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純烈(日本クラウン) 「純烈コンサートOSAKA2018」  紅白への意欲みなぎらせる  大阪・サンケイホールブリーゼ [コンサート]

◆紅白出場と親孝行を合言葉に歌い続ける日本クラウンのスーパー銭湯アイドル、純烈が2018年6月21日、大阪・梅田のサンケイホールブリーゼで「純烈コンサートOSAKA2018」を開いた。前日の神戸に続く開催で、今年2月にリリースした「プロポーズ」など全19曲を歌った。女性ファンを中心に満員の会場では赤や黄、青、緑といった色とりどりのペンライトが揺れていた。

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 戦隊ドラマ仕込みのパフォーマンスとトークで楽しませてくれる純烈のコンサートは、幅広い年代層の女性ファンから大人気。彼らが客席を回って握手をすると、ファンの誰もが目をキラキラと輝かせて、まるで少女のようである。まさに純烈は<アイドル>そのもの。

 このアイドルたちが結成して11年間、絶えず見つめてきたのは紅白のステージであった。紅白に出ると親孝行が出来る、とまで信じて、この日もサンケイホールブリーゼのステージに5人が勢ぞろいした。
 「去年は『愛でしばりたい』で紅白を目指しましたが、壁は厚く望みは叶いませんでした。でも皆さんから応援してもらってうれしかったです。今年は『プロポーズ』で夢の紅白に出られるように頑張ります」

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 グループサウンズのナンバーから、ザ・タイガースの「シーサイド・バウンド」など3曲で始まったコンサートは、「幸福あそび」(2016年)「今夜はドラマチック」(2015年)「ひとりじゃないから」(2011年)「失恋ピエロ」(2018年)などオリジナル曲をたっぷりと聴かせるとともに、「赤坂の夜は更けて」(西田佐知子、1965年)「星降る街角」(敏いとうとハッピー&ブルー、1977年)などムードあふれるカバー曲も聴かせた。

 メンバーの中でこの日も話題をさらったのは、今年4月にタレントのLiLiCoと結婚した小田井涼平だった。
 「4つ年上のLiLiCoがスウェーデン人であることにビックリしましたが、ロザンナが彼女の大ファンで、好きだと言ってくれたのはうれしかったです。僕とLiLiCoはトムとジェリーみたいで、小さな喧嘩はしょっちゅうやってます」
 相変わらずファンを喜ばせるネタをアレコレと振りまいていた。

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 リーダーの酒井一圭は前日の6月20日に43歳の誕生日を迎えたばかり。「全員で同じ夢を追いかけている純烈」が「やっぱ好きやねん」(やしきたかじん、1986年)と、同じ夢を追いかけるために東京理科大を中退してメンバーになった後上翔太とそれを歌った。

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酒井一圭(左)と小田井涼平
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白川裕二郎(左)と友井雄亮
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後上翔太

 メンバーの中では振付も担当する友井雄亮は「みんなで年末に紅白へ行くしかない」と意欲を見せると、ボーカルの白川裕二郎は「今回のツアーで大きな力をもらいました」と夢に一歩近づいたようす。

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 コンサートのラストはアンコールに応えて「言葉足らずのメロディー」(「今夜はドラマチック」のカップリング)を歌って「もっと純烈を見たい人は箕面温泉スパーガーデンに友だちたくさん連れて来て」と呼びかけて、最後まで賑やかに楽しませてくれていた。

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[純烈 オフィシャルサイト]
http://junretsu-official.com/index.php
[純烈 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/junretsu/whats.html







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もず唱平作詞家50周年記念スペシャルコンサート  川中美幸・鳥羽一郎・鏡五郎・松前ひろ子・長保有紀・三門忠司・成世昌平・塩乃華織・高橋樺子  もず作品を歌う  大阪・枚方市民会館 [コンサート]

「釜ヶ崎人情」「花街の母」など数多くのヒット曲の作詞者として知られる大阪在住のもず唱平作詞家50周年を記念したスペシャルコンサート第5弾が、2018年6月5日、大阪府枚方市の枚方市民会館で開かれた。もずの愛弟子や詞を提供する演歌界のトップ歌手9人が作品を歌い、50年という長いキャリアに敬意を払った。もずは「師匠である詩人の故・喜志邦三先生がいなければ、この日を迎えることは出来なかった。ここまで来られたことを心の中で先生へ報告しています」と話し、これからの作詞活動へも意欲を示した。

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もず唱平(左から2人目)と作詞家50周年を祝う出演者たち
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勢ぞろいした出演歌手

 去年9月から行われてきたスペシャルコンサートは、もずが42年間住み続けている枚方市にある市民会館での開催が最終会場となった。出演歌手も川中美幸(テイチクエンタテインメント)鳥羽一郎(日本クラウン)鏡五郎(キングレコード)松前ひろ子(徳間ジャパンコミュニケーションズ)長保有紀(日本クラウン)三門忠司(テイチクエンタテインメント)成世昌平(日本クラウン)塩乃華織(同)高橋樺子(徳間ジャパンコミュニケーションズ)のもずに縁がある9人。地元市民をはじめ出演歌手のファンなど、会場いっぱいの約1500人が詰めかけた。

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川中美幸
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鳥羽一郎

 オープニングは出演者それぞれが、もず作品のオリジナル曲などを聴かせた。
 鳥羽一郎は大阪・岸和田市にある漁港、春木港を歌った「泉州春木港」(1992年)とアルバム収録曲の「メリケン波止場」(2008年)を歌うと、川中美幸「宵待ちしぐれ」(2002年)と、17歳の時に春日はるみの名前でワーナーパイオニアからのデビュー曲「新宿天使」(1973年)を選んだ。

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鏡五郎(左)と松前ひろ子

 このほか、もずのリクエストに応えて鳥羽が「虫けらの唄」(1979年)を、川中も「浪花人情ラムネの玉やんの唄」(1984年)を歌った。もずとは39年の付き合いになるという鳥羽は「まだ故・船村徹先生の付き人をしていた頃に、関西に来ると必ずもずに会っていた」と振り返っていた。

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鳥羽一郎と想い出を語るもず唱平(左)

 作詞家もず唱平の誕生は、渋谷天外の元で目指していた劇作家への道を断念したところから始まる。その後に詩人の喜志邦三に師事するのだが、その時、もずが喜志に放った言葉が「作詞家にでもなろうと思う」だった。その不遜な一言に喜志は「でもで出来る仕事はないよ」と穏やかに返したという。
 それをきっかけに本格的に作詞家への勉強をすることになるのだが、なかなか目が出ない。そんな時に飛び込んできたのが、河内音頭の音頭取りであったが、その実、月の大半を釜ヶ崎で労務者として働いて生計を立てていた三音英次から「歌を書いてくれ」といった依頼だった。

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長保有紀
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三門忠司
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成世昌平

 もずの作品の多くは浪花を舞台にし、そこに暮らす人々の人情や街の佇まいが登場している。しかも資料を丹念に調べた、事実に基づくノンフィクション的な内容というのが特徴である。三音に書いて、後に60万枚ともいわれるヒット作になった作詞家デビュー曲「釜ヶ崎人情」(1967年)でも、実際に釜ヶ崎へ足を運び、蚕棚と呼ばれる1泊50円だった三段ベッドの宿泊所で南京虫に悩まされながら、日雇い労務者の苦悩を取材している。

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塩乃華織(左)と高橋樺子

 この日、鏡五郎が歌った「花火師かたぎ」(2015年)や成世昌平「はぐれコキリコ」(2002年)塩乃華織「ほっといてんかあんな阿保」(2013年)高橋樺子「がんばれ援歌」(2011年)も、そんな1曲である。
 また三門忠司「雨の大阪」(1991年)長保有紀「人生(ブルース)」(2016年)松前ひろ子「銀座小路」(2015年)と、それぞれもず作品を歌った。

 もずは「このように皆さんに祝っていただいて感謝に堪えません、長年住んでいる枚方市民のコーラス歌も2、3作書いているが、いちか世に出せるとうれしい」と話していた。









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松原健之コンサートツアー2018、今年も神戸を皮切りにスタート  新曲カップリング曲「いとしき知床」も披露  [コンサート]

◆テイチクエンタテインメントの歌手、松原健之が2018年5月19日、神戸市の神戸新聞松方ホールから今年のコンサートツアーの幕を切った。最新曲の「花咲線 〜 いま君に会いたい 〜 」をはじめアンコール曲を含めて全20曲を歌った。2部の冒頭では先ごろ亡くなった歌手の西城秀樹の「ヤングマン」を含む新御三家の代表曲を歌い「これからも秀樹さんの歌に挑戦して、少しでも近づけるように、頑張って歌っていきたい」と、西城を悼んでいた。ツアーは7月の北海道札幌市まで、あと3会場で予定されている。

