるかにたくさの人たちの心に伝わっていたようだ。そこが今回のライブを聴いての充実感だったのかもしれない。


 おじいは15年前に84歳で亡くなっている。1日畑仕事をして夕方になると三線を手に、歌い踊ったという。その姿は「伝え歌」にも鮮明に歌われている。
 「孫のわたしが東京から帰るのを待ちわびながら、その2日前に亡くなってしまいました。おじいが好きだった島唄を歌っていた縁側で、残った家族が揃って撮った写真が、今回のシングル『伝え歌』のジャケットになりました」

家族への想いを歌う成底ゆう子


成底5.jpg ライブではシングル収録曲の「ダイナミック琉球」と「月」も歌った。
 毎回、ライブのために新しい楽曲を用意して聴く者を楽しませてくれる彼女だが、今回は「サンタおばあのサーターアンダギー」と「いつでも帰っておいで」を披露した。
 2010年にメジャーデビューした記念すべき1曲となった「ふるさとからの声」も前半に歌い、全編に渡ってライブには家族への想いと絆が根底に流れていた。
 「サンタおばあのサーターアンダギー」は、サンタクロースにピアノがほしいと願った成底の子ども時代の想い出を歌っている。
 「サンタが届けてくれたのはおばあが作ったサーターアンダギーでした。でも半年後にピアノが届き、それがなければ今の成底ゆう子はありませんでした」






 ツアーのユニークなタイトルは、石垣の懐かしくてやさしい家族を連想するものだという。それを代表するものに、和風のだしに中華めんを使った島そばとカレーライス、石垣の海の色を選んだ。
 「島そばとカレーライスは家庭によって味が異なり、それぞれの家庭を感じさせる食べ物です。そこには家族のにおいを感じます」と成底。

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 ライブでは成底の家族への強い想いが流れていた。
 石垣島では18歳で高校を卒業すると誰もが島を離れる。3月は別れを惜しむ姿が島内のあこちにあふれるという。そんな島の卒業式をテーマに書いたのが、もうひとつの新曲「いつでも帰っておいで」だった。
 彼女も「サトウキビと牛小屋しかない島を出たい」と思い続け、東京の大学へ進学している。その時に初めて父親の涙を目にし、「その涙を無駄にしたくない」と思ってふる里を後にした。
 新曲にはその時の両親の心の想いなどを詰め込んでいる。

 成底は今年3月から東京の沖縄居酒屋でピアノ演奏だけのライブを始めている。歌い始めると手拍子と共に「いやさ〜さ〜」と掛け声がかかったり、踊り出す人もいるほどだという。

 「みんなの心がひとつになる瞬間がそこにある」(成底)という。
 そうした小さな活動が、家族を想う成底の歌作りにつながっているようだ。







[成底ゆう子 オフィシャルサイト]
http://narisokoyuko.com/
[成底ゆう子 キングレコード]
http://narisokoyuko.com/


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加納ひろし(徳間ジャパンコミュニケーションズ) 新曲「祈り 〜 あなたへ 〜 」の発表ライブ開く 大阪・京橋 [ライブ]

◆加納ひろしが、2013年6月4日、大阪・京橋のライブハウス「BERONICA」で新曲「祈り 〜 あなたへ 〜 」の発表会を開いた。

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 デビュー36年目の加納が歌う「祈り 〜 あなたへ 〜 」は、秋元順子のメジャーへのきっかけを作った「マディソン郡の恋」を手がけた星圭三が作詞-曲した。

 この日、加納は、同曲のほかカップリング収録曲の「初雪とピエロ」「ポールとポーラのように」をはじめ、24年を費やして15万枚余を販売したという「銀座」など全12曲を歌った。

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 集まったファンを前に加納は「これからも少しでもいい歌を歌えるように勉強していきます」と、新曲のヒットへ向けて意欲を見せていた。


[加納ひろし オフィシャルサイト]
http://www.kanoh-hiroshi.com/
[加納ひろし 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
http://www.tkma.co.jp/enka/kanoh/



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パク・ジュニョン(キングレコード)  大阪・あべのHoopで「チャラ」お披露目のインストアライブ [ライブ]

ジュニー1.jpg◆デビュー第2弾のシングル「チャラ」(作詞・渡辺なつみ、作曲・浜圭介)を3月13日に発売して、目下、全国でインストアツアーを展開中のパク・ジュニョンが、2013年3月24日、大阪市阿倍野区のファッションビルあべのHoop前の特設ステージで、午後1時と4時の2回、ミニライブを開き、女性ファンがたくさん詰めかけた。ライブ終了後のツーショット撮影とハグのサービスには長い列ができていた。


