SSブログ

2年ぶりに「にっぽんうたまつり」開催へ テープ審査でカラオケ大会 [イベント]

◆日本レコード商業組合関西支部(支部長・東幸作ヤングレコード社長)は、CDの販促イベント「にっぽんうたまつり」を、2021年5月15日から10月31日まで開く。コロナ下であることから、今回はサブタイトルを<今年は番外編 2021>として、恒例の歌謡ショー、スターパレードは取りやめて、テープ審査によるカラオケ大会と2大プレゼント企画の2本立てにとどめている。

にっぽんうたまつり課題曲A.jpg
第5回にっぽんうたまつり課題曲(順不同)


にっぽんうたまつりは今回で5回目。31回続いた関西歌謡大賞が前身で、課題曲に選定された楽曲のCDを同支部加盟店で購入することで、カラオケ大会・プレゼント企画に応募できる権利が得られる。

あらかじめ応募のあった音源の中から、課題曲15曲それぞれに優勝者を決め、その中からグランプリ、優秀歌唱賞、奨励賞の3賞を選定する。最終選定会の模様は、同支部のホームページで動画配信する。
2大プレゼント企画は、2022年演歌カレンダーを50人に、にっぽんうたまつり参加店で使える買い物券を50人に贈られる。

カラオケ大会の参加費は5000円で、応募期間は21年5月15日〜8月31日。2大プレゼント企画の応募は同5月15日〜10月末日。

課題曲と歌唱歌手は次の通り
「ホームで / ステージライト」(香西かおり、ユニバーサルミュージック)「ひとり貴船川 / ほたる火」(葵かを里、徳間ジャパンコミュニケーションズ)「きのくに線 / しあわせの隣り」(塩乃華織、日本クラウン)「酒場の花 / 女のいのち」(一条貫太、同)「一期一会」(走裕介)「花の命」(門松みゆき、同)「誘われてエデン / 望郷」(辰巳ゆうと、ビクターエンタテインメント)「古傷」(山内惠介、同)「ただそばにいてくれて」(石原詢子、ソニー・ミュージックダイレクト)「夢のままに」(藤あや子、同)「大間崎」(山口ひろみ、テイチクエンタテインメント)「本気で惚れた」(真田ナオキ、同)「夢のつづき」(大月みやこ、キングレコード)「あんずの夕陽に染まる街(ニューバージョン)」(中村美律子、同)「夢浪漫」(オール巨人、よしもとミュージック)。

このイベントにはレコードメーカー10社からなる七日会が協賛している。








nice!(2) 
共通テーマ:音楽

川野夏美(日本クラウン) 新曲「勿忘草(わすれなぐさ)」で緊急事態宣言直前に関西キャンペーン [インタビュー]

◆温かくて爽やかな川野夏美のニューシングル「勿忘草」(作詞・もりちよこ、作曲・弦哲也)。鬱屈としたコロナ下の社会を明るくしてくれるーそんな希望を持たせてくれる楽曲である。昭和の青春歌謡のような、どこか懐かしい作品を求めていた彼女に応えたかのようである。2021年2月10日に発売され、ヒットチャートでも上位を維持している。関西では自身初のオンライン店頭キャンペーンも行い、待ち構えたファンからたくさんのメッセージが寄せられたという。

川野夏美 3.jpg
川野夏美


 「心が沈みがちな今こそ、心が安らぐ一方で浮き立つような歌がいいな」
 川野は新曲の制作に際して、こんな希望を漏らしていた。
 出来上がった作品は、今まで自身の楽曲にはなかったような軽快なリズムで「とても新鮮な気持ちです」という。多くの聴く者を心地よくさせる。もともと勿忘草には「私を忘れないで」という悲しい恋の伝説が元になった花言葉があるが、歌はむしろ明るささえ感じさせてくれる。
 先頃の関西キャンペーンでは、1曲だけながらオンラインで歌を届けたし、サイン会の様子もインターネットを介して見せるなど、会期中にはファンからは数多くのメッセージが寄せられたという。

川野夏美 勿忘草.jpg 川野は去年から自身のYouTubeチャンネルを開設しており、月1回程度の更新をしている。3月には東京で行われたライブの模様の1部分を紹介するなど、「従来のように会えない人たちに元気を届ける」ために、コンテンツ作りに趣向を凝らす。
 オンラインキャンペーンは東京など関東地区で4度ほど行っているが、関西では初めて。約1時間のそれでは、事前にCDの予約をしていた人たちへのサインを書く様子をオンライン映像で伝えて、事前に寄せられていた質問に、主催者が代わって答えを返すシーンもあった。

 「ネットではという人もありましたが、事務所にはログインの方法を教えて、といった問い合わせもあって、何とかして楽しみたいという気持ちの人がいてくれたのは嬉しかったです。これからのキャンペーンの選択肢のひとつとして定着するかもしれませんね」

川野夏美 2.jpg

■LINEスタンプも発売

 川野夏美といえばイラストの腕前はプロ級で、漫画本も出版しているほか、歌手仲間の似顔絵なども数多くの描いていることでも知られている。その彼女が今度は「川野夏美ラインスタンプ」を始めている。
 スタンプは40種(120円)。日常会話やその時々の気持ちを自身をキャラクターにしたイラストで表している。可愛いと評判も良く、川野も「楽しく描きましたよ」と、笑顔を見せていた。
 第2弾も期待されている。


川野夏美LINEスタンプ.jpg
川野夏美スタンプの1部

 ここ1年余り歌謡界はイベントの中止や延期が相次いでおり、新曲のキャンペーンですら満足にできない状態が続いている。
 こうした中で川野は「今できること、ネットなどを駆使しながら、楽しみながら取り組んでいきたい。新曲『勿忘草』が長く愛してもらえる歌になることを願っています」と、話していた。






