SSブログ

水森かおり(徳間ジャパンコミュニケーションズ)、コロナ下で始めたネット配信、新たなファン獲得に 大阪・新歌舞伎座7月座長公演PRで記者会見 [インタビュー]

◆ご当地ソングの女王とも呼ばれ、残すところ4県だけというほどに、全国各地を歌い続けている水森かおりが、2021年3月30日、7月5日から11 日まで大阪・上六の新歌舞伎座で行う芝居と歌の「水森かおり公演」のPRのために来阪。公演に向けての意気込みと、コロナ下で始めたネット配信などについて話した。

水森かおり3.jpg
7月の新歌舞伎座公演に意欲を見せる水森かおり


 水森かおりが新歌舞伎座で座長公演を行うのは、一昨年に次いで2度目。芝居では前回は警察官の役であったが、今回は記者を目指す財閥系企業経営者の令嬢という設定のドタバタ喜劇である。
 時代は大正ロマン華やかな頃。公演のフライヤーの写真では、記者らしくノートとペンを持つ一方で、お嬢さまらしくドレスの襟元にはカメオ、首にはネックレスといった具合に「お金持ちのお嬢さまを、ありったけの装身具で演出してみました」と笑わせていた。

 東京・下町の出身という水森だが、父親は自動車部品を商っていたというから、「規模は小さくても令嬢ではあるんですけどね」と笑っていた。しかし、芝居ではお嬢さま言葉を使いこなせるかが課題で、「演出の先生が初めて芝居をした時と同じ池田政之先生ですから、心強く安心していますが」と水森。

水森かおり2.jpg
6月には「鳴子峡」のタイプC、Dも出す

 彼女は今年1月に29枚目のシングル「鳴子峡」(タイプA、B)を出している。6月には同C、Dタイプのリリースも予定している。
 しかし去年1年間は新型コロナの影響で、思ったような活動もできず、今年も明るい兆しはみられない。そうした中で去年、新たに始めたのがオンラインコンサート・サイン会、YouTubeチャンネルの開設であった。

 「YouTubeチャンネルはコロナとは関係なく、25周年企画として話が持ち上がっていたものを、プライベート版として始めました」といい、自身のスマートフォンで撮影して、30分程度の番組にして配信している。
 「カバンの中を紹介したり、こんなものがと思う内容がたくさん再生されています。7月の新歌舞伎座公演では、舞台裏や大きなドレスをどのように運び入れているのかなどを動画で紹介していきたいです」

 このようにテレビでは不可能なことも、YouTubeでは出来るため「可能性は無限ですね」とも。また、今まで演歌とは無縁だった新しいファンも増えているようである。その一方で、今まではインターネットに縁がなかった人たちには「お教えできる機会があればいいのですが」と、優しさを見せる。

水森かおり公演.jpg

 公演は2部構成で、1部が芝居<strong>「笑劇 大正浪漫 〜令嬢、難儀を引き受ける?〜」で、2部が「水森かおりコンサートin 新歌舞伎座」
 水森は「早く稽古をして、舞台に立ちたくてワクワクとしています。皆さんはお越しになるのも、コロナのために緊張感を持っておられるでしょうが、ご覧いただくことで心を軽くしてもらえると嬉しいです」と、意欲を見せていた。


[水森かおり オフィシャルサイト]
https://www.nagarapro.co.jp/top/artist/artist.php?id=5
[水森かおり 新歌舞伎座]
https://www.shinkabukiza.co.jp/perf_info/20210705.html








nice!(4) 
共通テーマ:音楽

木下結子(ホリデージャパン) 新曲「泣いてもええやろ」キャンペーンでデビュー当時を語る [キャンペーン]

◆原点に戻って、もう一度大阪の女を歌ってみようー。木下結子が大阪弁で歌ったデビュー曲「放されて」から38年。人生の変転を繰り返し、還暦を迎えた去年出したのが「泣いてもええやろ」であった。ずっと我慢してきたけど、大阪湾に涙があふれるくらいに、もう泣いてもええやろーと歌うそれは、自身の何度目かの再出発の記しでもある。

木下結子3.jpg
デビュー当時の「放されて」から新曲「泣いてもええやろ」までを歌った(ミヤコ瓢箪山店)


 東大阪市にあるCDショップ、ミヤコ瓢箪山店で「泣いてもええやろ」の店頭キャンペーンが2021年3月27日に行われた。
 それを歌う木下結子はデビュー38年目のベテランである。同年のデビューには神野美伽、岡田有希子、長山洋子、青木美保らがいる。デビュー曲の「放されて」はまだレコード盤であった。

 最初は大阪ローカルで発売するプライベート盤の予定であった。ところが突然、全国発売となり、本人は東京へ呼び寄せられ、大手プロダクションのサンミュージックに所属して、日本コロムビアからメジャーデビューすることになった。ディレクターは都はるみを担当していた中村一好が当てられた。

 木下は「1曲発売してすぐに大阪に帰るものだと思っていた」から、気楽に構えていた。しかも「60歳になっても歌を歌っているなんて、想像もできなかった」できなかったという。だから家財道具の大半は質屋で買い揃えた。

 デビュー曲と共に代表曲となる「ノラ」はデビュー5周年記念曲として、1989(平成元)年に出した。東京での歌手生活は9年で終わった。「発売して4年間、ノラは売れなかったが、NHKのど自慢で歌われるなど、徐々に売れ始め、今でもカラオケで良く歌われています」

 フリー、日本クラウンを経て、去年、ホリデージャパンに移籍した。人生はやり直しが効くーと歌う、自身が大好きな「ウヰスキー」のように、木下は今までにそうした新たな出直しを繰り返してきた。
 新曲「泣いてもええやろ」では、「もう一度、デビュー当時に返ろう」と、大阪弁で歌う大阪の女に戻り、還暦の自分を奮い立たせる。