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 松原健之がかつて音楽療法を教えてもらったという、神戸・向陽病院創設者の山口陽雄氏ゆかりの神戸から開催するのが恒例化しているコンサートツアーは、今年も松方ホールに満員の約700人を集めて行われた。1部の後半には、去年のコンサートで初披露して好評を博した松原が主演を務める芝居を見せてファンを喜ばせていた。

 彼は歌手デビュー前には劇団前進座の舞台に立ったほか、デビュー後には東映映画に出演したキャリアを持つほどで、終演後に<来年は座長公演・・・>と話題を振ると、照れくさそうな表情を見せていた。

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 1部は切ないラヴ・ソング「ときめきはバラード」(2012年)でオープニング。続いてふる里をテーマにした「ふるさとの空遠く」(14年)など4曲を集めた。「ブルースカイ ~あなたと飛びたい~ 」(16年)は、五木寛之とも親交のあった詩人の松永伍一さんの作詞で、松原が「松永先生の作品を歌い継いでいきたい」というほどに心酔する1人。

 この日は、松原を歌手へと導いた師でもある五木寛之が詞を書いた13年前のデビュー曲「金沢望郷歌」と、五木の「百寺巡礼」(講談社文庫)のテレビ版のテーマ曲で「心が穏やかになる歌」(松原)という「もし翼があったなら」(05年)も披露した。

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 2部は、実際に花咲線の愛称で親しまれている北海道・釧路ー根室間を走る列車をモチーフにした最新曲で「花咲線 ~いま君に会いたい~ 」などオリジナルの代表曲を中心の構成。「花咲線 ー」は17年10月に出した楽曲だが、好評な売行きに応えて5月16日にはカップリング曲を「いとしき知床」に替えてアンコール盤をリリースしている。
 松原は「カップリングを替えてシングル盤をリリースするのは初めてです。今回は両曲ともに道東が舞台になっています」とアピールしていた。

 冒頭では新御三家メドレーを披露して、前に亡くなったばかりの西城秀樹を悼んだ。また師である平尾昌晃の1周忌が今年7月に迫っているが、同18日には平尾作品のカバーアルバム「松原健之が歌う 平尾昌晃 永遠の名曲選集(仮)」(13曲収録)を出す。その中から布施明が歌った「愛は不死鳥」などを聴かせ、松原は「平尾メロディーを歌い継いでいきたい」と話していた。

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 松原健之のコンサートツアー2018はこの後、6月2日に静岡県・磐田市民文化会館、同30日は東京・浅草公会堂、7月5日には北海道札幌市・わくわくホリデーホール(札幌市民ホール)でも開かれる。


[松原健之 オフィシャルサイト]
http://www.jp-r.co.jp/takeshi_matsubara/
[松原健之 テイチクエンタテインメント]
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/matsubara/






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水沢明美(日本クラウン)  「水沢明美コンサート 2018」  来年の30年へ向けての〈飛躍をテーマ〉に 兵庫・伊丹 [コンサート]

◆歌手生活30周年を来年に控えた日本クラウンの歌手、水沢明美が2018年4月9日、兵庫県伊丹市の伊丹アイフォニックホールで、飛躍をテーマにコンサートを開いた。今年2月7日に出した新曲「一点物 / 雪に咲く花」を披露するとともに、懐かしい「二度ぼれ酒」や前作の「紅散華」など全17曲を歌った。ゲストには去年日本クラウンに移籍したデビュー23年になる矢吹春佳と今年3月に日本クラウンからデビューしたばかりの現役大学生の一条貫太といった、ベテラン・新人の2人が出演して華を添えた。「一点物」の作曲家・水森英夫も顔を見せ「譜面に正確に声を当てた発声がいい」と水沢を称えた。

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来年歌手生活30年を迎える水沢明美

 「一点物」は作詞がいとう彩、作曲が水森英夫。水沢が「得意中の得意とするジャンルとする楽曲」(日本クラウン大喜田一人ディレクター)に」仕上がっており、♪ 夢だと 笑われようと 匙(さじ)を投げるな 勿体無いじゃないか 〜 とリズミカルに歌う、応援歌のような作品である。水沢にとっての応援歌はなんと12年ぶりだという。

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あいさつをする水森英夫(左から2人目)

 応援にやって来た水森英夫は「(年齢・キャリアに関係なく)すべての要素がうまく重なった時にスターが作られる。水沢さんにとっての(チャンス)はこれから」とエールを送った。作詞家のいとう彩はまた、水沢の華奢な身体と重ねて「1番の冒頭の歌詞のように、小さくても大きく翔(はば)たく人もいます」と、自らの詞を例えた祝辞を語った。

 それらの声に応えて水沢は、新曲「一点物」をコンサートのオープニングとエンディングに1度ずつ聴かせた。

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新曲は久しぶりの応援歌、リズミカルに歌う

 1990年に「恋は女の花舞台」で日本クラウンからデビューして、今まで29年間に出したシングル枚数が、今作の「一点物 / 雪に咲く花」を含めて36枚になる水沢明美は「来年歌手生活30周年を迎えることになりました。この間に沢山の財産を作ってもらいました」と話し、自身の新旧作品を織り交ぜて歌った。

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 前半では水沢が客席を回りながら「さんさ恋しや」「母恋だより」「因幡なさけ唄」「春の坂道」「演歌みたいな人生だけど」「二度惚れ酒」のオリジナル6曲をメドレー。会場いっぱいに埋め尽くしたファンと握手をしていた。
 後半は新曲のカップリング曲「雪に咲く花」をはじめ「さんさ恋しや」のカップリング曲「鴨川しぐれ」、さらには2008年に出した「残月はぐれ節」2000年の「玄海一代」を歌った。

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矢吹春佳(左)と一条貫太

 ゲストの矢吹春佳はデビュー曲「恋情話」(1995年)と、18年ぶりに去年、日本クラウンから出した新曲「恋しずく」など3曲を、またこの日が初の大ホールでの歌唱という一条貫太はデビュー曲の「ふたりの始発駅」とカップリング曲「潮風列車」を歌った。

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楽しんでもらえることを大切に歌い続ける水沢明美

 水沢は来年、日本クラウンからデビューして30年になるが、1970年には出身地の宮崎県で民謡名人位を獲り、82年にはサンケイ民謡大賞・総理大臣賞を受賞するなど、元は民謡歌手として活動していた。その間も加えると「芸道50年」という大ベテランである。
 民謡・演歌とジャンルは異なるが、彼女は「皆さんに楽しんでもらうことを一番に考えてきました。これからも一生懸命に精進していきます」と30周年へ向けての意欲を見せた。


[水沢明美 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/mizusawa/whats.html








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青木美香子 わくわく健康通信スペシャルコンサート  初の製薬会社とコラボ  大阪・港区民センター [コンサート]

◆歌手で薬店経営をする青木美香子が、2018年3月18日、大阪市港区の区民センターで「わくわく健康通信スペシャルコンサート」を開いた。隔月に開いている健康講座を交えたライブの特別版で、会場には製薬会社など8社がブースを設けて製品をPRしたり、健康相談に応えていた。青木はオリジナル曲の最新曲「優しい風」など13曲を歌い、地元港区のキャラクターみなりんも応援に駆けつけていた。

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地元・港区のキャラクターみなりんとちんどん通信社も出演して
盛り上げた「わくわく健康通信スペシャルコンサート」

 大阪市港区で22年前から青木薬店を経営する青木美香子は、2009年にプロ歌手デビューをしている。16年からは歌と製薬会社の社員による健康講話をコラボレーションさせたライブ「わくわく健康通信 〜 歌のジェネリック 〜 」を、母親が同区内で営む喫茶店で2ヶ月に1度開いている。

 この日のコンサートはそれの特別バージョンで、製薬会社などがブースを作って高齢者向けの製品などをアピールする初の試み。約200人の人たちで会場はいっぱいだった。

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オリジナル曲とカバー曲の数々を歌う青木美香子

 オープニングの「ガールズブギ」、後半の「優しい風」など青木自身が作詞したオリジナル楽曲を盛り込むとともに、彼女のコンサートの持ち味でもあるカバー曲も歌った。飛行機事故で亡くなった坂本九の遺作で絆をテーマにした「心の瞳」森山直太朗の「さくら」ラテン調に編曲した「涙の連絡船」やホイットニーヒューストンがカバーした「Saving All My For You」なども聴かせた。

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 彼女の愛称と同じ名前のキャラクターにちなんで、青木が作ったのが「みなりん音頭」。会場でも披露され、観客が輪を作って踊ると、キャラクターのみなりんもステージで踊りだすといった一場面も見られた。

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製薬会社のグッズが当たる抽選会もあって観客は大喜び


[青木美香子 オフィシャルサイト]
http://aokimikako.com/







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水城なつみ(キングレコード)  デビュー5周年記念コンサート  都内で初のワンマンコンサート  10年、20年に向けての土台に 先輩歌手・千葉一夫が応援 [コンサート]