[川野夏美 オフィシャルサイト]
http://www.crownmusic.co.jp/artist/kawanoNatsumi/top.html
[川野夏美 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/kawano/whats.html








nice!(4) 
共通テーマ:音楽

美貴じゅん子(テイチク) 25周年記念曲「土下座」で17年ぶりに古巣・テイチク復帰 [インタビュー]

◆♪ 生きることに必死だから ~ 。まるで自身を歌ったかのような歌詞の25周年記念曲「土下座」(作詞・柳田直史、作曲・岡千秋)を2021年4月21日に発売して、古巣のテイチク復帰を果たした美貴じゅん子。25年という長い時間を彼女は「決して歌手としての人生ではなく、新曲を出せないでアルバイトとレッスンに明け暮れた10年を含む、私の人生そのものの集大成の期間なのです」と、明るく言ってのける。8月23日から9月1日まで三重県桑名市の長島温泉湯あみの島では、初めてのワンマン歌謡ショーを開くことになっている。

美貴じゅん子 土下座(アー写)2.jpg
「土下座」で17年ぶりのテイチク復帰の美貴じゅん子


 17年ぶりのテイチクへの復帰だという。デビュー曲は1996(平成8)年、テイチクから出した「ほおずき」。23歳であった。ところが2002(同14)年の7枚目のシングル「姫折鶴」を最後に、パッタリと新曲のリリースが止まってしまった。

 「2012(同24)年に徳間ジャパンに移籍するまでの10年間は全く新曲を出せないでいました。日本料理屋さんでアルバイトで仲居さんを8年くらいしてました。この間、歌のレッスンは欠かしませんでしたが、今、コロナ下といった状況の中で、古巣のテイチクから新曲を出せたのは奇跡であり、感無量です」

 この歌手としての空白の10年間を美貴は、決して<休業>とはとらえていない。周りでは歌手を辞めたのとか、結婚したの、と言われてきたが、常に「このままでは終われない。新曲を出さなければと、スポーツクラブに通うなど体調管理と声出し、レッスンは続けていました」と、常にモチベーションを高めていた。

 歌にもある ♪ 挫けそうになっても 死にません 〜 の通りの10年だったのである。

■風変わりなタイトル

美貴じゅん子・土下座.jpg 「土下座」。変わった新曲のタイトルである。
 今回、作品を書いた岡千秋からは「土下座」を含む4曲のデモテープを受け取った美貴は迷わず、「これこそ自分の歌。絶対に歌いたい」と言ってのけた。歌詞に込められた想いが、自身の25年間の想いと一緒だったからである。

 ここでの土下座の意味は、相手に対する敬意や感謝の意味だという。
 「作詞の柳田直史先生に、その意味を教えてもらい、究極の愛の表現なのだと思ったんです。今までお世話になった恩師の聖川湧先生をはじめ、家族や多くの皆さんへの思いなんです」
 と頭を下げる。

 復帰を喜んでくれた1人でもある作曲家の聖川は「よく辞めずにやってきたね。執念だね」と、彼女に言葉を寄せている。

■縁が深い大阪

 実は美貴と大阪は縁が深い。
 デビュー翌年の1997(同9)年に、大阪広告協会が50周年記念のために制作したモニュメント、高さ2m20cmのキタノザウルスを、JR東西線の北新地駅に設置したのだが、その誕生記念ソングを彼女が歌ったのである。
 それはCD「キタノザウルス キ・タ・ノ」として、テイチクから同年7月に発売されている。北新地駅構内では華やかに除幕式が開かれ、歌も披露された。

 それは美貴にとっては忘れられないものとなった。それから24年を経て、今度はキタノザウルスならぬ、美貴自身が<ミキ ガ カエッテ キ・タ・ノ>になったのである。そこには彼女ならではの熱い想いがあったことは言うまでもないが、生まれ月がさそり座ということと関係しているのかもしれない。
 「さそり座生まれって、気難しい反面、とても熱いんですよ。これは、と思うと一途になれます」
ルーツは鹿児島・喜界島という美貴の体の中には、そんな熱情がふつふつと沸き上がっているようである。


[美貴じゅん子 オフィシャルサイト]
https://ameblo.jp/mikijunko/
[美貴じゅん子 テイチクエンタテインメント]
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/miki/








nice!(4) 
共通テーマ:音楽

作詞家・伊東ひろしさん(兵庫・尼崎)、90歳を目前にますます盛んな創作意欲 [インタビュー]

◆総合商社日商岩井(現・双日)を56歳で退職後、75歳で演歌・歌謡曲の詞を書く作詞家の世界に入った伊東ひろしさんは、今までに60数曲の作品を在阪の歌手に提供しており、88歳になった今なお元気に詞を綴り続けている。

伊東ひろし.jpg
作詞家・伊東ひろしさん


 広島県福山市出身の伊東さんは、高校を卒業してすぐに大阪の貿易商社、岩井産業に就職する。会社は1968(昭和43)年に、日商と合併して日商岩井に社名を変更しているが、ほぼ一貫して鉄鋼部門の営業を担当してきた。最終役職は当時、大阪に新たに置かれた関西支店の支店長であった。

 退職後に通い始めたのがカラオケ喫茶店であった。仲間と歌っていて、いつも不思議に感じていたのが「同じ言葉でも、歌の内容によっては文字を変えてもいいじゃないか、ということでした。たとえば<泣く>も、腹の底から泣き叫ぶ場合は<哭く>のほうがいいのではないか」といったことだった。

 そんなことを知り合った作曲家に話したところ、詞を書いてみないか、と勧められたのである。ひやかし半分で書いた詞が、ある日、認められて曲をつけてもらった。これが本格的に作詞の世界にのめり込むきっかけであった。