[木下結子 オフィシャルサイト]
http://nora-yuiko.jugem.jp/
[木下結子 ホリデージャパン]
http://www.holiday-japan.co.jp/artist_kinoshita_yuiko.html








nice!(4) 
共通テーマ:音楽

松前ひろ子(徳間ジャパンコミュニケーションズ) 約1年ぶりの新曲「春隣り」 4月7日リリース 今夏にはカラオケ大会も [インタビュー]

松前ひろ子が2021年4月7日に約1年ぶりの新曲「春隣り」を出す。歌手生活50周年記念曲第2弾で前作の「夫婦鶴」のアンサーソングとも言われる。作詞たかたかし、作曲弦哲也のコンビは、彼女にとって初めて。前作が妻の目線で歌ったが、今作では夫が主人公。同じ音楽の世界で生きて、2年前に亡くなった夫で作曲家の中村典正との人生とどこか重なる夫婦歌である。

松前ひろ子.jpg
松前ひろ子


 弦哲也から届いた新曲のデモミュージックを聴いた、松前ひろ子の第一声は「なんて素敵!」だった。春がすぐそこまでやって来ている、そんなことを感じさせる明るい作品であったからである。新型コロナ騒動で鬱屈とした社会を明るくしてくれる、暖かなイメージの楽曲であった。

松前ひろ子・春隣り.jpg 発売前から評判も良いという。
 「去年はコロナの影響で仕事が減り、そのような中での新曲『春隣り』は、多くの人たちが待ち望んでいたようです」と松前。

 新たに動画投稿サイトのYouTubeを利用した「ミーガンチャンネル」を昨年開設している。これの目玉は、自ら運営するライブレストランを舞台に、インターネットのライブ中継でも視聴できる、リアルとオンラインによるハイブリッドなコンサートである。

 「コンサートを見た人の反応が即座に寄せられたり、今までになかった体験をしています」

 「春隣り」の発売を記念にして、今夏、カラオケ大会とグランプリ受賞者のレコーディング体験会も行う。
 「春隣り」とカップリング曲でワルツ調の演歌「一本道」を課題曲に、7月24日の第1回目から、8月21日の第2回、9月18日の第3回に分けて、東京・南青山のライブレストラン青山で実施。

 各回のグランプリ受賞者を対象に、10月下旬、東京都内のレコーディングスタジオでレコーディング体験会を行う。詳しくはCD「春隣り」に入っている応募要領を参照。





[松前ひろ子 オフィシャルサイト]
http://h-matsumae.migan.co.jp/
[松前ひろ子 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
https://www.tkma.co.jp/enka_top/matsumae.html








nice!(4) 
共通テーマ:音楽

麗珠(テイチクエンタテインメント)、全国へ届けと歌う「そして・・・Good by day / 希望の種子」 荒木とよひさプロデュース第2弾 [インタビュー]

◆生まれ育った台湾で歌手デビューして、20数年にわたって活動してきた麗珠が、日本での活動10年目の去年、メジャーデビュー2枚目のシングル「そして・・・Good by day / 希望の種子」を出している。荒木とよひさプロデュースで、作詞・作曲も荒木による、その楽曲はメイン曲が、堪らなく切ないラブソング。カップリングは4年前に九州北部を襲った豪雨災害から立ち上がる人たちとの出会いから生まれた作品。困難に立ち向かう人たちすべての応援歌である。

麗珠.jpg
麗珠


 台湾生まれの麗珠が九州で、謝宛君(シャ・ワンチュン)として歌手活動を始めたのは、2011年からであった。台湾時代、日本のイメージはサムライ、着物といった程度しか持っていなかった。それでも日本で歌うのは憧れであった。今のマネージャーからスカウトされたのがきっかけとなって、日本にやって来ることになった。

 「日本については全く何も知らなかったんです。でも来てみると台湾と一緒で、空気もおいしいし、ゴミもありません」
 しかも今では日本の着物は大好きで「品があって、物静かなのがいい」と、先輩歌手の着物姿を見て着付けを学び、ひとりで着ることもできるほどである。

 そんな中での歌手活動は、人との出会いが自身の運命をその都度好転させてきたという。「出会いがなければ、今頃は台湾に帰っていたでしょうね」と話す麗珠だが、今は「出会った人たちに早く恩返しをしたい」としている。

麗珠・そして・・・Good  by day.jpg 日本でのデビュー曲は「追分おんな節」(キングレコード)。次いで出したのが「ほの字酒」(徳間ジャパンコミュニケーションズ、2013年)で、いずれもプライベート盤であった。
 福岡県久留米市を拠点に、コミュニティFMへの出演や老人ホーム施設への歌の訪問など幅広い活動を繰り返して、数多くのファンを作ってきた。

 そんな中で3枚目のシングル作品を出す話が持ち上がった。
 「やはり大好きな演歌を歌いたかったし、心の中では尊敬する台湾の大先輩歌手、テレサ・テンさんへの想いもありました」
 そこでテレサ・テンの作詞に多く携わった作詞家の荒木とよひさに、楽曲の書下ろしを依頼することにした。
 「東京へ足を運び、先生の前で歌うことになったのですが、緊張して歌えないんですね。すると優しくもう一度と言ってもらい、心をほぐしてもらいました」

 この後に出来上がった作品が、荒木が作詞し、羽場仁志が作曲してメジャーデビュー曲となった「いのちの愛」(テイチクエンタテインメント、2019年)で、同時に荒木が名付けた麗珠に改名している。

 「荒木先生からは、自分の持ち味を出せばいいと言ってもらい、ボイストレーニングからすべてを手がけて頂いた。さらには、テレサが僕の生きてきた証しならば、レイジュはもうひとつの僕の未来の伝説である、などとメッセージをもらいました」
 このメッセージに麗珠は大感激して、「嬉しくてうれしくて、1週間ほど寝られませんでした」と洩らしているほど。




