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西日本歌手交流会 ミニ歌祭り、関西などから6人の歌手が出演   歌手同士のつながりを 新たなファン作りにも貢献 [イベント]

◆歌手同士の横のつながりを作ろうと活動を続けている西日本歌手交流会によるミニ歌祭りが、2019年1月21日、大阪市此花区梅香のカラオケ喫茶店・シャルマンで行われた。参加した歌手がそれぞれ同伴した歌好きな人たちによるカラオケやゲームなどを楽しみ、歌手による歌謡ショーも開かれた。

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ミニ歌祭りに出演した西日本歌手交流会のメンバー


 参加した歌手は初めて新潟から参加した澤敬子(徳間ジャパンコミュニケーションズ)光岡ひろし(日本クラウン)みやま健二(徳間ジャパンコミュニケーションズ)大川ゆり(日本クラウン)福島はじめ(同)三浦潤の6人。

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澤敬子(左)・光岡ひろし

 歌謡ショーではそれぞれが最新曲などを聴かせた。新潟県を地盤に活動する澤敬子はデビュー31年のベテラン。デビュー曲で、30周年を記念して新たに収録し直した「人生がまん坂」を歌うと、遠来のゲストに割れんばかりの拍手が送られていた。

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みやま健二(左)・大川ゆり

 カラオケコーナーでは歌唱指導者を務める人やセミプロの人たちも混じって、得意の歌を披露していた。CDの即売も行われた。

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福島はじめ(左)・三浦潤

 歌謡界は先輩・後輩の序列が厳しい縦社会とされているが、西日本歌手交流会ではそれを尊重しつつも、歌手同士の横のつながりも大切にすることで、歌のファンを拡大していこうと、年に1度の「歌祭り」などの活動を続けている。
 この日の催しはそれのミニ版で、メンバー歌手の多くが日頃、歌唱キャンペーンなどに利用しているカラオケ喫茶店を会場にした。







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島津悦子(キングレコード) 「長崎しぐれ」 覚えやすく、歌いやすい     遠くなった昭和を懐かしむ歌 [インタビュー]

島津悦子.jpg◆昭和を振り返ってみようー。そんな想いが平成30年も終わろうとしていた頃、デビューの翌年に昭和から改元され、そんなことが平成を駆け抜けてきたキングレコードの歌手、島津悦子の頭をよぎった。昭和の歌はわかりやすく、覚えやすい、歌いやすいといった特徴があった。そうした要素を取り込んだ作品「長崎しぐれ」が出来あがった。楽曲のコンセプトである<昭和>を感じ取って欲しい、と昭和女の島津はいう。


島津悦子・長崎しぐれ.jpg








 島津悦子、1961(昭和36)年生まれ。歌手デビューは1988(同63)年である。翌年から平成の世の始まりであり、間もなくバルブ経済も終わりを告げた。島津の歌手活動は実質、平成と共に歩んできたことになる。
 2018年10月発売の「長崎しぐれ」は、54枚目のシングルになる。その新曲発表会を東京で開いた彼女は「しっとりと落ち着いた長崎の風景が思い出される曲。昭和を思い出し、ほんわかとした気持ちになっていただければ」と期待を込めた。

 歌を聴いたファンからは「泣けてくるね」と言った声が届いてきた。

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 キングレコードの中田信也ディレクターは、今までにいろんな島津を引き出してきたが、今回は昭和50年後半から60年代にかけてこんな歌があった、といった昭和を懐かしむイメージで作り上げた。

 「タイトルからして昭和でしょ。期待した通りの楽曲です。それを存分に感じ取ってほしい。歌っていても癒されます。そこにはすべてを受け入れてくれて、一緒に人生を歩んでいこうという男性がいて、主人公の女性には幸せが見えてくるようです」

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 冒頭の ♪ 傘を差す手に 〜 の詞、まるで映画を見ているように情景が浮かんでくる、という。それだけに「詞は自然と覚えられる」ようなのである。
 映画ならば相手の男性役は。
 「差し詰め高倉健さんですかね」
 島津は言い切った。

 カップリング曲の「湯河原湯情」は、やはり昭和のどこかで聴いたことのある作品である。「三味線をいっぱい使った」といった工夫が、ここでも昭和を感じさせてくれる。


 2月23日には石川県津幡町の文化会館・シグナスで開かれる「美貌・美声4歌手競演 シグナス歌謡音楽祭」に、3月3日には大阪市大正区、京セラドーム大阪での「第15回関西かごしまファンデー」にも出演する。





[島津悦子 オフィシャルサイト]
http://www.shimazu-etsuko.net/
[島津悦子 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=10397








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朝花美穂(徳間ジャパンコミュニケーションズ)  大阪でも「出世街道旅からす」新曲発表会   「さらに歌に磨きをかけたい」  ボニーラ [イベント]

朝花美穂2.jpg◆20歳にしてすごい歌手が登場したものである。デビューからわずか8ヶ月ながらステージ度胸もトークも、まるで何年も歌ってきた人のように、しかも歌は文句なしに上手い。歌唱力だけなら今年の紅白歌合戦出場は間違いなく当確であろう。徳間ジャパンコミュニケーションズの歌手、朝花(あさか)美穂が2019年3月6日に出すシングル第2弾「出世街道旅がらす」の新曲発表会が、同1月30日、大阪・茶屋町のライブレストラン、ボニーラで開かれ、業界関係者に新曲が披露された。


朝花美穂・出世街道旅がらす.jpg









 朝花美穂のデビューは2018年5月だった。デビュー曲は「なみだの峠」。大阪でも開かれたそれの業界向けの発表会は、親会社のカラオケボックスのパーティールームだった。今度はゆったりと座ることができて、食事もふんだんに用意するといった具合で、わずか1年未満でかなりの出世である。

 それを地でゆくような新曲のタイトルは「出世街道旅がらす」。股旅演歌で、得意なセリフ入りの男歌である。これを歌った朝花は「元気な歌が大好きで、(曲をもらって)とても嬉しかったです」と笑みを見せると、会場からは大きな拍手が沸き起こった。

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デビュー2枚目のシングルは3月発売

 彼女の歌にはこんなエピードもある。
 デビュー曲を偶然にスマートフォンで聴いた9才になる、普段は演歌とは縁の薄い女の子が突然、それを投げ出して、そばにいた父親に「この人誰?すごくうまい」と訊ねたというから、良いものは年齢を問わずに伝わるようである。

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久々の大型新人登場

 この日はまた、朝花が老婆に扮して、約10分もある「九段の母」をカバーして、♪ 倅よ〜 とステージにしゃがみ込むなどひとり芝居も演じ、大衆演劇を祖母と一緒に幼い頃から親しんできただけに堂々たるところを見せた。

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舞台に座り込んでの熱唱・熱演

 歌手デビューのきっかけとなったNHKのど自慢でチャンピオンになった際の歌唱曲、島津亜矢の「縁(えにし)」を歌い、踊りで美しい指先の動きなど所作を見せた。新曲のカップリング曲で地元・鳥取県米子市の夏祭り「がいな祭」も聴かせた。

