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原田悠里(キングレコード)  大阪・NHKホールでデビュー35周年記念コンサート 感謝の全15曲 [コンサート]

◆北島三郎ファミリーの長姉でデビュー35周年を迎えている原田悠里が2016年11月25日、大阪市中央区のNHK大阪ホールで「原田悠里35周年記念コンサート」を開き、35周年記念曲第2弾で10月に出したばかりの新曲「人生夢桜」など全15曲を歌った。ステージには、同じ事務所でデビュー15周年になる山口ひろみ(テイチクエンタテインメント)が祝福に駆け付けた。山口は記念曲「女の幸せ」を披露した。

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華やかに歌手人生35周年を歌う原田悠里

 オープニングのデビュー曲「俺に咲いた花」に次いで原田悠里は「歌手になって35歳を迎えました。みなさんの支えのお陰です。その35年を精一杯歌います」と、あいさつしたのに続いて歌ったのは、やっぱり「木曽路の女」だった。
 彼女の代表曲であるが、関西でのコンサートでは欠かせない、そして忘れることが出来ない1曲である。1985(昭和60)年に出したそれは、連日連夜に及ぶ関西でのキャンペーンの成果もあってヒットにつながったからだ。原田は「この歌がなければ、きょうここで立っていなかったかもしれません。(私は)関西で育ててもらった」と感謝の言葉を続けた。

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 原田悠里の関西でのコンサートと言えば、例年であれば夏に開催されている。それが今年は晩秋である。それだけ念入りに企画が練られたのだという。
 そのテーマは歌手・原田悠里の半生を振り返ることだった。旅情演歌のメドレーがあれば、シャンソンから歌謡浪曲までと幅広い、彼女の歌人生を披露した。

 そんな中でも原田の真骨頂は、ありったけの幸せを振りまいて歌っているという「津軽の花」。舞台を飛び跳ねて歌うのは、変わりない。しかも初の紅白歌合戦出場を勝ち取った想い出深い1曲だけに、会場も一緒になって手拍子を打っていた。

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 歌謡浪曲は32年前から二葉百合子の指導を受けているが、この日は二葉も歌った「九段の母」を、戦争の犠牲となった多くの人たちを悼むんで歌っていた。
 この二葉とともに、歌の師匠であり原田が先生とも呼ぶ北島三郎からも、本人の音声による35周年を祝うメッセージが届けられた。北島は「歌い手にはこれでいいということはないが、あまり上手くなり過ぎないで、それ以上に皆さんに愛される存在でいてほしい」と激励していた。

 それに応えて原田は「私は事務所の長姉ですが、一番の稼ぎ頭はキタサンブラック(北島三郎がオーナーの競走馬)です。私にとっては打倒キタサンブラックなんです」と会場を沸かせていた。11月27日、東京競馬場で行われた第36回GIジャパンカップにも出場して、当初の予想通りにGI・3勝目を勝ち取って、北島は勝利の歌を高らかに場内に響かせていた。

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花束を持って祝福に駆け付けた山口ひろみ

 歌手も馬も大活躍の北島ファミリーであるが、コンサートのステージに花束を持って原田に駆け寄ったのは山口ひろみだった。先輩の35周年を祝うとともに、自らも15周年であることから、北島が作詞したその記念曲「女の幸せ」を歌って華を添えた。

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 原田は終盤、35周年記念曲第1弾の「女・・みぞれ雨」、そして最新曲の第2弾「人生夢桜」を歌った。人生夢桜は11月17日に亡くなった作詞家、下地亜記子の作品。レコーディングの際には「いい歌を歌ってくれた」が、最後の言葉だったという。
 それに応えるかのように原田は「私を代表する1曲にしたい」と話し、また会場に集まったファンに向けて「感謝でいっぱいです。仲間と思って末永く可愛がって下さい」と呼びかけていた。

 「原田悠里35周年記念コンサート」は、12月1日には東京・大田区民ホール・アプリコ大ホールでも開く。


[原田悠里 オフィシャルサイト]
http://www.kitajima-music.co.jp/yuri/
[原田悠里 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=10099





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竹村こずえ(日本クラウン)  渡辺要(同)・みやま健二(徳間)ら歌仲間と秋祭りコンサート 大阪・泉佐野 [コンサート]

◆ブルース演歌「あかね雲」で新境地に挑戦している竹村こずえが2016年10月29日、大阪府泉佐野市のエブノ泉の森ホールで「こずえと歌仲間の秋祭りコンサート」を開いた。渡辺要、みやま健二らをゲストに迎えて、迫力ある歌声を会場いっぱいに届けていた。

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 運転する10トントラックの助手席に幼い子どもを乗せて子育てをしてきた竹村こずえが、そのパワーを歌に振り向けて2014年に「能登の海鳴り」でデビューして今年で3年目を迎えている。2016年8月には第4弾シングル「あかね雲」を出し、去年には初のカバーアルバム「竹村こずえアルバム ~こずえ節・其の一~」を出している。

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 この日のステージでは、身長146センチの小さな彼女が、力いっぱいにパンチを効かせたデビューシングルの「能登の海鳴り」「こずえのトラック野郎」(2015年)「越前恋おんな」(2015年)のオリジナル曲を歌い、歌謡浪曲「決闘高田の馬場」(島津亜矢)と得意の三味線演奏を交えた「じょんから女節」(長山洋子)といったカバー曲も披露した。

 最新曲「あかね雲」(2016年8月)は「カバーアルバムに収録したブルースの楽曲が好評だったことを受けて挑戦した作品」(竹村)で、彼女の真骨頂とも言えるパンチの効いた楽曲でありながら、切ない女心をブルース調に歌い上げている。

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「こずえ米」をPRする竹村こずえ

 会場では竹村が実母の実家がある京都府南丹市で、自ら田植えをして収穫した「こずえ米」をPR。CDの販売コーナーでは、可愛いピンクの袋に詰められたそれを買い求めるファンの姿も見られた。

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渡辺要(左)とみやま健二

 来年1月には待望の新曲のリリースが予定されている特別ゲストの渡辺要「蟹工船」「兄弟船」「王将物語」「女のちぎり」「人生男節」「大間崎漁歌」を歌った。
新曲「浜撫子」が好調なみやま健二「北の漁場」「俺のいい女」「京都恋めぐり」「ふたりの明日」「泪橋」「浜撫子」を歌った。
 このほかゲストには弓月美佳、美山愛、有田てる美といった大阪・南部や和歌山を地盤に活躍している歌手も出演し、最新曲を披露した。