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 昨年3月7日にデビューしたパク・ジュニョン(愛称・ジュニー)、その2週間前にプレライブを開いて、たくさんのファンを集めたのが、このあべのHoopの特設ステージだった。
 懐かしい場所に戻って「1年間、一生懸命にがんばってきました。また、この場所で皆さんにお会いできたのが、とてもうれしいです」とオープニングのあいさつ。

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ジュニー4.jpg



ジュニー2.jpg ライブ開始と同時に「チャラ」を歌って、集まった熱心なファンに「『チャラ』はいかがでしたか」と問いかけると、会場からは一斉に大きな拍手が沸き起こった。
 「デビューから1年間、家族(ファン)がたくさんできて、とても幸せでした。『チャラ』はオリコン誌のチャートでは初登場5位という成績でした。でも、これに満足はできません。まだお腹が空いています。この曲で1年間がんばります。皆さん応援して下さい」と、2年目にかける強い意欲を見せていた。

 ライブではオープニングとともにラストにも「チャラ」を歌ったほか、カップリング曲の「あなたしか欲しくない」、デビュー曲「愛・ケセラセラ」、そのカップリング「あやまち」の全4曲を歌った。
 ジュニーは「去年のデビュー前のライブではカバー曲も歌いましたが、オリジナル曲だけでキャンペーンがができるようになってうれしいです」と、成長ぶりを見せた。




 新曲のタイトル「チャラ」は、<チャラ=ゼロ=にしましょう><やり直しましょう>といった意味の日本語だが、韓国にも「チャーラ(片づけましょう)」といった似た言葉はあるという。
 この1年間「身体で日本語を覚えてきた」というジュニー、関西弁では「なんでやねん」が大好きだとか。

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熱烈な女性ファンたち
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1人ひとりにハグ

韓国・釜山へ行きましょう!


 「チャラ」の発売を記念して、東京を振り出しに全国47都道府県を巡回するインストアライブを始めており、今回のイベントもその一環。すでに埼玉、神奈川、広島、山口、高知の各県を終えており、きょうは和歌山県の予定など、1年間をかけて各地を訪問する。
 「いずれ伺う東北では、軽快で元気の出る『チャラ』のリズムで皆さんに元気になってほしい」と話していた。

 ジュニーはこの日集まったファンに「これからの全国ツアーにも一緒に参加して下さい。達成出来たら韓国へ行きましょう」と、47プラス1の計画を呼びかけると、ファンからは大歓声が起こっていた。


[パク・ジュニョン オフィシャルサイト]
http://www.go-go-juny.com/index.html
[パク・ジョニョン キングレコード]
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五木ひろし(ファイブズエンタテインメント) 42年振りに阪神百貨店屋上で歌う  4月発売の「博多ア・ラ・モード」など8曲  催事場では「五木ひろしまつり」も開催 [ライブ]

五木ひろし3.jpg◆「夜明けのブルース」が10万枚を超える大ヒット中の五木ひろしが、ニューアルバム「ブルース - BLUES - 」が21日に発売されるのにあわせて、2013年3月20日、大阪・梅田の阪神百貨店でプレミアムミニライブと握手会を開き、収録曲とともに4月発売のニューシングル「博多ア・ラ・モード」など8曲を歌った。同店8催事場ではまた、五木ひろしのすべてが分かる「五木ひろしまつり」を開催中で、ステージ衣装など今までの歌手生活をたどる品々を25日まで展示している。ライブは22日にも行う。五木ひろしまつりの入場料は500円(一般)。








 アルバム「ブルース - BLUES - 」は、「夜明けのブルース」に触発されるように制作を思い立ったという。14曲の収録曲の中には上田正樹が歌った「悲しい色やね」や井上陽水の隠れた名曲とされる「君と僕のブルース」、カバーをほとんど認めていないといわれる矢沢永吉の「時間よ止まれ」、1965年に島和彦が歌って大島渚監督の映画「悦楽」の主題歌にもなった「悦楽のブルース」など、五木のお気に入りのブルースなどが詰まっている。

 「夜明けのブルーズ」がきっかけでブルースに取りつかれたような五木は、このアルバムの制作に当たって4人のアレンジ―を迎え、<これぞブルース>といった五木ブルースに仕上げた。

 ミニライブは先着500人限定のイベント。同店屋上で歌うのは1971(昭和46)年に「よこはま・たそがれ」をリリースした時以来、42年ぶりという。
 シングルバージョンとアルバムバージョンの「夜明けのブルース」を披露したほか、「悲しい色やね」「セクシャルバイレット」「悦楽のブルース」「雨のミッドナイトステーション」「君と僕のブルース」のアルバム収録曲と、4月24日発売の新曲「博多ア・ラ・モード」の全8曲を歌った。