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徳間ジャパンの下川一秀常務取締役

 徳間ジャパンコミュニケーションズの下川一秀常務取締役は「デビューから8ヶ月、すべてが順調に推移している。彼女がポップ、ステップ、ジャンプと飛躍出来るよう支援していく」と話し、朝花は「さらに歌に磨きをかけられるように、勉強していきたい」と、意欲を見せていた。

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強い意気込みを見せる朝花美穂


[朝花美穂 オフィシャルサイト]
https://asakamiho.jp/
[朝花美穂 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
http://www.tkma.co.jp/enka_top/asaka.html







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花咲ゆき美(日本クラウン). 「ひとり象潟」 秋田の景勝地・象潟が舞台 印象的なロングトーン 2月には「掛魚まつり」で披露 [インタビュー]

花咲ゆき美 2.jpg◆象潟(きさかた)は今は雪景色だろうか。日本クラウンの歌手、花咲ゆき美が訪ねたのはまだ一面に黄金の海が広がり、遠くに鳥海山が浮かんでいた。2018年12月リリースの彼女の新曲「ひとり象潟」は、象潟を旅する恋に傷いた女性の心の内を描いている。象潟を歌ったのは松尾芭蕉、島倉千代子に次いで3人目ということで、地元の秋田県にかほ市からはふるさと宣伝大使に任命されたほどで、19年2月4日には300年も続くと言われる、同市の金浦山神社で行われる掛魚(かけよ)まつりでは、市内の道の駅で「ひとり象潟」を披露する。








 象潟とは秋田県にある景勝地のひとつ。江戸時代の地震で海底が隆起して陸地化、現在のような水田化された。今、そこには島と呼ばれる103の小さな山が点在し、象潟ならではの景観を作っている。

花咲ゆき美・ひとり象潟.jpg デビュー14作目で初めてそこを訪れた花咲ゆき美が歌うのは「ひとり象潟」。恋をなくした歌の主人公の女性は小島に涙を流し、芭蕉も立ち寄った蚶満寺(かんまんじ)で過去を悔い、そして鳥海山に未来を占うー。歌には象潟の景色が散りばめられている。
 「ご当地ソングでは津軽を歌っていますが、今回のようにピンポイントを歌うのは初めてです。私の歌には寒くて悲しい歌が多いのですが、この歌もやはり寒い北国ですね」

 詞は麻こよみが書いた。
 作曲はデビュー前からの恩師、新井利昌である。この新井に花咲は「ロングトーンで歌い終わりたい」と、初めてわがままを言った。
 ♪ あなたに 逢いたい 〜〜 確かに長く伸ばしている。「物語を長く続かせて余韻を持たせたかった」
「こんなお願い、今まで言ったことなかったのですが、すんなりと聞いてもらえました」

 麻が「素晴らしい所がある」と詞に現したのが象潟だった。
 その地を歌ったものには、江戸時代には松尾芭蕉が「奥の細道」に著した、象潟や雨に西施がねるの花、があるし、近年では島倉千代子が合併前の象潟町の依頼で歌った「象潟小唄」が知られている。
 花咲は芭蕉以来3人目ということになり、「ひとり象潟」は象潟史の残る名誉ある作品となったのである。

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にかほ市宣伝大使の名刺

 間近に迫った掛魚まつりではそれを歌うが、掛魚とは漁師が氏神に供える魚のこと。ここでは地元で獲れる鱈が主役で、祭りはタラまつりとも言われている由縁である。
 「地元の食べ物も色々と食べてみたいですね。見かけたきりたんぽスープカレーにも興味がわきます」


 カップリングの「酒場のまねき猫」は、ノリのいいリズム演歌。キャンペーンで配る歌詞カードには、振り付けの踊りを見ることが出来るQRコードを添付している。





[花咲ゆき美 オフィシャルサイト]
http://www.t-force1.com/
[花咲ゆき美 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/hanasaki/whats.html







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川野夏美(日本クラウン) 「なみだ雲」 新たな世界に挑戦の21年目 初の羽衣マリコ作品 [インタビュー]

川野夏美.jpg◆日本クラウンの歌手、川野夏美にとって新境地の楽曲となった新曲「なみだ雲」は、脚本家の梅田みかが羽衣マリコのペンネームで初めて詞を書いた話題作であるが、それにも増して川野自身にとっては新たな気づきを与えてくれた作品だった。デビュー21年目の今年、新曲は歌手人生で大きなターニングポイントとなる「実験的で挑戦的」(川野)な1曲になったようである。カップリングの「蛍月夜」は京都を舞台に、美しい言葉を紡ぐまるで和歌でも詠んでいるような女性らしい作品。



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 「メロディーラインは曲を書いた弦哲也先生らしいそのものですが、レコーディングで中低音にキーを下げて歌うようにアドバイスを受けました」
 2018年11月に出した新曲「なみだ雲」である。現代を生きる女性のリアルな心情を歌っている。
 今まで中高音で歌ってきた川野にとっては、中低音は大きな挑戦でもあった。
 38歳の川野は十分に大人なのだが、中低音に下げることで「大人の歌」に仕上がっ た。聴いた人たちからは「低音がすごく良い」と、むしろ好反響である。
 「聴く人にはこの声が心地良いのだ、と気づかせてくれました」

 意外に思うが「引っ込み思案な性格なんです」と自身で言うように、川野は石橋を叩いても渡らない、といった慎重なタイプである。
 ところが昨秋、大阪と東京でのデビュー記念コンサートでは、その石橋を渡ってしまったのである。これまで尻込みをしていたことも、このコンサートでは「とにかくやってみよう」と1步を踏み出した。
 スタッフが選曲したホイットニー・ヒューストンの楽曲に挑戦したり、難しいと言われる美空ひばりなどが歌っているのは「城ヶ島の雨」も聴かせたのである。

川野夏美・2018.10.08 20周年記念コンサート.jpg
デビュー20周年記念コンサートin大阪で歌う川野夏美(2018.10.08 )

 コンサートの模様は川野にとって初めての映像作品として、2019年2月6日にDVDとして発売される。

 コンサートでの試みは彼女に自信を持たせることになった。それが新曲での新たな試みにつながったというわけである。
 「型にはまらないで表現している人たちへの憧れはずっと持っていたんですが、私が実際に今までの型を破ってみると、スタッフも良かったと言ってくれたし、学びの場を与えてくれた」

■大人に変身させた作品

 川野にとっては挑戦だった「なみだ雲」。その詞を書いた羽衣マリコ(梅田みか)との出会いもまた、冒険であった。「頂いた詞はとてもきれいで、現代女性のリアルな心情が良く表現されていました」と川野。