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弓月美佳
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有田てる美
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美山愛

 ラストはこの日の出演者が全員勢揃いして「高校三年生」を歌い、竹村は「これからもいろんな楽曲にチャレンジして歌っていきたい」と、意気込みをみせていた。


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[竹村こずえ オフィシャルサイト]
http://www.tree-top.jp/index.html
[竹村こずえ 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/takemura/whats.html





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中村美律子(キングレコード) 京都でデビュー30周年記念コンサート 約22分の「無法松の恋 ~松五郎と吉岡夫人~ 」も披露 ロームシアター京都 [コンサート]

中村美律子.jpg中村美律子デビュー30周年記念コンサート「笑う門には福来る」が2016年9月20日、京都・岡崎公園のロームシアター京都(旧京都会館)で行われた。7月に出した21分12秒という長い「無法松の恋 ~松五郎と吉岡夫人~ 」と9月7日発売の新曲「つづれ織り」も披露するなど約2時間のステージで全18曲を歌った。台風16号が接近する中にもかかわらず、会場にはたくさんのファンが各地から詰め掛け、みっちゃんコールや日本一の掛け声が盛んに飛び交っていた。









 「恋の肥後つばき」で1986年8月にワーナー・パイオニアからデビューした中村美律子は、歌の舞台となった熊本でキャンペーンを重ねるが、まったく売れずに悲歎に暮れていた。2年後には起死回生を図って東芝EMIに移籍して「女のみれん」を出す。しかし「関西では売れたけれど、もう少し元気の良い歌を歌いたい」と、翌年には今では彼女の代名詞ともなっている「河内おとこ節」をリリースしている。
 河内音頭をモチーフにしノリのいいこの楽曲は、一気に関西で売れた。ところが大阪から全国へと波及するには時間がかかった。ようやく3年後の1992年に第43回NHK紅白歌合戦の大舞台に立つことができた。
こうしたサクセスストーリーは先頃、大阪・新歌舞伎座で再演した「中村美律子物語」に詳しいが、この日はデビュー曲から最新曲の「つづれ織り」まで、すべてオリジナル曲で構成して見せた。

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 オープニングではブルーのドレスで「河内酒」(1996年)を景気良く歌い上げて「200パーセントの力でがんばります」と、台風も寄せ付けない賑やかぶり。客席から<みっちゃ~ん!>の声が飛ぶ中「120歳まで歌うのでまだまだ先が長い」と元気を振りまいた。
 さらに「大阪情話」(1990年)「島田のブンブン」(1993年)に続いて、メドレーで「恋の肥後つばき」(1986年)「男道」(1992年)「酒場ひとり」(1992年)「人生桜」(1997年)と初期の作品を歌ったのに続いて、「女の旅路」(2008年)久々の男歌となった「人生一度」(2009年)、キングレコード移籍第一弾の「だんじり」(2007年)と移籍当初の歌へと続けた。

 10年前のデビュー20周年を振り返って、当時の記念アルバム「野郎たちの詩」(2006年)に収録され、シングルカットもされた「夜もすがら踊る石松」(同)と「下津井・お滝・まだかな橋」(同)の2曲も歌った。このアルバムは音楽評論家の小西良太郎がプロデュースして、男性ヒーローを主人公に阿久悠や吉岡治など数人の作詞家が詞を書いた作品集。中村にとっては歌手人生の中では忘れられない作品のひとつになっているようだ。

■みっちゃんの真骨頂は歌謡浪曲

 中村美律子と言えば聴く者の涙を誘う歌謡浪曲。その極めつけは、この日のコンサートでも披露した ♪ おっかさん ~ の呼び声で終わる「瞼の母」(1991年)と、♪ 妻は夫をいたわりつ ~ 夫は妻に慕いつつ ~ の浪曲の一節を盛り込み、盲導犬育成に尽力するきっかけともなった「壺坂情話」(1993年)。浪曲師の修業も積んだ中村だけに、それらの説得力は並外れている。

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「瞼の母」(写真・上)「無法松の恋 ~松五郎と吉岡夫人~ 」を歌う中村

 そして新しい歌謡浪曲を、といったファンの要望にも応えたのが、2016年7月に出した「無法松の恋 ~松五郎と吉岡夫人~ 」。女性である吉岡夫人から見た松五郎を描いているのが、今までの無法松の物語と違うところ。中村の熱演はまるで芝居を見ているようでもあり、その約22分間は客席はそれに釘付けになっていた。

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何と言っても「河内おとこ節」

 ラストはやはり「河内おとこ節」。今までの着物から威勢のいいハッピと木股という出で立ちに替え、団扇を片手に歌った踊って華やかに締めくくった。
 中村美律子は「120歳まで声が出なくなるまで歌います」と話していた


[中村美律子 オフィシャルサイト]
http://www.goldenmusic.co.jp/mitsuko_nakamura.html
[中村美律子 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=34462



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第2回大阪歌謡フェスティバル  昭和歌謡を歌い継ぐ演歌・歌謡曲の祭典 八代、角川、鳥羽、伍代、神野、長山が懐かしの昭和のオリジナルヒット曲を披露 [コンサート]

◆まるまる3時間、演歌と昭和歌謡がびっしりと詰まった大阪歌謡フェスティバル(主催・レインボーエンタープライズ)が2016年8月30日、大阪市北区のフェスティバルホールで開かれた。去年に次いで2回目で、今回は八代亜紀をスペシャルゲストに角川博、鳥羽一郎、伍代夏子、神野美伽、長山洋子が出演し、懐かしい代表曲やヒット曲、さらには新曲までを披露した。これを演出した作詞・作曲家の中村泰士がプロデュースする道頓堀SUPER歌謡劇場のレギュラーメンバーの浅田あつこ、林よしこ、塩乃華織、エンジュも最新曲を歌った。

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 八代亜紀「もう一度逢いたい」「舟唄」といったヒット曲のほか、去年10月に出した初のブルースアルバム「哀歌-aiuta-」の中から「Sweet Home Kumamoto」を披露した。ブルースシンガー、ロバート・ジョンソンの「Sweet Home Chicago」のカバー曲で、ふる里熊本への愛情を日本語詞で歌った。
八代は「演歌も歌謡曲も日本の心の流行歌。そしてブルースもジャズもみんな流行歌です」と、歌の素晴らしさを称えていた。