◆キングレコード歌謡文化アカデミー(KBA)の2012年度歌謡選手権のグランドチャンピオンで、翌年5月に「泣いてひとり旅」でキングレコードからデビューした水城なつみが、2018年2月23日、東京・江東区の亀戸文化センター・カメリアホールでデビュー5周年記念コンサート「勇往邁進」を開き、新曲「帰って来やれ」など全18曲を熱唱した。

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都内初のワンマンコンサートを開いたデビュー5周年の水城なつみ

 水城なつみは単独コンサートを今まで、地元の茨城県つくば市では開いてきたものの、東京都内ではこれが初めて。タイトルの「勇往邁進」は、目標に向かって恐れずにまっしぐらに突き進むという意味で「少し成長した今の私の姿と前に向かって進もうとする姿を、5周年を機に皆さんに感じてもらいたい」という願いを込めて、彼女自身が名付けた。

 オープニングは「帰って来やれ」。約350人のファンが詰めかけた客席からは〈なつみちゃん、なつみちゃん〉の大きなかけ声が、繰り返し飛び交っていた。水城は「泣きそうになるのをぐっとこらえていました」と、2月21日発売のセカンドアルバム「ウタツグミⅡ」に収録する「納豆音頭」と、同アルバムからカバー曲「千恵っ子よされ」「だから云ったじゃないの」「お富さん」などを披露した。

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前に進もうとする姿を見てほしかったと話していた水城なつみ

 客席に降りてはオリジナル曲の「逢ってみたい人」や、キングレコードの大先輩ペギー葉山が歌った「南国土佐を後にして」などをメドレーで歌った。終盤には松原のぶえの「海燕」島津亜矢の「都会の雀」、さらにデビュー曲「泣いてひとり旅」をなどを聴かせ、アンコールに応えて「なつみの数え唄」も。

 この日、水城を応援するために出演したのは、同じ事務所に所属する先輩歌手の千葉一夫(キングレコード)。「吉野川」「倖せ花」を歌って「初めて会った時はまだ高校生だった彼女も成長しました。大輪の花が咲くよう応援をお願いします」と、5周年を祝った。

 水城は「今日のコンサートは私にとって大きな一歩となると思います。これから10年、20年に向かってしっかりと土台を作っていけるように、足下を固めていきます」と話していた。
また水城は4月25日には、7枚目のニューシングル「江差恋しぐれ」を発売することになっている。


[水城なつみ オフィシャルサイト]
http://www.mizuki-natumi.com/
[水城なつみ キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=44259
[水城なつみ キングレコード歌謡文化アカデミー]
http://www.kingrecords.co.jp/KBA/







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大月みやこ(キングレコード) 大阪・新歌舞伎座歌謡で恒例のコンサート 和・洋とオリジナルヒット曲で ファンも大満足 心の奥まで歌を届けたい [コンサート]

◆ラストソングは「女の駅」(1987年)だった。第29回レコード大賞最優秀歌唱賞受賞曲である。もちろんレコード大賞受賞曲の「白い海峡」(1992年)も聴かせ、新たな代表曲となる可能性を秘めた新曲「流氷の宿」(2017年)もー。キングレコードの歌手、大月みやこが2018年1月29日、大阪・上六の新歌舞伎座で、大月が描く女の歌世界を魅せて聴かせて酔わせる「2018 大月みやこコンサート」を開いた。芸者スタイルの和装、早変わりの洋装でカバー曲を披露したのに続いて、極め付けはオリジナルヒット曲のオンパレード。期待を裏切らない満足感たっぷりの内容であった。

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旭日小綬章の表彰状の前に立つ大月みやこ

 ふる里の風はいつも暖かいー。毎年の大阪での公演は大月みやこにとって格別な意味を持つ。毎回、趣向を凝らした演出を見せているが、1部では、今まで数多く演じてきたが、そのひとつ舞台芝居「婦系図お蔦ものがたり」から、1人芝居で大月の歌世界を見せ、主題歌「命の花」を歌った。

 この日はまた、一昨年の文化庁長官表彰に続いて去年春の旭日小綬章受賞をステージから観客に報告した。53年に渡る歌一筋の半生が文化・芸術分野の発展に貢献したと認められたものである。
 「授与式はまるでニュースを見ているようでした」という大月だが、今年で亡くなって21年になるという母親にも見せたかったであろう、大きな出来事であった。コンサートの前日、同28日には大阪・八尾市に墓参に出かけている。

 その母が病気療養中だった頃、大月は舞台で演じることになっていた芝居「夢千代日記」の主題歌「夢日記」を歌っていた。看護師から勧められて覚えた手話を使って、母親の枕元で ♪ なにが欲しいと 聞かれたら 愛が欲しいと 答えます 〜 と聴かせた。そんなエピソードを交えながら、手話を交えて「夢日記」を歌った。

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今までの舞台芝居のパネル写真展

 一転して2部は洋の世界。ピンクやイエロー、バラの花のような真っ赤、次々と8着のドレスを着替えて、「夢の中へ」(井上陽水)「ブルーライト・ヨコハマ」(いしだあゆみ)「別れの朝」(ペドロ&カプリシャスと高橋真梨子)などを立て続けに歌うといった見せ場を作って、女性ファンの期待に応えていた。

 3部はオリジナルヒット曲のメドレー。「命の海峡」「乱れ花」「紅の傘」「白い海峡」「流氷の宿」「女の駅」と続けた。
 最新曲「流氷の宿」は2017年9月にリリースしたもので、最北の厳寒の地に立って明日の幸せを目指す女性を歌っている。大月の中にある「船村徹ワールドを継承する作曲家弦哲也」(大月)が書いた作品だけに、新たな代表曲として、ヒットの兆しも感じさせている。

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 大月は今年6月20日でデビューして54年目に入る。「こんなに歌っているとは思ってもいなかった」という大月だが、「この間に、切ないことや、辞めたいと思ったことは一度もありませんでした」と、歌えることに1番の幸せを感じてきたようである。

 事実、この日、昼・夜の公演を終えた大月は、次のように話していた。
 「国鉄大阪駅の0番線ホームで母親に見送られて、1964(昭和39)年、17歳で上京して、6月にはデビューしました。三橋美智也さん、春日八郎さんの2人の前座で12年間歌っていました。北海道で仕事を済ませ、東京のアパートに戻って洗濯をし、今度は九州といった、そんな毎日でもステージで、たとえ1曲でも歌えたのは幸せでした」

 その気持ちは今も変わりなく、大月は「今が1番幸せです。これからも心の奥まで届けるように、懸命に歌い続けていきたい。あと少し、この声を聴いてもらえれば幸せです」と、大阪・新歌舞伎座でのコンサートを締めくくった。


[大月みやこ オフィシャルサイト]
http://www.otsukimiyako.com/
[大月みやこ キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=10066






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大月みやこ(キングレコード) 東京・三越劇場で秋のコンサート 船村・平尾・ペギーを偲んで熱唱 一人芝居「婦系図」では船村作品の「命の花」も披露 [コンサート]

大月みやこ4.jpg◆キングレコードの歌手、大月みやこが2017年11月15日、東京・日本橋の三越劇場で恒例の「大月みやこ2017 秋のコンサート」を開いた。昼夜2回公演で、いずれも満席だった。1部では約20分間の一人芝居「婦系図」を演じてみせ、客席からは大きな拍手が送られていた。今年相次いで亡くなった作曲家・船村徹(2月没)と同・平尾昌晃(7月没)歌手のペギー葉山(4月没)を偲ぶコーナーでは、それぞれのヒット作品を「天まで届け」と熱唱した。










 今年で17回目で、チケットは発売早々に完売するという人気コンサート。約500席の会場は昼夜ともに満席で、大月も「始まる前からワクワクしており、毎回、楽しみにしている」ほど。
 とりわけ2017年9月にリリースした最新シングル「流氷の宿」、8月に出したアルバム「女の港 大月みやこが唄う船村徹の歌世界」が共に好評な中での開催だったが、今年は彼女と縁が深かった作曲家の船村徹、同じレコード会社の歌手・ペギー葉山、作曲家・平尾昌晃の3人への追悼歌唱コーナーを設けた。

 大月は最新曲の「流氷の宿」から「紅の傘」「女の港」「女の駅」「白い海峡」「対馬海峡」「豊予海峡」といった海峡メドレーなど全24曲を歌った。

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 大月が今回初めて一人芝居「婦系図」を演じた。これは同秋のコンサート第1回目のゲストとして出演したのが船村徹だったこと、さらにはかつて新宿コマ劇場での「婦系図」の初演に合わせて、船村が主題歌として「命の花」(1990年)を書き、大月に提供したことにちなんでのもの。
 その一人芝居では、大月自身のナレーションを交えながらの、その「命の花」を劇中でも歌って船村を偲んだ。