 「テーマが決まると、資料を調べて書きます」
 会社勤めの時からそうであるように、几帳面な性格から産み出された60数編の作品はどれも、丁寧に書かれたものばかりである。
 たとえば金沢藩の御用商人であった銭屋五兵衛を主人公にした作品「銭屋の三代目」は、北陸を旅した時に見聞きしたことを基に書いているし、「喧嘩祭り」はかつて日商岩井の姫路出張所所長を努めた、兵庫県姫路市で毎年10月に行われる灘のけんか祭りをモチーフに書いた。

 最近では、新型コロナの時代となった令和の世を歌った「令和なげき節」といったユニークな詞もある。

 書いた作品の多くは在阪のプライベート盤の歌手によって歌われているが、まだ曲も付かずに、書き溜めた詞が30編ほどある。伊東さんはそれを「自分が生きた証に世の中に出して残しておきたい」と、創作活動に意欲を見せている。

 その一方で、サラリーマン時代から今まで、62年間をずっと支えてくれている夫人は、現在、介護施設に入居しているが、伊東さんは「今までの自分の人生は何をとっても、周囲の人たちの協力のお陰でした。それにただ感謝しながら、残された日々を暮らせると幸せです」と、話している。








nice!(4) 
共通テーマ:音楽

大阪の歌謡界、緊急事態宣言を控え相次ぐイベントの延期   [イベント]

◆新型コロナの感染拡大による緊急事態宣言が近く出されることが予想されている大阪府では、歌謡界のイベントの中止・延期が相次いでいる。

関西発歌謡曲応援の会.jpg
3月に開かれた関西発歌謡曲応援の会


 2020年11月18日に9ヶ月ぶりに再開した以降、再び休演していた「大阪発流行歌ライブ」は、21年5月に第287回目のライブを予定していたが、先頃、これの中止を発表している。木下結子、北沢麻衣らの出演が予定されていた。
 同実行委員会では「再開は早くて、高齢者へのワクチン接種が行き届いくであろう夏以降か、オリンピック終了の秋頃か、慎重に検討します」としている。

 5月26日に大阪市内のライブハウス、ロイヤルホースで開催が予定されていた「第211回関西発歌謡曲応援の会」は、6月30日に開催を延期している。出演予定は木下結子、紅舟あゆみをはじめ6人。

 また、大阪・新世界のシアター朝日で5月23日に行われるはずだった「第2回なにわ繁盛娘歌謡ショー」も中止・延期を決めたという。

 大阪府の吉村知事は20日の会見で規模の大きな商業施設や遊興施設に休業要請を行う考えを示しており、「スポーツイベントなどについても、宣言の期間中は原則、中止か延期とすべきだ」と、人の流れを抑制する方針を打ち出している。


[大阪発流行歌ライブ]
http://hayariutalive.com/








nice!(4) 
共通テーマ:音楽

松本恵美子が5月に新曲発表会 山田壽一は10月にリサイタル [イベント]

◆サンテレビで放送されている番組「プレミアム歌謡ショー」に出演中の松本恵美子(メロディレコーズ)が2021年5月に新曲を発売し、同25日には6月に閉館が決まっている太閤園(大阪市都島区)で新曲発表会を開く。同じ山田壽一(ホリデージャパン)は10月にリサイタル・歌と舞踊の発表会を大阪府大東市の同市立総合文化センター(サーティホール・大ホール)で予定している。

松本恵美子.jpg山田壽一.jpg
松本恵美子(左)と山田壽一


 プレミアム歌謡ショーの5月放送分の収録が行われた4月12日、松本は5月5日に発売する4年ぶりの新曲「大和の恋歌 / 夢の道しるべ」(いずれも作詞・たきのえいじ、作曲・伊川伝)を初披露した。放送は5月1日と同22日の予定。収録で松本は「緊張の連続でした」と胸を撫で下ろしていた。

 一方、山田が10月24日に開くリサイタルではオリジナル曲やカバー曲を披露する。ゲストには真木ことみ(日本クラウン)をメインに、松浦ゆみ(ウエブクウ)松本恵美子(メロディレコーズ)池田かよこ(同)が出演する。収録では前の自身のアルバム「心唄」にもカバー収録する、「幸せはすぐそこに」(天童よしみ)をカバーした。

瀬戸つよし・三島ゆかり.jpg
プレミアム歌謡ショーの司会を担当する歌手の瀬戸つよし(左)とアシスタントの三島ゆかり


■プレミアム歌謡ショー / 制作 : アイ・プラス・プロダクツ
090 1912 2893(相良隆生)








nice!(4) 
共通テーマ:音楽

歌謡フェスタ、メインゲストに木下結子・黒川英二 大阪・八尾 / JOKホール [ライブ]

◆CDショップのミヤコ瓢箪山店(大阪府東大阪市)と松山音楽事務所(同)が毎月開催しているライブ「歌謡フェスタ」が2021年4月11日、メインゲストに木下結子(ホリデージャパン)黒川英二(日本クラウン)を招いて、大阪府八尾市のJOKホールで開かれた。

歌謡フェスタin八尾 2021.04.11.jpg
左から和泉静令、木下結子、松山ひろし、黒川英二、向井ひろし


 木下結子は20年にリリースした、デビュー曲の原点に還るという想いを込めた新曲「泣いてもええやろ」をはじめ「ノラ」「ウヰスキー」など4曲を歌った。
 デビュー38年目になる彼女は、名曲「放されて」でデビュー。その5年後には後にヒット曲になる「ノラ」を出し、去年には還暦を迎えて、ますます歌に円熟味を増している。
 そんな歌手人生の歴史を語ると共に「去年予定していた還暦ライブは中止したけれど、いつかは開催したい」と、意欲を見せた。