 大阪歌謡フェスティバルは今回で2回目。レインボーエンタープライズの親会社でカラオケボックスを全国で展開するカラオケレインボーを運営するコスモコーポレーション(奈良県天理市)の琴平能弘社長が「遠くなりつつある昭和の良き時代の演歌・歌謡曲を想い出し、歌い継いでいく」ことを目的に去年から始めた。

 今年5月に出した昭和の下町の香りたっぷりな市川昭介メロディーの「ふれ逢い橋」を歌った長山洋子は、デビュー当時の「蜩 - ひぐらし -」「捨てられて」も聴かせた。観客は久々の長山のしっとり演歌に聴きほれると共に、懐かしさに浸っていた。デビューは長山と同期という神野美伽は去年に続いての出演。同じ市川昭介作曲でデビュー2年目のヒット曲「男船」「春夏秋冬 屋形船」「あんたの大阪」、そして新曲「男の海峡」を迫力たっぷりの歌唱で披露した。
 伍代夏子は再デビュー4年目に出してヒットした「忍ぶ雨」を歌った。情、涙といった演歌のキーワードをそのまま身にまとったような性格は、演歌歌手にピッタリ。新曲の「花つむぎ」なども披露した。

 鳥羽一郎はデビュー曲で代表曲でもある「兄弟船」「男の港」などを歌い、8月24日に出した新曲「北海夫婦唄」も披露した。「素晴らしい大阪歌謡フェスティバルに参加できてうれしい」と感想を語っていた。
 また角川博は得意のジョークを連発しながら「大阪物語」「女の気持ち」「伊豆の雨」そして最新曲の「かなしい女」を歌った。それでもやっぱり、これがなくちゃ-と、美空ひばりの物まねで「悲しい酒」を歌って会場を沸かせていた。


 オープニング、エンディングは出演者全員が勢揃い。すると観客は昭和演歌・歌謡曲のプレゼントに感謝の気持ちを示してスタンディングオべーションで応えていた。主催者側では来年は第3回目を開催を予定しているといい、演出した中村泰士は「来年には新たに大阪城ホールで1万人の演歌・歌謡曲のイベントも開く」と宣言。
 最後は恒例の「大阪ヒューマンランド~やんか~」を全員で歌ってフェスティバルの幕を閉じた。




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大月みやこ(キングレコード) 好調な新曲「紅の傘」や「白い海峡」など全26曲を歌う 「大阪夜霧」など大阪楽曲も 大阪・新歌舞伎座で恒例のコンサート [コンサート]

◆大月みやこが2016年8月26日、大阪・上六の新歌舞伎座で毎年恒例の「大月みやこコンサート」を開き、新曲「紅の傘」のほかレコード大賞最優秀賞受賞曲の「白い海峡」などヒット曲集や、ふる里の大阪を舞台にした「大阪夜霧」など全26曲を歌った。着物、ドレスと13回も着替えるという華やかなステージにも観客は満足し切った様子だった。

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大月みやこ

 大月みやこが生まれ育った大阪で開くコンサートは「いつも新たなファイトがわいてくる」と、彼女にとっては格別な想いがある。コンサート会場に隣接する近鉄・上六駅は、彼女の生家があった八尾から歌謡教室へ通っていた際の乗り換え駅。想い出いっぱいの場所である。
 今回も1日前に帰阪して21年前に亡くなった母親の墓に花を供えている。
 オープニングでは母親がまだ元気だった頃の「大阪ふたりづれ」やデビュー2年目の「大阪夜霧」、そして珍しく通天閣を歌った「通天閣の子守唄」など大阪舞台にしたオリジナル曲を揃えた。どれも普段は歌う機会は少ないが「どれも胸がいっぱいになります。しかもこのステージに立つといつも母が一緒にいるように思います」と大月。

 大月のコンサートの見どころのひとつは衣装を次々と変える七変化であろう。オープニングからエンディングまでには13回も着替えている。とりわけ2部の<大月みやこのポップスの世界>では、純白のドレスを着ての「この胸のときめきを」に始まり、真っ赤なドレスでの「あなた」まで、計6回ドレスを早替えして8曲を歌って観客を沸かせた。

 懐かしの昭和歌謡のコーナーでは「長崎の鐘」(1949年)「ダンスパーティーの夜」(1950年)などを歌ったが、東京日日新聞(現在の毎日新聞)に載った女性の手記を元に書かれた「星の流れに」(1947年)では、冒頭でその手記の一部を朗読した。

■「白い海峡」から「紅の傘」までヒット曲をメドレー


大月みやこ・紅の傘.jpg 約2時間のコンサートで圧巻はやはり、自身のオリジナルを集めたヒット曲集だった。2013年のレコード大賞最優秀歌唱賞を受賞した「いのちの海峡」(2013年)に続いて、「夢日記」(1996年)「女・・・さすらい」(2011年)「愛のかげろう」(2015年)「白い海峡」(1992年)と、大月みやこの女の世界を一気に歌い、そして52年の長い歌手人生の中でも数少ない「幸せな気分になって歌える」という2016年の新曲「紅の傘」を笑顔いっぱいに披露した。

 ラストは1987年のヒット曲「女の駅」。この歌で大月は前年の「女の港」に次いで2度目のNHK紅白歌合戦出場を果たしている。
 歌い終わった大月は「ふる里でのステージは私をいい気持ちにしてくれました。これからも私の歌をきっとどこかで誰かが聴いてくれていると思って、じっくりと前へ進んで行きます」と話していた。

 9月7日にはアルバム「大月みやこ全曲集2017・2タイトル」を出すほか、11月22日には東京・日本橋の三越劇場で恒例の「大月みやこ 2016 秋のコンサート」も予定している。


[大月みやこ オフィシャルサイト]
http://www.otsukimiyako.com/
[大月みやこ キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=10066





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大月みやこ(キングレコード) 今年も新歌舞伎座でコンサート 8月26日 [コンサート]

◆新曲「紅の傘」が好調な大月みやこが、2016年8月26日、大阪・上六の新歌舞伎座でコンサートを開く。昼、夜の2回公演。魅惑のファルセットで独自の女の世界を演じる。


