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キングレコード歌謡文化アカデミー 、2017指導者歌唱講習会 課題曲に水城なつみの「帰って来やれ」  歌唱指導のコツは優しさ・思いやり・温かさ  作曲家宮下健治がレッスン [カラオケ]

キングレコード歌謡文化アカデミー(KBA、三田誠理事長)が、認定歌唱指導者を対象にカラオケ歌唱指導のポイントを教える「2017指導者歌唱講習会」を、2017年9月20日、大阪市淀川区のニューオーサカホテルで開いた。課題曲に選ばれたのは、23歳のキングレコードの若手歌手、水城なつみが歌う新曲「帰って来やれ」。作曲家の宮下健治が歌唱のポイントを分かりやすく解説するほか、実際に歌唱レッスンをした。水城本人によるミニライブも開かれ、「帰って来やれ」を模範歌唱したほか、デビュー曲「泣いてひとり旅」など全9曲を披露した。今回から初めて指導者とKBAスタッフとのフリーミーティングも行われ、参加者からはKBAへの要望などが出ていた。

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歌唱指導する宮下健治(左)と模範歌唱の水城なつみ


 指導者歌唱講習会はKBAが毎年1回、傘下のカラオケ・歌唱教室の認定指導者や会員を集めて東京・大阪・福岡で開催している。この日は、大阪会場には近畿、東海、山陰から50人が参加した。

 今回の講師は課題曲「帰って来やれ」の作曲者でもある宮下健治。講習会には初めて登壇した。かつてはコメディアンを目指して大阪で修業していたが、上京して歌手デビュー。15枚のシングルを出した。中でも250万枚売れたという鶴岡雅義と東京ロマンチカのデビューシングル「小樽のひとよ」のカップリング曲として歌った「花園町哀歌」は最大のヒット曲。そんなエピソードをたくさん交えながらのレッスンは、参加者からも「分かりやすい」と好評であった。

 「歌は楽しく歌うのが一番。歌唱指導も優しさ・思いやり・温かさを基本にしましょう」と、専門用語も使わずに「発音が甘いと言葉の説得力に欠けてしまうので、単語の頭や母音を切れ味良く発音しよう・優しい声と強い声でメリハリをつけるよう」など歌の基本からレッスンを始めた。

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「帰って来やれ」を実際に歌ってのレッスン

 実際に「帰って来やれ」を歌いながらの歌唱レッスンでは、プレスの取り方をはじめ「歌詞に出てくる景色を頭に思い浮かべながら歌うと楽しくなります。♪ 津軽平野に 春が来る ~ では嬉しく歌う」など細かくコツを伝授した。
 カラオケ大会を例に取り「見るからに苦しい表情で歌っている人がいます。緊張は誰にもありますが、楽に歌うコツは、1度大恥をかくと、次からは大丈夫です。歌に入る直前には鼻と口を使って、腹いっぱいブレスしておくことも大切ですね」とアドバイス。

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水城なつみが大きく育つのは皆さんの優しさ・思いやり・温かさにかかっています―と話す湊尚子ディレクター(左)

 中学2年から宮下のレッスンを受けてきた水城なつみは、デビュー5年目になる今でも、歌う時にはいつもあがってしまうという。
 彼女は小学6年からキングレコード歌謡選手権に「なにくそ、と毎年挑戦していた」(水城)が、高校3年の2012年にようやく全国決勝大会でグランプリを獲得している。13年のデビュー当初から堂々とした歌いっぷりを見せているが、それとは裏腹に、初めて指導者を前に歌うこの日のミニライブでも実際には「緊張しっ放しだった」(水城)のである。

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デビュー5年目の水城なつみ

 その水城のミニライブでは宮下が書いた「帰って来やれ」カップリング曲「雪の隠れ里」「逢ってみたい人」「筑波の嵐」や、去年出した初のアルバム「ウタツグミ」の収録曲から「虹色の湖」「雪椿」などカバー曲5曲も披露。「まだ23歳の小娘ですが、みなさんの心に寄り添える歌を届けていきます」と、話していた。


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教室ごとに記念撮影


[キングレコード歌謡文化アカデミー]
http://www.kingrecords.co.jp/KBA/
[水城なつみ オフィシャルサイト]
http://www.mizuki-natumi.com/






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