 2部の追悼コーナーでは、ペギー葉山の「南国土佐を後にして」「学生時代」平尾昌晃作曲の「霧の摩周湖」「わたしの城下町」船村徹作曲の「あの娘が泣いてる波止場」「おんなの宿」「矢切の渡し」を熱唱した。

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 大月は「毎年とても楽しく過ごしています。来年もきっといいことがあると信じて、大月みやこに新しいものが出てきた、と思ってもらえるような1年にしたい」と、変わらぬ意欲をみせていた。


[大月みやこ オフィシャルサイト]
http://www.otsukimiyako.com/
[大月みやこ キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=10066






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阿久悠リスペクトコンサート、没後10年・作詞家50年・生誕80年を記念 ゆかりの歌手が作品を歌った 東京国際フォーラム [コンサート]

◆あまりにも激しい情念を綴った「北の螢」(1984年、森進一)まるで映画を見ているようなストーリー性に富んだ「五番街のマリーへ」(1973年、ペドロ&カプリシャス)など、作詞家・阿久悠が残した作品は、どれも彼の豊かな才能に改めて驚くばかりである。2017年11月18日、東京・有楽町の東京国際フォーラム・ホールAで、彼の没後10年と作詞家50年、そして生誕80年を記念した「阿久悠リスペクトコンサート 〜君の唇に色あせぬ言葉を 〜 」が開かれた。森進一、石川さゆり、岩崎宏美ら13組の阿久悠にゆかりのある歌手たちが、1970〜1980年代の彼のヒット曲を歌った。

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阿久悠リスペクトコンサートの開演前の東京国際フォーラム・ホールA

 阿久悠が生涯に書いた作品は5000曲を超えるとも言われ、今なおカラオケで歌い続けられている楽曲が数多い。しかも今、未発表曲がCD化されるなど、阿久悠は日本の歌謡界に生き続けている。

 この日、出演したのは岩崎宏美、松下優也、増田惠子、北原ミレイ、石野真子、Char、山本リンダ、BOYS AND MEN、大橋純子、新妻聖子、MAX、石川さゆり、森進一。 いずれも阿久悠の作品を自身のオリジナル曲に持つか、11月15日に発売された阿久悠リスペクトアルバムにカバー作品を収録した人たちばかり。

阿久悠リスペクトコンサート・プログラム.jpg たくさんの歌をもらい、その代表曲「能登半島」(1977年)「津軽海峡・冬景色」(1976年)を歌った石川さゆりが、会場に詰め掛けた約5000人の観客に「デビュー5年目の私に、盆と正月が一緒に来たようにビックリさせてくれたのが、この作品で、これらによって歌手としての名前を覚えてもらえるようになりました」と語りかけた。一世を風靡し今なお第一線で歌い続ける彼らをスターダムに押し上げる役割を果たしたのが阿久悠であった。

 石川はまた、それまでの演歌・歌謡曲が専ら耐えて待つ女性を描いていたが「阿久先生は時代に先駆けて自ら行動する女を歌にされました。今、元気だったらどんな歌を書いておられるのでしょうか」と、想いを巡らせていた。

 1曲1曲、懐かしいメロディーと歌詞はこの日、客席を埋めた1人ひとりに過ぎ去った頃のことを思い出させた。出版社から招待されて客席から観覧した記者も、まだ学生だった1975(昭和50)年当時、テレビ・ラジオを賑わせていた岩崎宏美「ロマンス」のレコードを買っている。この日はその頃を蘇らせてくれた。
 その岩崎はコンサートではトップを切って登場した。阿久が亡くなる3ヶ月前に車椅子の彼に会っており「先生って、こんなに2枚目でしたっけ」と話しかけると「今頃気付いたのか」と、笑っていた阿久とのエピソードを披露。デビュー2作目の「ロマンス」(1975年)と同3年目に出した「思秋期」(1977年)を歌った。

 66歳になった山本リンダは、歳を感じさせないスリムなスタイルで「狙いうち」(1973年)と「どうにもとまらない」(1972年)を歌い「どんなに落ち込んでいても元気になれる」と、ウララウララと激しくステージを飛び跳ねる迫力ぶり。

 大橋純子はデビュー4年目にリリースし、今も代表曲のひとつになっている「たそがれマイ・ラブ」(1978年)を歌い「これがわたしの初のビッグヒットになりました」と、当時を振り返っていた。

 コンサート当日に70歳の誕生日を迎えた森進一は同名映画の主題歌として作られ、比類ない阿久の創造力の高さを感じさせる「北の螢」(1984年)でトリを務め、これからも「阿久先生の作品を歌い継いで行く」と話していた。

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【阿久悠リスペクトコンサート セットリスト】
「いずこ~ふたたび歌を空に翔ばそう」朗読・リリー・フランキー
「ロマンス」岩崎宏美
「思秋期」岩崎宏美
「勝手にしやがれ」松下優也
「もしもピアノが弾けたなら」松下優也
「最後の恋」増田惠子
「ざんげの値打ちもない」北原ミレイ
「北の宿から」北原ミレイ
「失恋記念日」石野真子
「わたしの首領(ドン)」石野真子
「逆光線」Char
「気絶するほど悩ましい」Char
「どうにもとまらない」山本リンダ
「狙いうち」山本リンダ
「フィンガー5メドレー」BOYS AND MEN
「友ありて」BOYS AND MEN
「たそがれマイ・ラブ」大橋純子
「五番街のマリーへ」新妻聖子
「ジョニイへの伝言」新妻聖子
「ピンク・レディ・メドレー Ver.B」MAX
「UFO」増田惠子(ピンク・レディー)&MAX
「能登半島」石川さゆり
「津軽海峡・冬景色」石川さゆり
「さらば友よ」森進一
「北の螢」森進一
「また逢う日まで」出演歌手全員






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市川由紀乃(キングレコード) 歌手デビュー25周年記念コンサート 感謝と笑顔を咲かせて 「たくさんの人たちの応援を糧に歌い続けます」  NHK大阪ホールで [コンサート]

◆こうして歌っているとカラオケ喫茶店などでのキャンペーンでCDショップの人たちとCDを1枚1枚売った時のことが戻ってきます ー 。
大阪市中央区のNHK大阪ホールで2017年11月8日、歌手デビュー25周年を記念したコンサート「感謝と笑顔を咲かせて」を開いたキングレコードの歌手、市川由紀乃は、そのようにかつての日々を振り返るとともに、次のステップに向けて新たな意欲を示した。

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 人気のオリジナル曲の数々から普段はあまり聴くことが出来ないカバー曲、そして新曲「はぐれ花」までと、市川由紀乃の歌の魅力を存分に感じさせてくれる約2時間だった。
 しかも彼女にとっては珍しい、ミニドレスや大好きだという松山恵子を真似たウエディングドレスを思わせる純白のロングドレスなど、これもコンサートならではの趣向で、聴きどころ、見どころたっぷりの内容だった。

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 オープニングは前作の「心かさねて」。続いて「海峡出船」から「海峡岬」まで、彼女にとっては「どれも大切な楽曲ばかり」(市川)という6曲を1コーラスずつのメドレーで聴かせた。
 どれも市川には思い出深い歌で「1曲、1曲その頃のことが頭に浮かんできます」と感慨深げであった。

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 自身のアルバム「決定版 戦国女絵巻」(2011年)から、織田信長の妹で戦国武将の浅井長政、柴田勝家に嫁ぎ、非業の死を遂げた「お市の方」も披露した。これは戦国時代を生きた6人の姫を歌った、彼女の歌の別の一面を見せた作品集である。
 市川が「男性を陰で支えながら、強く生きた戦国の女性を歌っています。とても共感するところがあります」というように、彼女自身がもつ心の強さを表す楽曲で、ここにも25周年をステップにさらに飛躍を期す強い意思を感じさせた。

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 紅白出場を果たし、取り敢えずはひとつの目標を達成した市川だが、決してこれが到達点でないことは本人が最もよく知っていている。司会者に紅白連続出場への思いを問われると「日々一生懸命に歌い精進していきます」と、今までの市川由紀乃と何ら変わらないところを見せていた。

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 そして市川は「たくさんの応援をもらって去年は、大き過ぎる夢である紅白の舞台に立たせもらいました。25年の道のりの中では歌えなくて悔しかったこともあったけれど、大好きな歌の道を支えてくれたのがファンをはじめとしたたくさんの人たちでした。これからもそうした人たちを大事に歌い続けていきます」と、明日への強い意欲を感じさせていた。

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[市川由紀乃 オフィシャルサイト]
http://www.primecorp.co.jp/yukino-ichikawa/index.html
[市川由紀乃 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=13522






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平岡チカ(アクトラスレコード) 新曲「夢の夢」発売記念コンサート デビュー30周年 大阪・心斎橋 [コンサート]