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「紅の傘」は16年3月23日の発売以来、オリコンチャート演歌TOP50で2位を最高に、8月22日付けの同チャートでは19位にランキングされている。
コンサートではその「紅の傘」をはじめ、お馴染みの「白い海峡」「女の港」「いのちの海峡」なども歌う予定。

昼の部は午後12時30分から、夜の部は午後4時30分から。


[大月みやこ オフィシャルサイト]
http://www.otsukimiyako.com/
[大月みやこ キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=10066





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水樹奈々(キングレコード) 東京ドームで2DAYS公演 2日間で8万人動員 [コンサート]

◆人気声優アーティスト、水樹奈々が2016年4月10日、東京・文京区の東京ドームで「NANA MIZUKI LIVE GALAXY 2016―FRONTIER―」を開いた。前日の9日には同じ東京ドームで「同2016―GENESIS―」を開いており、2日間で8万人を動員するといった人気の高さとビックアーティストぶりを見せた。東京ドーム公演は4年4カ月ぶりで2度目。日本人のソロ女性アーティストでは最速での最多通算4公演である。

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 4月6日にはミュージッククリップ集第7弾「NANA CLIPS 7」を発売したばかり。
2日に渡る公演はいずれも曲目と構成は異なり、9日は2000年から2007年までの楽曲を中心に、10日は2008年から現在に至るまでの曲を中心に披露した。
 前日に続いて10日も4万人の熱狂的ファンが詰めかけた会場で水樹は、火花と一緒に瞬間移動する<風イリュージョン>でオープニングを飾った。

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 会場の観客も総立ちの熱気あふれる中で「禁断のレジスタンス」をはじめ「Trickster」「COSMIC LOVE」「POP MASTER」、11枚目の最新アルバム「SMASHING ANTHEMS」から「Never Let Go」「エゴアイディール」「Glorious Break」など全25曲を熱唱。

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 惑星型大型バルーンに吊られたホウキに乗って、高さ約20メートルのところを空中浮遊しながらアリーナを周ったり、アーマー型ロボット「GALAXY―7」(ギャラクシーセブン)=高さ7・7㍍、重さ約1・7㌧=に乗るなど、相変わらずの見せ場たっぷりのステージ構成はファンならずとも楽しませてくれる。また直径約5メートル、高さ約3メートルのUFO型フロートでアリーナを周るなど、大がかりな演出も見られた。

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 水樹は「また戻って来ることができるなんて本当に幸せです。きのうも楽しくて、楽しくてたまらなくて、しばらく寝つけなくて…。今回は初の試みで私の愛すべき子どもたち(曲)をリリース順、誕生日順に分けてお届けする試みになっています」と元気いっぱいに話しかけていた。

 34枚目のニュー・シングル(タイトル未定)は7月に発売予定。これは7月から放送スタートのテレビアニメ「この美術部には問題がある!」のオープニングテーマに採用されている。


[水樹奈々 オフィシャルサイト]
http://www.mizukinana.jp/
[水樹奈々 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=15413




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「第3回神戸発チャリティ歌謡ショー東日本大震災5年」  新沼謙治、小野和子、竹村こずえ、星まさるが東北へ届けた熱唱  神戸・垂水レバンテホール [コンサート]

◆神戸から東北へ応援の歌声を届けようと昨年から始められた神戸発チャリティー歌謡ショー(主催・阪神淡路大震災 神戸から東日本へ実行委員会)。第3回目の今回は「神戸発チャリティ歌謡ショー東日本大震災5年」と名付けて、2016年2月7日、神戸市垂水区のレバンテホールで開かれた。第1回目から出演し数多くのヒット曲を持つ新沼謙治(日本コロムビア)をメインに、デビュー32年で兵庫県出身のベテラン小野和子(キングレコード)、今年デビュー3年目になる竹村こずえ(日本クラウン)、それに地元神戸・灘の星まさる(ウェブクウ)の4人が、東日本を元気づける歌を歌った。

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西神戸混声コーラスと東舞子小学校PTAコーラスのメンバーと歌う新沼謙治

 3月11日で東日本大震災から5年になるが、それをいつまでも忘れずに21年前に同じ体験をした神戸から「東北の被災地へエールを送り続けよう」と始まった「神戸発チャリティー歌謡ショー」。趣旨に賛同して第1回目から出演している新沼謙治は、やはり大きな被害を受けた岩手県大船渡市の出身。今回も「自分が歌う歌で被災地の人たちに元気になってもらえるならば」と、「嫁に来ないか」「津軽恋女」「ヘッドライト」のヒット曲や最新曲の「俺の昭和が遠くなる」などを歌った。

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新沼謙治

 新沼は「人生の中で一番大きな出来事は5年前の大震災でした。全国の皆さんに支えてもらって、少しずつ復興し始めている」と、客席の神戸の人たちへ頭を下げていた。


 コンサートの冒頭で主催者のひとり星まさるは「被災地へ私たちの想いを届けたいと去年から始めました」とあいさつし、「晩秋の恋」「小さな合鍵」、それにデビュー25周年記念曲としてCD発売を予定している「ありがとう愛するあなたへ」を歌った。
 「ありがとう--は、星がデビューから今まで支援してくれた人たちへの感謝の気持ちを込めて自分で作詞作曲をしたもの。

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星まさる

 ゲストの小野和子はデビュー32年のベテラン。阪神淡路大震災では被災した経験も持つ。92歳で亡くなった父親は震災を機に車椅子生活になったが、それをきっかけに小野は車椅子を施設へ送り続けて、その台数は今までに135台になる。
 今も母親と2人の生活を続けているといい、この日は「母娘花」や最新曲の「母恋三度笠」など母モノを歌った。また10分あまりの長編歌謡浪曲「岸壁の母」も披露した。

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小野和子

 もうひとりのゲスト竹村こずえは日本クラウンの新人。4月でデビュー3年目になる。この日はデビュー曲の「能登の海鳴り」と2作目の「佐渡のわかれ唄」、最新曲の「越前恋おんな」などを歌った。カバーアルバムから長山洋子の「じょんがら女節」を三味線演奏を交えながら披露した。
 三味線は指に血マメを作りながらも練習して習得したという。またこの日の衣装は着物をドレスに自分でアレンジしたというもので器用ぶりを見せていた。