 そして2枚目のシングル「そして・・・Good by day」を去年7月にリリースした。タンゴのリズムにのせて歌うそれは、「まるでわたしの人生のような歌」と麗珠。1日でも長く一緒にいたいので、さよならは自分からは言わない、という女性の切ない気持ちが表現されたラブソングである。

 カップリング曲は「希望の種子」。やはり荒木が作詞・作曲をしている。
 福岡県朝倉市など九州北部に大きな被害をもたらした2017年7月の豪雨による被災者を励ます歌であるが、九州をはじめ全国の災害被災地にエールを送る内容である。
 今年9月には朝倉市で復興チャリティーコンサートを開く計画を進めている。全国の被災地をネットワークして、この歌を通して希望の花を咲かせてもらおうと歌う。


[麗珠 オフィシャルサイト]
http://rayju-official.tokyo/
[麗珠 テイチクエンタテインメント]
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/rayju/profile/








nice!(4) 
共通テーマ:音楽

美山京子、仲良しの青木あきとラジオ番組「京子とあきのプレミアム歌謡ショー」(CRK)を収録 [ラジオ]

◆関西を中心に活動する歌手、美山京子(日本クラウン)が、同じ青木あき(ホリデージャパン)とパーソナリティを務めるラジオ関西(CRK)の番組「京子とあきのプレミアム歌謡ショー」の4月放送分の収録が2021年3月23日、神戸市の同放送局で行われた。作曲家水森英夫が電話出演して、自身が手がけた氷川きよし(日本コロムビア)山内惠介(ビクターエンタテインメント)青山新(テイチクエンタテインメント)二見颯一(日本クラウン)らの新曲について話した。

美山京子・青木あき ラジオ関西 2.jpg
京子とあきのプレミアム歌謡ショーの収録スタジオで
パーソナリティーの美山京子(右)と青木あき


 番組は美山京子のパーソナリティで去年7月にスタート。今年から青木が加わって、ゲストとのトークやふるさとの話、リクエスト葉書の紹介などを放送している。4月からは放送時間が毎週月曜日未明の午前12時30分から1時まで30分間に変更される。

 4月のゲスト、水森英夫との電話トークでは、まず3月30日に発売される氷川きよしの新曲「南風」が話題に。
 水森は、希望が持てる暖かい風を感じられるような楽曲を、と作られた爽やかな作品であるとして「無理をせずにシンプルな生き方をしている彼が、この作品でも爽やかに表現してくれている」と、説明した。
 山内惠介の新曲「古傷」(2月24日発売)については、今まで歌謡曲っぽい作品を歌っていたが「演歌っぽく変えて、大人の世界に足を踏み入れたものである」と水森。緩急をつけた歌唱ができ、ファン層も「男性が多くなった」とも。

美山京子.jpg
美山京子

 パーソナリティを務める美山は、2013年に水森が作曲を手がけた「垂水の人よ」を歌い、約1年で1万枚を販売して、自身の代表曲にした。以来、最新曲の「おかめひょっとこ夫婦道」まで水森作品を歌っている。
 こうした一連の作品を含め、水森との交流は20年にもなるという美山だが、「今でも先生と話していると緊張します」と、電話を通してのインタビューでも終始真剣な面持ちであった。

 氷川、山内に次いで話題になったのは、去年2月にデビューした青山新。今年2月3日には、2枚目のシングル「霧雨の夜は更ける」を発売している。彼の歌唱を水森は「ストレートに歌うから、歌が大きく感じられる」と評価。
 また2月10日に「修善寺の夜」を出した二見颯一は、今月には第35回日本ゴールドディスク大賞の「ベスト・演歌/歌謡曲・ニュー・アーティスト」を受賞するなど、将来が期待されている。「力を付けてきており、ここ1、2年でいい歌を歌えるようになるだろう」と水森。

美山京子・青木あき ラジオ関西.jpg

 番組ではまた。美山と青木の楽しいトークも番組の看板になっている。
 この日もふるさと談義で花が咲いた。美山は兵庫県氷上郡の出身であるが、一方の青木あきは鹿児島・沖永良部島出身。デビュー10周年記念曲「永良部恋歌」を去年11月に出したばかりで、青木が「いずれはファンの方々と沖永良部島ツアーを行いたい」というと、美山が「わたしも一緒に行きたい。島で歌謡ショーもやりたいね」と、おおはしゃぎ。

 番組の放送日は2021年4月4、11、18、25日。


[美山京子 オフィシャルサイト]
http://www.office-miyama-kobe.com/
[美山京子 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/miyama-kyoko/whats.html








nice!(4) 
共通テーマ:音楽

中村美優、ソロデビュー曲 「間宮海峡 〜林蔵の恋〜 」披露 プレミアム歌謡ショー収録 [新人]

◆大阪・新世界のシアター朝日から誕生した、昭和歌謡を歌うアイドルユニット「あさひめ」のメンバーで、2021年1月、「間宮海峡~林蔵の恋~」でソロデビューした中村美優(エイフォース・エンタテイメント)が、サンテレビで放送されている「プレミアム歌謡ショー」(毎週土曜日午前7時〜)にレギュラー出演している。

中村美優.jpg
中村美優


 中村美優は大阪府池田市出身、1998年2月生まれの23歳である。ソロデビュー曲の「間宮海峡~林蔵の恋~」(作詞・ふくしゆうや、作曲・松宮有里)は、まだあどけなさを残す表情とは裏腹に力強い男歌で、早くも将来の活躍が期待されている。

 歌手デビューは19歳の時。木村あやか、ここあの3人によるユニット「あさひめ」としてであった。ホームグラウンドのシアター朝日を拠点に、オリジナル曲「朝日夢見し~あさひめ参上!~」と共に、自分たちが生まれるずっと以前の昭和歌謡を次々と披露してきた。