◆アクトラスレコードの歌手、平岡チカが2017年10月25日、今年4月に出した新曲「夢の夢/蒼より碧き海」を記念したコンサートを、大阪・心斎橋の大丸心斎橋劇場で開いた。「夢の夢」はモンゴルで女性歌手・セルチマーが歌っていたものを、平岡が自身初の作詞で歌うバラード。沖縄の風を感じさせるカップリングの「蒼より碧き海」は、シンガーソングライターで俳優の竹本孝之が作詞・作曲した作品。いずれの作品も新たな彼女を伝えている。日本クラウンの歌手、まつざき幸介がゲスト出演した。

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デビュー30周年と新曲発売を記念してコンサートを開いた平岡チカ


 浪花こゆきの名前ででデビューした平岡チカは、今年2月で30周年を迎えている。それを祝うかのように会場はデビュー当時から応援するファンなどで満席で、「夢の夢」「蒼より碧き海」から代表曲「好きやねん大阪」まで全15曲を歌った。

 「夢の夢/蒼より碧き海」は5年ぶりの新曲。メイン曲の「夢の夢」は、モンゴルの作曲家で放送局の経営者でもあるバルハジャブ氏が書いた作品。平岡が務める宮崎県都城市の特派大使の縁で、同市と姉妹都市のモンゴル・ウランバートルで開かれたバルハジャブ氏主催の音楽祭に招かれ、そこで耳にしたのが「夢の夢」だった。

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デビュー当時からのたくさんのファンが駆け付けた

 この「夢の夢」をエンディングと合わせて2度歌った平岡は「幅広い年代層の人に気に入ってもらいたい。高い声をバシッと出すと、格好良く歌えますよ」と、ファンにアピールしていた。

 一方、青い空と海を沖縄メロディー風に奏でる、竹本孝之による「蒼より碧き海」は、沖縄風の衣装に身を包んで踊る日舞などの師匠をバックに華やかに歌った。日舞と平岡と関わりは多く、この日も歌った「焼酎の唄」(2010年)は、なにわの民踊会の推薦曲にも選ばれている。
 またデビュー3年目で出した「好きやねん大阪」は、京セラドームで開催されている1万人の盆踊り大会で使用され続けており、コンサートでもファンが参加して踊りの輪を作っていた。

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踊りを交えての楽しいステージ

 かつてレコード会社が同じだった縁からゲスト出演したデビュー12年になるまつざき幸介は、「雨音」「酒よおまえは」「かたぐるま」などを歌って、「もっと関西で歌える機会を増やしていきたい」と話していた。

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まつざき幸介(左)を紹介する平岡チカ
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まつざき幸介

 平岡チカは、「夢の夢/蒼より碧き海」のリリースをきっかけに、芸名を以前の千佳からチカに改名している。11月には兵庫県尼崎市内でライブを予定するなど、30周年を意欲を見せている。

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30周年を迎えて新たなスタートへと意欲を見せて歌った平岡チカ


[平岡チカ オフィシャルサイト]
http://hiraoka-chika.com/






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真奈尚子(ビクターエンタエインメント) シャンソンコンサート「シャンソンセレクション 2017」に出演 [コンサート]

◆ムード歌謡の真奈尚子が2017年10月13日、大阪市福島区のザ・シンフォニーホールで開かれた「シャンソンセレクション 2017」に出演。峰大介、寿ひずるなどのシャンソン歌手にまじって「時は過ぎてゆく」などを歌った。

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会場のザ・シンフォニーホールと真奈尚子

 シャンソン歌手14人が出演した「シャンソンセレクション 2017」は、今回初めて開催されたシャンソンコンサート。ムード歌謡を得意とする真奈は、自らのライブではシャンソン、ジャズなど多ジャンルの楽曲に挑戦しており、シャンソン単独コンサートへの出演は今回で2度目。

 この日、赤いドレスで6番目に現れた真奈は「時は過ぎてゆく」とともに、「それはあなた」と2曲を、ムーディーな歌唱で聴かせた。

 コンサートに出演したのは真奈のほか峰大介、条顕、風かおる、寿ひずる、荒尾一夫、KOMA、延みつき、豪佑樹、福井晶子、松本かずこ、朝峰ひかり、松井房子、小嶋英子。


[真奈尚子 オフィシャルサイト]
http://manamusic.net/






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鳥羽一郎(日本クラウン)  デビュー35周年記念コンサート  大阪新歌舞伎座  山川豊が応援出演  昼・夜の部いずれも超満員  全27曲を歌う [コンサート]

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35年の歴史をオリジナル歌で綴る鳥羽一郎

「兄弟船」の大ヒットから35年。日本クラウンの歌手、鳥羽一郎が2017年8月26日、大阪・上六の新歌舞伎座で「鳥羽一郎35周年記念コンサート」を開いた。1600余ある客席は昼・夜の部ともに満席で、変わらぬ人気の高さを見せていた。鳥羽は新曲「海賊の舟唄」を披露するとともに、師匠船村徹の代表曲をギターリストの斉藤功のギター演奏で聴かせた。弟で歌手の山川豊も応援出演し、新曲などを歌った。65歳の鳥羽は「もう少しの間、頑張って歌います。応援してください」と呼びかけていた。

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これからも歌い続けると意欲を見せた鳥羽一郎

 鳥羽一郎は30歳で歌手デビューしている。そのきっかけとなったのは、船村徹を宿泊先のホテルへ訪ね「弟子にしてくれと頼んだ」(鳥羽)ことだった。彼はそれをぶっきらぼうに話す。そんな唐突な依頼に「船村先生は、明日から来い、と応えてくれた。お前さんにしか歌えない旋律を、と作ってくれた」と、鳥羽はステージ冒頭から亡き師匠の船村を偲んだ。

 それに続けて「聴いてもらいたい歌はたくさんある。しびれるような情を歌いたいし、シャレた外国の歌も歌いたい。命はいくらあっても足りないよ。自分は今、35歳です。これからも歌い続けていきます」と、心の呻きともいえる言葉を伝えていた。

■潮風の匂い

 カモメの鳴き声が聞こえるオープニングは、潮風の匂いがする歌を数多く歌ってきた鳥羽に相応しいものだった。最初の歌も「北の鴎唄」(1989年)。エンディングの「兄弟船」まで全27曲、35年の歌手人生を綴るかのように、歌うことに専念した約2時間半のコンサートだった。

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両親との写真をバックに歌う鳥羽一郎
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実兄・鳥羽一郎の35周年を祝う山川豊

 彼の歌には父や母を想う作品が多い。母親はすでに他界して、今年2月に7回忌をすませた。「母がいなくなるとふる里も遠くなってしまいます」と嘆くが、毎日の日本酒が楽しみだという父親は93歳で健在である。

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 そんな家族思いの鳥羽にとって先輩歌手になる山川豊は、彼の実弟である。その山川がコンサートにスペシャルゲストとして応援出演した。山川は「いろんな想いは2人のコンサートでたっぷり話すことにして、きようは歌うことにします」と、ヒット曲の「アメリカ橋」「蛍子」と新曲「黄昏」の3曲を歌っただけで、早々にステージから姿を消した。

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潮の匂いを歌ったゲストの岡修氏

 ゲストはもう1人。大阪府漁業協同組合連合会代表理事会長で、CDデビューもしている岸和田市の岡修氏。やはり潮の香りのする人である。オリジナル曲の「野良の風詩」など2曲を歌って、鳥羽35周年を祝った。

■40周年へ意欲

 鳥羽は35年の間、たくさんのチャリティー活動を行ってきた。全国の刑務所への慰問もそのひとつである。そんな活動をしている彼に、船村が作詞作曲した1曲が「希望(のぞみ)」だった。慰問先の岐阜・笠松刑務所で船村が自らのギター演奏で歌っている当時の写真もプロジェクターで披露しながら、鳥羽が「希望(のぞみ)」を披露した。この日のギターは斉藤功だった。

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師匠・船村徹を偲んで歌う鳥羽一郎

 コンサートのクライマックスは、まず新曲の「海賊の舟唄」で盛り上げた。これは戦国武将のひとりで、水軍を率いて織田信長や豊臣秀吉の臣下として活躍した九鬼嘉隆をモチーフに、海に生きる男を歌っている。35周年第3弾シングルである。
 続いて2017年7月5日発売の新作アルバム「挑 ―いどむ― 鳥羽一郎 35周年記念 オリジナル・アルバム」の中から「当世酒場唄」も披露。これは「高倉健さんに書かれた作品だったけれど、今回、アルバムに収録させてもらった」(鳥羽)ものだが、彼にとってはお気に入りの1曲。

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 ラストは船村が鳥羽に書いた最後の楽曲で「遺書を託された」(鳥羽)という「悠々と」(2016)と、大ヒット曲でデビュー曲の「兄弟船」で締めくくり、「みなさん35周年を祝ってくれてありがとう。あと何10年か分からないけれど、頑張っていきます」と話して、次の40周年へ向けての意欲を見せた。