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竹村こずえ

 終盤で新沼謙治のコーラスソング「ふるさとは今もかわらず」を歌った西神戸混声コーラスと東舞子小学校PTAコーラスの33人たちは、コンサートラストでは新沼のオリジナル曲「大雪よ」を新沼と一緒に歌った。新沼は「ふるさとの東日本へ感動を与えられるように、こうしたコーラスで歌っていきたい」と話した。

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出演者が勢ぞろいしてのエンディング

 エンディングではまた星が「歌は力を与えてくれます。歌い手はそれを歌えるのが最高の幸せです」語り、チャリティーコンサートの幕を閉じた。
 この日の売上の一部と会場で集められた義援金は神戸新聞厚生事業団を通じて東北の被災地へ送られることになっている。









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成世昌平(日本クラウン)  今年も満員の「昌平のおもろい唄の世界」 サンケイホールブリーゼ [コンサート]

成世昌平「博多節/福知山音頭」で日本クラウンからデビューしたのが1985年。34歳の時であった。それから30年。2002年に出した「はぐれコキリコ」はロングセラーを続け、自身の代表曲にまでなった。デビュー30周年を記念して2015年9月に出した新曲が「テルテル坊主」。幼い子どもを育てる母親ながら、1人の女性として男性を愛してしまった。母親か女性かと悩んだ挙句に選んだのは母親の道であったという切ないストーリー。成世はこれを先頃、東京と大阪で開いた30周年記念コンサートでも披露した。

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 「テルテル坊主」は、もず昌平作詞、岩上峰山作曲、前田俊明編曲。母親にとって女としての愛よりも、子どもへの愛が一番であることを歌った作品。成世にとってこの楽曲は、広島県から大阪に引っ越しして苦労して自分を育ててくれた実母が重なるような楽曲である。その母親も今は病の床にあり、彼はそれをコンサートの1部と2部の最後に歌い、母親に贈るかのようでもあった。

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 30周年を記念して行われたコンサート「昌平のおもろい唄の世界」は、2015年11月17日、東京に次いで大阪でも開かれ、会場の大阪・梅田のサンケイホールブリーゼは成世の30周年を祝おうという満員のファンで埋め尽くされた。

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 新曲も含め全25曲を歌うといった熱の入れようのコンサートは、1部は民謡の香りが強い楽曲や「はぐれコキリコ」といったヒット曲も揃え、2部では最近の歌謡曲を中心に聴かせた。

 オープニングでは上方落語の代表作「地獄八景亡者戯」を演ってのけた成世。実は桂米之助のグループで落語を学んだことがあるプロ顔負けの実力派。高校時代に桂米朝の落語を聞いて弟子入りを願い出たが、学校の勉強をしてからでも遅くない、と丁重に断られ、島津製作所に入社したというエピソードもある。

 歌手としてデビューした成世昌平にとって大きな転機となったのは、作詞家もず昌平が書いた「はぐれコキリコ」を歌ったことだった。今にも続くロングセラー作品となったからである。
 そのもずが成世に続いて提供したのが、はぐれコキリコの舞台となった白川郷と同じく日本の秘境と言われる宮崎県椎葉村が登場する「ノスタルジア椎葉」。この日はそれらとともに徳島県民謡の「祖谷の粉ひき唄」を合わせて、日本三大秘境を歌ういった演出も見せた。

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大川ゆり

 2部では成世がステージから客席へ降りて1人ひとりと握手しながらオリジナル曲をメドレーで歌唱した。ゲストコーナーでは、女性4人ユニットGreen2(日本クラウン)が「雨ニモマケズ」を、そのメンバーで現在はソロのシンガーソングライターとしても活躍しているChizu「オレンジノマニキュア」をそれぞれ歌った。また成世門下の大川ゆり「おんな川」を披露した。

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Chizu
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Green2

 コンサートは成世昌平の歌のすべてを見せてくれた内容で、彼の魅力でもある懐かしさと哀しさを帯びた高音の歌声が会場に響き渡たっていた。

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出演者が勢ぞろいしてのエンディング



[成世昌平 オフィシャルサイト]
http://www7b.biglobe.ne.jp/~naruse/index.html
[成世昌平 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/naruse/whats.html










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原田悠里(キングレコード) 大阪でも「七夕コンサート2015」 平和への願いをこめて・・・をテーマに全16曲を歌う [コンサート]

原田悠里7・岡千秋.jpg原田悠里が、2015年7月10日、今年も大阪・メルパルクホールで七夕コンサートを開いた。今年は演劇集団アトリエッジの協力で、歌謡浪曲「特攻の母 〜 ホタル 〜 」の芝居を盛り込み、戦後70年の節目に相応しく平和への願いを歌でアピールした。今回は作曲家の岡千秋が特別ゲストで出演。前作「涙しぐれ」のカップリングで原田が作詞し、ふたりでデュエットしている「運命の人」を、岡のヒット曲である「浪花恋しぐれ」とともに一緒に歌った。







岡千秋とデュエットする原田悠里(左)


 オープニングは学生時代に習っていたというオペラ「蝶々夫人」から、「ある晴れた日に」を歌って、彼女の多芸ぶりを披露した。コンサートの前半は「平和であることによる幸せ、生きていることの素晴らしさ」を歌に込めて伝えた。

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今年も原田はいろんな豪華な衣装を楽しませてくれた

 原田がキングレコードの大先輩歌手、二葉百合子の歌謡浪曲「特攻の母 〜 ホタル 〜 」を歌い継ぐことは、自らがライフワークと呼ぶほど大事にしている楽曲。七夕コンサートでも、4年前に初めて歌ってから毎年歌い続けており、これを歌うことで平和の大切さを訴え続けている。

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演劇集団アトリエッジによる「特攻の母 ~ホタル~ 」


 今年は演劇集団アトリエッジの役者たちが特攻隊員の若者たちを演じ、原田が鹿児島・知覧で彼らを見送った<特攻の母>と呼ばれる鳥濱トメさんになりきって歌い上げた。原田は「戦争は人の幸せを奪うもので、繰り返すべきものではない」と、約16分の長編歌謡浪曲にこめて訴えかけた。

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 特別ゲストの岡は東京会場に次いでの出演だったが、大阪は馴染みの深い町。まだ作曲家になる以前、歌手を目指していた頃に市内のメッキ工場でアルバイトをしていたという。
 そんな想い出を語りながら、岡が都はるみとデュエットして大ヒット曲した「浪花恋しぐれ」を原田とデュエットした。