 第13回セルシーボーカリストコンテスト総合優勝、清水アキラ第1回歌うまボーカル選手権「歌王」優勝といった経歴を持つ歌唱は、次世代歌姫とも呼ばれるほど。

 通天閣歌謡劇場で活躍した吉野悦世と、水木ケイ、小島さちと共に3月14日には、新世界シアター朝日での「なにわ繁盛娘歌謡ショー」も開いている。その歌唱は好評で、5月23日には第2回目の開催が予定されている。このあと、引き続いて定期開催するという。

中村美優4 プレミアム歌謡ショー.jpg
プレミアム歌謡ショーの収録で司会の瀬戸つよし(左)三島ゆかり(右)と

 4月放送分の番組収録で「間宮海峡~林蔵の恋~」を歌った中村は「今、ジョイサウンドカラオケで15秒CMが流れています。ぜひご覧になって、わたしのデビュー曲を歌って下さい」と話していた。


[中村美優 オフィシャルサイト]
@miyu___nakamura
https://www.facebook.com/profile.php?id=100011552929426








nice!(4) 
共通テーマ:音楽

三山ひろし、「元禄名槍譜 俵星玄蕃」などを歌う<ひとり忠臣蔵>から オリジナル曲まで コンサートみやまつり 大阪・新歌舞伎座 [コンサート]

三山ひろし(日本クラウン)が2021年3月17日から同21日まで、大阪・上六の新歌舞伎座で、忠臣蔵を歌とひとり芝居で演じる<ひとり忠臣蔵>とオリジナル曲などの歌謡ショーからなる「コンサートみやまつり 2021」を開いた。

三山ひろしコンサートみやまつり2021.jpg


 歌謡ショーと休憩をはさんでのひとり芝居の、2部に分かれての今回のみやまつり。ひとり芝居の題目は忠臣蔵。浅野内匠頭の江戸城松の廊下での刃傷沙汰から、赤穂浪士による本所松坂町の吉良上野介邸への討ち入りまでを、「元禄花の兄弟 赤垣源蔵」「長編歌謡浪曲 その夜の上杉綱憲」「元禄名槍譜 俵星玄蕃」など、三波春夫の歌謡浪曲の代表曲を聴かせた。

 「三波春夫さんの息女、美夕紀さんとの出会いが、忠臣蔵へと向かわせるきっかけでした」と三山は、松の廊下のシーンでは内匠頭と上野介の2役を演じ分ける熱演。

 ラストの「ーー 俵星玄蕃」では、客席から手拍子、そして大きな拍手へと変わった。ここ数年の歌・表現の上達もあったのであろう、女性客のひとりは思わず「すごいね」と、満足し切った感想を洩らしていた。

 これより先、1部の歌謡ショーでは、オープニングの「北のおんな町」から2009年のデビュー曲「人恋酒場」「男のうそ」「女に生まれて」、そして今までにNHK紅白歌合戦で歌った「お岩木山」「四万十川」と、オリジナル曲を連発。
 さらに三山ヒロシの名前で歌ったポップス「その名もコノハナサクヤヒメ」は、バックダンサーによる踊りも交えての演出。

 三山は25歳で故郷、高知県から上京し、作曲家の中村典正に師事。師匠の身の回りの世話や運転手などをしながらデビューを目指した。
 その中村が手がけたヒット曲の中から、鳥羽一郎が歌った「男の港」などをカバー。「師匠は今年3回忌になりますが、その歌を継承して一生懸命に歌っていきたい」と決意を表し、フィナーレでは「また新歌舞伎座でお会いしましょう」と、笑顔で観客に呼びかけていた。


[三山ひろし オフィシャルサイト]
http://h-miyama.migan.co.jp/
[新歌舞伎座]
https://www.shinkabukiza.co.jp/








nice!(4) 
共通テーマ:音楽

KOBE流行歌ライブ、4ヶ月ぶりに再開 大阪流行歌も6ヶ月ぶりに再開へ [ライブ]

◆新型コロナ騒動の影響で開催を中止していたKOBE流行歌ライブが2021年3月18日、4ヶ月ぶりに再開した。大阪発流行歌ライブも5月19日から6ヶ月ぶりに再開すると同19日に発表した。

真田ナオキ・新浜レオン.jpg
再開したKOBE流行歌ライブでの身長180センチの新浜(右)と177センチの真田

 出演者に、19年にレコード大賞新人賞を受賞している新浜レオン(海峡レコード)と同最優秀新人賞受賞(20年)の真田ナオキ(テイチクエンタテインメント)といった、今、人気急騰中の男性歌手2人を迎えて開催した第188回KOBE流行歌ライブは、定員232人の神戸・新開地のKAVCホールに約半数の入場者を入れて開催された。
 KOBE流行歌ライブでは初顔合わせという2人を見ようと、初めて会場にやって来た女性ファンもたくさん見られ、揺れるペンライトの数もいつも以上。

 初出演の新浜は「こうして歌うのは久しぶりです。皆さんから頂くエネルギーは計り知れなく、今、身に染みて、倒れそうです」と話しかけて、デビュー曲の「離さない 離さない」セカンドシングル「君を求めて」などを歌った。デビューの年にテレビ番組で尊敬する野口五郎とデュエットした「私鉄沿線」も披露。

新浜レオン.jpg
新浜レオン

 真田は「この1年は苦しい期間でした。近い将来には必ず単独コンサートを実現させたい」と、ファンを喜ばせた。メジャーデビュー曲「恵比寿」のほか、2月発売のセカンドシングルで師匠、吉幾三作詞・作曲の「本気(マジ)で惚れた」などを聴かせ「年末には紅白に出られるように頑張りたい」と意欲を見せた。

