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桜井くみ子(日本クラウン) 「哀愁流転」  悲恋を歌ったデビュー10周年記念曲  人気曲「海宿」「別れの港」も収録 [インタビュー]

桜井くみ子.jpg◆デビュー10周年の桜井くみ子が初心に帰って歌う「哀愁流転」。10周年記念曲として2017年5月に出した悲恋歌である。カップリングには、カラオケ定番曲としてファンから高い支持を受けている人気曲「海宿」(2015年)「別れの港」(2012年)の2曲を収録している。10周年記念コンサートも終えて「新曲は自分の今の気持ちを飾ることなく、素直に歌える楽曲」と、一心不乱に歌い続けている。


桜井くみ子・哀愁流転.jpg










 「哀愁流転」は男女の恋歌であるが、「力強く芯のある歌い方で、一声ひと声がしっかりと前に出るように歌っています」と桜井。
 弦哲也の作品は「海宿」以来、2作目。レコーディングまでにみっちりと2度レッスンを受けた。もっともっと、と声を出すことを求められた。
「私にはあまりなかったタイプの作品だけに、とことん歌い込んだほうが気持ちを呼び出せたようです」

 そんな想いを込めたのか、デビュー以来ずっと着物だった衣装も、今回初めて洋服にして気分一新を図った。ジャケットも「手に取ってもらえるように」と、10周年にかける桜井の心のうちを感じさせる、自身の表情を強調した。

桜井くみ子3.jpg「クラウン歌う王冠ライブ」で歌う桜井くみ子

 カップリングに収録したのは、いずれもここ数年に発売した中でも、カラオケでもとりわけ人気の高い楽曲を2曲選んだ。「10年の歩みを詰め込むつもりで選曲しました」(桜井)というもので、中でも「海宿」は発売から2年がたつが「キャンペーンで歌うと、必ずCDはないのと尋ねられます」(同)と評判が高い。同様に「別れの港」も人気は衰えていないという。

 桜井ファンにとって「流転哀愁」は、たまらない1枚と映っているはずである。

■感じるままに歌う

 桜井くみ子のデビューは2008年7月であった。日本クラウンの創立45周年記念オーディションでグランプリを獲ったのが、歌手へのきっかけとなっている。18歳と6ヶ月で短大を中退して上京した。デビューを8年の歳月をかけて手に入れた努力家である。
 「デビューまでの不安だった気持ちなど、10年間のいろんな自分の想いをこの歌の中に込めています」(桜井)

 デビュー当初は明るく元気な楽曲を歌っていた彼女も、このところは専ら大人になった女性らしく、哀しいの恋心を表現するようになった。
 「今の気持ちを、ただ一心不乱に歌っているだけ」と桜井。ファンの笑顔が一番の励ましだともいう。
 今年7月には「10周年記念コンサート ~ありがとう夢に向かって一歩ずつ~」を、東京・日本橋公会堂で開いている。初のソロコンサートでもあった。「地元大阪でもソロコンサートが行えるように頑張りたい」。

 大阪府堺市出身。マンホールの蓋の写真を撮るのが趣味である。今までに撮影したのは100ヶ所余になる。地元堺市のマンホールは、花しょうぶなどのデザインを採用しているのだという。

 桜井は「今までの歌は、決して形からはみ出さない歌唱でした。これからは自分の感じるままに表現出来るようにしていきたい」と、今までになく歌うことに真摯に向き合っている。






[桜井くみ子 オフィシャルサイト]
https://ameblo.jp/kumiko-sakurai/
[桜井くみ子 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/sakurai/whats.html






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