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 後半では原田の新曲から代表曲のメドレーまで、自身のオリジナル曲中心に歌った。
 新曲の「秘恋」は、石原信一作詞、岡千秋作曲、伊戸のりお編曲で、四分の三拍子のゆったりと流れるメロディーの歌。
 代表曲になるように歌っていきたいという原田は「中低音をうまく出せるように自然体で歌っています。1人でも多くのひとに歌って頂きたいです」と話していた。


[原田悠里 オフィシャルサイト]
http://www.kitajima-music.co.jp/yuri/
[原田悠里 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=10099


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ホリデージャパン、大阪でも「ホリデージャパン歌謡フェスタ」開く NHK大阪ホールに中条きよし、宮路オサム、加門亮など21人の歌手が勢揃い 新曲などを歌う [コンサート]

◆毎年、東京と大阪で所属歌手がほぼ勢ぞろするコンサートを開いている創設11年目のレコード会社、ホリデージャパンが、2015年6月28日、大阪市中央区のNHK大阪ホールに所属歌手のうち中条きよし、宮路オサム、加門亮など21人が参加した「ホリデージャパン歌謡フェスタ」を開いた。3時間余りに及ぶコンサートでは、前半に関西在住の歌手が、後半でベテランの実力派がヒット曲などを歌った。出演者を代表して最年長の宮路オサム(69歳)は「若い会社ですが声援をよろしくお願いします。ぼくもまだまだ若い者には負けられない。いつまでも現役でがんばります」と、詰めかけた1000人余りの観客に話した。

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宮路オサムのあいさつで始まったホリデージャパン歌謡フェスタin大阪



 ホリデージャパンの歌手たちは誰もが一様に所属歌手たちを「仲間」と呼ぶ。自分たちもまだまだ現役と頑張りを見せる往年のヒット歌手たちも、若い仲間からヒットが出ることを期待する。会社が出来て11年というまだ若いレコード会社の意気込みを感じさる。
 その現れのひとつが年に1回開催される歌謡フェスタである。東京、大阪の限定開催ながら、地域の歌手も総出演させての大ホールでの開催は、地域の歌好きの人たちをたくさん動員する原動力となっている。この日も大阪中のカラオケ好きが集まったのではないかと思えるほどの混雑ぶりだった。

 そんな熱気の中で、出演者が木遣装束に身を包んで威勢よく幕開け。宮路オサムが「ヒットはみなさん1人ひとりに歌の心を持ち帰ってもらうことで生まれる」などと、観客の声援を呼びかけた。

 ホリデージャパンと言えばムード歌謡のイメージが強い。
 後半のヒットパレードでは中条きよしが新曲「黄昏ロンリー」や「うそ」「理由」などヒット曲を、アローナイツ(木下あきら)も「中の島ブルース」「献身」などムードたっぷりの歌唱を聴かせた。加門亮は新曲の「横浜のブルース」のほか「男の慕情」など大ヒット曲を披露。


ホリデージャパン歌謡フェスタ・宮路オサム.jpg 宮路オサム = 写真・右 = は1970年代の大ヒット曲「なみだの操」歌うと、客席は懐かしさでいっぱい。新曲「春よ来い」なども披露し、「6年前に余命半年と宣言されましたが、その時から残された人生を日割り計算しています。そうすることで一日一日を大切に生きるようになりました。演歌の神様が生かしてくれていると思って、不器用に歌っていきます」と話していた。

 あらゆるジャンルをこなすオールラウンドプレーヤーの原田ヒロシは最新曲の「秋時雨」を歌い、三味線で「津軽慕情」を演奏した。デビュー前には神戸に住み大阪のダンスホールなどで歌っていたというニック・ニューサもヒット曲「サチコ」などで会場を盛り上げた。





 デビュー27年の西山ひとみは「大阪・あんたの街やから」「悲しいよ・・・」を魅力たっぷりの低音で歌い上げた。ムード歌謡の系譜を継承する人気抜群の若原りょうは、この日手話を交えた「ナユタの花」を歌った大下香奈とともに司会も務めながら、「一度は愛したひとだもの」などを歌った。

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賑やかにエンディングステージ


 ラストは再び出演者全員がステージに出て、殿さまキングス時代の宮路オサムの「恋は紅いバラ」を歌って幕を閉じた。


 ホリデージャパン歌謡フェスタ in 大阪の出演者
 中条きよし、宮路オサム、加門亮、アローナイツ(木下あきら)、ニック・ニューサ、西山ひとみ、大下香奈、若原りょう、原田ヒロシ、しいの乙吉、塚原哲平、やしまひろみ、生駒尚子、幸田和也、つげゆうじ、玉田ゆうき、宝木まみ、青木あき、翠明。


[ホリデージャパン]
http://www.holiday-japan.co.jp/menu/home02.htm



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山口ひろみ(テイチクエンタテインメント) 大阪でも初のバーステーライブ 新曲「女の残り火」を披露 恩師や同級生も熱い声援 [コンサート]

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◆40歳を迎えた山口ひろみが、2015年6月26日、大阪・心斎橋の大丸心斎橋劇場で新曲「女の残り火」を発表する初めてのバースデーライブを開いた。昼夜2部制で小学校から大学までの恩師や同級生など計約500人の観客が新曲発売と誕生日を祝った。


 お帰り~、日本一~!の掛け声に迎えられて、5月20日に発売したばかりの新曲「女の残り火」でオープニング。東京や長野、山陰など遠くからもファンが駆け付け、山口を迎えた。
 「ふる里でのコンサート、うれしくて仕方ありません」と、青色の振袖姿で現れた彼女の表情も感激を隠せない様子だった。

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 前半は新曲とカップリングの「霧の港町」のほか「知床番屋」「女の夜雨」「その名はこゆき」などオリジナル曲を歌った。奈良県の柳生の里から応援にやって来た柳生社中の18人の女性による手踊り柳生音頭が披露され、山口はその歌を聴かせた。

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柳生社中による柳生音頭

 山口は1975(昭和50)年6月2日生まれ。大阪・天下茶屋で生まれた。母子家庭で育ったこともあり、公務員を目指して大学進学も果たしたが、歌手を目指して北島三郎の内弟子に入った。6年間の下積みを経てようやく02年にデビューするが、母は彼女のその姿を見ることもなく17年前に43歳で亡くなっている。

