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みちのく娘、笑顔で元気を届けて4年 新曲「みちのく恋の花 / 悲しいときは」も好調 [インタビュー]

◆歌謡ユニットみちのく娘!が約半年ぶりに大阪にやって来た。山形県山形市出身の工藤あやの、同鶴岡市出身の羽山みずき、福島県矢吹町出身の津吹みゆの東北出身で、同世代の女性歌手3人による歌謡ユニットである。東日本大震災で東北を応援してくれた人たちに元気な姿を発信し、皆んなに幸せと勇気・元気を与えていきたいーと、2018年に結成して活動を続けてきた。新型コロナの影響で、ここ2年余は思うような活動もままならないが、「幼稚園や高齢者施設へも訪問して、歌と踊りで元気と勇気を届けたい」と話している。

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結成4年目のみちのく娘! 左から羽山みずき・工藤あやの・津吹みゆ


 「当初は1年の期間限定だったんです」
 リーダーの工藤あやのはこのように、1年限りのユニットであったと話すが、「いつも悔いが残らないように活動している」と、ユニットは結成して4年目に入ってシングルCDは3枚、アルバムも1枚を出すほど、演歌女子アイドルユニットとして人気を得るまでになった。

■アナログからデジタル

 長引く新型コロナの影響下で、彼女たちの活動・生活も大きく変わった。
 3人での稽古はテレビ電話によるオンラインであるし、ライブもサイン会もインターネットを介するようになった。ただ「揃って行うマスクを付けての稽古では、お互いの表情が分かりにくい」のがネックだとか。

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 写真を撮るのが趣味だという津吹みゆだが、「(仕事以外では)外出するのが億劫になりました。去年からは自宅で水彩画を書いてます」というし、羽山みずきのように「粗大ゴミの処分の申し込みもすべてインターネットなんです」と、元来アナログ人間だったのが、デジタルの勉強をするようになったケースもある。
 工藤は「料理をしたり、アクセサリーなどハンドメイド作品を作ってます。自分と向き合う時間が増えたかな」とも。

 演歌でも生配信イベントが一般的になってきている。羽山は月1回、LINEライブを行う。「自宅からの配信が多いので、リラックスしているプライベートと、仕事を切り替えるのが難しい」ようである。
 工藤は「配信中に携帯電話が落ちて、一瞬、洗濯物が映ったことがありました」と笑ってみせる。
 しかし、こうしたネット配信は3人にとって「伝える楽しみが、今まで以上に分かってきた」ようである。

■幸せになってもらえる歌を届ける

 性格の違う3人のソロ歌手がユニットを組んだ「みちのく娘!」
 ユニットのリーダーとしての責任感が出てきたという工藤、「結成前は我が強くて周りの目が気になって仕方なかったのですが、今は自分を理解するようになったし、相手のことを考えるようになりました」と、ユニットによってソロ歌手としても成長出来たようである。

 羽山は歌の技術など色んな面でコンプレックスを持っていたというが、「3人一緒に稽古していると、今まで1人だと分からなかったものが見えるようになってきました」と、自信を取り戻したかのように笑顔をみせる。
 津吹は工藤や羽山とは逆に、「周りを見ることがなくマイペースな性格なんです。でもユニットという共同での活動を通して、表現の幅や発信の仕方を学びましたし、ひとつのことをやり遂げる嬉しさを体験しました」と話す。

 みちのく娘!には、アレクサンドル・デュマの「三銃士」に出てくる「1人はみんなのために、みんなは1人のために」の言葉がピッタリなようである。



 そんな彼女たちが目指すのは、悲しい時も笑顔で明日の夢をーと、去年12月に出した3枚目のシングル「みちのく恋の花」のカップリング曲「悲しいときは」のように、多くの人たちに笑顔と元気を届けて、幸せになってもらえる歌を届けること。

 今年、3人はそれぞれ、ニューシングルをリリースしている。工藤は約2年ぶりの新曲「白糸恋情話」(2022年1月26日)を、羽山は4月6日に「こころ町」を出したばかり。津吹はちょっと大人っぽくなってデビュー10作目の「壇ノ浦恋歌」を3月に発売しているなど、ソロ歌手としても充実感いっぱいである。

※写真・記事の無断使用はお断りします。


[みちのく娘]
https://www.michinokumusume.com/
[工藤あやの 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
http://www.arder-jiro.co.jp/ayano/
[津吹みゆ 日本クラウン]
http://www.crownmusic.co.jp/artist/tsubukiMiyu/top.html
[羽山みずき 日本クラウン]
https://ameblo.jp/hayama-mizuki/








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