真田ナオキ.jpg
真田ナオキ

 ライブでの生歌を待ち構えていた常連客もたくさんいたが、出演者もまた歌える喜びを隠せない。
 5月19日から再開を発表した大阪発流行歌ライブの出演者のひとり、木下結子は自身のフェイスブックで「ステージで生歌を披露できるということは、正直うれしいものです」と歌える喜びを表しており、同じ出演者の北沢麻衣もまた「ヤッタぁ!うれしいよぉ〜 是非、お越し下さい」と書いている。

IMG_2450.jpg
再開を告げる大阪発流行歌ライブのホームページから

 再開される第287回大阪発流行歌ライブは、去年12月から順延していたもので、ようやく開催できることになった。
 今回出演するのは木下結子(ホリデージャパン)北沢麻衣(徳間ジャパンコミュニケーションズ)おおい大輔(テイチクエンタテインメント)野上こうじ(ホリデージャパン)のほか、推薦曲コーナーの車恩心(日本クラウン)

 主催者の浪花演歌倶楽部実行委員会では「6月以降も第3水曜日に開催していく予定です」と話している。









nice!(4) 
共通テーマ:音楽

関西発歌謡曲応援の会に成世昌平・福島はじめ・水木良・生駒尚子・大川ゆり・開まこ [ライブ]

◆今年初めての関西発歌謡曲応援の会が2021年3月15日、大阪市北区のライブハウス、ロイヤルホースで開かれた。普段はジャズライブで賑わう会場だが、この日は成世昌平(日本クラウン)福島はじめ(同)水木良(同)生駒尚子(徳間ジャパンコミュニケーションズ)大川ゆり(日本クラウン)といった演歌歌手が集まった。

関西発歌謡曲応援の会.jpg
関西発歌謡曲応援の会の出演者たち
左から開まこ、福島はじめ、大川ゆり、成世昌平、水木良、生駒尚子


 成世昌平はヒット曲「はぐれコキリコ」から「鶴の舞橋」前作の「音戸の恋唄」新曲「百日紅」(2020年)の4曲を歌唱。「このジャズライブハウスで、演歌を歌えるとは思ってもいなかった」と成世。
 彼は去年、日本民謡協会から第46代名人位を授与されている民謡歌手でもある。それを記念したアルバム「成世昌平 民謡全集 名人位受章記念」(2枚組34曲収録、日本クラウン)も2020年3月に出している。

成世昌平・百日紅.jpg
「百日紅」を歌う成世昌平

 福島はじめは新曲「北国終列車」(2020年)とカップリング曲の「塔のへつり」を披露すると共に、2011年の東日本大震災で被災後に、原田伸郎(あのねのね)に作詞作曲してもらったという、故郷のぬくもりを歌う「おかえり」も聴かせた。また、新曲の列車演歌にちなんで、狩人の「あずさ2号」をカバーした。
 「イベントで歌うのは久しぶりですが、皆さんに笑顔と精一杯生きているところを見ていただきたかった」と話した。

福島はじめ・北国終列車.jpg
「北国終列車」を歌う福島はじめ

 水木良は「 水割りグラス」生駒尚子「 父娘 のれん」大川ゆり「女の桜島」と、それぞれ最新曲を歌った。そしてもっぱら作詞を手がける開まこは、カバー曲を聴かせた。








nice!(4) 
共通テーマ:音楽

歌謡フェスタ、チョン・テフ / 三ツ屋亜美らが出演 大阪・八尾 [ライブ]

◆CDショップミヤコ瓢箪山店などが主催する「ゴールデンライブ 歌謡フェスタ」が2021年3月14日、大阪府八尾市のJOKホールで開かれ、メインゲストのチョン・テフ(徳間ジャパンコミュニケーションズ)は去年12月に特別盤を出した「冷たい雨」などを歌い、関西キャンペーン中の三ツ屋亜美(同)はメジャーデビュー曲「黄昏のカフェ」(2020年)を披露した。

チョンテフ・歌謡フェスタ.jpg三ツ屋亜美・歌謡フェスタ.jpg
チョン・テフ(左)と三ツ屋亜美


 チョン・テフは出身地の韓国で、男性5人組ダンスグループでデビューして25年になる。特別盤「冷たい雨」はそれを記念したもの。ポップス調ながら、演歌の要素を多分に取り入れている。
この日はこの楽曲のほか、「合鍵迷子」(2018年)「愛の銀河」(2016年)なども聴かせた。

 彼は「新型コロナの影響で皆さんの前で歌うことが減っていますが、今秋には新曲も予定しています。前を向いてポジティブに生きていきましょう」と話していた。

 三ツ屋亜美は、7年間のインディーズでの活動を経て、去年7月にメジャーデビューししている。そのデビュー曲「黄昏のカフェ」とカップリング曲「熱海で逢えたら」を歌い、安倍理津子の「鏡のなかで」(2001年)をカバーした。
 意欲的に関西キャンペーンを展開中で、このライブ出演もその一環。

歌謡フェスタ.jpg
ゴールデンライブ 歌謡フェスタの出演者たち
左から杉ひろし、松山ひろし、チョン・テフ、三ツ屋亜美、向井ひろし

 ライブにはこのほか松山ひろし、杉ひろし、向井ひろしらも出演した。








nice!(4) 
共通テーマ:音楽

三ツ屋亜美(徳間ジャパン) 昨秋以来4度目の関西キャンペーン 大阪・奈良で [イベント]

◆7年間のインディーズ時代を経て、コロナ下の去年7月に、歌謡曲「黄昏のカフェ」(作詞・円香乃、作曲・大谷明裕)で徳間ジャパンコミュニケーションズからメジャーデビューした三ツ屋亜美が、2021年3月13日、大阪府内と奈良県内で、デビュー曲をはじめ3曲だけのコンパクトな「ご挨拶キャンペーン」を行った。