五木ひろし2.jpg五木ひろし1.jpg

















 オープニング曲「夜明けのブルース」で五木が現れると、観客からは<ひろし~>の大コール。これに押されるように五木は、降りだした雨にも関わらずにラストの「博多ア・ラ・モード」までノリノリ。
 4曲目に歌った吉岡治作詞、船村徹作曲の「悦楽のブルース」は、とくにお気に入りの曲。タイトルが退廃的を理由に発表当時、放送禁止にもなったが「とても魅力的な歌です」(五木)と、ムードいっぱいに歌った。


 新曲の「博多ア・ラ・モード」は、「夜明け-」に次いでレーモンド松屋作詞作曲の作品。レーモンドはこの作品に「自分のすべてを出し切り、何も残っていない」と、五木に語ったというほど。五木にとって「夜明け-」で彼との出会いは、再びヒット歌手への復活を実現させたという点で、功労者と言ってもいいだろう。
新曲で再び起用したのにも、ためらいはなかったようだ。

 五木は「彼は今まさに旬の人で、歌手はつねに旬の作家と出会うことが大事です。そういう点で大変に幸せ者です。またその彼との出会いを作りプロデュースした企画者としての自分にも感謝しています」と、話していた。

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開催中の「五木ひろしまつり」で展示されている全作品

 同店8階の催事場で開かれてい「五木ひろしまつり」では、五木のステージ衣装やさまざまな音楽祭での受賞トロフィー、07年に受賞した紫綬褒章などのほか秘蔵映像、昨年8月にゴルフでホールインワンを獲った時のクラブも展示されている。

五木ひろし4.jpg 出展品は、自宅倉庫に保管してある記念品などの一部を持ち出したもので、百貨店でこうしたイベントを開くのは初めて。

 五木まつりオープニングのテープカット後のインタビューで五木は「大阪は初めてのコンサートを開いたところでもあり、私を大きく育ててくれた街です。そこでこのようなイベントを開いてもらえることに縁を感じます。42年振りの屋上での歌唱も感慨が深いものがあります」と話し、ライブでは「博多-」の次の曲では大阪を歌ってみたい、と観客を喜ばせていた。






[五木ひろし オフィシャルサイト]
http://www.itsuki-hiroshi.co.jp/













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佐田鏡五一郎(キングレコード)  大阪でお披露目ライブ 懐かしい昭和メロディーなどを披露 1’stシングル「あゝふるさとよ」も [ライブ]

佐々木新一(66歳)、鏡五郎(68歳)、池田輝郎(60歳)のキングレコード実力派歌手3人によるユニット、佐田鏡五一郎が、2013年3月16日、大阪・阿倍野のライブハウス・あべのROCKTOWNで「佐田鏡五一郎ふれあいライブ」を開いた。往年スター歌手の三橋美智也、村田英雄、春日八郎の名曲のカバーメドレーを含め、ユニットによるファーストシング「あゝふるさとよ」、それぞれのオリジナル曲など、3人で全25曲を歌った。沖縄・宮古島をはじめ東海、関西、中四国などから招待された100人は、懐かしい曲を一緒に口ずさんだり、感動をいっぱいに詰め込んでいた。


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佐田鏡五一郎(左から鏡五郎、佐々木新一、池田輝郎)

 平均年齢67.4歳という佐田鏡五一郎。メンバーのひとり、鏡五郎は「フケメントリオです」というが、池田に言わせると「四捨五入すると60歳で、ぼくと同じ還暦を迎えたばかり」の<若い>ユニットだ。
 この日は佐田鏡の「あゝふるさとよ」や3人の新曲CDの購入者のうち応募があった5317通の中から抽選で選ばれた100人が招待された。


佐々木.jpg 佐田鏡の3人は、佐々木が(歌の)国宝と呼ばれ、鏡を名人、そして池田を天才と呼び合う大の仲良しであるとともに、それぞれが抜群の歌唱力の持ち主。
 ライブでは昨年11月に出したアルバム「あゝふるさとよ ~平成三人衆~」で、3人がそれぞれ歌った「哀愁列車」「無法松の一生」「赤いランプの終列車」など三橋、村田、春日のカバー収録曲を披露。
 どれもが懐かしい曲だけにイントロが流れ始めると、早々と観客からタイトルが飛び出したり、一緒に唄う人たちもいた。









佐々木新一

鏡2.jpg ミリオンセラーとなった1966(昭和41)年の大ヒット曲「あの娘たずねて」の佐々木新一は、三橋美智也を歌い「声の続く限り唄い続けたい」と話していた。鏡は村田英雄をカバー。念願の「無法松の一生」を歌えたことに感激は隠せず、涙(?)を拭ったサイン入りハンカチ投げで客席を沸かせていた。54歳でデビューした一番の年下の池田は春日八郎を担当した。「雲の上の人たちだった先輩歌手2人と一緒に歌わせてもらって幸せです」と、彼もまた終始感激を隠せないようだった。