 かつて読んだこともあった羽衣(梅田みか)のベストセラー「愛人の掟」は、川野にとっては、かけ離れた<大人の世界>であった。それでもレコーディング当日に初めて顔を合わせることになった羽衣は「(キーを変えたことで)一瞬で大人っぽくなった」と、驚いていたほど。

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 「なみだ雲」が作詞家デビュー作となった羽衣を口説いたのは、川野を担当する日本クラウンのディレクターであった。書店で見つけた梅田のベストセラー「愛人の掟」に川野の次作のヒントを得た彼は、何度となくメールで梅田にアタックして詞作へとつなげたという。

 新しい楽曲に挑むきっかけとなった羽衣との初対面の印象は。
 「東京でのコンサートには娘さんを伴って来て頂きました。女優さんのようにきれいな方で、大人の女性として憧れます」

 インタビューの終わりに、歌手として最終目標は・・・ありきたりであるが、こんな質問を投げかけてみた。
 「ライブで良いパフォーマンスが出来て、表現者としての川野夏美らしい歌を喜んでくれる人がいる。そんなスタイルを目指したい」
 新曲の「なみだ雲」はそれを実現するに相応しい「飛躍するための作品」としている。「聴く人に納得してもらえる説得力を持ちたい」





[川野夏美 オフィシャルサイト]
http://www.crownmusic.co.jp/artist/kawano/index.html
https://ameblo.jp/kawano-natsumi/
[川野夏美 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/kawano/whats.html







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小桜舞子(テイチクエンタテインメント) 「他人傘」 小桜に仁井谷が書き残した優しくなれる哀恋歌 昨秋には3度目のブラジル公演 [インタビュー]

小桜舞子 1.jpg◆傘を人生に例えるならば、差し詰め相合い傘の2人は同じ人生を一緒に送ることができる果報者。でも2本だと別々の人生を歩むことになる他人傘。テイチクエンタテインメントの歌手、小桜舞子が2018年12月に出した「他人傘」は、愛しているからこそ身を引き、それぞれの傘を持つことを選んだ女性を描く哀恋歌である。去年、3年連続してブラジル公演も果たした。世界文化遺産にも選ばれている、まるで映画のセットのようだったというオペラハウスが会場。発売前の「他人傘」を歌うと、そこは拍手と歓声で包まれていた。


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 男の出世のために犠牲になる女性を描いた「婦系図」の世界と、「他人傘」はどこか似ていないでもないが、こちらは辛い辛いと悔やみながらも、罪な恋を夢と思って振り切る。発売前から歌い始めていたが、行く先々での評判は上々だという。

 ブラジルマナウス市にあるオペラハウス、アマゾナス劇場で2018年11月25日、3年連続で行ったブラジル公演でもリリースに先駆けて「他人傘」を日本語で披露している。大歓声に包まれたが、翻訳詞を読んだその観客からは「日本人らしい詞」だとコメントをもらったという。

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哀しい恋の物語が板についてきた

 前作同様に作詞は仁井谷俊也、作曲は岡千秋のコンビである。仁井谷は自らがペンを撮り、小桜の前作となった「よされ三味線」のレコーディングを前にして亡くなっているが、生前に「舞子ちゃんに大人の歌を」と、残した作品である。
 だからこそ、歌の内容とも重なって「胸が苦しくなるほどの作品です」と、小桜は仁井谷を懐かしむ。

 反面「歌っていて気持ちの良い、優しくなれる」とも言い、そのポイントのひとつが歌い出し。「♪ 雨に 濡れると 〜 をふたつに分けて、雨がポタッと落ちてきたようなタイミングをつかむのがコツ」だという。

■大成功のブラジル公演

 2年前のブラジルでの公演を終えて東京に帰った小桜は「2度とブラジルには来ることがないだろう」と思っていた。しかしホンダの現地法人が、ブラジル移民110周年を記念してスポンサーになって、3度目の公演が実現した。
 彼女にとっては信じられない出来事だったが「三たびブラジルの地を踏めたことを楽しもうと臨んだこともあって、ステージでもまったく緊張しなかった」と振り返る。

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和服と日本語でブラジル公演も大成功に収めた

 コンサートでは挨拶こそ「オブリガーダ」とブラジル語を使ったが、歌は全曲日本語だったし、MCも日本語で通した。
 それでも演歌の心は伝わるよで「美空ひばりさんの『悲しい酒』を歌うと、場内は静まり返り、歌い終わるや否や今度は大きな歓声に変わって、どよめいていた」という。

 日本とは何もかも勝手が違う海外だが「言葉が違っても悲しい、嬉しい、楽しいといった感情は同じなのですね」と、海外公演で演歌の真髄に少し触れたようである。





[小桜舞子 オフィシャルサイト]
http://www.kozakuramaiko.com/
[小桜舞子 テイチクエンタテインメント]
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/kozakura/







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第172回KOBE流行歌ライブ、北川大介・小桜舞子・Kenjiro・岡田しのぶが出演 [ライブ]

第172回KOBE流行歌ライブが2019年1月17日、神戸・新開地のKAVCホールで開かれた。出演したのは北川大介(日本クラウン)小桜舞子(テイチクエンタテインメント)Kenjiro(同)岡田しのぶ(同)の4人。それぞれ新曲などを熱唱した。

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第172回KOBE流行歌ライブの出演者たち


 「お客様1人ひとりの顔を覚えたいから」
 北川大介はこの日も、全歌唱曲7曲中ステージの上で歌ったのは、新曲の「噂の湘南漁師町」とカップリング曲の2曲だけ。オープニングは客席後方からの登場で、持ち時間の大半を客席で過ごした。
「顔を覚えておくことで、次にどこかの会場でお会いした時に、いつもありがとうございます、ご無沙汰でしたなどと声をかけることができます」
 北川ならではのファンサービスの現れであった。

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北川大介

 デビュー21年目のベテランらしい心配りを見せていた北川は、そのオープニング曲は開催地に合わせて、港町の神戸を石原裕次郎ばりに歌った。


 このKOBE流行歌ライブのその日は、24年前に阪神淡路大震災が発生した当日であった。小桜舞子は自身がレコーディングしたのが、未曾有の被害をもたらした東日本大震災の数日後という「おんなの夜汽車」を、「価値観が一変したほどの出来事だっただけに、忘れられない平成の1曲」としてまず披露した。

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小桜舞子

 愛らしい表情で女心を歌う彼女は 「関西は言葉が温かいのが良いですね」と、同じレコード会社で大阪出身の川中美幸の「二輪草」で可愛い妻を、村上幸子の「女の雪国」では一途に恋慕う女性の姿を、そしてオリジナルの「堀部安兵衛の妻」では死にゆく夫を見送る気丈な武士の妻を聴かせた。
コーナーラストでは、愛しているからこそ身を引いて行く優しい女性が主人公の新曲「他人傘」を披露した。


 この日、岡田しのぶは赤いけだしを見せながらの熱唱。まずインディーズ時代に出した「新田義貞」から。南北朝時代の武将、新田義貞は岡田と同じ群馬県太田市の生まれと言われ、建武の中興の立役者の1人である。その馬のいななきと共に勇壮なイントロで始まる歌で、地元の英雄を讃えた。