 「あんたという宝物ができて幸せや」と言っていた母が、いつも彼女のために歌っていたのが「悲しき子守唄」だった。映画「愛染かつら」の中で主人公高石かつ枝が歌ったのが、この歌だった。この日は母の想い出を語った後半で、山口のボイストレーナーである加藤修子さんピアノ伴奏で歌った。

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加藤修子さんのピアノ伴奏で歌う山口ひろみ

 カバー曲を中心とした後半は加藤さんのピアノ伴奏で歌うというアコースティックな演出を試みた。衣装も着物から紫陽花色のドレスに着替えての歌唱。6月24日が美空ひばりの命日だったことにちなんで「みだれ髪」を歌ったほか、宝塚出身の越路吹雪の「ろくでなし」、そして師匠北島三郎から指名されたという「兄弟仁義」など、さまざまなジャンルの歌にも挑戦してみせた。

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 画家山下清を主人公にしたテレビドラマ「裸の大将放浪記」の主題歌「野に咲く花のように」(ダ・カーポ)を、これを歌うために覚えたという手話ダンスを交えながら歌った。また前奏には自らたて笛を吹くといった演出も盛り込んだ。
 ミュージカル「ミス・サイゴン」から「命をあげよう」を、靴を脱いで素足のままの身長147センチの山口に戻って歌うというハプニングも。

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バースデーケーキのプレゼントに大喜びの山口


 ラストはアンコールに応えて、再び「女の残り火」を歌った。ライブを終えて山口は「たくさんの人たちに支えられてここまで来られました。これから15周年に向けて誠実に一歩一歩歩いて行きます」と話した。


[山口ひろみ オフィシャルサイト]
http://www.kitajima-music.co.jp/hiromi/
[山口ひろみ テイチクエンタテインメント]
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/yamaguchi/




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山本和恵(ウイングジャパン)  地元舞鶴で今年もコンサート 最後の市民会館で新曲「トワイライトラブ」を披露 孫の唯愛ちゃんから花束のプレゼントも [コンサート]

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山本和恵(中央)とゲストの谷龍介(右)青木あき


◆デビュー15年になる山本和恵が、2015年6月21日、京都府舞鶴市の舞鶴市民会館で「第14回山本和恵コンサート」を開いた。今年で取り壊しされる同会館で開くコンサートはこれが最後。8月5日に発売する新曲「トワイライトラブ」を早々と披露したほかオリジナル曲13曲を歌った。新曲は舞鶴を連想させる土地を舞台に歌う中高年の恋愛歌。ゲストの徳間ジャパンコミュニケーションズの谷龍介、ホリデージャパンの青木あきも新曲などを歌った。これに先に行われたカラオケ発表会には地元舞鶴をはじめ近畿各地から52人が参加して自慢ののどを競い合っていた。

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山本和恵

 山本が歌う楽曲の多くは自らが作詞したものが多く、同じ年代の中高年の男女を歌っている。それだけに共感する人たちもたくさんいて、全国に根強いファンを作っている。客席にはそうしたファンが地元舞鶴のほか近畿各地や四国など遠方からやって来た人たちなどで埋め尽くされていた。

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 オープニングの「丹後恋歌」に続いて「京都・洛北・ひとり旅」、前作の「色は匂えど子守唄」などで第1部を飾った。「色は ーー 」は自分の息子に向けて書いた作品。「容姿も健康も人生も瞬く間に盛りを過ぎてしまう」と、歳を重ねたこそ表現できる人生の儚さを歌っている。

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 連日、車を駆って各地でキャンペーンを続けている64歳の山本にとって、日頃の体力作りは欠かせない。今年2月からは自宅にいる時に限ってウオーキングを始めたのもその一環。7月には北海道へも初めて出かける。

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孫の唯愛ちゃんから山本への花束のプレゼント

 そんな元気な山本を喜ばせたのが、孫の唯愛ちゃんからの花束贈呈。キャンペーンの合間いに舞鶴で過ごすときには、いつも一緒の唯愛ちゃんだが、この日一番の愛らしい<出演者>だったようだ。客席からはたくさんの拍手が送られていた。

 後半の第3部は新曲の「トワイライトラブ」「壊れた人形」「ライムでライトなラブソング」などを、それまでのドレスや和服から一転して、ボーイッシュなパンツスーツ姿でオシャレに歌って会場を沸かせた。

ゲストは新曲好調の谷龍介ら


 ゲスト出演の谷龍介は6月3日に出したばかりのデビュー10周年記念曲「しあわせ尋ねびと」などを歌った。「三船和子の付き人を経てデビューでしたが、あっという間の10年でした」と話していた。

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谷龍介

 青木あき「別れても愛してる」などを歌った。

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青木あき

 各地へキャンペーンに出かける機会の多い山本には、訪ねた先々で歌の友人もできる。今回は徳島と松山から友人が歌いにやって来た。それぞれ山本とデュエットを楽しんでいた。

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四国からやって来た歌仲間とデュエットする山本和恵

 コンサートのラストは再び新曲「「トワイライトラブ」を歌って締めくくった。歳ゆえに恋の行方に怯えるのか、溺れてはいけない、でも溺れてみたい-そんな人生のたそがれを迎えている男女の恋を見事に表現して市民会館では最後のコンサートの幕を閉じた。


[山本和恵 ブログ]
http://yamamoto-kazue.blog.so-net.ne.jp/




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第1回大阪歌謡フェスティバル 橋幸夫、天童よしみなど昼夜2回公演に超満員 大阪☆女子団デビューを披露 [コンサート]

◆大阪の演歌・歌謡曲の灯は消えていなかった。2015年6月2日、大阪・中之島のフェスティバルホールで開かれた「第1回大阪歌謡フェスティバル」は、橋幸夫、天童よしみなどベテランから若手の山内惠介、地元大阪の通天閣から道頓堀に活躍の場を移した叶麗子などが出演して行われたが、2700席ある会場は昼夜2回の公演ともに満員。主催者で全国でカラオケ店を展開するレインボーエンタープライズ(奈良県)の琴平能弘社長はステージでガッツポーズ示して第2回目の開催へ意欲を示した。