木下結子.jpg黒川英二.jpg
木下結子(左)と黒川英二

 黒川英二は歌手としてデビュー18年、俳優としては16年という「歌手と俳優の二刀流」を見せている。俳優業ではNHKテレビで放映中の「小吉の女房 」(沢口靖子主演)に出演中。また同じNHKのBS時代劇「大岡越前」(東山紀之主演)には、レギュラー出演は8年目になるという。
 この日はもちろん歌手としての出演で、今年3月に発売したばかりの新曲「一夜夢」とカップリング曲の「陽だまりの女」など4曲を歌った。

松山ひろし.jpg
松山ひろし

 松山ひろしは、「人生夢勝負」などを歌った。和泉静令は新曲「陽光」などを披露。このほか向井ひろしも出演した。








nice!(4) 
共通テーマ:音楽

湊空慶子(キングレコード) 「それが母の愛」が評判、去年にはカラオケ喫茶店をオープン [インタビュー]

◆キングレコードの歌手、湊空(そそら)慶子が歌う「それが母の愛」(作詞・田浦泰、作曲・増田空人)の評判がいい。2019年に出した「人生マイウェイ」(作詞・志賀大介、作曲・増田空人)の、2曲あるカップリング曲の1曲で、母の無償の愛を歌っている。サンテレビで放送中の番組「プレミアム歌謡ショー」に毎月出演して歌うなど、ファンを増やしている。

港空慶子 1.jpg
プレミアム歌謡ショーで歌う湊空慶子


港空慶子・人生マイウェイ.jpg 湊空は5年前にインディーズレーベルで歌手デビュー。それまで大阪府内で主婦のかたわら、ソフトボールのクラブチームでボールを追いかけていた。ある日、カラオケ教室へ通うようになって、そこで作曲家の増田空人と出会ったのが歌手へのきっかけになった。
 68歳でのデビューであった。

 子供の頃、弘田三枝子の「バケーション」を聴いて歌手になりたい、と思うが、親からは相手にもされなかた。23歳で結婚して、京都から大阪へやって来たが、そんな夢は頭の片隅に追いやられていた。
 インディーズながら歌手デビューしてからは、主にカラオケ大会のゲストなどで歌っていた。しかしCD1枚ではオリジナル曲の数が少ないので「どうしても2枚目のCDが欲しくなり、増田先生にお願いしたんです」と湊空。

 それが生きた証を求めて前向きに自分らしく生きていこう、と歌った「人生マイウェイ」であった。まさに自分自身の生き方と同じ内容の歌であった。
 今度はメジャーレーベルで出したいと思っていたから、キングレコードを選んだ。
テレビ番組「プレミアム歌謡ショー」にも20年5月から出演している。このところ主に歌うのがカップリングの「それが母の愛」である。これの評判がいいのである。
 それまで「ただ恥ずかしいだけ」だった歌手活動が、「CDショップで自分のCDが売れるようになったし、名前もちょっと知られるようになりました」と、歌手としての自覚も芽生えてきたという。

港空慶子 店舗前.jpg
去年にはカラオケ喫茶店をオープンした

 去年4月にはカラオケ喫茶店「カラオケスタジオ湊空」を、大阪府大東市のJR駅前にオープンしている。大阪に新型コロナウイルスへの感染が拡大していることから、外出の自粛などを求める緊急事態宣言が出されたその日であった。
 「1年前から計画していた事でしたから」と、変更せずに予定通りに開店した。

港空慶子 2.jpg
近所の歌手になりたい

 4月11日に大阪・太閤園で予定していた歌手デビュー5周年と開店1周年記念パーティーは中止したが、湊空は「これからの人生を、歌って、人と良いお付き合いをして、近所の歌手になれたらと思っています」と、欲張らずに好きな歌を人々に届けようと歌う。








nice!(4) 

三ツ屋亜美(徳間ジャパン)、大阪と奈良のカラオケ喫茶でメジャーデビュー曲「黄昏のカフェ」キャンペーン [イベント]

◆徳間ジャパンコミュニケーションズの歌手、三ツ屋亜美が、2021年4月9日、大阪府東大阪市内と奈良市内のカラオケ喫茶店で、「黄昏のカフェ」のご挨拶キャンペーンを行った。行く先々で「頑張って下さい」と声をかけられた三ツ屋は「皆さんに歌ってもらえると嬉しいです」と、応えていた。

三ツ屋亜美・河内平野を眺める.jpg
遠くに広がる河内平野を眺める三ツ屋亜美


 インディーズで7年間活動をしていた三ツ屋亜美は、去年7月に「黄昏のカフェ」で徳間ジャパンからメジャーデビューを果たした。同11月からほぼ毎月のように、京阪神でのキャンペーンを続けている。
 この日は、本人の名前と楽曲を覚えてもらおう、というもので、まずは奈良市内のカラオケ喫茶店「カラオケべっぴん」からスタートした。「黄昏のカフェ」とカップリング曲の「熱海で逢えたら」のほか、園まりの「逢いたくて逢いたくて」をカバーした。

三ツ屋亜美・べっぴん.jpg
奈良市の「カラオケべっぴん」で

 昭和時代に一世を風靡したモデル、山口小夜子似の、前髪を切りそろえたロングヘアのスタイルが特徴の三ツ屋は、「豹が持つ冷たさを表現したスタイル」という。中学高校とハードルの選手として活躍。高校総体・国体にも出場したという164センチの長身で、それぞれの会場ではメジャーデビュー曲などを披露した。