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岡田しのぶ

 また、2018年6月にテイチクエンタテインメントからメジャーデビューした楽曲「いのち預けて」も披露した。「7歳から演歌を歌っています。これから関西でも頑張ります」とアピールしていた。


 2009年に「冬恋かなし」で歌手デビューしたKenjiroは、それを自身のコナーのオープニングで歌った。12年にはテイチクエンタテインメントからメジャーデビューしており、この日は新曲の「愛つまびらか」カップリングの「誰彼花-だかればな-」前作の「大阪レイン」などを歌った。

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Kenjiro







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渡辺要(日本クラウン) まぐろ解体ショーを披露 演歌と本まぐろで満腹    道頓堀・大起水産回転寿司 [イベント]

◆今年も日本クラウンの歌手、渡辺要が本まぐろ1匹をさばいて見せて歌った。今年で4回目になる「演歌で本まぐろ1本、歌う寿司職人・渡辺要」が、2019年1月25日、大阪・道頓堀の大起水産回転寿司道頓堀店の2階を借り切って行われた。解体した後は寿司を握って見せた後、観客に振る舞った。2時間余のまぐろパフォーマンスと歌に、会場を埋め尽くした約80人ファンは大満足のようだった。

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真剣な表情でまぐろに挑む渡辺要


 まぐろの解体ショーを楽しみながら渡辺要の歌を楽しみながら、さばいたまぐろ寿司はなくなるまで食べ放題ー。渡辺要が年に1度、歌手デビューする以前の寿司職人に戻るスペシャルデーである。

 店内中央のカウンター内の調理台に寝かされたまぐろは、重さ50キログラムという。その前に黄色のはっぴにねじり鉢巻姿で颯爽と立った渡辺は、自身の代表曲「大間崎漁歌」のBGMが流れる中、まぐろに包丁を入れた。
 途中から日本刀のような長い包丁に持ち替えて、身をさばいて行く。それを両手で持ち上げて披露すると、店内には大きな歓声と拍手が湧き上がった。

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 観客が回転寿司のレーンに流れてくるまぐろ寿司を食べながら、今度は渡辺要が最新曲で48年前に亡くなった母を想って歌う「母は今でもこころの港」「人生男節」渡辺のオリジナル曲「女のちぎり」の替え歌で、大起水産の応援ソング「街のみなと」などヒット曲を聴かせた。

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みやま健二

 この日、渡辺のアシスタントとして調理台の前に立ち、彼と一緒に寿司を握って見せたのは徳間ジャパンコミュニケーションズの歌手のみやま健二と日本クラウンの歌手、知里の2人。寿司を握るのは初挑戦だった知里は、特大の雲丹の軍艦巻きを作って照れ笑い。

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知里

 ふたりは、みやまが新曲「能登の灯祭り」を知里は前作の「花艶歌」をそれぞれオリジナル曲も披露した。

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唐渡吉則

 カマトロなど特上握りをその場で5人にプレゼントするじゃんけん大会や、テレビ番組「歌に恋して!」で渡辺と共演するラジオパーソナリティの唐渡吉則がヒット曲「六甲おろし」をうた歌う場面もあって阪神ファンは大喜び。
 唐渡は「来年は僕も握るから」と、渡辺に挑戦状を叩きつけていた。

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昔に戻って寿司を握る渡辺

 ラストで渡辺は「楽しんでもらえましたでしょうか。来年も開催したいです。ぜひ参加してください」と、呼びかけていた。

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[渡辺要 オフィシャルサイト]
http://www.kaname8739.com/index.html
[渡辺要 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/watanabe/whats.html






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小野和子(キングレコード) 4月に田舎暮らしを始めて3周年の記念パーティー 自店に近隣の人たち集め [イベント]

◆キングレコードの歌手、小野和子が2019年4月19、20、21日の3日間、兵庫県小野市にある「歌謡スタジオふれあい」で、田舎暮らし3周年記念パーティーを開く。

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歌謡スタジオふれあいの人たちと4月20日にゲスト歌唱するみやま健二(中央)


 小野和子は2016年に神戸・三宮から、母親の介護を目的にふる里の小野市に移住し、実家の一部を改装して歌謡スタジオふれあいを開業している。客は近隣の70代、80代の人たち。中には民謡の師範という女性もいて、元気に民謡を歌っている。

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毎週金曜日のお食事会の模様

 毎週金曜日には、午後12時から夕刻まで、コーヒー飲み放題、カラオケ歌い放題で、ワイワイとおしゃべりを楽しむ「復井の縁家(ふくいのさと)お食事会」を開いている。

 3年前にここがオープンするまで近隣には、高齢者が楽しめる場所もほとんどなかっただけに、食事会は毎回大賑わいである。
 そのオープン3周年パーティーが4月19、20、21日の3日間、同店で開かれる。会費は1人3500円、もちろんカラオケは歌い放題。

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得意の歌を披露するふれあいのユーザー

 20日には徳間ジャパンコミュニケーションズの歌手、みやま健二 によるゲスト歌唱もある。







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よしかわちなつ(ウェブクウ) ふる里でデビュー25周年コンサート ゲストに渥美二郎 渥美とのデュエット曲「涙色のタンゴ」など全25曲歌う 和歌山市民会館小ホール [コンサート]

◆ウェブクウの歌手、よしかわちなつが2019年1月14日、ふる里の和歌山市にある和歌山市民会館小ホールでデビュー25周年コンサートを開いた。スペシャルゲストに渥美二郎を迎えて、彼とのデュエット曲で最新曲の「涙色のタンゴ」をはじめ前作の「TOKYOロマン」「 おんな盛り」など全25曲を歌った。よしかわは会場いっぱいの約650人の観客を前に「25年間歌手を続けることが出来ました。これからさらに頑張って歌って行きます」と決意を語った。

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ふる里で25周年記念コンサートを開いたよしかわちなつ


 よしかわちなつは、地元でのNHK「のど自慢」でチャンピオンになったのをきっかけに1993年に「玄海あばれ打ち」で徳間ジャパンコミュニケーションズからデビューしている。2013年ウェブクウに移籍して「紅い軒鶴」をリリース。
 移籍3作目の「涙色のタンゴ」は、渥美二郎が演歌道50周年記念曲として2017年にソロで出した作品を、同9月に渥美とのデュエット版として発売したもの。軽快なタンゴのメロディーが好評で、たくさんの人にカラオケで歌われているという。

 この日、彼女は「涙色のタンゴ」をオープニングの独唱と、エンディングに渥美とのデュエットによるフルコーラスでも歌唱した。
 デュエット版について渥美は「好きなタンゴのメロディーでこの曲を作ったけれど、誰か一緒に歌って欲しいと思っていた時に、僕の元マネージャーで、現在は彼女(よしかわ)のマネージャーが真っ先に手を挙げてくれた」と出来上がった経緯を説明した。