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出演者全員が勢揃い

かつては「演歌は大阪から」などと言われたが、ファン層の高齢化やCDショップの減少などもあって、往時の勢いは見られなくなっている。第1回大阪歌謡フェスティバルは、大阪の演歌の灯を守れと、去年12月、レインボーエンタープライズなどが道頓堀の小さなライブハウスで始めた演歌ライブ・道頓堀SUPER歌謡劇場が中心となって開かれた。

出演者も、より多くの演歌・歌謡曲ファンに楽しんでもらおうと、今年デビュー55年目を迎えている橋幸夫(ビクターエンタテインメント)をはじめ大阪出身で同43年目の天童よしみ(テイチクエンタテインメント)、フェスティバルホールには甲子園に出場した高校球児時代に組合わせ抽選した想い出があるという山本譲二(同)、天童同様に大阪出身の神野美伽(キングレコード)、この日の出演者で最も若いデビュー15年目の山内惠介(ビクターエンタテインメント)といった実力派を揃えた。

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デビュー55年の橋(中央)をはじめ天童、山本、神野、山内の実力派が顔を揃えた

道頓堀SUPER歌謡劇場からは、かつては通天閣の歌姫といわれ今は道頓堀に活動の場を変えている叶麗子(徳間ジャパンコミュニケーションズ)、天童の弟子を経てメジャーデビューしたおおい大輔(テイチクエンタテインメント)林よしこ(徳間ジャパンコミュニケーションズ)のレギュラーメンバーが顔を揃えた。
同歌謡劇場で一般公募して道頓堀開削400周年記念曲「道頓さん」を歌う歌謡女子グループ・大阪☆歌謡女子団の8人が記念曲を初披露した。

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レインボー姉妹(叶麗子、林よしこ)が華麗にデビュー

同歌謡フェスティバルの演出を担当した作曲家で作詞家の中村泰士は「作曲家になって50年近くなりますが歌謡曲が大好きです。2時間半を存分に楽しんで下さい」と冒頭あいさつした。

この日の主役の橋は17歳で歌手デビューして今年で55年目。新しくなったフェスティバルホールで歌うのは初めて。「55年のいい想い出になります」と話していた。
デビュー曲の「潮来笠」から「江梨子」「恋のメキシカンロック」「霧氷」など代表曲を歌い、後半では大映映画で市川雷蔵と共演した歌謡股旅映画「おけさ唄えば」の同名主題曲をはじめ、「沓掛時次郎」「中山七里」といった市川主演映画の主題曲など懐かしい股旅歌謡をメドレーで披露した。

主催者の琴平社長は橋の大ファンでステージで花束を贈り「若い頃には歌手を目指していましたが、橋さんがデビューされてその歌の上手さに衝撃を受けて歌手を諦めました」とエピソードを語っていた。

天童、山本、神野、山内もそれぞれ新曲などを歌った。天童はこの催しが道頓堀開削四百周年記念と銘打っていたこともあって、ヒット曲「道頓堀(とんぼり)人情」を歌い、客席からは大きな拍手が送られていた。

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大阪☆歌謡女子団も初お披露目

この日、もうひとつの目玉は道頓堀SUPER歌謡劇場から誕生した大阪☆歌謡女子団レインボー姉妹のお披露目。歌謡女子団は15歳から27歳まで8人の女性コーラスグループ。道頓堀400年の記念曲「道頓さん」をダンスを交えて初披露した。一方のレインボー姉妹は叶麗子と林よしこのコンビ。「恋する女は七色仮面」を乙姫のような虹色の衣装に身をまとって歌った。
「道頓さん」をメインに、「恋する-」をカップリングとして収録したCDを同日から発売している。

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道頓堀SUPER歌謡劇場のレギュラーメンバーも勢揃いした

ラストは出演者全員がステージに揃って中村泰士の指揮で、橋の代表曲「いつでも夢を」を会場の観客とともに合唱。橋は「歌には聴く人それぞれに想い出があり、共通するところがあるはずです。これからも歌い手全員に声援を送って下さい」と呼びかけていた。



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永井裕子(キングレコード) デビュー15周年記念リサイタル、全21曲熱唱 翌日は34歳の誕生日 東京・浅草公会堂 [コンサート]

永井裕子が、2015年3月2日、東京都台東区の浅草公会堂でデビュー15周年記念リサイタルを開いた。見慣れた着物姿のほか珍しいドレスやジーンズ姿で、2月25日に出したばかりの新曲「雪國ひとり」や、デビュー曲の「愛のさくら記念日」から歌謡浪曲の「雨夜譚(あまよがたり)~渋沢伝~」まで幅広く全21曲を歌った。


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 自らは20周年への通過点と位置付けた15周年だが「リサイタルを開くことができてとてもうれしく思っています。でいっぱいです」と話して、約1000席の会場をいっぱいにした観客に感謝の気持ちを込めて歌った。

 オープニングから熱い声援が飛び交っていた。
 新曲「雪國ひとり」、去年発売した15周年記念曲第1弾「勝負坂」、同第2弾「郡上八幡おんな町」などのオリジナル曲とともに、山崎ハコの「てっせん子守唄」、吉幾三の「情炎」、アン・ルイスの「あゝ無情」をカバーした。


 新曲発売の前日の2月24日には、出身地の佐賀市にある佐賀市文化会館で15周年記念の凱旋リサイタルを開いて、満員のファンに囲まれて大成功を収めたばかり。

 そして浅草でのデビュー15周年記念リサイタルは、翌日が34歳の誕生日であった。ステージではバースデーケーキがプレゼントされ、ファンたちからもたくさんの祝福の言葉がかけられた。
 新曲の「雪國ひとり」についても「初めての三連の曲で、今までの永井裕子の歌世界にはなかった作品です。少し歌謡曲っぽい作品でもあり、新しい世界を感じて欲しいです」とアピール。


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 永井は「もうキャッホーという年齢でもないですし、また一つ年を重ねるのかなという気持ちです。33歳の最後の日を皆さんと過ごせたのがすごく幸せす。誕生日当日は、愛犬とだらだらと家で過ごします」と話して、客席の人たちを笑わせていた。

 終始、永井らしく明るく楽しいコンサートを演出。満員の観客も満足し切った表情だった。


[永井裕子 オフィシャルサイト]
http://www.yuko-nagai.jp
[永井裕子 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=13787

 
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