三ツ屋亜美・寛(くつろぎ).jpg
カラオケリビング寛で

 次の東大阪市内の「カラオケリビング寛(くつろぎ)」「カラオケ街路樹」でも、同じ3曲を歌唱。
 寛では「1980年代の歌謡曲をイメージしたのが『黄昏のカフェ』です。1人でも多くの人に聴いてもらって、皆んなの心に響くのが目標。ぜひ、皆さんで歌ってください」と、三ツ屋。

 街路樹では歌い終わった三ツ屋に「いい歌だったよ、頑張ってー」と、大きな声援が送られていた。

三ツ屋亜美・街路樹.jpg
カラオケ街路樹で


[三ツ屋亜美 徳間ジャパンコミュニケーションリズ]
https://www.tkma.co.jp/enka_top/Mitsuya-Ami.html
[三ツ屋亜美 YouTubeチャンネル黄昏のカフェ]
https://www.youtube.com/channel/UCeMsVD3AIIN0SB5V3v26BpA








nice!(4) 
共通テーマ:音楽

演歌ジャックス、5月放送分を収録  ゲストに木下結子・山口かおる [テレビ]

◆奈良テレビ放送とJ:COM関西などで放送中の音楽番組「演歌ジャックス」の5月放送分の収録が2021年4月7日、大阪市内で行われた。第1週と2週のゲストが4年ぶりの出演になるホリデージャパンの木下結子。移籍第1弾の「泣いてもええやろ」を披露する。第3週と4週が番組初出演の日本クラウンの山口かおる「ガラスの薔薇」を歌う。

木下結子2.jpg山口かおる.jpg
木下結子(左)と山口かおる


 「マリーゴールドの恋」以来、4年ぶりに出演する木下結子は、38年前のデビュー曲「放かされて」のアンサーソングのような新曲「泣いてもええやろ」を歌う。これは好きな男性と一緒に見てきた夢を叶えるには、自分がいることが邪魔になる、と自ら身を引く大阪女の切ない気持ちを大阪弁で表現している。
 「『放かされて』では大淀川(淀川)を涙でいっぱいにしましたが、今作では大阪湾を溜めた涙であふれさせます」という木下は、大阪弁で哀しい女を熱唱する。

木下結子4.jpg木下結子1.jpg
「泣いてもええやろ」を歌う木下結子

 「大阪弁の歌は、普段使っている言葉だけに、気を遣わずに歌えるので楽ですね」
 本当の大阪弁はこの表現の方が適切だと、歌詞の変更を申し出たこともあるほどの生粋の大阪女である。大阪弁独特の優しい表現も盛り込まれるなど、「今まで以上に気持ちが高ぶっている」と木下。
 「泣いてもええやろ」は、木下の代表曲でもあり。名曲の「放かされて」よりもスケール感とドラマチックな度合いが一気に増している。
 13年前から行っている「chu-chu-ライブ」は、新型コロナのため休演中だが、再開の情報はSNSで伝えるという。


 演歌ジャックス初登場の山口かおるは、2020年12月発売の新曲「ガラスの薔薇」を聴かせる。作曲は「すずめの涙」(桂銀淑、1987年)など数々のヒットがある浜圭介。山口のハスキーボイスは桂銀淑をも彷彿させるほどである。「今までは明るい歌が多かったのですが、今作はしんみりとした大人の切ない歌です」
 曲のタイトルは薔薇であるが、衣装は白黒のモノトーンにしたのも、大人っぽく見せるため。

山口かおる2.jpg山口かおる3.jpg
「ガラスの薔薇」を歌う山口かおる

 番組初出演だが、今年は歌手デビュー27年目。関西での仕事が多く「月のうち半分は関西です」というほどで、面白いことが大好きとも。「大阪波止場」(2016年)「泣かせて大阪」(17年)といった大阪モノも歌っている。長嶋茂雄のモノマネが得意で、そんなこともあってか、長嶋氏に山口かおると命名され、その改名後の2004年に日本クラウンに移籍している。新曲「ガラスの薔薇」は、移籍して18枚目のシングルになる。「ゆったりと詞をかみしめて歌うと悲しみが伝わります」と、歌唱アドバイスもする。


 コスプレコーナーではMARI がドリス・デイに扮して「ドレミの歌」を歌う。バックを努めるのはファンキー・コバなどジャックスモンスターの面々である=写真
ドレミの歌.jpg


【このほかのレギュラー出演者と歌唱曲】

TAIKI.jpg
TAIKI 「グッバイ・マイ・ロード」
MARI.jpg
MARI 「男と女の第2章」「ダンスDEムーチョ」「わたしの城下町」(小柳ルミ子)「ティ・アモ ~風が吹いて~」(秋元順子)
岡田由美.jpg
岡田由美 「夫婦椿」
島幸作・岡田由美.jpg
島幸作・岡田由美 「夫婦の旅路」島は紋付き・袴で、岡田は留め袖といった晴れ姿を見せる。
岩井都美子.jpg
岩井都美子 「人形の家」(弘田三枝子)「時代」(中島みゆき)
JACKS娘.jpg
JACKS娘 「大阪の女」(ザ・ピーナッツ)
林田夏美.jpg
林田夏美 「丹後半島」(CD未収録曲)京都府最北端の丹後半島を1人旅する女の切なさを歌う。
中村さおり.jpg
中村さおり 「飢餓海峡」(石川さゆり)
平井一郎.jpg
平井一郎 「真知子」
楠本佳生.jpg
楠本佳生 「愛がほしい」(内山田洋とクールファイブ)「君を恋う唄」(内山田洋とクールファイブ)「そばにいてね」(大川栄策)

【司会】
小池史子2.jpgファンキー・コバ.jpg岩井都美子2.jpg
小池史子(左)とファンキー・コバ、岩井都美子(司会アシストとして初参加)