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ラストはやはり「兄弟船」

 鳥羽は2017年10月4日にはアルバム「鳥羽一郎全曲集~海賊の舟唄・兄弟船~」(16曲収録)を発売する予定。



[鳥羽一郎 オフィシャルサイト]
http://www.tobaichiro.net/
[鳥羽一郎 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/toba/whats.html






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ホリデージャパン歌謡フェスタ  ラッツ&スターの桑野信義が懐かしのヒットメロディーを披露  宮路オサム、加門亮らホリデー歌手21人が出演 [コンサート]

◆鈴木雅之らとともにラッツ&スターのメンバーとして活躍した、トランペッターの桑野信義をスペシャルゲストに迎えて、ホリデージャパンの歌手21人が出演した「ホリデージャパン歌謡フェスタ」が2017年6月25日、大阪市中央区のNHK大阪ホールで開かれた。桑野は60万枚超のヒット曲「め組のひと」や、前身のシャネルズとしてのデビュー曲「ランナウェイ」まで、70・80年代の懐かしいヒットメロディーの数々を聴かせた。

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ラッツ&スター時代のヒット曲を歌う桑野信義
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ホリデージャパン歌謡フェスタのオープニング

 休憩をはさんで2部制で行われた同歌謡フェスタに、桑野信義は2部のメインゲストとして登場した。「軍楽隊に所属していた祖父、86歳で今も現役のトランペッターとして活躍する父、そして僕と3代続いてラッパ吹きです」と自己紹介。この日もトランペットの演奏を存分に楽しませるとともに「ランナウェイ」「街角トワイライト」などの往年のヒット曲を歌って、客席を酔わせた。

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トランペットの演奏で観客を酔わせた桑野信義

 桑野は「37年前にデビューしましたが、もう一度、ラッツ&スターを再結成したいです。その時は大阪でも歌います」と、観客を喜ばせていた。
 最後は「夢で逢えたら」を客席と一緒に歌って会場を盛り上げた。

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右から幸田和也、加門亮、若原りょう、塚原哲平の華の4人衆

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加門亮(左)と若原りょう

 ホリデージャパン「華の4人衆」として新たに売り出す加門亮、若原りょう、塚原哲平、幸田和也たちも、それぞれ「恋の物語」「雨のジルバ」「北国の街から・・・愛をこめ」「哀色の街」の新曲を披露。加門は大好きな石原裕次郎のナンバーから「粋な別れ」、自身のヒット曲「男の慕情」を歌い、会場をムード歌謡の世界に誘っていた。

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キム・ランヒ
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西山ひとみ

 デビュー25年のキム・ランヒは大好きなおしゃべりも控えめに「大阪純情」「銀座のタンポポ」新曲「あんた好きやねん」などを歌った。
 西山ひとみ「大阪・あんたの街やから」「東京の夜は淋しくて」と低音を響かせていた。

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サングラスがトレードマークの原田ヒロシ

 和服で三味線を弾いたり、黒いサングラスで演歌・歌謡曲までと七変化ぶりを見せる原田ヒロシは、初めて等身大の歌詞で歌った最新曲「秋時雨」で、大人の寂しさを味合わせた。

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大下香奈

 歌手で現役アナウンサーでもある大下香奈は、司会の水谷ひろしのアシスタントとして舞台に
花を添えるとともに、ホリデー移籍第1弾となった「哀しみのサンバ」(2012年)などを歌った。

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宮路オサム

 今年も同歌謡フェスタのトリは、元殿さまキングスのボーカルでホリデー最長老の宮路オサム。殿さまキングスの時代の大ヒット曲「なみだの操」と、74歳の宮路が青春時代から経過した日数をタイトルにして、過ぎた日々を振り返る「一万八千五百日」も披露した。

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贔屓の歌手に声援を送る人たち

 このほかのホリデージャパン歌謡フェスタ in 大阪の出演者
川口哲也、生駒尚子、福島一、沢田正人、翠明、新浩司、玉田ゆうき、青木あき、木本勝治、三好亜津子、北野ゆき

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エンディングも全出演者が勢揃い


[ホリデージャパン オフィシャルサイト]
http://www.holiday-japan.co.jp/menu/home02.htm



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兵庫歌謡コンサート   神戸で最新曲と昭和の名曲を歌う    キム・ヨンジャ、山崎ていじ、市川由紀乃、渡辺要、丘みどり [コンサート]

キム・ヨンジャ(日本クラウン)山崎ていじ(日本コロムビア)市川由紀乃(キングレコード)渡辺要(日本クラウン)丘みどり(キングレコード)が出演した兵庫歌謡コンサートが2017年6月7日、神戸市中央区の神戸文化ホールで開かれた。和歌山、神戸、明石、奈良、大阪の4都市で連日開催している関西ツアーイベント。この日は昼に神戸市で夜は明石市のダブルヘッダーだった。

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出演者全員が交互に昭和の名曲を歌った


 今年5月にデビュー30周年を迎えたキム・ヨンジャは、「暗夜航路」を出した1989年に神戸文化ホールでコンサートを開いているが「その時以来、神戸は縁起のいい土地」といって、その「暗夜航路」をはじめ「熱い河」、最新曲の「哀愁の酒」などを歌った。昭和の名曲コーナーでは細川たかしの「望郷じょんから」を歌った。また最後には「やがて訪れる40周年に向けて頑張ります」と話していた。

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キム・ヨンジャ

 山崎ていじは「サンセット浜田」「昭和男唄」「夜汽車」最新曲「男のひとり言」などを歌った。客席に降りて観客の1人ひとりと握手して回って、ファンとの交流を深めていた。昭和の名曲コーナーでは、小学1年の時に覚えたという、村田英雄の「王将」を披露した。

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山崎ていじ

 市川由紀乃はデビュー24年目。去年の大晦日には大きな夢だったという念願の紅白歌合戦の舞台に立っている。この日のステージでは「命咲かせて」「海峡出船」「心かさねて」最新曲の「はぐれ花」などを歌い、昭和の名曲は島倉千代子の「からたち日記」を聴かせ、「諦めない気持ちと人との出会いか私の背中を押してくれています。これからも感謝の気持ちを忘れずに頑張ります」と話した。

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市川由紀乃

 渡辺要は、3年ぶりに出した新曲「母は今でもこころの港」を、実母が亡くなって45年という想い描きながら熱唱。また新曲のカップリングで被災地の熊本県を元気にする楽曲「火の国 男節」も披露した。オープニングでは「大間崎漁歌」も歌い上げ、名曲コーナーではかつて高松市で営んでいた寿司店で馴染み客だった春日八郎の「あん時ゃどしゃ降り」を歌い披露して、春日とのエピソードも披露していた。

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渡辺要

 地元兵庫県出身の丘みどりは、2005年に歌手デビュー、一昨年にはキングレコードから再デビュー。そのデビュー曲「霧の川」と今年2月4日に出した「佐渡の夕笛」などを歌った。昭和の名曲コーナーでは、この歌でこぶしを覚えたという松村和子の「帰ってこいよ」を披露した。「今はかすかな光でも、本物の光に出来るように、そのためにもひと回りもふた回りも大きな姿を見てもらえるように頑張ります」と意欲を見せていた。

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丘みどり


 きょう8日は奈良市のなら100年会館で午前11時と午後3時からの2回にわたって行われ、9日は大阪市のメルパルク大阪でも予定されている。

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全員でラストソングの「いつでも夢を」


[奈良歌謡コンサート]
https://goodluck-p.jp/products/detail/40
[大阪歌謡コンサート]
https://goodluck-p.jp/products/detail/41





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松原健之(テイチクエンタテインメント)  神戸から「コンサートツアー2017」スタート  札幌会場まで全国5会場   昭和の映画主題歌にのせて舞台劇も披露 [コンサート]

◆テイチクエンタテインメントの歌手、松原健之が全国5会場で今年もコンサートツアーを行っている。去年11月に出した新曲「みちのく ふゆほたる」をオープニングで聴かせてくれたほか、1部では昭和の懐かしい名曲を織り交ぜながらの舞台劇も初披露するなど、聴きどころ見どころたっぷりな内容である。2017年5月27日には神戸市中央区の神戸新聞松方ホールで「松原健之コンサートツアー2017」をスタート。6月3日には東京・よみうりホールでも行い、たくさんのファンから声援が送られていた。

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 コンサートツアーは5月の神戸を皮切りに全国5ヶ所で開催中。
 松原健之は、神戸市のラジオ関西でレギュラー番組「松原健之 歌をあなたに」に出演していることもあって、関西での会場は毎回神戸で開かれている。今回も1、2階合わせて約700席の会場はほぼ満員。集まったファンは、生バンドの演奏をバックに響き渡る松原の透き通るようなハイトーンに聴き入っていた。