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よしかわと「涙色のタンゴ」をデュエットする渥美二郎

 よしかわはご当地ソングの「哀愁和歌浦」や、徳間ジャパン時代に評判となった伝説シリーズの最初の作品となった「螢伝説」徳間最後のシングル「海峡雪しぐれ」なども歌って、大きな声援を受けていた。

 シックな黒に輝くラメの入ったスーツ姿のスペシャルゲスト、渥美二郎は「奥の細道」「夢追い酒」「釜山港へ帰れ」などを歌って「ふるさとの皆さんがしっかり彼女を応援してくださるよう、よろしくお願いします」と話し、よしかわと「二人の大阪」をデュエットした。

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和服とドレスでファンの目を楽しませた

 また彼女は、カバー曲も数曲歌ったが、その1曲に平尾昌晃作曲の「二人でお酒を」も織り込んだ。彼女はまだ小学時代に平尾昌晃歌謡アカデミーに通っていたことがあり、中学生になってその仲間の女の子と2人で、平尾作曲の作品でレコードデビューしている。
 売れることなく1年ほどでコンビも解消したというが、このエピソードはこの日のステージで初めて公表された。

 エンディングの「涙色のタンゴ」とともに、それのカップリング曲「船場の女」も歌い、満員の客席に向かってよしかわは「25周年を迎えることが出来たのは、私の唄を聴きに来てくださる方々のおかげです」と頭を下げていた。


[よしかわちなつ オフィシャルサイト]
https://www.chinatsu-yoshikawa.com/
[よしかわちなつ ウェブクウ]
http://www.webkoo.co.jp/j-songs/ya/yoshikawa-chinatu/







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木下結子(日本クラウン) 今年初めてのChu–Chuライブ 36年目の意欲見せる 千日前・カラオケ夢想歌 [ライブ]

◆去年以上に弾ける年にしたいー。日本クラウンの歌手、木下結子は2019年最初の「Chu–Chuライブ」を、同1月16日、大阪・千日前のカラオケ夢想歌で開き、デビュー36年目に入る今年にかける意気込みを見せた。

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36年目の意欲を示す木下結子


 入りきれないほどにいっぱいの店内で、今年初めてのライブは始まった。
 ファンを前に木下結子は「気がつくと、もう36年目です。この間、歌手を辞めようと思ったことも1回や2回ではありませんでした。でも皆さんの応援に支えてもらうことで、続けることがてきました」と語りかけた。

 去年は全国各地で歌ったほかテレビに出演もした。第51回日本作詩大賞に新曲の「おはじき」がノミネートされ、改めて歌手木下結子の存在感を高めた年でもあった。さらにはたくさんのファンがいる岡山・新見市では、自主制作映画に出演して新たな挑戦を見せた1年であった。

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ギタリストの井上善日居(左)のギター演奏で歌う

 ライブでは毎回、ファンからのリクエストに応えて、木下が歌うコーナーがある。
 今回、聴かせてくれたのが、2018年5月に徳間ジャパンコミュニケーションズからリリースされた「ずっと愛している」。これを歌っているのは、還暦を迎えてメジャーデビューを果たした崎島じゅんである。

 崎島はインディーズから出したオリジナル曲を、街頭で歌うストリート活動から始めて、カラオケ喫茶店・ライブハウスなどで地道に歌い続けて、去年ようやく同曲で長年の夢を実現させている。
 彼女のホームページによると「2年前のオーディションでは落選したけれど、審査員から、深海の底に沈んでいたワインを何十年もたって引き上げて飲んでみると、とても美味しいじゃないか、と言われたのを励みに頑張った」と書いている。

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 その歌を紹介した木下は、自身の日本コロムビアからのデビュー曲「放されて」は、当初、関西ローカル曲だったが、急きょ全国発売することになったのに合わせて上京したという。それから約9年、シングルを4枚リリースして東京で活動したものの、想い半ばで大阪に帰っている。
 その後は関西中心にライブ、コンサート活動を続けたものの、出したCDは1枚と少ない。ところが2012年に「ウヰスキー」で日本クラウンに移籍すると、18年の「おはじき」まで立て続けに6枚のシングルを出して、説得力ある歌唱で木下ならではの歌世界を作り出している。

 復活曲となった「ウヰスキー」で、♪ 人生はやり直しがきくのよ いいことあるって思わなきゃ 〜 と、髙畠じゅん子の詞を歌う木下は、40年来の夢を叶えた崎島の歌と重ねながら「諦めないことは夢につながる」と、自らの歌手人生を振り返っていた。

 この日のライブではまた、「放されて」から「おはじき」までオリジナル曲も聴かせた。

 次回の「Chu–Chuライブ」は、2019年2月22日に同店で開かれる。開演時間は午後7時30分。


[木下結子 オフィシャルサイト]
http://nora-yuiko.jugem.jp/
[木下結子 日本クラウン ]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/kinoshita/whats.html






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みやま健二(徳間ジャパン) 能登・寒ぶり祭りで「能登の灯祭り」大ウケ 石川・能登町 [イベント]

◆北陸の冬の風物詩として全国的に知られる寒ぶり祭りが2019年1月20日、石川・能登町で開かれたが、そこにゲスト出演した徳間ジャパンコミュニケーションズの歌手、みやま健二が能登を舞台にした祭り歌「能登の灯祭り」を威勢よく歌い上げると、各地から集まった人たちは ♪ イヤサカヨッセ〜サカセ 〜 と大きな掛け声を上げていた。

みやま健二・寒ぶり祭り3.jpgみやま健二・寒ぶり祭り1.jpg
能登の寒ぶり祭りで「能登の灯祭り」を歌うみやま健二


 毎年雪の中で行われるという寒ぶり祭りだが、今年は冷たい雨が降る中での開催となった。祭りのメインイベント、ぶりの解体ショーには、たくさんの人が豪快な包丁さばきに見入っていた。ぶりは刺身にして集まった人たちに振る舞われ、順番を待つ人たちの長い列が出来ていた。

 みやま健二の歌謡ショーの特設ステージは、その列のすぐそばに設けられていた。そのため否応無しに歌声も耳に入っていく。♪ イヤサカ ヨッセ 〜 の大きな掛け声に振り返る光景も見られ、 サカセ 〜 と返す声も、さすが本場だけにひときわ大きく響いていた。

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雨の中でイヤサカヨッセーと気勢を上げた

 歌に聴き入る人の中には外国人観光客もいて「豪快なメロディーが気に入った」と言って、早速、「能登の灯祭り」のCDを買い求めていた。

 この日、2回公演を行ったみやまは「全国から多くの人がやって来るなど、想像していた以上に祭りの盛大さに驚きました。余りにもたくさんの観光客のため、ぶりを一切れも口に出来ませんでした」と、少々残念そうだった。


[みやま健二 オフィシャルサイト]
https://warakasu.jimdofree.com/みやま健二/
[みやま健二 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
http://www.tkma.co.jp/enka_top/id=7733