演歌ジャックスの放送日

奈良テレビ放送 毎週水曜日 午後2時放送
J:COM 11Ch 毎週火曜日 午前10時放送(放送エリア:大阪、兵庫、京都、和歌山)
天草ケーブルネットワーク 毎週月曜日午後4時放送、毎週火曜日~金曜日 午後4時再放送
兵庫養父市CATV 毎日午後6時放送、毎日午後5時30分再放送


[メディアジャックス]
http://www.mediajacks.jp/








nice!(4) 
共通テーマ:音楽

第6回歌を歩く 勝持寺(花の寺)を訪ねる [イベント]

◆♪ 京都 西山 花の寺 〜 と、松永ひとみさんが歌った勝持寺(花の寺)は、京都の西、大原野にある。創建は679年という古刹である。花の寺の名前は、1140年、西行が植えた桜の木を世の人々が西行桜と名付け、以来、寺を花の寺と呼ぶようになったという。

歌を歩く・勝持寺2.jpg
歌を歩く・東向日駅.jpg

 松永さんは2021年1月19日、53歳で突然死して、多くの人を悲しめた。その彼女が2006年に出したのが、勝持寺を舞台に歌った「花の寺」(作詞・かず翼、作曲・岡千秋)である。
 今回で6回目になる歌の舞台を訪ね歩く「歌を歩く」は、21年4月10日、この花の寺を目指して歩き、本殿の瑠璃光殿では本尊の薬師如来像に手を合わせて、松永さんの冥福を祈った。

 阪急梅田駅に集合した7人のメンバーが、起点となる東向日駅に着いたのは午前10時49分であった。先ずは駅前で写真撮影してスタートした。歩き始めてすぐ、ドラッグストアの庭に咲くシバザクラを見つけてカメラを向ける。こんなに早く道草していては、先が思いやられる。

 このイベントに第2回目から参加している歌手の木下結子さんには、このところスマホによるナビ役をお願いしている。木下さんをはじめメンバーの大半は音楽関係者である。音楽事務所代表の春元美紀子さんは、松永さんが「花の寺」を出した年に勝持寺で開かれたというマスコミ向けの新曲発表会に参加しているから、今回は2度目の訪問であった。

歌を歩く・物集女車塚古墳.jpg

 この日、記者が自宅を出てから帰宅するまで歩いた距離数は20キロで、歩数にすると2万6千歩を超えていた。いずれもかなりの数字である。メンバーのひとり、西村電気商会の三上富美子さんは「皆んなで歩くって楽しい」と、第1回目から欠かさず参加している。

歌を歩く・シバザクラ.jpg
歌を歩く・竹林.jpg
歌を歩く・物集女車塚古墳.jpg
歌を歩く・洛西ニュータウン.jpg

 歩き始めてすぐにシバザクラに目を奪われた一行は、次に物集女車塚古墳に行き当たった。6世紀中頃のものだといわれ、淳和天皇の棺を運ぶ車を埋めた塚だという。西山は竹林が多いことでも知られている。「花の寺」にも、♪ 竹がさやさや すすり泣く 〜 と竹林が登場する。その竹林からウグイスの鳴き声が響き渡っていた。

 昼ごはんは洛西ニュータウンの中にあるショッピングモール、ラクセーヌで摂ることにして、延々と続く坂道を登り、人がいる街を目指して歩いた。
 やっとたどり着いたそこでは讃岐うどんの店、たもん庵でかけうどんとおにぎりセットを頼んだ。ここはもう大原野であるが、勝持寺までは遠い。
 モールの中にはCDショップのディスクハウスOZ(オズ)がある。ここを訪ねたが、あいにく店長の木村清昭さんは不在で、アルバイトの井上さんに木下結子さんとの写真を撮らせてもらった。

歌を歩く・ディスクハウス オズ.jpg
歌を歩く・後半戦.jpg
歌を歩く・勝持寺まで2キロ.jpg

 空は真っ青。少し早いが五月晴れである。少し行くと勝持寺まで2キロと書かれた標識があった。ゴールは近い、と元気が出るが、そこからが難所であった。とても広い敷地内にある洛西高校を右手に眺めて、それが途切れる辺りで右折。シロツメグサがわずかに残るあぜ道を見ながら農道を歩く。周りには大きな屋敷が立ち並ぶ。

歌を歩く・警察官.jpg
歌を歩く・ラストスパート.jpg
歌を歩く・八重桜.jpg
歌を歩く・勝持寺からの街並.jpg

 勝持寺まではあとわずかである。それを案内するかのように、警察官を模した人形が立っていた。
そこからが大変だったのである。ラストの坂道がきつい。やっとの思いでたどり着いた花の寺であった。そこには新緑の中に、西行桜がまだ花を残していた。

歌を歩く・勝持寺.jpg
歌を歩く・勝持寺3.jpg
歌を歩く・勝持寺4.jpg

歌を歩く・洛西口駅.jpg







nice!(4) 
共通テーマ:音楽

千葉一夫(キング)、小野和子の花見の会で新曲「さくら路」歌う [イベント]

◆キングレコードの歌手、千葉一夫が2021年4月4日、兵庫県小野市の歌謡スタジオふれあいで開かれた花見の会で、2月にリリースした新曲「さくら路(みち)」を披露した。

千葉一夫1.jpg
「さくら路」を歌う千葉一夫


 ふれあいはキングレコードの歌手、小野和子が経営するカラオケ喫茶店で、毎年、桜の花が満開の時期に花見の会を開いている。今年は開店5周年にあたり、千葉は新曲をはじめ7曲を歌った。
 花見の会は、店の敷地にある満開になった大きな桜の木から花が舞い散る屋外での開催が予定されていたが、この日は午後から雨。急きょ、会場を屋内に変えて行われた。