 ユニット結成は、5年ほど前から佐々木と鏡が「一緒にライブをやってみたいね」と、顔を合わせるたびに話していたのがきっかけとなった。そんな想いとレコード会社のキングレコートと一致したが「もう1人を入れて三橋さんや春日さん、村田さんの名曲を歌い継ぎたい」と、白羽の矢を立てたのが池田だった。
 その池田は「キャリアが46年、48年という大先輩の2人とユニットの話を頂いて、本当に?と、まるで宝くじでも当たったような気持ちでした」と話し、ライブ前の大阪でのキャンペーンやライブでもずっとムードメーカーを務めていたほど。
鏡五郎

池田.jpg ライブで3人はまたそれぞれの代表曲や最新曲も披露した。
 最後は佐田鏡の「あゝふるさとよ」を歌い、60年代の懐かしさを醸し出し、続いて歌ったカップリング曲「コッキーサンバ」ではサンバの軽快なメロディーに乗って踊る3人の姿には客席の笑いを誘っていた。
 佐々木は「踊りはぼくたちのリハビリにもなります。」と盛り上げた。

 観客の誰もが満足した表情で、それに応えて佐田鏡は「震災の被災地を訪ねて皆さんに喜んでもらいたい」(佐々木)とし、「名曲と言われる先輩の曲を大事に歌い継いでいきたい」(鏡)「青春時代の想い出が浮かんでくるようなライブを」と、熱い想いを語っていた。
 これから3人はセカンドシングルも出したいという。





池田輝郎

 ライブ終了後のサイン会と写真撮影会には長い列ができていた。
この「佐田鏡五一郎ふれあいライブ」は、3月23日に福岡、30日には東京でも開催することになっている。


佐田鏡3.jpg
最後はサンバのメロディーに乗って「コッキーサンジ」を歌って踊った


[佐田鏡五一郎 キングレコード]
http://kingrecords.co.jp/cs/pages/sadakagami_live.aspx/








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やなわらばー(日本クラウン) 久々の関西キャンペーン 日本橋でんでんタウンのディスクピアでインストアライブ [ライブ]

◆イケナイ恋の切なさを歌った、石垣島出身の女性ユニットやなわらばーの新曲「でもね・・・」は、聴く人の年齢に関係なく好評のようだ。2013年3月10日、大阪・日本橋の上新電機ディスクピア日本橋店で開いた初のインストアライブでは、近畿はもちろん中四国や東海など各地から集まってきたファンたちが彼女たちの歌に聴き入っていた。サインと握手会にも長い列ができるなど、人気の高まりを見せていた。

やなわらばー.jpg


 この日歌ったのは「でもね・・・」のほかにカップリング曲の「木蘭の涙」(スターダスト・レビューをカバー)「いちごいちえ」「ふるさと」の4曲。
 「でもね・・・」はテレビ朝日系で木曜日に放送されている「科捜研の女」の主題歌。彼女たちの歌がテレビドラマの主題歌として採用されるのは、これが4作目だという。

 2つの恋物語( OLツキコ編 / 主婦陽子編)から出来ているPV(プロモーションビデオ)も人気の「でもね・・・」は、好きになってはいけない人を好きになった女性の心の中を表している。
 イケナイ恋だけど、してみたい、そんなことを思う人は男女を問わず、また年齢に関係なく、少なくないのが、この曲の人気の秘密らしい。

石垣優.jpg東里梨生.jpg







やなわらばー(ボーカルと三線の石垣優=左=とボーカルとギターの東里梨生)

 メ ンバーの東里梨生は、自分たちの楽曲の作詞作曲を多く手がけてきているが、この曲に関しては作詞が松井五郎で、作曲はBOUNCEBACKが担当している。
 30歳になる2人だが「自分たちからは出てこない大人の恋なんです」と笑って見せる。

 ただ客席からは共感してくれる表情は少なくないようだ。
 「ラブソングをシングルで歌うのは少ないんですが、今回のこの曲を歌ってみて年齢に関係なく皆さん禁断の恋に関心を持っておられることが良く分かります。ステージからお客さんの表情を見ていると分かるんですよ(笑)」

サイン会.jpg
長い列ができていたサイン&握手会

 ライブを盛り上げているのは、手相芸人と言われる島田秀平さん考案の<禁断の恋 3線>をパネルを示しての解説。誰もが手のひらを見ながら、イケナイ恋の危険度をチェックしている。

 ライブの後、インタビューに応えて彼女たちは「5階という会場にもかかわらず、たくさんの人たちがやって来てもらい、しかもCDまで買って頂きうれしいです。とくに女性にも私たちを知ってもらえたのは最高でした」と話していた。



人気のPV






[やなわらはー 公式サイト]
http://www.ya-na.net/
[やなわらばー 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/yanawaraba/profile.html







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