三ツ屋亜美・ラブリーJO.jpg
4度目の関西キャンペーンのトップはラブリーJOから

 コロナ騒動の最中ではあるが、名前と歌を覚えてもらおうと知ってもらいたいと始めた。
 CDショップのミヤコ瓢箪山(大阪府東大阪市)の協力で、去年10月の店頭歌唱を皮切りに、同12月からは大阪・京都・奈良のカラオケ喫茶店でキャンペーンを行ってきいる。インディーズ時代に歌っていた楽曲の舞台が京都であったのも、関西にこだわる理由のひとつである。

三ツ屋亜美・カラオケ515.jpg
カラオケ515で

 4度目になる今回、訪問したのは大阪府四條畷市のラブリーJO(ジョー)同豊中市のカラオケ515、奈良県橿原市のハッピーもんちっち、同・M‘sカフェの4店舗。新曲とそのカップリング曲「熱海で逢えたら」、そしてカバー曲と、歌唱曲数も抑え気味。CDも「歌を聴いて、良ければ買って下さい」と、アピール。

 三ツ屋の歌に合わせて歌い出す人や、「昭和の香りがするメロディーがいい」とCDを購入する人など、行く先々で好反響だった。

三ツ屋亜美・ハッピーもんちっち.jpg
今回、最も多くの人が集まったハッピーもんちっちで歌う

 新曲のレコーディングをしたのは去年3月。関係者の間でも当初は、コロナも数ヶ月で収まるだろう、と見込んで発売は6月に決めていた。しかし予想外に長引くことから、7月29に踏み切った。CDショップなどに配布されるCD新譜紹介盤に収録されたのも、この時期の全メーカーでもわずかに10曲以下と発売枚数は少なかった。
 ミヤコ瓢箪山の担当者は「それだけにリストの1番アタマに『黄昏のカフェ』があったので、記憶に残り、歌謡曲が好きなカラオケ店へ案内しました」と話している。

三ツ屋亜美・M‘sカフェ.jpg
M‘sカフェで

 三ツ屋は「こんな状況でも歌を届けられるのは幸せな仕事。魂を込めて届けていきたいです」と話していた。


[三ツ屋亜美 オフィシャルサイト]
https://www.youtube.com/channel/UCeMsVD3AIIN0SB5V3v26BpA
[三ツ屋亜美 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
https://www.tkma.co.jp/enka_top/Mitsuya-Ami.html








nice!(5) 

FMジャングル、放送直後からインディーズ楽曲「丹後半島」に問い合わせメッセージ殺到 [新曲]

◆今回もSNSでたくさんの問い合わせやリクエストが届いていますよー。
 兵庫県豊岡市を中心とした但馬地区と京都府京丹後市の一部をエリアにするエフエムたじま(愛称・FMジャングル)で、月曜日から金曜日まで毎朝、7時から10時まで放送している「WAKE UP JUNGLE」の木曜日を担当するパーソナリティ、中村さおりさんは、2021年3月11日に放送した歌手林田夏美の新曲「丹後半島」(CD未収録)の反響の多さに、興奮気味に話した。

林田夏美.jpg
林田夏美


 林田夏美は去年、インディーズレーベルでCDデビュー曲「丹後・但馬 〜未練旅」を発売すると、北海道から沖縄まで各地から注文が殺到し、CDは早々と完売したという。その第2弾として用意しているのが、今朝放送した「丹後半島」である。

 歌は、恋に破れた女性がひとり切なく、名所の屏風岩など丹後半島を旅する、といったストーリーのご当地演歌。FMジャングルがある豊岡市の隣、京丹後市久美浜町に住む床瀬あいさんが作詞・曲した。
 彼女は丹後・但馬に特化した楽曲を作り続けている。池内晴子の名前で歌手としても活動しており、宮津市の丹後由良に伝わる安寿と厨子王の話を題材に書いた「安寿 永遠の約束」を自ら歌っている。

 午前9時台に曲が流れると、早速、フェイスブックやツイッターなどSNSで「これを歌ってるのは誰」とか「曲のタイトルを教えて」「いい曲ですね」「屏風岩のある所に近い土地の出身です」「CDは発売されているの」など、たくさんのメッセージが寄せられた。

 中村さんは「色んな歌手の曲を紹介していますが、毎回、多くのメッセージが届きますが、メジャーでもないインディーズの彼女に、こんなにたくさん寄せられるのは異例ですね」と、驚きを隠せないようである。
 「丹後半島」のCD化の時期は未定であるが、早く発売してほしいといったリクエストも多く寄せられているという。


[FMジャングル WAKE UP JUNGLE]
http://www.764.fm/pick-up/wake-up-jungle/









nice!(4) 
共通テーマ:音楽

「大林幸二 歌旅 きょうの夜」 放送開始11年目に  KBS京都TV [テレビ]

◆KBS京都テレビで放送中の「大林幸二 歌旅 きょうの夜」が、2011年に放送を開始してから今年4月で11年目に入ることから、4月放送分が収録された2021年3月9日、京都市内の収録会場で、出演歌手から番組パーソナリティで歌手の大林幸二と同プロデュサーの小賀信子さんに花束が贈られた。

大林幸二 歌旅 きょうの夜.jpg
左から北川紀恵、大林幸二、小賀信子さん、藤かず子


 番組は毎週月曜日の午前12時30分から同45分まで放送されている。大林幸二と出演者のトークを交えながら、在京都の歌手を中心に最新曲やカバー曲を紹介している。

 この日、4月18日放送分に出演する歌手、北川紀恵藤かず子が、それぞれ大林、小賀さんに花束をプレゼント。2人を「20年に向けて頑張って下さい」と、激励した。

 小賀プロデューサーは「ますます元気に、長続きする番組にしていきます。これからも熱い応援をお願いします」と応えるとともに、視聴者に呼びかけていた。

 この模様は4月4日に放送される予定。








nice!(4) 
共通テーマ:音楽

おおい大輔、CD500枚売るまで帰らへんで [イベント]

◆テイチクエンタテイメントの歌手、おおい大輔が、2021年2月20日から9日間にわたって、愛知県・岐阜県内で新曲「あゝ染みるぜ」のCD500枚販売を目標にしたキャンペーンを行った。