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 この日の見どころは、フリーの舞台俳優、関絵里子さんとふたりで繰り広げた芝居「前略 自分、不器用ですから」だった。「悲しき口笛」「嵐を呼ぶ男」「有楽町で逢いましょう」や「南国土佐を後にして」など、松原が歌う昭和の映画主題歌にのせて、彼が演じる不器用な男のコミカルな物語が笑いを誘っていた。

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 休憩をはさんでの2部では、「遠野ものがたり」(2008年)「雪」(10年)NHKラジオ「ラジオ深夜便」で放送されている「作家五木寛之の歌のたびびと」テーマソング「歌の旅びと」(11年)「あなたに逢えて」(12年)「北の冬薔薇」(13年)「ふるさとの空遠く」(14年日)「木蘭の涙」(16年)といったオリジナル曲を歌い、松原健之の魅力を存分に伝えていた。

 この中で「遠野ものがたり」「愛のうた」のカップリングとして発表されたが、作詞は五木寛之で曲も五木が立原岬のペンネームで書いたという作品である。

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 ラストはアンコールに応えて「金沢望郷歌」「別れの曲 ~花吹雪~ 」を歌った。デビュー曲の「金沢 -- 」は松原の代表曲でもある。会場1階の出入口から現れて、観客1人ひとりと握手していた。「別れの曲 ~ 」は2017年5月17日に発売した「松原健之ベストアルバム5」の15曲中、最後に収録されているコンサートのラストを飾るのにふさわしい楽曲。

 去年のコンサートツアーに続いて神戸会場にやって来たという女性は「いつも彼の歌を主人とふたりで車で聴いています。テレビでの出演がいつあるのかを探すのが楽しみです。ただ彼は、もう少し<毒>を出してもいいんじゃないかなぁ・・・」と話していた。

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 また松原は、8月19日、神戸市中央区の神戸ポートピアホテルで「松原健之サマ―ランチショー」を予定している。午後12時45分開場、食事・13時、歌謡ショー・14時30から。チケット料金は2万円。

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[これからのコンサートツアーのスケジュール]
2017年6月11日 石川県・津幡町文化会館「シグナス」 開場 15:00 / 開演 15:30
石川県河北郡津幡町北中条3丁目1番地

2017年6月18日 静岡県・磐田市民文化会館 開場 15:30 / 開演 16:00
静岡県磐田市二之宮東3-2

2017年6月24日 わくわくホリデーホール 開場 17:00 / 開演 17:30
札幌市中央区北1条西1丁目


[松原健之 オフィシャルサイト]
http://www.jp-r.co.jp/takeshi_matsubara/
[松原健之 テイチクエンタテインメント]
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/matsubara/





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天童よしみ(テイチクエンタテインメント)  45周年記念コンサート「歌人生45年の軌跡」  歌と涙の3時間  満員の梅田芸術劇場大ホール [コンサート]

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オープニングは「珍島物語」


◆テイチクエンタテインメントの歌手、天童よしみが2017年4月26日、大阪・茶屋町の梅田芸術劇場大ホールで歌手人生45周年を記念したコンサート「天童よしみ歌人生45年の軌跡」を開いた。デビュー前の「大ちゃん数え歌」からデビュー曲「風が吹く」、そして最新曲の「夕月おけさ」まで全21曲を歌い上げた。彼女は海外にまでファンを持つ押しも押されぬ日本を代表する演歌歌手なのであるが、定員1900人という大阪の大会場を満員にしてわき立たせたそのパワーは、浪花の宝であると言ってもいいだろう。

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祝福に駆け付けた西川きよし(左)

 テレビアニメ「いなかっぺ大将」の主題歌「大ちゃん数え歌」は、彼女が実質的な歌手の第1歩を踏み出した最初の楽曲だった。これを経て全日本歌謡選手権で10週を勝ち抜いてデビューの権利を得て、翌1972年にキャニオンレコードから天童よしみの芸名でデビューすることになる。
 コンサートではそんな彼女の45年に及ぶ歌手人生の1コマひとコマを、歌とトークとスライド写真でたどっていった。

 その忘れられない「大ちゃん数え歌」を天童が歌い終わると、ステージに現れたのは吉本興業の西川きよしだった。当然、大きな歓声が客席から沸き起こった。西川は「わが家の今晩のおかずが少なくなるのですが」と言って、大きな花束を天童に渡して客席を笑わせる。
 NHKの番組で「珍島物語」を歌うことになった西川は、8時間もカラオケボックスにこもって練習をしたが、本番では見事に失敗してしまう。そんな思い出深い天童とのエピソードを披露して笑わせた。

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 キャニオン・レコードから“天童よしみ”としてデビューしたのが1972年。それから45年。
 NHKの紅白歌合戦に初出場するのは、それから21年後の1993年であった。そこで歌ったのは「酒きずな」
 この日のコンサートでも、それを歌った彼女は「デビューして1、2年で紅白に出られると思ってましたが、20年以上もかかってしまいました。それでも夢はいつかきっとかないます。その紅白を喜んでくれたのは『泣かんと歌えよ』と励ましてくれた父と、『1番と3番を歌うんやで』と心配してくれた母でした」と涙を浮かべながら、当時を思い出していた。

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二胡の演奏で「美しい昔」を歌う
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 その母親吉田筆子さんは客席に姿を見せていたが、コンサート終盤になって天童が「私の母です」と紹介し、ライトが当てられると筆子さんは立ち上がって、四方に頭を下げていた。

■やっぱ天童よしみが好きやねん

 天童を紅白出場へ押し上げるのに一役買ったのが、歌手でタレントでもあったやしきたかじんであったことは良く知られている。彼が「天童よしみの歌が好きやねん。皆で彼女を紅白に出そう」とテレビ番組で呼びかけたことがきっかけとなって、一緒に仕事をするようにもなった。
 ダイエットなど紅白出場へのプロジェクトに取り組んだり、出場が決まった時には抱きしめられて「結婚しよう」と言われたことなどの交流の一端を披露して、やしきを偲んで歌ったのが「やっぱ好きやねん」。

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 ベトナムとマレーシアから45年の祝いに駆けつけたファンもいた。天童は2003年に初めてベトナムへ行っている。そこに1週間以上滞在したのだが、そこで際に巡り合ったのが「美しい昔」という歌だった。その年の紅白ではトリで歌っている。そうした縁から、つながった海外との歌の輪であった。

 2017年1月に出した最新曲は「夕月おけさ」である。オリコン演歌チャートでは初登場で第1位にランキングされた。45周年記念曲にふさわしく、聴いていて心地よい演歌である。それをアンコール曲として用意していた天童は、見事に歌い切って、その間、天童は涙を拭いたり、笑ったり、冗談を言ったりと大忙しであった。

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最後には泣いてしまった天童

 この日の客席は、45年間、天童を支えてきた人たちで最後まで埋め尽くされていた。
 天童は「芸能界は思っていた以上に厳しい世界です。『今、ひとりで東京へ行かせるのは辛いけれど、歌手になるために東京へ行きたい言うたんは、あんたやろ。辛抱しい。いつか一緒に住もうな』と言って、15歳の私を八尾の駅から東京へ送りだしてくれた母でした」と語って、エンディング曲「母と娘の生きる歌」を歌って、45年を振り返った約3時間にもなる長いコンサートは幕を下ろした。


■セットリスト(歌唱曲目)
1 珍島物語
2 可愛いベイビー
3 達者でナ
4 美空ひばりメドレー(リンゴ追分~おまえに惚れた~越後獅子の唄~悲しい酒~真赤な太陽)
5 大ちゃん数え唄
6 風が吹く(デビュー曲)
7 生まれ昭和です
8 時代
9 道頓堀人情
10 いのちの人

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11 酒きずな
12 美しい昔
13 あんたの花道
14 やっぱ好きやねん
15 ランナウェイ
16 LOVE LOVE LOVE
17 人生讃歌~渡る世間は鬼ばかり
18 女のあかり
19 一声一代
(アンコール)
20 夕月おけさ(最新曲)
21 母と娘の生きる歌


[天童よしみ オフィシャルサイト]
http://www.yoshimi-tendo.com/
[天童よしみ テイチクエンタテインメント]
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/tendo/





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水沢明美(日本クラウン) 胸キューンのコンサート「2017 挑・華」 新曲「紅散華」 を披露 山川豊が特別ゲスト [コンサート]

水沢明美3.jpg◆デビュー28年目を迎えている日本クラウンの歌手、水沢明美が2017年4月10日、兵庫県伊丹市のいたみホールでコンサート「2017 挑・華」を開いた。女の情念を歌って、まったく新しい境地に挑戦している新曲「紅散華(くれないさんげ)」を披露したほか、前作の「因幡なさけ唄」など全13曲を歌った。特別ゲストの山川豊とは「居酒屋」をデュエットしたり、日本舞踊・藤悠流の藤悠香世津(とうゆうこうせつ)による創作舞踊「紅散華」も見せた。