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澤敬子(徳間ジャパンコミュニケーションズ) 「人生がまん坂」   2度目のお披露目に大歓声   関西での活動に意欲 [インタビュー]

澤敬子3.jpg◆カラオケ喫茶店、シャルマン(大阪市此花区梅香)でのビンゴゲームでクリアファイルが当たった。そこには「人生がまん坂 全曲新録音 澤敬子」と書いてあった。それは歌手、澤敬子が提供した賞品のひとつだった。この日集まった多くの関西人にとっては馴染みの薄い名前であったようだが、彼女は新潟県を地盤に活動するデビュー31年目の徳間ジャパンコミュニケーションズのベテラン歌手である。「人生がまん坂」はデビュー曲で、去年、30周年を記念して新たに収録し直している。自らの歌手人生と重ねるかのような、その歌を聴かせてくれた。








 澤敬子とは、2018年10月に神戸市内で開かれたライブ以来2度目の出会いであった。今回は以前に増してより近くから歌を聴くことができた。

澤敬子・人生がまん坂2.jpg 今回、カラオケ喫茶店の店内で万雷の拍手を受けていた「人生がまん坂」は、作詞がいではく、作曲は遠藤実である。1989(平成1)年にキングレコードから出した、歌手人生を踏み出す第1歩となった楽曲である。去年、デビュー30周年を迎えるにあたって再度レコーディングし直した。

 彼女の芸名は、亡くなった今もなお、師と仰ぐ遠藤実が付けたもので「常に人を敬う心を持つように、という思いが込められています」と、その心を忘れずに歌い続けてきた。

 「歌はしっかりとしている」
 今回歌を聴いた音楽関係者が太鼓判を押すように、CDも何枚も売れていた。
 地元新潟ではラジオのパーソナリティもするなど、その存在感は強く、去年新潟市内で開いた30周年記念ディナーショーでは、会場は300人超という場内いっぱいの人たちで膨れ上がっていた。

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 その澤が去年の30周年を機に、活動の場を関西に広げようとしている。
 「20年前に1度、関西でキャンペーンをしたことがあるんですよ」というものの、去年10月の神戸市内でのライブが本格的なお披露目であった。今回はその第2弾で、観客の反応に大いに手応えを感じていた。

 澤はこれを機に、関西での定期的な歌唱活動も検討するなど、31年目にして新たなステップを踏み出そうとしている。


[澤敬子 オフィシャルサイト]
https://ameblo.jp/sawa-keiko/







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みやま健二(徳間ジャパンコミュニケーションズ)  ファンクラブの集い開く    2月のディナーショー参加を呼びかけ [イベント]

◆徳間ジャパンコミュニケーションズの歌手、みやま健二の公式ファンクラブが2019年1月13日、大阪市内の情熱ホールでファンクラブの集いを開いた。会員によるカラオケやみやまのミニライブなどが行われた。2月24日のディナーショーへの参加も呼びかけられた。

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ファンクラブ員を前に歌うみやま健二


 3人1組で会員たちと最新曲の「能登の灯祭り」や前作の「浜撫子」を歌うクラブお馴染みのカラオケ採点コーナーでは、プロを上回るクラブ員の得点も見られるなどして会場はわき上がっていた。

 みやまは2月7日には岐阜放送ラジオ(ぎふチャン)の生放送番組「ココロイースタシオン」に出演するのをはじめ、同6、7日には名古屋・岐阜でキャンペーンを行うことを発表。24日にはまた、大阪・太閤園で初のディナーショーを開くが、当日の参加を確認していた。

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 みやまと同じ事務所の三浦潤もオリジナル曲の「神戸・・・ひとり」などを歌うとともに、カラオケ・デュエットに加わってファンクラブ会員を楽しませていた。

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デュエットする三浦潤(左)

 会場ではまた、ファンクラブ会報「みやま健二新聞」の最新号も配布され、京都・芸能神社で「能登の灯祭り」のヒット祈願を行ったことを報告も行った。


[みやま健二 オフィシャルサイト]
https://warakasu.jimdofree.com/みやま健二/
[みやま健二 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
http://www.tkma.co.jp/enka_top/id=7733







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市川由紀乃 (キングレコード)  初の新歌舞伎座座長公演は「島倉千代子物語」とオンステージ   7月5日から [舞台]

◆キングレコードの歌手、市川由紀乃が2019年7月5日から18日までの14日間、大阪・上六の新歌舞伎座で初の座長公演を開くが、演し物は2013年11月に亡くなった歌手、島倉千代子の歌手人生を綴った「人生いろいろ〜島倉千代子物語」。今年は島倉の7回忌に当たる。

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 2部は市川による歌謡ショーはのオンステージ。
 4月15日から電話予約を開始する。

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 市川は1月30日に、新曲「雪恋華」(作詞・石原信一、作曲・幸耕平、編曲・馬飼野俊一)カップリングは「鴨川の月」(作詞・たきのえいじ、作曲・幸耕平、編曲・前田俊明)をリリースする。


[新歌舞伎座]
https://www.shinkabukiza.co.jp/perf_info/
[市川由紀乃 オフィシャルサイト]
http://www.primecorp.co.jp/yukino-ichikawa/index.html







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第269回大阪流行歌ライブ 湯原昌幸・HANZO・朝花美穂・桂木龍が出演 [ライブ]

◆デビュー55年のベテランから去年5月にデビューしたばかりの新人まで4人が最新曲などを披露した第269回大阪流行歌ライブが、2019年1月16日、大阪・心斎橋のライブハウス、BIG CATで開かれた。20歳の新人ながら迫力ある歌唱で会場を沸かせた朝花美穂(徳間ジャパンコミュニケーションズ)は、カバー曲ながら「瞼の母」を歌うと、会場からは大歓声がわき上がっていた。

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第269回大阪流行歌ライブの出演者たち


 出演者の中で最ベテランの湯原昌幸(テイチクエンタテインメント)は、東京オリンピックが開かれた1964年に17歳で歌手デビューしている。バンドボーカル時代に歌ったヒット曲を1971年にリメイク、シングルリリースして空前の大ヒットとなった「雨のバラード」が、この日のラストソング。「今でもたくさんの人に歌われ、これを歌わないと僕のイベントは始まらないし、終わらない」といって会場を沸かせていた。

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湯原昌幸

 3月5日には東京・代官山の鳳鳴館で「芸能生活55周年 Birthday&Dinner Show」を開く。その会場では2月20日発売予定の新曲「星になるまで」(作詞・田久保真見、作曲・杉本眞人)の発表会も兼ねるが、この流行歌ライブ会場では一足早くその新曲を「ステージでは初めて歌います」と披露していた。


 シンガーソングライターのHANZO(テイチクエンタテインメント)は、2018年10月に出したバラード「人生の晩歌」を披露した。「生きていくことは決して楽ではなく、勝負の繰り返しであるが、必ず朝がやってくることを歌ったもの」だという。
 歌うには決して簡単な楽曲ではないが、彼は「映画のワンシーンを見るように淡々と歌えばいい」とアドバイスしていた。