小野和子.jpg
小野和子

 琴の音色でしっとりと始まる「さくら路」は、「切なさの中にも温かさを感じられる歌です」と千葉。プロモーションビデオは東北や東京など、全国の桜を撮影して制作されたが「夜桜のシーンは京都でロケをしました」(千葉)と、関西のファンを喜ばせていた。

 カップリング曲の「望郷津軽」も聴かせた。この楽曲には、民謡「津軽山唄」の一節を取り入れられており、「ノリの良い歌」である。
 千葉はこの歌に合わせて披露しようと、目下、津軽三味線を特訓中でもあるという。

千葉一夫2.jpg
千葉一夫

 千葉はまた、前作の「かすみ草」前々作の「この世にひとつ愛の花」も歌ったほか、サイン入りのトートバックなどが当たる抽選会などで会場を盛り上げて、「来年も花見の会でお会いしたいです」と話していた。

さくら路.jpg
会場に出来たさくら路


[千葉一夫 オフィシャルサイト]
http://www.a8k.jp/chiba_fc/
[千葉一夫 キングレコード]
https://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=10093








nice!(4) 
共通テーマ:音楽

シャナナTVに歌手・三ツ屋亜美(徳間ジャパン)が出演 [テレビ]

◆徳間ジャパンコミュニケーションズの歌手、三ツ屋亜美が2021年4月9日から配信されるインターネットテレビのシャナナTVのトーク番組「目からウロコ」に出演する。

シャナナTV.jpg
シャナナTVに出演している三ツ屋亜美(右)中央が西海壽賀子さん


 「目からウロコ」は、今、輝いている人たちの、そのきっかけとなった出来事などを紹介する番組。今回は神戸市内でバストアップ専門サロンを経営する西海壽賀子さんを紹介するが、その中で異業種交流会を通じて知り合った三ツ屋が出演して、メジャーデビュー曲<strong>「黄昏のカフェ」や歌手へもきっかけとなった話などを披露している。

 「東京で開かれた異業種交流会の席で、気分が悪くなった私に薬を飲ませてくれたのが西海さんとの最初の出会いでした」と三ツ屋。
 その後、関西に来るたびに西海を訪ねて、歌を歌う場所を紹介してもらうなど、公私共に付き合いを深めている。

 子供の頃からピアノやクラシックバレーを習っていた三ツ屋は、親の影響を受けて歌謡曲を歌うようになった。高校を卒業すると芸能界入りしたが、所属した事務所ではグラビアモデル、映画出演、プロレスショーなど色んな活動をする。その後、インディーズレーベルからCDを出して歌手デビューした。

三ツ屋亜美.jpg
三ツ屋亜美

 7年間のインディーズ時代の後、2020年7月に徳間ジャパンコミュニケーションズから、昭和歌謡の香りがする「黄昏のカフェ」を出した。
 番組で三ツ屋は「諦めないでいると、きっと想いは叶う。今は『黄昏のカフェ』を全国に届けたい」と、話している。

 ライブ配信は1週間にわたって毎日配信されるほか、番組はすべてアーカイブされるので、過去に遡っていつでも見ることができる。


[シャナナTV]
https://shanana.tv/
[三ツ屋亜美 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
https://www.tkma.co.jp/enka_top/Mitsuya-Ami.html








nice!(4) 
共通テーマ:音楽

WARAKASUが東京で初ライブ 清水節子・木下結子・入山アキ子などが出演 -北海道~沖縄から全国から来場の大盛況 [ライブ]

◆銀座でWARAKASUライブーー。大阪の音楽事務所、WARAKASU(春元美紀子代表)が主催している「WARAKASUライブ」が、ゲストのマドンナ役に清水節子(日本コロムビア)木下結子(ホリデージャパン)入山アキ子(テイチクエンタテインメント)を迎えた第7回目を、2021年4月3日、東京都中央区のカラオケボックス、カラオケ館銀座本店で開いた。東京開催はこれが初めてで、同社ではこれを足掛かりに東京でのイベントを定着していきたいとしている。

第7回WARAKASUライブ・出演者.jpg
大盛況に終わった第7回WARAKASUライブの出演者


 WARAKASUライブは単に歌を聴いてもらうだけでなく、マドンナを中心に歌手と観客客が一緒になってクイズやトークなどで楽しむ、フレンドリー感覚なイベントとして定着している。初の東京開催の今回は、そうした要素を取り入れながらも、ヒット曲や最新曲をじっくりと聴いてもらえる構成にした。

 WARAKASUのリーダー格、みやま健二(テイチクエンタテインメント)が終演後に「客との一体感もあったし、客席からは笑いも出ていた」と感想を述べていたように、このライブ本来の狙いは東京においても遂げられたようであった。
 出演者の中には幸田和也(ホリデージャパン)や俳優の高知東生(友情出演)といった東京で活動する初出演組もいたものの、多くが大阪のWARAKASUライブ経験者。それでも「東京で開催している感覚がなかった」と話すなど、リラックスムードが漂っていた。
 しかも今回のマドンナは、過去に大阪で開催された同ライブに出演経験がある清水と入山の2人に、初のマドンナ役となった木下を加えた3人といった豪華版で、たっぷりと歌を聴かせた。

清水節子2.jpg
清水節子
高知東生.jpg
高知東生

 清水は新曲の「ごめんね大丈夫」「天使のジェラシー」「人生ブルース」のほか、新曲のカップリングで千葉真一とのデュエット曲「粋な関係」を、高知東生と一緒に歌った。その高知は「もらったチャンスをもう一度生かしたい」と話すなど、村田英雄の「男の一生」をカバーした。
 木下は38年前のデビュー曲「放されて」から「ノラ」「ウヰスキー」、そして新曲の「泣いてもええやろ」まで4曲を歌った。 還暦を迎えた去年、「もう1度原点に戻って、大阪弁で大阪の女の歌を歌ってみようと『泣いてもええやろ』を歌うことになりました」という。