おおい大輔500枚キャンペーン.jpg
車に積み込んだCDの箱(おおい大輔のYouTubeチャンネルから)


 去年からの2年越しのコロナ騒動の影響を受けて、音楽業界は歌えない、売れないなど、なす術もなく全くのお手上げの状態である。
 そんな中にあって、このまま手をこまねいていたのでは、せっかくの新曲もほこりを被ってしまう、と立ち上がったのがおおい大輔であった。

 CD2千枚売ってみよう企画の第1弾で、まずは自家用車にCD500枚を積み込んで大阪を出発した。

おおい大輔・これからも面白いことやります.jpg
行く先々で歌って売り歩いた

 各地のカラオケ喫茶店などで、新曲を歌いながらCDを買ってもらおう、と9日間に30店舗を訪ねた。ほぼ半数の店が、何のツテもない飛び込みであった。
 しかも突然に訪ねるわけだから、客がいるとは限らない。中には「お客さんがいないのに、CDを10枚も買ってくれた店もありました」など、彼の趣旨に賛同して販売に協力してくれるケースもあった。そうした様子は毎日、YouTubeに開設している自身の公式チャンネルで公開した。

 ところが期間中に売れた枚数は350枚で、目標には達しなかった。
 「新たに縁を結べたお店が多かった」(おおい)のは、今後につながる財産となったようだ。

 おおいは「2千枚を目指して、これから四国や和歌山などへも訪ねていきたい。動かないと売れませんからね。これからも面白いことをやっていきます」と、意欲満々である。


[おおい大輔 オフィシャルサイト]
http://www.daisuke-ohi.com/
[おおい大輔 テイチクエンタテインメント]
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/ohi/








nice!(4) 
共通テーマ:音楽

松浦ゆみ 、ライブでジャジーな歌謡曲「告白」を久々に披露 [インタビュー]

◆関西を中心に活動している歌手、松浦ゆみ(ウエブクウ)は、今年でデビュー22年目になるが、この間に「涙のラブ・バラード」「裏窓」など20曲をリリースしている。その数多くはラブソングである。2013年に出した「告白」(作詞・津田清治、作曲・奥村英夫)もその1曲で、女性の初心な恋心を歌っている。先ごろ大阪市内で行われたライブで久々に披露した。

松浦ゆみ 2.jpg
魅力たっぷりに「告白」を歌う松浦ゆみ


松浦ゆみ 「告白」.jpg 「告白」は、もう10年近く以前に発売された楽曲である。
 松浦の代表曲とされる「涙のラブ・バラード」(09年)や「裏窓」(07年)に隠れてしまいがちではあるが、「明るく陽気な彼女らしさを感じさせる可愛い歌」と、根強いファンも多い。

 この日のライブでも、そうしたファンのリクエストに応えて歌った。
 好きな男性から、君が好きだと告白された女性の心情を表す。
 ♪ 片想いだと思っていたのに うれしくてうれしくてうれしくて わたし泣き出した 〜 と、「うれしくて」を3度も重ねて歌は始まる。

「告白」(エイフォース・エンタテイメント)

 歌での告白の時間は、わずかに「3秒足らず」であったのであるが、想いが通じたことによるふるえるほどのうれしさと、その喜びを、松浦は体いっぱいに表現する。

 90年代、彼女は、バスガイドやOLの仕事の合間をぬって、ロックバンドのボーカルとしてオールディーズのアメリカンポップスを歌ってきた。歌唱力を買われて歌謡曲の世界に入ったのは2000年だった。

 「告白」はジャズ歌謡曲で、同じジャジーな「裏窓」「涙のラブ・バラード」以降の作品である。ラブソングで波に乗っている最中での発売であった。前の2曲が過ぎた恋を切なくふり返り、涙するのに対して、「告白」は正反対である。これから始まる恋への期待感をファルセットで魅力的に表している。


[松浦ゆみ ウェブクウ]
http://www.webkoo.co.jp/j-songs/ma/matsuura-yumi/






nice!(4) 
共通テーマ:音楽

第7回愛キャンライブ、おおい大輔らが新曲など披露 [ライブ]

◆歌手を応援したいと在阪歌手のライブを続けているボンド企画(兵庫県宝塚市)が2021年3月6日、3ヶ月ぶりに「愛キャンライブ」を大阪市此花区のカラオケ喫茶店シャルマンで開いた。7回目の今回は、おおい大輔(テイチクエンタテインメント)ら6人が出演して新曲などを歌った。

おおい大輔.jpg
おおい大輔


 一般歌唱のカラオケをはさんで、おおい大輔は去年10月に出した「あゝ染みるぜ」と、代表曲「望郷・津軽じょんがら流れ唄」(2008年)「おとこ人生夢芝居」(2018年)のカップリング曲「夢追いかるた」を聴かせた。
 光岡洋(日本クラウン)は、2月にJALの国内・国際線の機内音楽番組に採用されたという、発売9年目の「島立ちの春」などを歌い、歌の舞台となった鹿児島・甑(こしき)島の紹介もした。

 2代目宮史郎(メロディレコーズ)は、先代宮史郎のぴんからトリオ時代の「女のみち」から、ぴんから兄弟にグループ名を変えてからの「ひとり酒」さらには宮史郎としてソロで歌った「片恋酒」を歌った。
 松浦ゆみ(ウエブクウ)は「再び・・・愛のバラードを」(2018年)「告白」(2013年)と、恋の歌を聴かせた。

 このほか峯ゆかり(メロディレコーズ)天水春伽も出演。最新曲を披露した。








nice!(2) 
共通テーマ:音楽

演歌ジャックス 、4月放送分を収録  ゲストに黒川英二とKenjiro [テレビ]