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HANZO

 代表曲の「てっぺん」など彼の歌はカラオケでもたくさん歌われている。3月21日には優勝賞金10万円のカラオケ大会「第3回 HANZO杯」とライブを大阪市内で開く。「毎回200人程度の参加がある」人気のカラオケイベントだという。


 新人の朝花美穂はデビューから1年も経っていないものの、すでに中堅の風格すら感じさせる歌いっぷりを見せていた。演歌や大衆演劇が大好きだという祖母に連れられて幼い頃からそれに親しんできたこともあって、2018年5月に晴れて演歌歌手としてのデビューを果たしている。

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朝花美穂

 この日、客席をうならせたのが「瞼の母」だった。中村美律子バージョンのカバーであったが、中村の後継者ができた、と思わせるほどに説得力ある台詞と歌は、聴くものを歌に引き込ませていた。さすが長年、演歌と大衆演劇に親しみ、3歳からは日舞も習ってきたというだけはある、観客の多くはそんな印象を抱いていたようである。

 デビュー曲の「なみだの峠」も台詞入り。「これからますます歌に磨きをかけて、歌も芝居も出来る歌手になりたい」と抱負を話していた。


 推薦曲コーナーに出た桂木龍(日本コロムビア)は、朝花と同じ鳥取県出身で、しかも元フェザー級のプロボクサーという異色の経歴を持つ。デビューは1993年。この日は2018年2月に出した「幸せとまれ・・・赤とんぼ」と、カップリングの「夢の銀河 〜 鳥取砂丘 〜 」を同じ事務所の三輪ひろしとデュエットした。

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桂木龍


[大阪流行歌ライブ]
http://hayariutalive.com/







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北野まち子(キングレコード) デビュー30周年記念曲「こころの灯り」 小さな幸せを支えに歌ってきた自らを写す [インタビュー]

北野まち子11.jpg◆キングレコードの歌手、北野まち子が2018年11月にリリースした「こころの灯り」。デビュー30周年記念曲である。1989年に「包丁一代」(作詞・いではく、作曲・岡千秋、編曲・前田俊明)でソニーからデビューして28枚目のシングルになる。支えられながら歌ってきた今までの歌手人生と重ねている。





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 「自分を今まで支えてくれた人などへの感謝の気持ちと、歌の道に邁進してきた自分と重ねて、歌手人生30年を表現出来る内容の作品を作ってもらいました」
 北国の人らしく、北野まち子の言葉の端々には誠実さが滲んでいる。

 北野のデビューは平成元年である。
 そのデビュー曲の「包丁一代」は、音楽ディレクター・馬渕玄三氏のプロデュースによる歌手募集コンテストでグランプリを受賞したもの。それをきっかけに、CBSソニーから北乃町子の芸名でデビューした。今の北野まち子に名前を変えたのは、1975年5月に出したシングル「しぐれ海峡」からである。
 「平成とともに歩んできました。28枚のシングルはどれもが大切な宝物です」と北野。

 キングレコードは2002年2月の「おんな春秋」からである。移籍後に出したシングルの枚数は今作で23枚目になり、名実ともにキングを代表するアーチストになっている。

 その新曲「こころの灯り」は、小さな幸せを支えに生きていく女性を歌っている。
 彼女も今までファンの応援を心の支えにして歌の道で頑張ってきた。まさに彼女自身と重なる作品なのである。
 北野も「皆さんが心の支えにしていらっしゃる方を思い出しながら、この歌を聴いていただけたらうれしいです」と、話している。

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 キングレコードに移籍してから、CDショップなどでの店頭キャンペーンの回数が増えたという。
 「上手く歌えたか、お客様に届いているかなど自分の評価になりますね。『良かったよ』なんて言ってもらえると励みになります」
 今作でも聴いた人たちから「いいですね」といった声が返ってくる。

■北陸のやすらぎの里、能美を歌う

 カップリングの「能美の里から」は、石川県能美市を舞台に歌ったもの。2010年に「あなたがいたから」のやはりカップリングで、同市辰口町にある辰口温泉を舞台にした「たつのくち恋歌」を歌ったのをきっかけに同温泉観光大使に。
 毎年8月には同町で開かれる「たつのくち祭り」にゲスト出演して歌を披露している。
 去年5月には能美市観光大使にも就任している。

 今回の30周年記念曲のジャケット写真では同じ石川県の名産である加賀友禅の着物を見せているのも、そんな縁があってのことだという。





[北野まち子 オフィシャルサイト]
http://www.machiko-k.com/
[北野まち子 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=18678







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五木ひろし・天童よしみ初春歌合戦   昭和・平成の名曲とオリジナル曲を聴かせる   大阪・新歌舞伎座で夢の競演が初めて実現 [舞台公演]

◆昭和、平成を代表する歌手の五木ひろし天童よしみが、平成最後の年となる今、大阪・上六の新歌舞伎座で初の歌の競演を見せている。初春歌合戦のタイトルに相応しく、実力伯仲の2人による3時間超に及ぶ歌謡ショーは、1部は 日本人が愛した歌をテーマに、2部はオリジナルヒット曲パレード。戦後の日本の歌謡史を彩った美空ひばりから田端義夫、春日八郎、三橋美智也をはじめとする名曲の数々や、自身の新曲や代表曲などオリジナル曲も聴かせて、会場を埋め尽くした人たちは誰もが満足し切った様子であった。2019年2月10日まで。

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 多くの日本人の心に残る昭和から平成にかけての歌の数々を、五木ひろし天童よしみの2人が平成最後の年に歌い継ぐ。誰もが納得する時代を代表する実力派歌手である。その歌声と姿を耳と目に刻んでおきたい、会場はそんな人たちがばかりだった。

 1部のオープニングは、バタやんの愛称で知られた田端義夫の「かえり船」を五木のギターで天童が歌うところから始まり、五木が「憧れのハワイ航路」(岡晴夫)「哀愁列車」(三橋美智也)天童は「赤いランプの終列車」(春日八郎)「別れの一本杉」(同)と、聴くものを次々と懐かしい世界へと誘って行く。

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 「もう何時間でも歌っていられるね」と五木が天童に話しかける。分厚い歌謡史のページをめくるかのように、早くも2人は最高潮のようである。
 ステージバックの大型スクリーンには、歌に合わせた映像が流れている。テレビなどでお馴染みの、元NHKアナウンサーで今はフリーアナの石澤典夫の声が、テレビのドキュメンタリー番組でも見ているかのように思わせる演出である。

 昭和を華々しく駆け抜けた美空ひばり。
 天童はかつて、彼女の舞台に子役としてデビューしたのが最初の出会いであったという。そしてこの日、美空の「津軽のふるさと」を歌った。生前、美空はステージ脇でじっと自分の歌に聴き入る天童に「あなた歌が好きなのね」と声をかけてもらっている。歌手として生きていく糧として、今も忘れられない記憶だという。