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水沢明美


 オープニングは「紅散華」。これは2017年3月29日にリリースされた新曲。28年目にして初めて歌うという一途な女の情念を妖しく表現した艶歌である。
 これの制作を担当した日本クラウンの制作ディレクター大喜田一人氏は、水沢に初めて女の情念を歌わせることになったが「水沢の女っぽさを引き出す作品にしたかった。これによって新しい水沢明美が花開くことになるだろう」と期待を寄せる。
 それに対してこの歌に勝負をかける水沢は「28年間色んな歌を歌ってきましたが、この作品は私にとって、まったく新しい世界を開いてくれるものとなります。これをチャンスに、再び羽ばたいて行こうと思います」と、意欲を見せた。

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「紅散華」の制作スタッフたち。中央の女性が円京乃氏、その右が池田八声氏

 この日は、「紅散華」を作詞した円香乃氏、作曲の池田八声氏らも顔を見せ、「これは曲が先に出来て、それに自分なりの水沢さんを想像して詞を書きましたが、スッーと出来上がりました」(円氏)など楽曲が出来上がるエピソードなどを披露した。
 作曲家の池田氏は「大喜田氏から女の情念の歌を作って欲しい、と依頼があり、詞はまだないけれども散華の言葉を使いたいといった注文だった。しかも最後は張り上げるという。そうすると ♪ 散る花も華 ~ といった詞が浮かび、一気にメロディーが出来ました」と説明した。

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観客を交えて「居酒屋」を歌う

 水沢は「紅散華」に続いて歌ったカップリング曲の「春がきっと来る」(作詞・金澤猛、作曲・久保田衛、編曲・川村栄二)の後、客席を回りながら「刈干恋唄」「望郷ひえつき節」「さんさ恋しや」など、これまでの<コレが水沢明美>といった代表曲の数々を歌った。

■山川豊とデュエット

 特別ゲストの山川豊は今年デビュー36年目。6月には今歌う純愛シリーズの第3弾をリリースするが、ステージでは同シリーズの「螢子」「再愛」を歌うとともに、デビュー曲の「函館本線」から代表曲の「アメリカ橋」なども聴かせた。
 観客をステージに上げて、カラオケの代表曲でもある「居酒屋」を一緒に歌ったり、水沢ともデュエットした。

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山川豊
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水沢明美と山川豊のデュエット

 ゲストには日本クラウン35周年記念新人として1997年にデビューした青山ひかると、地元青森と東北を中心に活動している北野好美が出演。

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北野好美(左)と青山ひかる

 青山は地元山形県の温泉地として知られている上山市を舞台に歌う「かみのやま慕情」などを歌い、この日が関西では初めての大きなステージだという北野は2017年2月に出したばかりの新曲「こんな女に惚れてみろ」などを披露した。

■胸キューン

 新曲制作スタッフやゲスト、そしてたくさんのファンの声援を受けて水沢は「あとはヒットさせるだけです」と応え、最後に深紅のドレスに身を包んで新曲「紅散華」をフルコーラスで歌った。

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深紅のドレスで「紅散華」を歌う水沢明美

 また彼女は「一生忘れることが出来ないコンサートになったと思います。胸がキューンとなりなした。」と、話していた。


[水沢明美 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/mizusawa/whats.html



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北洋子(日本クラウン)  「キム・ヨンジャコンサート<出発(たびだち)5>2017」にゲスト出演 大阪・新歌舞伎座 [コンサート]

◆大阪・上六の新歌舞伎座で2017年1月26日に開かれた「キム・ヨンジャコンサート<出発(たびだち)PART5>2017」は、夜の部だというのに、1階席は満員という盛況ぶりだった。去年のPART4に続いて椿欣也とともにゲスト出演したのが、兵庫県三田市出身の北洋子。たくさんのファンが応援に詰めかけて声援を送っていた。

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北洋子

 北洋子は去年2月にリリースした最新曲「風が盗んださようなら」とそのカップリング曲「あなたに贈る愛の詩(うた)」、そして2012年に出した「別れの夜汽車」のカップリング曲「桜の下で」の3曲を歌った。

 初出演した2016年1月は、北が新曲「風が - 」をレコーディングした直後だった。コンサートのタイトル「出発(たびだち)」にピッタリだったことに「奮起させられた」という想い出深いものだったという。そして再び同じステージに立った今年、ラストのあいさつで「今年、皆さんにも優しい風が吹くことを願っています」と感慨無量だった気持ちを表していた。
 さらにデビュー7年目になる北は「キム・ヨンジャさんと同じように30年は歌いたい」と、意欲を見せた。

■迫力たっぷりに聴かせるキム・ヨンジャ

 そのキム・ヨンジャはコンサート前日の25日で58歳の誕生日を迎えたばかり。「市川由紀乃さん、丘みどりさん、山崎ていじさんたちからプレゼントをもらって祝福された」ばかり。そして今年は日本デビューして30年。
 最新曲の「哀愁の酒」をはじめ、人気が高い「雨の港町」「ヤーヤーヤー・恋は止まらない」「北の雪虫」「熱い河」などオリジナル曲のほか、アルバム「美空ひばりを歌う」にも収録されている「湊町十三番地」「みだれ髪」「人生一路」といったひばりメドレーも披露した。

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 迫力たっぷりに、どの楽曲もにこやかな表情で聴かせる歌の数々に、観客も満足し切った表情だった。

 また「宗衛門町ブルース」なども大阪の歌をカバーして、「おおきに」を連発して大阪のファンサービスも見せていた。
 雲を連想させる真っ白なドレスや、可愛い韓国の民族衣装チマチョゴリも見せるなど、次々と変わる衣装も観客の目を楽しませていた。

 キム・ヨンジャは2017年9月25日にも、新歌舞伎座でのコンサート開催が決定している。



自店のカラオケホールワルツで「風が盗んださようなら」を歌う北洋子







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成世昌平(日本クラウン) 恒例のコンサート「昌平のおもろい唄の世界 ~ 想いを込めて」 情感たっぷりに成世節 [コンサート]

◆新曲「南部風鈴」が好調な成世昌平が2016年12月5日、大阪・梅田のサンケイホールブリーゼで「成世昌平コンサート 昌平のおもろい唄の世界 ~ 想いを込めて」を開いた。日本全国の自然や情景をたっぷりと感じさせる歌の数々を聴かせ、カバー曲では川をテーマにした楽曲を揃えるなど全27曲を歌った。

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 民謡仕込みの伸びやかな高音が会場に響き渡った。成世昌平が毎年、大阪で続けているコンサートである。
 宮崎・椎葉の稗つき節 、徳島・祖谷の粉挽き歌といった民謡と、それをモチーフにしたオリジナル曲「ノスタルジア椎葉」「杏」を抒情いっぱいに歌い上げると、「はぐれコキリコ」「雪の宿」「哀愁線リアス」「浪花なごり月」など、日本各地を舞台に情感あふれる楽曲も披露した。

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 民謡歌手だった成世が歌謡曲・演歌の世界に入ったのは1987年に出して10万枚を超すヒットを記録した「寿」であった。これは同じ日本クラウンの門脇陸男のミリオンセラー「祝い船」よりもさらにめでたい歌を、と作られたというが、その通りにクラウンに入って3年目にしてのヒットを勝ち取った縁起の良いものとなった。

 「歌詞のどこを切り取ってもめでたい金太郎飴のような歌」(成世)で、この日は「祝い船」をカバーするとともに、「寿」も披露して、コンサートへのクライマックスへとつなげた。

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 「僕の歌はいつも出足が遅く、売れるまでに時間がかかっていた」と成世。ロングヒットとなった「はぐれコキリコ」も初回リリースは1999年で、累計50万枚を超すのは2003年であった。
 ところがコンサートのラストソングとなった16年6月に出した「南部風鈴」は、歌いやすさも手伝って「出足好調に推移しており、カラオケでも全国で歌われています」という。

 今回、同時発売したスペシャル盤には「寿」「はぐれコキリコ」の2曲を加えた4曲を収録して、さらなる浸透を目指している。

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 コンサートでは昨年に引き続いて大川ゆり(日本クラウン)が「長崎みれん雨」「雨待ち酒場」を披露。

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大川ゆり
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Chizu
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Green2と歌う成世昌平(中央)

 成世の娘でシンガーソングライターのChizuもマニュキアを塗ると喜んでくれた祖母の想い出を綴った「オレンジのマニュキア」、彼女を含む歌謡グループGreen2(同)は宮沢賢治に詩に曲を付けた「雨ニモマケズ」を歌った。

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 ラストは出演者全員が舞台に勢揃いして、成世は「今年、65歳になりました。これからも年に1回の大阪でのコンサートを続けていきます」と、昌平のおもろい唄の世界への意欲をみせた。


[成世昌平 オフィシャルサイト]
http://www7b.biglobe.ne.jp/~naruse/index.html
[成世昌平 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/naruse/new_release.html




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