木下結子.jpg
木下結子

 同ライブでのマドンナは3度目という入山は、看護師を経て歌の道に入って13年目。3月に歌と人生の師匠と仰ぐ事務所社長と永遠の別れをしたばかり。涙が渇かぬままに迎えたこのライブであったが、小林幸子から譲り受けたという着物を着て終始笑顔を見せ、去年9月に出した「月に笑う蝶」のカップリング曲「笑顔の花が咲くように」などを歌った。

入山アキ子.jpg
入山アキ子

 幸田は大阪から東京に拠点を移して7年。「女のひざこぞう」などオリジナル曲とカバー曲を披露。「久しぶりのライブでしたが、素晴らしい先輩と同じステージを踏めて良かった」と感慨深げであった。

幸田和也.jpg
幸田和也

 お楽しみコーナーでは観客全員参加のじゃんけんで勝ち残った3人に、卵が割れないゲルクッションなどがプレゼントされた。

みやま健二.jpg
みやま健二

 WARAKASUメンバーのみやまは「たくさんの東京の皆さんの前で歌うのは初めて」といい、新曲「太鼓男祭り」「あゝおふくろよ」「能登の灯祭り」「浜撫子」を歌った。「これからも東京へ歌いに来ますので、皆さん、お越し下さい」と呼びかけた。
 同じ三浦はオリジナル曲「函館から東京へ・・・」などを歌い、「勉強になるところも多いライブでした。感謝です」と話した。

三浦潤.jpg
三浦潤

 出演者が全員揃ってのエンディングでは、水前寺清子の「三百六十五歩のマーチ」を歌って再会を誓っていた。

第7回WARAKASUライブ・エンディング.jpg
全員で三百六十五歩のマーチを歌ったエンディング


[WARAKASU]
https://warakasu.jimdofree.com/








nice!(4) 
共通テーマ:音楽

岡千秋カラオケ万歳・予選会を開く 相次ぐ熱唱 WARAKASUライブもマドンナに木下結子 [カラオケ]

◆作曲家の岡千秋を招いて2021年4月25日に行われる「岡千秋のカラオケ万歳」の 予選会が、3月31日、大阪市東住吉区の平野区画整理記念会館で開かれた。この日はまた。第7回WARAKASUライブも併催され、木下結子をマドンナに、WARAKASUメンバーのみやま健二・三浦潤・渡辺要を交え、会場の観客と共に歌やクイズを楽しんだ。

WARAKASUライブ 2.jpg
オープニングで勢ぞろいした出演者たち
左から司会の大樹、三浦潤、木下結子、渡辺要、みやま健二


 カラオケカラオケカラオケ万歳は発表会と審査の部に分かれて行われ、予選会でも発表23人、審査16人が出場して行われた。
 審査の部では高松からやって来た轟りょうまさんは、マドンナの木下結子の新曲「泣いてもええやろ」で挑戦。また小学4年ので歌手志望の黒川美海さんは、さくらまやの「大漁まつり」をはっぴ姿で歌って、大きな拍手を受けていた。

 この日の審査は音楽評論家の石井誠さんが書いた、寸評が1人ひとりに歌唱者に配られた。予選の結果は後日、本人宛に郵送される。
 審査を担当した石井さんは「自己満足ではなく、目の前にいる人にどのように歌を伝えるかが大切です」と、総評していた。

 2部のWARAKASUライブは今回で7回目。オープニングでみやま、三浦、木下、渡辺の順で代表曲や最新曲を歌ってあいさつ。出演者全員でのクイズはそれぞれの歌に関する出題で、今年はデビュー30周年の渡辺要は「歌手デビューする以前の仕事はなに」といった質問に3択で答えるもので、多くの人が「鮨屋さん」と正解していた。

WARAKASUライブ 三浦潤.jpgWARAKASUライブ みやま健二.jpg
三浦潤(左)とみやま健二

 歌謡ショーでは、デビュー7年目の三浦潤がオリジナル曲の「函館から東京へ・・・」と「東京砂漠」などムード歌謡曲をカバーした。みやま健二は新曲の「太鼓男祭り」とそのカップリング曲「あゝおふくろよ」「浜撫子」を歌い、「久しぶりのステージ、皆さん元気そうでよかったです」と話した。

WARAKASUライブ 木下結子.jpgWARAKASUライブ 渡辺要.jpg
木下結子(左)と渡辺要

 また初めて同ライブに出演した木下結子は「大阪弁の女の可愛さを全国へ広めていきます」と、ホリデージャパン移籍第1弾の新曲「泣いてもええやろ」と、発売33年になる「ノラ」「ウヰスキー」も。「今までたくさんの人に応援してもらって、たくさんの曲を歌ってきました」とも。
 渡辺要「母は今でもこころの港」「ごんたの海」「大間崎漁歌」と、海にまつわる楽曲を選んで、「楽しく歌を歌って新型コロナに伴うストレスを解消しよう」と呼びかけた。

 この日はさらに、木下をボーカルにみやまと三浦がバックコーラスを務めて、青い三角定規の「太陽がくれた季節」を、渡辺・みやま・三浦による「あゝ人生に涙あり」を歌って、観客を喜ばせた。

WARAKASUライブ 1.jpg
エンディングで「三百六十五歩のマーチ」を歌う出演者


 みやま・三浦・木下はまた、このライブの余勢を駆って、4月3日、東京・銀座のカラオケ館銀座本店を会場に、初めて東京で開くWARAKASUライブに臨む。出演者は3人のほか清水節子、入山アキ子、幸田和也、高知東生。


[WARAKASU]
https://warakasu.jimdofree.com/








nice!(4) 
共通テーマ:音楽