 1部のフィナーレは、美空と同じく昭和を代表する島倉千代子の「人生いろいろ」を選曲し、五木と天童のふたりでステージを盛り上げた。今年は島倉の七回忌にあたるという。

■充実の2人のヒットパレード

 2部は五木と天童ふたりによる「ダンシング・オールナイト」で幕を開けて、ポップスの名曲が続く。「糸」で中島みゆきの世界を五木が再現してみせる。天童は今も尊敬してやまないやしきたかじんの「やっぱ好きやねん」を聴かせると、五木から「シングルで出しなさいよ」と勧められるほどに、すっかりと昇華させた歌いっぷり。

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 2人による寸劇を挟んで、ラストはいよいよヒットパレードである。
 天童が競作の中から抜きん出た歌唱力で存在感を示して代表曲とした「道頓堀(とんぼり)人情」、歌手としての地位を不動にした「珍島物語」そして今回の新歌舞伎座公演初日の1月9日に出したばかりの新曲「一番星」などを披露。「これからも1曲1曲を心を込めて皆さんの心に届くような歌を歌っていきたます」と語りかけていた。

 今年で歌手生活55年になる五木は、自らを生まれ変わらせたかのような平成のヒット曲「夜明けのブルース」壮大な「九頭竜川」や、作家の五木寛之と一緒に作り上げたという「ふりむけば日本海」など平成に入ってからの代表曲を歌った。18年8月に出したなかにし礼作詞による、スペイン語で人生万歳という意味の「VIVA・LA・VIDA! 〜生きてるっていいね!〜 」も聴かせた。
 「去年は48年連続して紅白に出場することができました。新曲は生きているこの素晴らしさを歌っています。先ごろスペイン語版もレコーディングしました」と再び新たな挑戦への意欲をみせた。

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 エンディングでは男女8人によるダンシングチームによるダンスを交えて、美空ひばりの「お祭りマンボ」を賑やかに歌い、演中恒例の新歌舞伎座開場60周年記念の手ぬぐいをステージから撒いて会場を沸かせていた。


※写真はいずれも新歌舞伎座提供。

[新歌舞伎座 五木ひろし・天童よしみ初春歌合戦 ]
https://www.shinkabukiza.co.jp/perf_info/20190109.html






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チョン・テフ(徳間ジャパンコミュニケーションズ)  おめでとう45歳!  1日早いバースデーライブ  大阪・フラミンゴ・ジ・アルーシャ [ライブ]

◆徳間ジャパンコミュニケーションズの歌手、チョン・テフが2019年1月12日、大阪・桜川のライブレストラン、フラミンゴ・ジ・アルーシャで、1日早く45歳の誕生日をファンと一緒に祝う「バースデー パーティ」を昼夜2回開いた。昼の部では、新曲の「合鍵迷子」や誕生日に相応しく人生について考える楽曲を集めてカバーするなど全12曲を歌った。

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 オープニングは五木ひろしの新曲「Viva・ La ・vida! 〜生きてるっていいね〜 」。命の尊さを歌ったこれを、自身が2006年に来日して、苦しいことを乗り越えて13年にはメジャーデビューを果たしたのも「応援してくれるファンの皆さんがいてくれたから」といった想いを込めて選曲した。

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 そうしたメッセージをステージから伝えると、客席からは「良く頑張ったよ」と労いの言葉も。彼はステージに座って頭をつけるといった韓国式の最上級のポーズで感謝の意を表した。

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 テフは「デビューしてからずっと、これで良いのかといった迷いがありました。それを吹っ切り、去年、全国8ヶ所で単独コンサートを開けるまでになったのも、皆さんのお陰でした。これからも期待を裏切らない僕でいたい」と、熱く語った。

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 この日、歌ったのはオリジナル曲が新曲の「合鍵迷子」とカップリングの「レイン・ストーリー」前作の「愛の銀河」の3曲。カバー曲はオリジナルアレンジバージョンで「シルエットロマンス」を伊勢佐木町ブルース」など。
 何歳になってもあなたのこどもです〜と歌う八代亜紀の「一枚のLP盤」も聴かせ、今まで生きてきた道のりを振り返っていた。

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 終演後、観客を1人ひとり見送るテフは「良い歌を命ある限り歌い続けていきたい」と応えていた。


[チョン・テフ オフィシャルサイト]
http://jungtaehu.com/
[チョン・テフ 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
http://www.tkma.co.jp/enka_top/jung-taehu.html







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三丘翔太(テイチクエンタエインメント)  宝恵駕行列に初参加  正月から縁起が良くてビックリ ! 大阪・今宮戎神社十日戎 [イベント]

◆「ほーえかご」の掛け声が大阪・日本橋に響きわたる中、今年デビュー4年目を迎えるテイチクエンタテインメントの歌手、三丘翔太が2019年1月10日、今宮戎神社の十日戎の恒例行事、宝惠駕行列に初めて参加し、日本橋西1丁目にあるアニメ専門店・アニメイト大阪日本橋店の店頭での出発式で、同16日にリリースする新曲「散歩道」を披露。「よりよい1年にしたい」と抱負を語っていた。

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宝恵駕に乗り込んで笑顔を見せる三丘翔太


 大阪・なんばから今宮戎神社まで色鮮やかな宝恵駕行列が練り歩くこの行事は、商売繁盛などを願う十日戎のクライマックスを飾るもの。ハカマに着物姿の福娘やテレビドラマの出演者など著名人らを乗せた駕が賑やかに行く、正月の浪花の一大イベント。

 テイチクエンタテインメントの歌手も毎年、駕に乗り込んでいるが、今回選ばれたのは静岡県藤枝市生まれで神奈川県横浜市育ちという25歳の三丘翔太。2016年に「星影の里」でデビュー。今月16日に出す4枚目のシングル「散歩道」は、70歳前後の団塊世代の夫婦の哀愁を歌っている。

 趣味も散歩という彼だけに「孫世代の僕ですが、精一杯に人生の先輩の気持ちを歌いたい」と、主人公になりきっていた。

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新曲「散歩道」を披露した

 アニメイト大阪日本橋店前での宝恵駕出発式で三丘は、この新曲と前作の「面影今いずこ」を歌って「デビュー4年目になる今年を良い年にしたい」と抱負を語っていた。

 宝恵駕に乗る話は去年11月にもらったといい「縁起のいい行事に参加させてもらえることにビックリしました」と三丘は、身長158センチ、体重49キロというコンパクトな身体を駕に乗せて笑顔を振りまいて神社へ向かい、本殿で参拝。「新曲のヒットを目指して今年1年をがんばります」と祈っていた。


[三丘翔太 オフィシャルサイト]
http://www.sato-kikaku.co.jp/profile/mitsuoka.html
[三丘翔太 テイチクエンタテインメント]
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/mitsuoka/






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