◆奈良テレビ放送とJ:COM関西などで放送中の音楽番組「演歌ジャックス」の4月放送分の収録が2021年3月3日、大阪市内で行われた。ゲストには第1週と2週が日本クラウンの黒川英二、第3週と4週がテイチクエンタテインメントのKenjiroが出演。それぞれ新曲を披露する。

黒川英二 2.jpgKenjiro 2.jpg
黒川英二(左)とKenjiro


 黒川英二は収録日の3月3日が新曲「一夜夢」の発売日であった。3年ぶりの新曲で、番組の出演も3年ぶり。男の哀愁をしっとりと歌っている。しかし「背中を押してくれる仲間がいて、前向きになれる歌です」といった、新しいタイプの1曲でもある。そんなこともあって「前評判も良く、新鮮な気持ちで歌っています」とも。

黒川英二 3.jpg黒川英二.jpg
新曲で新境地に挑む黒川英二

 デビュー18年であるが、役者としてのキャリアも長い。NHKのテレビドラマ「大岡越前」の同心、立花喬之助ははまり役である。現代劇では刑事物にも顔を出す。出身は高知県。デビュー時からふるさと観光大使を務める。番組では故郷での畑仕事に精を出し、野菜作りの面白さに取りつかれているなど、スマートな外見からは想像できない一面も披露する。


 Kenjiroは2009年「冬恋かなし」で歌手デビュー。12年からテイチクに所属する。番組には初出演。去年、新曲「母の詩 〜白いカーネーション〜 」を出している。「母を歌う曲を出したい」といった希望がかなえられての発売であった。母子家庭で育った彼は、デビューした年末に母親を亡くしている。「1人になって、生前にしておけば良かった事が次々と頭をよぎりました」といい、そんな想いが歌になっている。

Kenjiro.jpgKenjiro 3.jpg
亡き母を恋うる新曲を歌うKenjiro


 わんぱくだった幼い頃、「母には布団たたきを持って追いかけられました」など、良く叩かれて育った。それも今は懐かしい。「母の詩 ーー」では、思い出に生きる母、天国の母、心の中の母といった、3つの母親を歌い分ける。


 MARI(アクトラスレコード)は「男と女の第2章」「ダンスDEムーチョ」のオリジナル曲と共に、月光仮面に扮してテレビドラマの主題歌「月光仮面は誰でしょう」(近藤よし子、 キング子鳩会)を歌うといったコスプレ歌謡ショーも見せる。

MARI・月光仮面 3.jpg
MARI.jpg
MARI・月光仮面 4.jpg
月光仮面に扮したMARI(中央)


【このほかのレギュラー出演者と歌唱曲】
TAIKI.jpg
TAIKI 「グッバイ・マイ・ロード」
竹中香世.jpg
竹中香世 「悪あがき」
岡田由美.jpg
岡田由美 「演歌旅がらす」
島幸作・岡田由美.jpg
島幸作・岡田由美 「夫婦の旅路」夫婦でこの歌を聴いて大変なこの時期を乗り切ってほしいと呼びかける。
岩井都美子.jpg
岩井都美子 「煙草屋の娘」(平井英子)「真夜中のシャワー」(桂銀淑)
JACKS娘.jpg
JACKS娘 「モスラの歌」(ザ・ピーナッツ)
林田夏美.jpg
林田夏美 「丹後半島」(CD未収録曲)京都府最北端の丹後半島を1人旅する女の切なさを歌う。
中村さおり.jpg
中村さおり 「さくら」(森山直太朗)CDデビューを準備中。
平井一郎.jpg
平井一郎 「俺の夢」
美月はるか.jpg
美月はるか 「命つきるとも」
HARTY.jpg
HARTY 「千尋」 シンガーソングライター歴13年。
志摩浩二.jpg
志摩浩二 「惜別のブルース」CDデビュー曲。
楠本佳生.jpg
楠本佳生 「それでもいいの」(香川裕子)「女ごころ」(一夢)

【司会】
小池史子.jpgファンキー・コバ.jpg
小池史子(左)とファンキー・コバ


演歌ジャックスの放送日

奈良テレビ放送 毎週水曜日 午後2時放送
J:COM 11Ch 毎週火曜日 午前10時放送(放送エリア:大阪、兵庫、京都、和歌山)
天草ケーブルネットワーク 毎週月曜日午後4時放送、毎週火曜日~金曜日 午後4時再放送
兵庫養父市CATV 毎日午後6時放送、毎日午後5時30分再放送


[メディアジャックス]
http://www.mediajacks.jp/








nice!(4) 
共通テーマ:音楽

岡千秋のカラオケ万歳 本選、4月25日に太閤園で開催 審査委員長に岡千秋 歌謡ショーも [イベント]

◆優勝者はテレビ出演もー。作曲家の岡千秋が審査員長をする「2021 岡千秋のカラオケ万歳 本選」が、2021年4月25日、大阪市都島区の太閤園で開かれる。優勝者は賞金のほか音楽番組「演歌ジャックス」への出演権が得られる。

岡千秋のカラオケ万歳本選.jpg
岡千秋のライブもある「2021 岡千秋のカラオケ万歳 本選」


 審査の部と発表の部に分かれて行われる。岡千秋と音楽評論家の石井誠氏が審査員を務める審査の部での歌唱は1コーラス。一般・シルバー部門共に優勝者は、賞金3万円と副賞として奈良テレビ放送、JCOM関西などで放送されている演歌ジャックスに出演できる。準優勝者には賞金2万円と副賞、3位には1万円と副賞が贈られる。

 参加料は審査の部が1万8千円、審査がない発表の部(2コーラス)は1万5千円。歌唱のない見学料は1万2千円。

 これに併催される歌謡ショーには岡千秋、渡辺要、木下結子、光岡洋、みやま健二、三浦潤が出演する。


[WARAKASU]
https://warakasu.jimdofree.com/








nice!(4) 
共通テーマ:音楽